DXF自動修復ツール

Windows アプリ(無償)

AutoCADで開けないDXFを自動で修復する

「DXF自動修復」— 点検・修正・AutoCAD 自身での確認までをひとつで。元のファイルは触りません。

DXF をダブルクリックしたら、AutoCAD のコマンドラインに「続けるには [Enter] キーを押してください」とだけ出て、Enter を押すと図面が消える。設計事務所で DXF を受け渡ししていると、年に何度かはこの場面に出会います。原因は決まって、AutoCAD が読み込みの途中で「無効 または 不完全な DXF の入力です。図面は破棄されました」と判断していることです。

「DXF自動修復」は、その DXF を開く前に点検し、原因になっている箇所を直して、別名で保存するソフトです。直したあとに、AutoCAD 自身にそのファイルを読ませて「本当に開けるか」まで確かめます。画面に出るのは、AutoCAD が実際に返した判定です。

対象の中心は、Jw_cad などから出力した R12 形式(AC1009)の DXF です。R12 形式は古くから使われている分、どのソフトでも読めるという利点がある一方で、AutoCAD の R12 読み込みは画層名などの「名前」に厳格です。半角の中黒 1 文字で図面ごと破棄されるのは、このためです。

AutoCAD が返すエラー「DXF自動修復」の対応
テーブル項目名 ○○ が間違っています。N 行上。名前に含まれる中黒・括弧・プラスなどを _ に置き換えます。画層の定義と、その画層を使う図形の参照を同時に直すので、図形が行方不明になりません
複合線種にグループコード 49 がありません。AutoCAD 2000 形式で必須の 74 を線種定義に補います
無効 または 不完全な DXF の入力です。セクションやブロックの終端の欠落、EOF の欠落、文字コードの食い違いなど、33 項目の点検表に沿って順に確かめ、直せるものは直します
(黒い画面のまま何も出ない).dxf の関連付けが本体ではなくコンソール版 AutoCAD に向いているときに起きます。点検の最初の項目でお知らせします
POINT 01

原本は一切変更しません

修正した結果は ○○_修正.dxf という別名で保存します。同じ名前があれば番号を付け、上書きもしません。元のファイルはそのまま残ります。

POINT 02

AutoCAD 自身で確かめます

修正版を AutoCAD のコンソール(accoreconsole)に読ませ、開けたかどうかを AutoCAD の判定で表示します。原本のエラー文も記録するので、何が原因だったかが残ります。

POINT 03

名前を変えない道もあります

画層名を変えたくないときは、AutoCAD 2000 形式のファイルも同時に作れます。同じ名前でも 2000 形式なら AutoCAD は受け付けます。変換に必要なものは同梱しています。

画層名を入れると、R12 で開けるかどうかが分かります

「DXF自動修復」が名前を判定する規則を、そのまま JavaScript に移してあります。お手元の DXF の画層名やブロック名を入れてみてください。AutoCAD が返すはずのエラー文と、修正版での名前が出ます。プリセットは、実際に開けなかった図面にあった名前です。

名前の判定と置き換え本体と同じ規則で判定しています
名前を入力
DXF の形式
PRESET

AutoCAD のコマンドラインに出る内容

判定の内訳

この形式で開くと
引っかかった文字
修正版での名前

形式を AutoCAD 2000 に切り替えてみてください。同じ名前がそのまま通ります。R12 の読み込みだけが厳しいのであって、名前そのものが間違っているわけではありません。

置き換えは「定義」と「参照」を同時に行います

画層名は LAYER テーブルで定義され、何万個もの図形が 8 というコードでその名前を参照しています。片方だけ直すと、図形が存在しない画層を指すことになります。「DXF自動修復」は両方を同じ置換表で直し、その置換表をレポートに残します。文字そのもの(図面に書かれた文字列)は触りません。

先頭の * は正しい記法なので触りません

*U58 のような無名ブロックや、*Active というビューポートの名前は、先頭の * が規約です。置き換えるのは先頭以外の * だけです。

R12 の読み込みが受け付けない文字

AutoCAD 2027 に、画層が 1 つだけの小さな DXF を何通りも読ませて確かめた結果です。漢字や半角カタカナは問題になりません。問題になるのは記号です。

名前に含む文字R12 の読み込み備考
漢字・ひらがな開けます
半角カタカナ(ハッチ ライン ロゴ)開けます濁点「゙」単独も可
全角の英字・数字(ELV 1)開けます
半角の中黒 ・破棄されますJw_cad のレイヤ名でよく使われます
全角の中黒 ・破棄されます半角を全角に直しても通りません
括弧(全角・半角)破棄されます半角の ( ) は R12 のときだけ
プラス +破棄されます「p513+45」のような通り芯の表記
先頭以外の *破棄されます2000 形式でも不可
_ や –開けます置き換え先に使えます

このほか、すべての形式で名前に使えない文字(< > / \ ” : ; ? * , = ` ‘)も同じように置き換えます。ただし縦棒 | は外部参照の画層名に使われる正規の記法なので、置き換えずに報告だけします。

ezdxf などの検証ツールで「エラーなし」でも、AutoCAD で開けるとは限りません

この文字の問題は、DXF の構造としては正しいため、一般的な検証ライブラリでは見つかりません。AutoCAD 自身に読ませて、返ってくるメッセージを見る以外に確実な方法がありません。「DXF自動修復」はそれを自動で行います。

点検する項目は 33 あります

名前の問題がいちばん多いのですが、それだけではありません。文字コードの食い違い、終端の欠落、線種定義の不整合、未定義の画層への参照など、開けない原因になりうる項目を 33 に整理した点検表(YAML ファイル)を同梱しており、ソフトは起動時にそれを読み込んで順に確かめます。

下の一覧で分類を切り替えてみてください。「自動」はソフトが直す項目、「一部」は直せる範囲が限られる項目、「報告」はお知らせだけの項目です。半径 0 の円のように、消すと図面の内容が変わってしまうものは報告にとどめています。

点検項目の一覧(DXF読み込みチェックリスト Ver.1.0)ソフトが読み込む点検表と同じ内容です
分類
絞り込み
表示中
自動で直せる
一部
報告のみ

点検表は、実際に開けなかった図面で AutoCAD が返したエラーに加え、Autodesk の DXF 仕様書や各種フォーラムで報告されている原因(BOM 付きの UTF-8、UTF-16 で保存された DXF、同じハンドルの重複、R12 形式に混ざった新しい図形タイプなど)を集めて作りました。本体と点検表は一体で版を上げます。

修正版は 2 種類。名前を変えるか、形式を上げるか

同じ図面を開けるようにする方法は 2 つあります。どちらが優れているという話ではなく、画層名をどう扱いたいかで選びます。

○○_修正.dxf○○_修正_R2000.dxf
形式R12 のままAutoCAD 2000 形式に変換
画層名など記号を _ に置き換えます(例: ハッチ・物干 は ハッチ_物干)そのまま残ります(先頭以外の * だけは例外)
向いている場面R12 で受け渡しを続けたいとき。古いソフトでも読める形式を保てますJw_cad 側の画層名をそのまま AutoCAD の図面に引き継ぎたいとき
作られる条件いつも作ります(異常が無ければ作りません)オプションをオンにしたとき
必要なものなし変換に Python と ezdxf を使います。どちらも同梱しているので、別途の準備は要りません
2000 形式への変換だけでは開けません

R12 の線種定義を 2000 形式に変換すると、2000 形式で必須のグループコード 74 が付かないまま書き出されることがあります。AutoCAD はこれを「複合線種にグループコード 49 がありません」として破棄します。「DXF自動修復」は変換後にもう一度点検を回し、この 74 を補ってから保存します。変換ツールを使うだけでは済まない理由です。

使いかた

  1. DxfCheckFix.exe を起動するインストールは不要です。ZIP を解凍したフォルダーの中身を、そのまま同じ場所に置いて起動します。
  2. DXF ファイルを指定する「参照」で選ぶか、ウィンドウにドラッグ&ドロップします。
  3. オプションを選ぶふだんは初期設定のままで構いません。名前を残したいときだけ「AutoCAD 2000 形式も作成」をオンにします。
  4. 「チェック実行」を押す点検、修正、別名保存、AutoCAD での検証が順に進みます。18MB・11 万図形の平面図でも 10 秒ほどです。
  5. 完了メッセージとレポートを見る修正版のパスと「AutoCAD での検証: OK」が出れば完了です。同じフォルダーに ○○_チェック結果.txt が残ります。

画面に出る結果の意味

OK問題なし
修正済異常があり、修正版に反映しました
NG異常があり、自動では直せません。レポートに説明があります
注意開けなくなる原因ではありませんが、気を付けたい点(範囲を大きく外れた図形など)
情報参考情報(形式、単位、テーブルの内訳など)
該当なしこのファイルの形式では点検対象外

いちばん大事なのは、画面下部とレポート先頭の「修正版の AutoCAD 検証: OK」です。これは AutoCAD が実際にそのファイルを開いて返した結果なので、OK なら安心して使えます。

DXF自動修復_Ver1.0 DxfCheckFix.exe 本体 DXF読み込みチェックリスト.yaml 点検表(本体と一体で版を上げます) 初めにお読み下さい.txt 説明書 python 同梱の Python と ezdxf(2000 形式の作成に使用) licenses 同梱ソフトのライセンス文
フォルダーの中身は、まとめて同じ場所に置いてください

本体は、同じフォルダーにある点検表を読んで動きます。EXE だけを別の場所にコピーすると、点検表が見つからず動きません。Google ドライブや OneDrive 上のファイルで失敗するときは、いったんローカルのフォルダーにコピーしてから実行してください。

実際に開けなかった図面で確かめました

Jw_cad から R12 形式で出力した 3 つの図面です。いずれも AutoCAD 2027 で「図面は破棄されました」となっていたもので、修正版は AutoCAD で開け、図形の数は原本と完全に一致しました。

図面原本のエラー(AutoCAD の第一エラー)修正版2000 形式版図形数
住宅の 1 階平面図(18MB)テーブル項目名 _1-D_ハッチ・物干 が間違っています開けました未作成114,887
別荘 南棟の平面・立面テーブル項目名 _1-1_P513+45 が間違っています開けました開けました12,882
別荘 北棟の平面・立面同上(ほかにブロック名の括弧と * も)開けました開けました6,263

3 つとも、画層名の記号が原因でした。ソフトの判定は、AutoCAD が返したエラー文と 1 回目で一致しています。推測で直しているのではなく、AutoCAD の判定を基準にしているためです。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
必要なもの.NET Framework 4.8(Windows 10 1903 以降と Windows 11 には標準で入っています)
AutoCAD無くても点検と修正はできます。「開けるかの検証」だけが AutoCAD のある PC で行われます(2027 で確認。2022 以降の accoreconsole.exe があれば使います)
対応する DXFASCII 形式の DXF(R12 から 2018 形式まで)。バイナリ DXF は対象外です
開発言語Visual Basic .NET(変換部に Python + ezdxf を同梱)
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0(点検表 version 1.0)
コマンドラインからも使えます

画面を出さずに実行し、結果をテキストに書くこともできます。終了コードは、修正版が開けたとき 0、開けないとき 1 です。多数の DXF をまとめて処理するときにお使いください。

DxfCheckFix.exe “図面.dxf” /nogui /r2000

うまく動かないとき

「チェックリストが見つかりません」点検表(DXF読み込みチェックリスト.yaml)を EXE と同じフォルダーに置いてください。
「accoreconsole.exe が見つからない」AutoCAD が無い PC では検証を行いません。修正自体は行われるので、修正版を AutoCAD のある PC で開いて確認してください。
修正版も NG になるレポート末尾の「accoreconsole 出力」にある「… N 行上。」の行が AutoCAD 自身のエラーです。自動修正の範囲外の異常なので、その行番号付近を確認するか、元のソフトから AutoCAD 2000 形式以上で出力し直してください。
起動時に SmartScreen の警告が出る「詳細情報」を押してから「実行」で起動できます。

Claude CodeでRevitを動かす(MCP連携)

CLAUDE CODE / REVIT 2027 / MCP

AI に Revit でモデリングさせる

Claude Code と MCP サーバーで、通り芯の柱から鉄骨階段まで

AI プロンプトに簡単な指示を書くだけで、開いている Revit のモデルに AI が直接作図する。——そんな環境を作ってみました。使ったのは Claude Code と、AI が外部ソフトを操作するための MCP(Model Context Protocol)です。接続の設定から、扉・窓・階段まで入った簡単なモデリングができるところまでを紹介します。

前回の SketchUp に続いて、今回は BIM ソフトの Revit とのAI連携です。結論から言うと、接続は 30 分ほどで済み、モデリングはチャットだけで進みました。ただし Revit は SketchUp よりも「部品の種類」が多く、ライブラリに無い建具は AI がその場で部品(ファミリ)を作ることになりました。うまくいったところも、つまずいたところも、そのまま書きます。

動画(8 分)── 接続からモデリングまでの流れ

POINT 01

会話でモデリングする

言葉で伝えるだけで、柱・壁・部屋・扉・窓・階段が Revit のモデルに入ります。寸法や配置はこちらが決め、AI が座標に直します。

POINT 02

無い部品は、AI が作る

「スリット窓付きの親子扉」も「6 連窓」も標準ライブラリにはありません。AI は既存の部品を複製して加工し、新しいファミリとして保存してから配置しました。

POINT 03

数値と画像で確かめる

作図のたびに、AI は座標・体積・面積を読み返し、平面図と 3D の画像を撮って見比べてから報告します。「できました」の前に確認が入ります。

今回試した内容

  • 目的:Claude Code から、デスクトップ版の Revit 2027 を直接操作できるようにする
  • 課題:空のプロジェクトに、7m グリッドの柱 36 本、外壁と間仕切壁、部屋 2 室、親子扉 2 か所、6 連窓 20 か所、折り返し階段を順に入れる
  • 環境:Windows 11 / Revit 2027.3(.NET 10)/ Claude Code(VS Code 拡張)
  • 使用モデル:Fable 5.1 ※ 2026 年 9 月時点
Revit に作図されたモデルの 3D ビュー。外壁に 6 連窓が並び、中央にコアの壁と親子扉、内部に柱が立つ
できあがったモデルの 3D ビュー(Revit の既定の 3D ビューを AI が撮影したもの)。35m 角の外壁に 6 連窓が 20 か所、中央に間仕切壁で囲ったコア、その中に鉄骨の折り返し階段が入っています。

AI と Revit のあいだに立つ「MCP」

SketchUp のときと同じで、Claude Code は Revit の画面を見ることも、直接触ることもできません。そこで、Revit の側にアドイン(Revit の中で動くプラグイン)を入れ、Claude Code の側に MCP サーバー(AI の命令をアドインへ中継する小さなプログラム)を登録します。命令は次の経路で届きます。

命令はどう届くのかボタンで、AI が使った道具を切り替えられます
AI(Claude Code) 中継(MCP サーバー) Revit のプロセス モデル(要素) 命令と返事
使った道具

道具ごとの、送るものと返ってくるもの

道具の名前
送るもの
返ってくるもの
人の操作

SketchUp のときは Ruby のコードを流し込みましたが、Revit では C# のコードを流し込む道具が要になりました。MCP サーバーには「壁を作る」「部屋を作る」のような専用の道具も 40 個ほどありますが、柱の高さの指定、部屋の面積算定の基準、扉の開き方向といった細かい注文は、専用の道具では手が届きません。Claude Code は早い段階で「C# を直接書くほうが確実」と判断し、以後はほぼすべてこの道具で作図しました。

作った要素は、手で描いたものと同じです

命令は Revit の中で動くアドインに届き、アドインが Revit 自身の機能(Revit API)で要素を作ります。できた柱や壁は普通の要素で、プロパティを開けば寸法や拘束が見えますし、1 回の指示は 1 回の「元に戻す」で取り消せるように、AI がまとめてくれます。

導入の手順 ── 検討から接続の確認まで

最初に「Revit MCP を使って Revit と接続してください」と頼みました。Claude Code が Web を調べて出してきた候補は 4 つです。この PC には Node.js が入っていないので、追加の実行環境が要らないものを選びました。

候補性格判断
bimwright/rvt-mcp自己完結した .NET の実行ファイル。Revit 2022 から 2027 に対応。インストーラー付き採用(Node.js 不要、2027 対応)
Thestreetarckitect/revit-2027-mcp上の再配布版。2027 専用本家で足りるので見送り
rui-branco/revit-mcpNode.js で動く。初回起動時にアドインが自動で入るNode.js の導入が要るので見送り
Demolinator/revit-mcp-pluginpyRevit(Python)の上で動くpyRevit の 2027 対応版が要るので見送り

採用したのは、いずれも個人や小さなチームが公開している非公式のツールです(後の「気をつけること」で触れます)。導入の流れは次のとおりで、Claude Code が自分でやったのが 1・4・6、私が手で行ったのが 2・3・5 です。

  1. 配布ファイルを取得して検証するClaude Code が GitHub から ZIP を取得し、同梱の一覧表と全ファイルのハッシュ値を照合。改ざんや欠けがないことを確かめてから、実行用のバッチを用意しました。
  2. インストーラーを実行する(手作業)用意されたバッチをダブルクリック。アドインが Revit のアドインフォルダーへ、MCP サーバーがユーザーフォルダーへ入ります。管理者権限は不要でした。
  3. Claude Code の設定ファイルに追記する(手作業)作業フォルダーの .mcp.json に、MCP サーバーの実行ファイルの場所を 4 行足します。AI が書こうとしたところ、安全機能に止められたので私が追記しました。
  4. Revit を再起動し、アドインを許可する(手作業)初回だけ「署名のないアドイン」の警告が出ます。「常にロード」を選びます。
  5. Claude Code を再起動する(手作業).mcp.json は起動時に読まれます。再起動すると rvt-mcp という名前の道具一式が見えるようになります。
  6. 接続を確かめるAI が「接続先を探す」「モデルを読む」を実行。Revit 2027 が見つかり、開いていたプロジェクトの要素数(3,725 個。テンプレート付属の設定類がほとんど)が返ってきました。
.mcp.json(作業フォルダー直下。SketchUp の設定と同居) { “mcpServers”: { “sketchup”: { …(前回のまま) }, “rvt-mcp”: { “command”: “C:\\Users\\(ユーザー名)\\AppData\\Local\\RvtMcp\\rvt\\server\\0.6.1\\rvt-mcp.exe”, “args”: [] } } }
ここで二度つまずきました

一度目は、AI が用意したバッチファイルです。中に日本語のコメントを書いたため文字化けし、インストーラーが一度も動きませんでした。バッチは英数字だけで書き直してもらい、二度目で通りました(Windows のバッチは日本語に弱い、という古典的な罠です)。

二度目は、私が手で足した .mcp.json のカンマ抜けです。ファイル全体が読めなくなり、Revit だけでなく SketchUp の接続まで切れました。これは AI が「JSON として読めない」と突き止めて直してくれました。設定ファイルを手で触ったら、AI に検証させるのが早いです。

柱から階段まで、順に頼む

接続が確認できたので、空のプロジェクト(レベル 1 = FL+500、レベル 2 = FL+4,000)に、実務の順番で要素を入れていきました。指示はすべて日本語のチャットです。下の図は、作図に使ったのと同じ座標で描いた平面図で、ボタンで工程を追いかけられます。

指示 1 回ごとに、平面図に何が足されたかボタンで工程を切り替えられます
作図済みの要素 この工程で足した要素 部屋名と面積
工程

工程ごとの、指示した内容と個数

要素の数(累計)
壁芯面積(合計)
指示の回数
人の作図操作

1. 通り芯と柱 ── 36 本を 1 回の指示で

CLAUDE CODE への指示

プロジェクト 1 の平面図:レベル 1 に柱(意匠柱)を配置してください。サイズは 700 × 700、高さ 4m、X 方向 Y 方向とも 7m のグリッドに 5 スパンずつ配置してください。

Claude Code はまず、プロジェクトに入っている柱のファミリ(日本語テンプレートの「角柱」)を調べ、600 角のタイプを複製して 700 角を作りました。そのうえで通り芯 X1 から X6・Y1 から Y6 を引き、交点 36 か所に柱を置き、上端をレベル 1 から 4,000 上に設定——ここまでを 1 つの C# コードにまとめて 1 回で実行しました。返ってきたのは柱の ID と、1 本目の実測値(700 × 700 × 4,000、下端 500)です。

通り芯の記号は、左と下に

最初にできた通り芯は、記号(丸囲みの X1 や Y1)が右と上に付いていました。「基本は左側と下側」と伝えると、平面図・立面図のすべてで付け替え、「今後、断面図を描くときも同様に」という決まりとして覚えました。次の作業からは言わなくても左と下になります。

2. 外壁と、コアの壁

CLAUDE CODE への指示

外周部に壁厚 200 の壁を柱と同じ高さで配置してください。柱の外面合わせでお願いします。

レベル 1 の X2 から X5、Y3 から Y4 の範囲を壁で囲ってください。壁厚は 120 でレベル 2 まで四周立ち上げてください。

「柱の外面合わせ」は、柱幅 700 の半分 350 から壁厚の半分 100 を引いた 250 だけ通り芯の外側に壁芯を置く、と AI が計算します。作図後に 4 面の外面座標が柱の外面と一致していることを数値で確かめ、平面図と 3D の画像を撮って報告してきました。コアの壁は指示どおりレベル 2 に拘束され、柱(上端 4,500)より 500 低く納まっています。

3. 部屋 ── 壁芯面積で 147.00 と 1113.25

CLAUDE CODE への指示

今回作成した壁の内側を「中央コア」、その周りを「事務室」とする「部屋」を作成し、室名を記載してください。また、名称の下にはそれぞれの壁芯面積を平方メートル単位で記載してください。

ここで AI が自分で気づいて直したことが 2 つあります。面積算定の基準が「壁コア芯」になっていたので「壁芯」に変えたことと、柱が既定で部屋の境界になっていたので、36 本すべての「部屋境界」を外したことです。柱を外さないと、柱の断面が面積から引かれて壁芯面積になりません。結果は中央コアが 147.00 m²(21m × 7m)、事務室が 1,113.25 m²(35.5m 角からコアを引いた値)で、計算値とぴったり一致しました。

Revit のレベル 1 平面図。通り芯 X1 から X6 と Y1 から Y6、柱、外壁の 6 連窓、中央のコアと親子扉、階段、部屋名と面積のタグ
レベル 1 の平面図(AI が撮影)。通り芯の記号は左と下、部屋のタグには室名と壁芯面積、コアの上下に親子扉、左上に階段が入っています。

4. 親子扉 ── 無いものは、ファミリから作る

CLAUDE CODE への指示

事務室と中央コア間にドアを 2 か所設置します。Y3、Y4 通りの X3 から X4 間に、W1200、H2100 の親子扉をつくってください。開き勝手は事務室側に開くようにしてください。その際に、扉の「親」側のほうは、スリット窓を付けてください。

テンプレートには「親子」というドアのファミリがありましたが、高さは 2,000 のタイプだけで、スリット窓はありません。Claude Code はファミリを開いて中身を調べ、親扉のパネルにスリット(幅 150 × 高さ 1,000)の穴を開けてガラスを入れ、「親子_スリット窓」という別名で保存してからプロジェクトに読み込み、2 か所に配置しました。開き方向は、閉じた扉のパネルがどちら側の壁面にあるかを座標で確かめて合わせています。

事務室側から見た親子扉。親扉の中央に縦長のスリット窓、その左に取っ手
事務室側から見た親子扉(AI が確認用に作った 3D ビュー)。親扉の中央にスリット窓が入っています。

ただし、ここは一筋縄ではいきませんでした。最初に作った穴はプログラムからでは開かず(ボイドが効かない)、輪郭に穴を含めて押し出す方法に変えて通りました。次に、作り直したパネルが元の子扉より 15mm から 30mm 外側にずれる問題が出ました。元の部品は「壁面」という基準面に拘束されて壁厚に追従するのに、新しい部品は固定座標で描かれていたためです。AI はこれを座標の比較から見つけ、新しいパネルも同じ基準面に紐付けて解決しました。ファミリの作法を AI が試行錯誤で学んでいくのを横で見ている格好でした。

5. 6 連窓 ── 20 か所を外向きに

CLAUDE CODE への指示

外壁に窓を設置します。4 面の各スパン間のすべてに設置してください。サイズは W6000、H1500 とし、窓の下端は FL+1000 とします。1000 間隔で方立を入れて 6 連窓とし、両サイドは縦滑り出し、その他は嵌め殺し窓としてください。

これも標準ライブラリにはない窓です。今度は「縦すべり窓」のファミリを元に、幅 6,000・高さ 1,500 に変え、方立を 5 本足し、両端のパネルにだけ縦滑り出しの記号(平面の開き線と、立面の二点鎖線)を描き直して「6 連窓_両端縦滑り出し」として保存しました。配置は 4 面 × 5 スパンの 20 か所。外壁の内外の向きが逆になっていたのを AI が見つけて直してから置いたので、すべて外向きに納まっています。

外側から見た 6 連窓。1000 ピッチの方立で 6 分割され、両端が縦滑り出し
外側から見た 6 連窓(AI が確認用に作った 3D ビュー)。幅 6,000 × 高さ 1,500、方立 5 本、窓下端 FL+1,000。
6 連窓の平面図。柱と柱のあいだに 6 分割の窓が入り、両端のパネルだけ外側へ開く縦滑り出しの開き線が描かれている
同じ窓の平面図。両端のパネルにだけ、外側へ開く縦滑り出しの開き線が入っています。中の 4 枚は嵌め殺しです。

6. 鉄骨階段 ── 失敗と復旧まで

CLAUDE CODE への指示

中央コア内の X2 通り側に、レベル 1 からレベル 2 に上がる鉄骨階段を作成してください。幅は 1400、蹴上は 180 以下、踏み面は 275、踊り場は 1400 の折り返し階段としてください。

階高 3,500 を 180 以下で割ると 20 段(蹴上 175)。AI はこの計算をして、経路 2 本と踊り場からなる折り返し階段を組み立てました。できあがりは蹴上 20 × 175、踏面 275、幅 1,400、踊り場は Y4 の壁に接して奥行 1,400。手摺も Revit の既定で両側に付いています。

コアの中の鉄骨折り返し階段。2 本の経路と踊り場、両側の手摺
コアの中の鉄骨折り返し階段(AI が確認用に作った 3D ビュー)。踊り場は Y4 の壁際、経路の間は 100mm。
ここで一度、モデルが操作できなくなりました

階段の作成は、Revit の API の中でも手順が厳しい部分です。1 回目の試みで階段が「編集モード」のまま固まり、以後 AI からの命令がすべて届かなくなりました。原因は、AI が確定処理に必要な部品を、Revit に同梱されている別の部品から借用したことでした(本来は自分で用意すべきものでした)。

復旧は AI 自身が行いました。Revit の画面を撮影してリボンの状態を読み、「元に戻す」の履歴を開いて失敗した編集 2 件を巻き戻し、続けて出た保存確認のダイアログを閉じる——ここまでを画面の座標を頼りに操作し、接続が戻ったところで、必要な部品を自前で生成する方法に切り替えて階段を作り直しました。失敗のあと、同じ失敗をしない手順を自分で組み直したのは印象に残りました。

要した時間

体感の目安です。接続はすぐでしたが、ライブラリに無い建具を作るところと、階段の失敗からの復旧に時間がかかりました。柱・壁・部屋のような標準の要素は、指示 1 回で数分です。

工程時間備考
接続方式の調査と比較約 10 分Web を調べて 4 候補を比較。採否は私が選択
導入(取得・検証・インストール・設定・再起動)約 30 分バッチの文字化けと、設定ファイルのカンマ抜けの手戻りを含む
通り芯と柱 36 本約 3 分タイプの複製から配置、画像確認まで指示 1 回
外壁と、コアの壁約 5 分指示 2 回。数値で外面の一致を確認
部屋 2 室と面積タグ約 10 分面積算定の基準と、柱の部屋境界の設定を含む
親子扉(ファミリの作成を含む)約 40 分穴が開かない、位置がずれる、の 2 つを解決
6 連窓 20 か所(ファミリの作成を含む)約 30 分途中で Revit の警告が出て一度止まった
鉄骨階段約 60 分1 回目の失敗と復旧、作り直しを含む

やってみて分かったこと

1. 人の手が要るのは、導入の 3 か所と「手を離すこと」

インストーラーの実行、設定ファイルへの追記、初回のアドイン許可。この 3 つは私が行いました。それに加えて、作業中に 1 つ覚えておくことがあります。Revit 側でコマンドを実行中だったり、ダイアログが開いていたりすると、AI の命令は届きません。私が「ドアを作成」コマンドを起動したまま席を離れたときは、AI がジャーナル(Revit の操作記録)からそれを突き止め、「Esc を 2 回押してください」と言ってきました。AI に任せている間は、Revit から手を離しておくのが正解です。

2. 標準に無い部品は、AI がその場で作る

SketchUp は形を作れば済みますが、Revit は「部品の種類」が仕様を決めます。スリット窓付きの親子扉も 6 連窓も、標準ライブラリにはありません。AI は既存のファミリを開き、部材を足したり描き直したりして、別名のファミリとして保存してから使うという、人がやるのと同じ手順を踏みました。ファミリ編集の作法(ボイドの効き方、基準面への拘束)は試行錯誤がありましたが、一度分かったことは記録され、次からは最初から正しい手順で作ります。

3. 数値で確かめてから、画像で確かめる

SketchUp のときは bbox_mm を読み返していました。Revit では読める数値が増えます。柱 1 本の寸法、壁の外面の座標、部屋の面積、扉のパネルがどちら側の壁面にあるか、親扉パネルの体積(穴が開いたぶん減っているか)。AI はまず数値で確かめ、それから平面図と 3D の画像を撮って見比べ、両方が合ってから報告してきます。「作ったつもりで、実は効いていなかった」を、この二段構えが何度も拾いました。

4. 失敗しても、戻ってこられる

階段で一度、モデルが操作できなくなりました。それでも AI は画面を読み、「元に戻す」で失敗した編集だけを巻き戻し、原因を避けた手順で作り直しました。やり直しの効く単位(1 指示 = 1 つの「元に戻す」)で作図しておくことが、この復旧を可能にしています。とはいえ、作業の前にファイルを保存しておくのは、人がやるときと同じで必須です。

5. 気をつけること

非公式のツールで、任意のコードが動く

今回の MCP サーバーとアドインは、Autodesk のサポート対象ではありません。また「C# を流し込む」道具は、Revit の中で任意のコードを実行できる強力なものです。通信はパソコンの内側(名前付きパイプ)に閉じていますが、道具の性格は理解しておく必要があります。

もう 1 つ、実際に起きたことを。作業中に私が別のサンプルファイルを開いていたところ、AI の命令が「いま前面にあるファイル」に届き、サンプル側に階段のタイプが作られてしまいました(すぐ削除しました)。AI はその後、ファイル名を指定して操作するように改めましたが、AI に任せる間は関係のないファイルを開かないのが安全です。

まとめ

AutoCAD、SketchUp に続いて、Revit も Claude Code の「道具」になりました。標準の要素は指示 1 回で数分、ライブラリに無い建具はファミリの作成から——人がやるのと同じ手順を、会話で頼めるようになっています。

今回は柱・壁・部屋・扉・窓・階段という基本の要素をひと通り試しただけですが、作業が面倒な連窓のファミリー作成や、慣れないと手が止まってしまう階段作成を、AI が難なくこなしてくれたことに大きな手応えを感じています。今後はこのモデルに手を加えて一つの事務所ビルを完成させ、法チェックや省エネ計算など様々な解析を AI にトライさせるつもりです。

作図に使った数値

この記事の平面図は、Revit に流し込んだ C# と同じ座標(通り芯 7,000 ピッチ、外壁芯 −250 と 35,250、コアの壁芯 7,000 から 28,000 と 14,000 から 21,000、扉の位置 17,500、窓の中心 3,500 から 7,000 ごと、階段の経路 7,760 と 9,260)から描いています。

Claude CodeでSketchUpを動かす(MCP連携)

CLAUDE CODE / SKETCHUP 2026 / MCP

AI に SketchUp を操作させる

Claude Code と MCP サーバーで、10m の立方体からコルビュジエのドミノまで

チャットで「南面の窓を奥行600の出窓にして」と頼むと、製作中の SketchUp のモデルをAIが加工してくれる——そんな環境を作ってみました。使ったのは Claude Code と、AI が外部ソフトを操作するための MCP(Model Context Protocol)です。接続方式の検討から、コルビュジエの「ドミノ」を作図するところまでを紹介します。

前回、 Claude Code には AutoCAD を動かしてボリューム出しをさせてみましたが、今回は 3D ソフトの SketchUp とのAI連携です。結論から言うと、設定は2時間程度で済み、作図そのものはチャットだけで進みました。設定の中で私が行ったのは2点だけです。

動画(7 分 40 秒)── 設定から作図までの流れ

POINT 01

会話で作図する

AIには言葉で伝えるだけです。AI が SketchUp の中に指示通りの図形を作り、できた図形を撮影で確認した上で返してくれます。

POINT 02

開いているモデルに、そのまま

ファイルの書き出しも取り込みもありません。いま画面に出ているモデルへ直接追加されるので、その場で見て、その場で直せます。

POINT 03

図版から寸法を読み取る

試しにつくらせたコルビジェの「ドミノ」では、AI が平面図(画像)を読み、柱の位置や階段の段数なども数値にして作図しました。寸法を伝えなくても、図版から判断できました。

今回試した内容

  • 目的:Claude Code から、デスクトップ版の SketchUp Pro を直接操作できるようにする
  • 課題 1:10m × 10m × 10m の立方体を入れる(接続の確認)
  • 課題 2:解説ページを読んで、コルビュジエのドミノ(1914 年の骨組みの提案)を再現する
  • 環境:Windows 11 / SketchUp Pro 2026 / Claude Code(VS Code 拡張)
  • 使用モデル:Sonnet 5(接続の設定と立方体)、Fable 5.1(ドミノの作図)※ 2026 年 9 月時点

AI と SketchUp のあいだに立つ「MCP」

まず、Claude Code は SketchUp の画面を見ることも、直接触ることもできません。「SketchUp を立ち上げていますが、認識できますか」と聞いたら、「できません」という返事でした。AI から見える世界は、ファイルとコマンドラインまでです。

そこで登場するのが MCP です。MCP は、AI が外のソフトを「道具」として使うための共通の約束事で、道具の側が「こういう命令を受け付けます」と宣言しておくと、AI はその範囲でだけ操作できます。今回は次の 4 つが一列に並びます。

SketchUp の側には拡張機能(Ruby で書かれたプラグイン)を入れ、パソコンの内側(127.0.0.1 の 9876 番ポート)で命令を待たせます。Claude Code の側には MCP サーバーという小さなプログラム(Python 製)を登録し、AI の命令を拡張機能へ中継させます。下の図で、命令がどう届くかを切り替えて見てください。

命令はどう届くのかボタンで、AI が使った道具を切り替えられます
AI(Claude Code) 中継(MCP サーバー) SketchUp のプロセス モデル(図形) 命令と返事
使った道具

道具ごとの、送るものと返ってくるもの

道具の名前
送るもの
返ってくるもの
人の操作

ポイントは、AI が SketchUp のファイルを書き換えているのではないということです。命令は SketchUp の中で動いている拡張機能に届き、拡張機能が SketchUp 自身の機能(Ruby API)で図形を作ります。だから作った図形は普通のグループで、手で描いたものと同じように動かせますし、UNDO で戻せます。

道具の一覧は、AI が自分で読みます

MCP サーバーは「モデルの情報を読む」「直方体・円柱・球を作る」「Ruby のコードを実行する」「画面のスクリーンショットを撮る」といった道具を宣言していて、Claude Code は接続したときにその一覧を受け取ります。こちらが道具の使い方を教える必要はありません。今回使った道具は上の図の 4 つです。

導入の手順 ── 検討から接続の確認まで

最初に「SketchUp をつなぎたい。どうすればよいか検討して」と頼みました。Claude Code が Web を調べて出してきた候補は 3 つです。表の「星」は、プログラムの公開サイト GitHub で利用者が付ける「お気に入り」の数で、どれだけ使われているかの目安になります。

候補性格判断
Trimble 公式の SketchUp コネクタclaude.ai(Web 版)で使う。自然言語からクラウドでモデルを生成し、.skp をダウンロードするいま開いているデスクトップ版と直接つながらないので見送り
mhyrr/sketchup-mcpいちばん知られている(星 409)。説明書が macOS 前提Windows での情報が乏しく見送り
zinin/sketchup-mcp2星は少ない(20)が開発が活発。ホストやポートの設定が明記され、Windows も意識されている採用

採用したのは、いずれも個人が公開している非公式のツールです。ここは後で「気をつけること」に書きます。導入の流れは次のとおりで、Claude Code が自分でやったのが 1・2・4、私が手で行ったのが 3・5 です。

  1. Python の実行環境 uv を入れるClaude Code が公式のインストールスクリプトを実行。MCP サーバーは uvx sketchup-mcp2 と打つだけで取得と起動が済みます。
  2. SketchUp の拡張機能(.rbz)をダウンロードする公開ページの最新版(署名済み)を Claude Code が取得。ファイルの場所を教えてくれます。
  3. SketchUp に拡張機能を入れ、サーバーを起動する(手作業)「ウィンドウ」の「拡張機能マネージャー」から .rbz を入れて再起動。「拡張機能」メニューの「MCP Server」で「Start Server」を押します。ここは AI からは操作できません。
  4. Claude Code に MCP サーバーを登録する作業フォルダーに .mcp.json を作ります(下の内容)。Claude Code が書きました。
  5. Claude Code を再起動する(手作業).mcp.json は起動時に読まれます。再起動すると sketchup という名前の道具一式が見えるようになります。
  6. 接続を確かめるAI が「バージョン確認」と「モデル情報の取得」を実行。Python 側と Ruby 側の版が合っていること(compatible: true)と、単位が mm であることが返ってきました。
.mcp.json(作業フォルダー直下) { “mcpServers”: { “sketchup”: { “command”: “uvx”, “args”: [“–system-certs”, “sketchup-mcp2”], “env”: { “SKETCHUP_MCP_HOST”: “127.0.0.1”, “SKETCHUP_MCP_PORT”: “9876”, “SKETCHUP_MCP_TIMEOUT”: “60”, “SKETCHUP_MCP_LOG_LEVEL”: “INFO” } } } }
ここで一度つまずきました

uvx が MCP サーバーを取りに行くところで、証明書のエラー(invalid peer certificate)が出ました。セキュリティソフトが通信を検査している環境では、uv が持っている証明書一覧では足りません。--system-certs を付けて Windows の証明書を使わせると通ります。上の設定に入っているのはそのためで、Claude Code が自分で原因を突き止めて設定に足しました。

もう 1 つ。SketchUp を再起動すると、拡張機能のサーバーは止まります。「接続が拒否されました」と言われたら、もう一度「Start Server」を押します。これも AI からはできないので、覚えておく必要があります。

まず、10m の立方体

接続が確認できたので、いちばん簡単な図形を頼みました。

CLAUDE CODE への指示

スケッチアップに、10m × 10m × 10m の立方体を入れて下さい。

Claude Code は「直方体を作る」道具を、種類 cube、寸法 [10000, 10000, 10000](mm)、位置 [0, 0, 0] で呼びました。返ってきたのは新しいグループの ID と、外接する直方体の範囲です。

返ってきた結果(抜粋) { “id”: 7952, “name”: “Cube_10m”, “type”: “group”, “bbox_mm”: { “min”: [0, 0, 0], “max”: [10000, 10000, 10000] } }
SketchUp に作図された 10m の立方体。手前に人物の添景があり、大きさの比較になっている
作図直後の SketchUp。原点に 10m × 10m × 10m の立方体ができています。左下の人物(SketchUp 標準の添景)と比べると大きさが分かります。

この bbox_mm が効いています。AI は画面を見なくても、この数字で「10m の立方体が原点にできた」と確かめられるからです。AutoCAD のときと同じで、作図した結果を自分で読み返す手段があると、間違いがその場で分かります。

コルビュジエのドミノを作図する

次は少し実務に寄せて、ル・コルビュジエが 1914 年に提案した「ドミノ・システム」を作らせました。柱とスラブと階段だけの骨組みで、壁から自由になった近代建築の原型です。題材には、Rhino でこれをモデリングする手順を解説したページ(コルビュジエ-ドミノを3Dモデリングする|rhino-gh.com)を使わせてもらいました。

CLAUDE CODE への指示

以下のホームページは、「コルビュジエ-ドミノを3Dモデリングする」というタイトルの WEB ページです。(URL)

このホームページをよく読み、理解して、スケッチアップにこの「コルビュジエ-ドミノ」を再現してください。

文章にある寸法と、図にしかない寸法

Claude Code はまずページを読み、スラブの厚さ 200、階高 2,500、柱 200 角、踏面 300・蹴上 125、踊り場 1,800 × 1,200 といった数値を拾いました。ところが平面の寸法——スラブの縦横や柱の位置——は文章に無く、図版にしか書かれていません。ページの要約では落ちてしまう情報です。

そこで Claude Code は、ページに貼られている図版(17 枚)をダウンロードして画像として直接読み、平面図の寸法線から 10,200 × 6,200 の外形、4,000 スパンの柱グリッド、階段まわりの切り欠きを数値にしました。読み取った結果がこの表です。

部位寸法(mm)配置
平面10,200 × 6,200端部 100 + 4,000 + 4,000 + 2,000 + 100 / 100 + 1,000 + 4,000 + 1,000 + 100
束基礎500 × 500 × 500柱の位置 6 か所、Z 0 から 500
スラブ厚 200 × 3 枚Z 500 / 3,000 / 5,500。右側に階段の開口、右下に 1,100 角の欠き込み
柱200 × 200 × 長さ 2,300X 100 / 4,100 / 8,100 と Y 1,100 / 5,100 の交点、2 層
踊り場1,800 × 1,200 × 厚 200柱の側面に接して、Z 1,750 / 4,250
階段踏面 300 ・ 蹴上 125 ・ 幅 900 ・ 9 段1 フライトで 1,250 上がり、踊り場で折り返す。階高 2,500 = 2 フライト

Ruby のコードで、一括で作図する

部品は 27 個あります。1 つずつ「直方体を作る」道具を呼んでもできますが、Claude Code は「Ruby を流し込む」道具で、全部をまとめて 1 回で作図しました。SketchUp の Ruby API をそのまま使えるので、階段のような断面形状も、輪郭を描いて押し出すだけです。

流し込んだ Ruby(抜粋・一部整形) p3 = lambda { |x, y, z| Geom::Point3d.new(x.mm, y.mm, z.mm) } box = lambda { |name, x0, y0, z0, dx, dy, dz| g = root.entities.add_group f = g.entities.add_face(p3[x0,y0,z0], p3[x0+dx,y0,z0], p3[x0+dx,y0+dy,z0], p3[x0,y0+dy,z0]) f.reverse! if f.normal.z.negative? f.pushpull(dz.mm) } # 柱 6 本 × 2 層、束基礎、スラブ 3 枚、踊り場 2 枚、階段 4 本 … stair = lambda { |name, x0, ys, dir, zf| prof = [[0, -125]] 9.times { |k| prof.push([300*k, 125*(k+1)], [300*(k+1), 125*(k+1)]) } prof.push([2700, 975]) f = g.entities.add_face(prof.map { |u, h| p3[x0, ys + dir*u, zf + h] }) f.pushpull(900.mm) }

返ってきたのは {"groups": 27, "min_mm": [14850, 0, 0], "max_mm": [25200, 6200, 5700]}。グループが 27 個できて、高さが 5,700(3 枚目のスラブの上面)で終わっている——数字の上では狙いどおりです。Claude Code はここで「画面を見る」道具でスクリーンショットを撮り、参考ページの完成図と見比べてから「できました」と報告してきました。

SketchUp に作図されたコルビュジエのドミノ。3 枚のスラブと 6 本の柱、折り返し階段と踊り場
作図直後の SketchUp。柱 6 本 × 2 層、スラブ 3 枚、踊り場 2 枚、階段 4 本の 27 グループ。指示から作図完了まで、人の操作はありません。

下の図は、作図に使ったのと同じ数値で組み直したものです。部位ごとに追いかけられるほか、層数を増やすとドミノらしく同じ骨組みが積み上がります。

同じ数値で、層を積むスライダーで層数を、ボタンで部位を切り替えられます
作図済みの部位 選んでいる部位
層数
3
部位

部位ごとの寸法と個数

グループ数
最高点
平面
階段

要した時間

体感の目安です。設定のうち、時間がかかったのは方式の調査と、証明書のエラーの切り分けでした。作図そのものは会話 1 往復で終わります。

工程時間備考
接続方式の調査と比較約 10 分Web を調べて 3 候補を比較。採否は私が選択
導入(uv・拡張機能・設定・再起動)約 20 分手作業は拡張機能の導入とサーバー起動、Claude Code の再起動
10m の立方体1 分未満道具を 1 回呼ぶだけ
ドミノ:ページと図版の読み取り約 5 分図版 17 枚を取得して寸法を数値化
ドミノ:作図と確認約 2 分Ruby を 1 回流し込み、スクリーンショットで確認

やってみて分かったこと

1. 人の手が要るのは 2 か所だけ

SketchUp への拡張機能の導入と、サーバーの起動ボタン。この 2 つは SketchUp の画面の中の操作なので、AI からはできません。逆に言えばそれ以外——調査、ダウンロード、設定ファイル、エラーの切り分け、作図、確認——は全部 AI が進めました。「ここは手でやってください」と、必要な操作を具体的に言ってくるので迷いません。

2. 図版の寸法は、要約では落ちる

Web ページを読ませると、AI は要約して受け取ります。文章の数値は拾えますが、図の中の寸法線は要約に残りません。今回は Claude Code が自分で「平面寸法が無い」と気づき、図版を画像として取り直しました。図面や解説ページを題材にするときは、画像そのものを見せるのが確実です。

3. 単位の罠は、AI が先に踏んでくれる

SketchUp の Ruby API は内部の単位がインチです。mm のつもりで数値を渡すと、25.4 倍の大きさになります。Claude Code は最初から .mm を付けて変換していましたが、返ってきた bbox_mm を読み返すことで、万一間違えても気づける作りになっています。作図のあとに結果を読む——この習慣は AutoCAD のときと同じでした。

4. 自分の作図を、自分で見て確かめる

「画面を見る」道具があるおかげで、AI は作図した直後にスクリーンショットを撮り、参考図と見比べてから報告してきます。「できました」の前に確認が入るのは、実務で任せるときの安心材料です。

5. 気をつけること

非公式のツールを、パソコンの内側だけで使う

今回の MCP サーバーと拡張機能は、個人が公開しているものです。Trimble のサポート対象ではありません。また「Ruby を流し込む」道具は、SketchUp の中で任意のコードを実行できる強力なものです。

設定の SKETCHUP_MCP_HOST は 127.0.0.1(自分のパソコンの内側)のままにしてください。0.0.0.0 にすると、同じネットワークの他の機器からも認証なしで SketchUp を操作できてしまいます。

まとめ

AutoCAD に続いて、SketchUp も Claude Code の「道具」になりました。図面の平面計画は AutoCAD で、ボリュームの見え方は SketchUp で——同じ会話の中で、2 つのソフトを行き来しながら検討することが現実的になってきています。

ドミノは骨組みだけの単純な題材ですが、「解説ページを読んで、図版から寸法を拾い、27 個の部品を組み、自分で確認する」という一連の流れを、指示 1 つで通せたのは収穫でした。次は、敷地と法規の条件を与えて、ボリュームのスタディを SketchUp 側でやらせてみるつもりです。

作図に使った数値

この記事の立体図は、SketchUp に流し込んだ Ruby と同じ座標(スラブの輪郭、柱の位置、階段の断面)から描いています。層数を増やしたときの柱・踊り場・階段の位置も、同じ計算です。

Claude Code に建築のボリューム出しをさせた結果

進化が著しいAIですが、今回はClaude Codeに建築のボリューム出しをさせてみました。正確にいうと、JG_日影測定線とJG_日影図作成とのコラボ企画です。Claude CodeでAutoCAD 2027を動かし、検討結果を直接書き出しています。

まずJG_シリーズのコードを全て読ませ、NotebookLMでボリューム出しのノウハウを調べさせ、それらを全てObsidianに記憶させ、さらにその知見をClaude Codeに読ませた上でのチャレンジです。予想以上の結果が出たので、最後までお読みください。


🧪 今回試した内容

・中規模のボリューム出し(マンションを想定)
・敷地与条件:都内の架空の敷地(約1,700㎡)

・使用モデル:Fable 5.0 ※2026年8月時点の最新モデル


📝 まずは斜線チェックから

いきなりボリューム出しから始めるのは荷が重いと思い、まずは、斜線チェックをさせてみました。
Claude Codeへの支持

今回のボリューム出しの与条件ですが、今開いているAutoCAD(ファイル名:ボリューム出しテスト)の配置図に、敷地与件を表で記載しています。また配置図には、敷地形状や道路形状、また暫定的な建物形状と高さを記載しています。
建物は私が入れたもので、あくまで一案です。
まず、ボリューム出しの前に、テストとしてこの建物の斜線を一通りチェックしてください。
ただし、確認申請書に添付することを想定し、チェックの根拠を図中に追記したり、補足図面を付けてください。

AIボリューム出しテスト_斜線チェック_元図


⏱️ 出力結果と要した時間

出力結果は以下の通りです。
正直なところ断面図は期待していなかったので驚きでした。
内容はもちろん正確で申し分のない結果です。

  • AutoCADとの接続と読み取り:約5分
  • 計算と書き出し:約10分

合計で、およそ15分ほどでチェック図が出力されました。書き出しレイヤーを指示し忘れていましたが、自動で「SYASEN」レイヤーを作って、ご丁寧に色まで差別化して作成してくれました。真北の方向も画像読み取りではなく、数値データを入力しているので正確です。

AIボリューム出しテスト_斜線チェック_AI出力(マゼンダ色の部分)


AIボリューム出しテスト_斜線チェック_AI出力(高度斜線)


AIボリューム出しテスト_斜線チェック_AI出力(道路斜線)

AIボリューム出しテスト_斜線チェック_AI出力(斜線制限検討表)

📌 ちょっとした補足

私がJw_cadの要領で建物のコーナーに高さを記入していたのですが、8mの建物と16mの建物が接する部分で、文字(高さ)が重なってしまいました。AIに指示出しした後に気づいたのでそのままにしておきましたが、出来上がった断面図を見ると、ちゃんと判読できていたようです。しかし、よくよく考えると、画像を見に行っているのではなく、AutoCADのデータそのものを入力しているので、出来て当然かもしれません。

重なった文字(高さ)でも判読

📝 次に日影チェック

次に、基本ができていないと駄目だと思い、日影チェックをさせてみました。
Claude Codeへの支持

次に、今入っている建物(私の案)で日影をチェックしてください。
敷地は千代田区を想定で、東京都の安全条例に沿うかたちでお願いします。
測定線は記入済みですので、等時間図のみを記入してください。
算定方法はお任せしますが、分からなければ「JG_日影図作成」を参照してください。
精度については、ボリューム出しなので、メッシュ間隔500mmでよいと思います。
先ほどの斜線チェックのレイヤは非表示にしているので、図のかぶりは気にしなくてよいです。
レイヤは「HIKAGE」に入れて下さい。

⏱️ 出力結果と要した時間

出力結果は以下の通りです。
等時間図は完璧です。
「JG_日影図作成」と、JW_CADの日影図コマンドと照合してみましたが、問題なく一致しています。等時間図が正確なので、時間日影図や指定点時間計算も簡単にこなしてくれると思います。
緯度については、さすがにネットから知識を吸収できていなかったのか、千代田区の地理上の緯度である35.69度を採用したようです。このあと、「東京都は36度ですよ」と伝えたので、次のボリューム出しは問題ありません。

  • AutoCADとの接続と読み取り:2分
  • 計算と書き出し:約10分

合計で、およそ12分ほどでチェック図が出力されました。斜線チェックで配置図と建物情報を読み取っていたぶん出力が早まりました。出力後に、計算のロジックを聞いてみると、もともとAIが持っていた知識ではなく、先に私が読み込ませた「JG_日影図作成」のコードを解析したとのことでした。

AIボリューム出しテスト_日影チェック_AI出力(等時間図)


AIボリューム出しテスト_日影チェック_AI出力とJw_cad日影コマンドの重ね合わせ

⚡ いよいよボリューム出し

下地が整ったので、いよいよボリューム出しに挑戦させてみました。
Claude Codeへの支持

ボリューム出しをお願いします。
条件として、今回は天空率を採用しません。道路斜線をクリアするようにしてください。また、隣地との離れは500以上を確保してください。周囲の高低差はないものとします。
階高は3.0~3.5m想定ですが、パラペットはなるべく高くしたいので、100mm刻みでお願いします。平面寸法も100mm刻みとし、建物の向きや形態は一切気にせず(内部のプランは度外視し)、最大ボリューム(容積)を確保してください。算定用ボリュームがいくつできても構いません。容積率は、緩和を使うので気にせず、建蔽率だけを意識してください。測定線との離隔は、メッシュ精度が500mmですので500までは許容します。

制限時間は30分とします。30分経ったところで、それまでの最大ボリューム案を提示して、作業を止めてください。

AIボリューム出しテスト_ボリューム出し_実行前のAutoCADの状態

⏱️ 出力結果と要した時間

出力結果は以下の通りです。
もっと複雑なかたちを予想していたのですが、平面形はいたってシンプルな矩形平面(ほぼ正方形)でした。

建蔽率を意識して、最初に検討範囲を囲いこんだものと推察します。

総ボリューム 16,435㎥(当初のご提示案(斜線・日影チェック時の案) 12,600㎥ 比 +30%)

建築面積 1,021㎡(建蔽率 59.97% ≦ 60%)、最高高さ 28.3m(南西側)

日影: 5m超10m以内 3.88h ≦ 4h / 10m超 2.48h ≦ 2.5h(緯度36.0・支配的制約)

斜線: 道路(1.25・後退緩和)・隣地(20m+1.25)・第二種高度地区の包絡内、天空率不使用

隣地離れ500確保、高さ・平面とも100mm刻み

AutoCADとの接続と読み取り:2分

  • 計算と書き出し:約28分

制限時間どおり30分でボリュームチェック図が出力されました。

指示は出していませんが、1mメッシュで出てきました。実は、最初は色付けの無いただのメッシュだったので、「各ボリュームは、ひとつずつ高さが確認できるようにしてください。」と追加指示を出すと、


A. 「厚さ」プロパティに高さを設定(推奨)

B. 全ボリュームに高さ文字を記入

C. 高さ帯で色分け+凡例

D. 整形版を作り直す 

という提案があったので、最も見やすい「C」で指示を送ったところ、下の図が描画されました。

AIボリューム出しテスト_ボリューム出し_AI出力_ハイトマップ(高さ分布図)

❓ AIに質問

あまり見たことがない図が出てきたので、「これはどういうものですか?」と聞いたところ、以下の答えが返ってきました。


一般には 「ハイトマップ(高さ分布図)」 と呼ばれる表現で、建築実務のボリューム出しの文脈では 「ボリューム検討図(ボリュームスタディ図)」 の平面表現にあたります。メッシュごとの計画高さを色分けした図、という意味で「高さ別色分け図」と添え書きすれば通じます。

なお、よく似た図で業界に定着した名前があるのは 「逆日影図(逆日影チャート)」 です。こちらは「日影規制から逆算した、各地点に建てられる最大の高さ」を同じようにメッシュ色分けで示すもので、TP-PLANNER や ADS などのボリューム検討ソフトが出力します。

今回の図はそれと似ていますが、意味が少し違います。逆日影図が「規制の上限(入れ物)」を示すのに対し、この図は**上限の中から探索で選び取った「計画ボリュームそのものの高さ分布」**です。日影は各ボリュームの影の合成で決まるため、全点で上限いっぱいに建てることはできず、「どこを高くしてどこを削るか」の最適化の結果がこの分布になっています。

図中に名称を入れるなら「計画ボリューム高さ分布図(1mメッシュ・100mm刻み)」あたりが正確です。D案を作る際に、タイトルとしてこの名称を書き込むこともできます。


💡なるほど

なるほど、理解しました。私が建築のモジュールの指示出しをしなかったので、逆日のメッシュを活用して、そのなかの1m角のボリュームを上げたり下げたりしながら、最大ボリュームを模索したということのようです。
図に穴ぼこがあいていて、きれいな等高線にならなかった理由は、時間制限を30分としたからかもしれません。
無制限にトライさせれば、恐らく逆日影図の等高線をなぞるような、それでいてもっと攻めた、きれいな階段状の形が出来上がったかもしれません。

✨別案を依頼

次に、先のAIの提案にあった「D. 整形版を作り直す」をお願いしました。メッシュが全体に大きくなるかと思いましたが、単に高さが同じメッシュを連結したようです。先のものよりは見やすくなりました。
AIから「朗報です」と回答がきたので、なにかと思いきや、総ボリュームが1,000㎥増えたとのことでした。先の検討を下敷きにして解析の精度を高めたことが理由とのことでした。(検討時間30分は短かったか、、、)。

AIボリューム出しテスト_ボリューム出し_AI出力_1Mメッシュ

✨さらに改良

ボリュームの全体像はつかめましたが、このままだと建築の計画に使いずらいので、階高を3mにしたメッシュを依頼しました。
最終的に出された建物諸元は以下の通りです。

建物の諸元(階高3.0m・マンション想定)

項目値
階数最高9F(27.0m)、北・東に向かって 1〜5F に逓減
躯体体積16,239㎥
延べ床面積(全階合計)5,413㎡(容積率換算 約318%・緩和前提)
建築面積1,021㎡(建蔽率 59.97% ≦60%)
日影5m超10m以内 3.75h ≦4h / 10m超 2.48h ≦2.5h(緯度36.0で再検証済み)
斜線道路・隣地・第二種高度地区の包絡内(天空率不使用)

D案の各ブロック高さを3m階高で切り捨てて階数化しているため、すべての規制チェックは自動的に安全側です。切り捨てで生じた余り(各ブロック最大2.9m)は、検証済みの包絡内なのでパラペットや設備部分の高さとして利用可能です(図中にも注記しました)。

AIボリューム出しテスト_ボリューム出し_AI出力_高さ3mの1Mメッシュ(ハイトマップ)

平面・高さ共1mメッシュの躯体体積:17,348㎥に比べ、高さを3mにしたメッシュは16,239㎥となり、約1,000㎥(マンションの階高3mで置き換えると7スパン分ぐらい)目減りしています。かなりの目減りですが、流れ的には仕方ないです。
いったんこれで計画を立て、減った分はAIの提案どおりパラペットや設備部分の高さとして利用するのが手順としてはよいでしょうか。

⭐最後の無茶振り

最後にアイソメ図をお願いしました。ハイトマップとセットにすると、ボリューム出しの成果品が完成! といったところです。

AIボリューム出しテスト_ボリューム出し_AI出力_高さ3mの1Mメッシュ(アイソメ図)
🏁 やってみた感想

今回は、逆日なのか計画に沿ったボリューム出しなのか、やや中途半端な指示出しだったので、上記の成果物でしたが、逆にいうと、AIはもはやロジックは違えど逆日影図もつくれて、より現実的なスパンでのボリューム出しもできるということです。
時代が変わってきたということでしょうか。

JG_平面図作成(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る平面図作成

JG_平面図作成(AutoCAD版)— 単線のラフプランから、ダブルラインの端正な平面図を一括作成します。

プランの検討は、単線図から入れば——壁は 1 本の線で、部屋には室名を書くだけ。思いついた案をすぐ形にでき、直すのもすぐです。ただ案が固まったら、今度はダブルラインで壁厚や柱型を表現した平面図が要ります。JG_平面図作成は、この「単線から複線へ」の作業を、自動で行うソフトです。

単線で描いたラフプランを選択し、壁厚を入力するだけで、壁どうしの交差がきれいに処理された、ダブルラインの端正な平面図が作図されます。あわせて、面積の算出(壁芯・有効)と記入、通り芯間寸法、出入口・窓の自動作成と建具の軌跡、柱型の自動割付け、壁・柱の脚色(ハッチングまたは塗り潰し)、室名の読み込みと Excel への書き出しまで、一度に仕上がります。

もともと Jw_cad の外部変形として親しまれてきたソフトで、本パッケージにも外部変形版がそのまま同梱されています。AutoCAD 版では、Jw_cad と AutoCAD で図形の表し方が違う 2 つ——塗り潰しと寸法——を AutoCAD の図形の仕組みに合わせました。図面の見た目は Jw_cad 版と同じまま、作図した「あと」の編集が AutoCAD の標準操作でできるようになっています。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_平面図作成での活かし方
ハッチング(SOLID)つながった壁を丸ごと 1 個の塗りとして作図。部屋を囲む穴あきの形も 1 個にまとまり、クリック 1 回で選べます
寸法オブジェクト通り芯間寸法を「生きた寸法」として作図。寸法をつかんで動かせば数値が自動で変わります
図形選択線分・ポリライン・文字をまとめて選択するだけ。文字は室名の候補として読み込まれます
元に戻す(U)「選択した元図を消去」は成果物の作図と同時。作図を確かめてから 1 回の U で元に戻せます
画層と文字スタイル現在の画層へ実寸で作図。文字・寸法スタイル JG_WALLMAKE(MS ゴシック)は自動で用意されます
FEATURE 01

あとから編集できる図形で作図

塗り潰しはつながった壁ごと 1 個のハッチング、通り芯間寸法は寸法オブジェクト。色替えも寸法の手直しも、AutoCAD の標準操作でできます。

FEATURE 02

柱型は自動で決められる

柱型のサイズもスパン割付けも、指定はもちろん自動でできます。自動では経済スパン(7m 前後)を基準に割付け、サイズは概ねスパンの 1/10。柱は建物の外形から出ないよう内側へ寄せて配置されます。

FEATURE 03

出入口の調整が多彩です

位置は間口の中心へ正確に寄せる・端部から指定距離に置くが選べ、間口に合わせて開口幅を自動調整するモードも。開口幅に応じて片開き・親子開き・両開きを描き分けます。

単線プランが、壁厚のある平面図になる

下の図は、事務室と会議室の 2 室からなる単線プランです。壁は 1 本の線、出入口の位置は壁と直交する短い線(開口中心線)、部屋には室名の文字——ラフプランはこれだけです。

図の下の「平面図(変換後)」チップを押してみてください。WALLMAKE を実行した結果に切り替わります。外壁と間仕切で厚みの違う 2 つの「壁セット」の交差がきれいに処理され、出入口・窓・柱型・面積・通り芯間寸法・塗り潰しまで一度にできあがります。出入口は間口の中心へ寄せることも、端部側へ寄せることもできます——このプランでは間仕切の出入口を中央に、事務室の出入口をコーナー側に寄せています。柱型が建物の外形から出ないよう内側へ寄っているところにも注目してください。

平面図作成(WALLMAKE)— 単線プランからの一括作成事務室+会議室・壁セット 2 種
作図結果(現在の画層・線色) 塗り潰し(SOLID ハッチング) 元の単線(「消去」を外すと残る)
表示
壁厚入力(壁セット 2 種)
基準設定
その他記載設定

コマンドラインに出る内容

変換後の図形数
塗り潰し(ハッチング)
寸法オブジェクト
柱サイズ(自動)

注目してほしいのは、右下の「塗り潰し」の数です。壁と柱はすべてつながっているので、塗りは全体で 1 個。実際の図面でも、この塗りはクリック 1 回で選べます。壁厚のスライダーを動かすと有効(内法)面積が変わり、文字の高さを変えると端部の白丸など寸法まわりの大きさが一緒に変わる——このあたりは実物と同じ決まりです(寸法線の離れだけは、図に収めるため実物より詰めて描いています)。

出入口は「開口中心線」で示し、位置も幅も調整できます

単線プランでは、出入口の位置を壁の線と直交する短い線(開口中心線)で示し、壁とセットで選択します。開口の幅そのものは基準設定の「開口幅」で一律に入力します(2,000 を超える値は 2,000 で算定)。開口幅に応じて建具の種類も変わり、1,200 以上は親子開き、1,600 以上は両開きで描かれます。

さらに詳細設定では、間口の中心付近の出入口を中心位置へ正確に寄せる、端部付近の出入口を端部から指定距離の位置に置く、壁の間口幅に合わせて開口幅を自動調整する、といった位置・幅の調整が選べます。窓は出入口のない間口へ自動で作られます(出入口が 1 か所でもある間口には描かれません)。曲線は表現できません。

「選択した元図を消去」は 2 か所にあり、消えるタイミングが違います

壁厚入力フォームのチェックは、「次の壁セット」を押したその場で消えます。次の壁を選ぶとき、いま選んだ壁をもう一度拾わないためのものです。基準設定フォームのチェックは、最後の成果物の作図と同時に消えます。作図を確かめてから、1 回の U でまとめて元に戻せます。

塗り潰しは 1 個のハッチング、寸法は寸法オブジェクト

AutoCAD 版がいちばん力を入れたのがここです。作図した「あと」に強い図形で作図します。

塗り潰し——つながった壁ごと 1 個

AutoCAD 版の塗り潰しは、つながった壁と柱を丸ごと 1 個のハッチング(SOLID パターン)として作図します。部屋を囲む壁のような穴あきの形も、外周と穴(島)を持つ 1 個にまとまります。あとから色を変えたいときは、クリック 1 回で選んでプロパティを変えるだけです。

塗り潰しは線や文字より先に作図されるので、そのまま背面に回り、壁の線・室名・寸法が塗りに隠れることはありません。なお「ハッチング(斜線)」を選んだ場合は Jw_cad 版と同じく線で描かれます。コンクリート壁の 3 本線などはそのままです。

寸法——つかんで動かせば数値が変わる

通り芯間寸法は、AutoCAD の寸法オブジェクトとして作図します。どの 2 点間の寸法かという情報を持っているので、寸法をつかんで動かせば数値が自動で変わり、補助線・端部の丸・数値がひとまとまりで扱えます。端部は Jw_cad の平面図と同じ白丸です。

寸法スタイル JG_WALLMAKE を図面に自動で作り、大きさはすべて、コマンドの最初に聞かれる文字の高さを基準に決めます。

項目大きさ
文字の高さ入力した高さ(実寸。既定 500)
端部の白丸文字高さの 40%
補助線の出文字高さの 30%
寸法線までの離れ文字高さの 10 倍
小数点以下表示しない

1/100 で印刷して 5mm の文字にするなら 500。このとき寸法線は壁から図面上 30mm 離れ、Jw_cad で 1/100 の図面を作ったときと同じ見た目になります。

作図されるもの

画層・線種現在の画層・線種・線の太さで作図します。平面図を描く画層を現在層にしてから実行してください。
文字文字スタイル JG_WALLMAKE(MS ゴシック)を自動で作って使います。高さはコマンドの最初に聞かれる実寸です。
寸法寸法スタイル JG_WALLMAKE を自動で作成。端部は白丸、大きさは文字の高さ基準です。
塗り潰しSOLID パターンのハッチング。つながった壁・柱で 1 個にまとまります。
座標モデル空間に実寸で作図します。作図した図形は、選択した単線と同じ位置に置かれます。
Excel「その他記載設定」にチェックを入れると、室名・壁芯面積・有効面積を Excel へ書き出せます。
レイヤグループなど、Jw_cad 用の欄は灰色になっています

入力フォームは Jw_cad 版と共通のため、AutoCAD では意味のない項目(レイヤグループ・描画グループ・描画レイヤ・線(色)番号・使用する文字種)があります。これらは灰色(入力不可)にしてあり、入力する必要はありません。建具と寸法の画層を指定する「注釈描画設定」フォームも AutoCAD では表示されず、どちらも現在の画層・線種で描かれます。

柱型は、サイズも割付けも自動で決められる

柱型の自動作成で「詳細設定を行う」にチェックを入れると、柱型詳細設定フォームが開きます。設定できるのは、柱型サイズ(X・Y)とスパン(X・Y)、それに 3 つのチェックボックス。サイズを指定してスパンだけ自動、スパンを指定してサイズだけ自動——という指定と自動の組み合わせが自由なのが、このフォームの気が利いているところです。

  • スパンの割付けを自動にする——「経済スパンを優先」を入れると 7,000mm を基準に、外すと 10,000mm を基準に本数を決めます
  • スパンを指定する——入力値のまま建物の中心から割り付けます。端に半端が出たら「スパンの割付調整」を入れると、入力値を基準に端部から割り直して半端を解消します
  • サイズを自動にする——概ねスパンの 1/10(スパンが一定でないときは最頻値または平均値)で決まります。150〜1,200mm の範囲に収まります

作図では、外周の柱型は外壁の外面に合わせて部屋の内側へ寄せて置かれるので、建物の外形から柱がはみ出しません。通り芯の交点が建物の内部にあれば、そこには独立柱が置かれます。

下のデモで、この決まりをそのまま動かせます。自動の基準値(経済スパン 7,000・基準 10,000・サイズはスパンの 1/10 で 150〜1,200)は本体のプログラムと同じ数値です。フォームの上では、自動にしたい欄を未記入(または 0)のままにするだけです。

柱型詳細設定 — 自動サイズと自動割付け通り芯の交点に柱型を割り付ける(外周+独立柱)
壁(複線・壁厚 300) 柱型 寸法(端部は白丸)
建物(通り芯)
柱型サイズ
スパン設定
PRESET

柱型詳細設定の結果

柱サイズ(X × Y)
X 方向スパン
Y 方向スパン
柱型の数

プリセットを順に押すと、設定の意味がつかめます。「全自動(経済スパン)」は 7,000mm 基準の割付け。「経済スパンなし」にすると基準が 10,000mm になり、柱の本数が減ります。「スパン指定 8,000」では建物中心から 8,000 きざみで割り付けるため端に半端なスパンが出ますが、「割付調整」を入れると入力値を基準に割り直して半端が消えます。サイズを自動にしたまま眺めていると、スパンが変わるたびに柱サイズも 1/10 で追従していくのが分かります。

項目入力できる範囲自動のとき
柱型サイズ X・Y100 〜 1,500概ねスパンの 1/10(150〜1,200 の範囲)
スパン X・Y900 〜 12,000自動割付け(経済スパン優先なら 7,000 基準)
X 方向だけ自動、という使い方もできます

自動と指定は方向ごとに選べます。スパン X だけ指定して Y は自動に、といった使い分けができます。柱を自動設定できるのは、X 軸と Y 軸(約 90 度方向)のセットで 2 セットまでです。「経済スパンを優先」は、スパン X・Y の両方を指定した場合は入力値が優先され、効きません。「柱型と壁を結合する」を入れると柱と壁が包絡されます。

柱型と脚色をセットで使うときの注意

出入口の位置が柱型と重なった場合、その出入口は自動で取り止めになり、通知が表示されます。柱型の自動作成と壁・柱の脚色をセットで行うときは、出入口の詳細設定にある「開口幅自動調整モード」を ON にしてください。

なお、このデモの割付けは設定の決まりを再現した模式図です。実物は壁との位置関係まで含めて候補を評価するため、複雑な平面では割付け位置が図と異なることがあります。

コマンドと操作の流れ

ふだん使うコマンドは WALLMAKE の 1 つだけです。実行すると本体アプリ(計算と入力画面を受け持つ「JG_平面図作成」フォルダー内の EXE)が起動し、入力フォームは Jw_cad 版とまったく同じものが開きます。フォームを閉じると AutoCAD へ作図されます。

WALLMAKE平面図作成WALL+MAKE = 壁を作る

単線のラフプランから、包絡された平面図を一括作成します。

  1. WALLMAKE と入力すると、まず「文字の高さ(mm)」を聞かれます。面積・室名・寸法の文字の大きさです(実寸。既定 500)
  2. 「厚みの異なる壁ごとに選択」と表示されるので、同じ壁厚にする単線と開口中心線、室名の文字をまとめて選択して Enter を押します。線分・ポリライン・文字が選べます
  3. 「壁厚入力」フォームに壁厚(mm)を入れて「入力」。壁厚が 1 種類なら「入力完了」、ほかにもあるなら「次の壁セット」を押すと AutoCAD の画面に戻るので、次の壁を選択して同じように入力します(10 種類まで)
  4. 「包絡確認」で包絡の方法(一律/壁厚ごと/行わない)を選びます
  5. 「基準設定」で柱型・出入口・窓を選び、「その他記載設定」で面積・室名欄・通り芯間寸法・脚色などを選びます
  6. 脚色する場合は「作業選択」でハッチング(斜線)か塗り潰しを選び、色や斜線の間隔を設定します
  7. 「設定完了」を押すと作図され、コマンドラインに「[WALLMAKE] 図形 ○○ 個を作成しました。」と出ます。塗り潰しをした場合は、うち何個が塗りかも表示されます
WALLMAKEPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_平面図作成」フォルダーの中の WindowsAppJwwWallMake.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、古い版を掴んでしまったときに使います。

最初に「文字の高さ」を聞きます

Jw_cad 版では文字の大きさを「使用する文字種」の番号で指定しますが、文字種は AutoCAD にはありません。AutoCAD 版では代わりに、コマンドの最初に文字の高さ(実寸)を聞きます。1/100 で印刷して 5mm の文字にしたいなら 500 です。寸法まわりの大きさもすべてこの値が基準になります。

包絡を「行わない」と、できないことがあります

包絡確認で「行わない」を選んだ場合は、出入口の一律作成・窓の自動作成・有効面積の算定は行えません。「壁厚ごとに行う」では、壁厚の異なる部分の交点は厚いほうの壁が優先で包絡されます。

1 つのフォルダーで、2 通りの使い方

配布フォルダー「JG_平面図作成」は、そのまま 2 通りに使えます。どちらの使い方でも、計算を受け持つプログラムは同じものです。

使い方入口こんなとき
AutoCAD のコマンドWALLMAKE(本記事)AutoCAD 2027 で使う。塗り潰し 1 個・寸法オブジェクトはこの使い方だけの仕様です
Jw_cad の外部変形平面図作成.BATJw_cad で使う。従来どおりの操作です。手順は同梱の「初めにお読み下さい.txt」をご覧ください
設定と前回値は、フォルダーの中に保存されます

本体アプリは、同じフォルダーにある ini ファイルを読み書きします。フォルダーの中身を分けて置かないでください。フォルダーごと別のパソコンへコピーすれば、設定もそのまま引き継がれます。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。プラグインが AutoCAD の読み込み場所へコピーされます。
  4. 「JG_平面図作成」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで WALLMAKE が使えます。
「JG_平面図作成」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリは、同じフォルダーにある設定ファイル(ini)を読み書きします。中身を分けて置くと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す WallMake.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_平面図作成 本体アプリ(置き場所は任意) ├ WindowsAppJwwWallMake.exe 本体(プラグインが起動します) ├ WindowsAppJwwDrawing.exe 脚色の描画 ├ WindowsAppJwwPlanCHK.exe 脚色の領域計算 ├ 平面図作成.BAT Jw_cad の外部変形用 └ DATA*.ini ほか 前回値・設定

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0
プラグインは AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、コマンドは 2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。2026 以前や Jw_cad をお使いの場合は、同梱の外部変形版をそのままお使いいただけます。

うまく動かないとき

コマンドを打っても本体アプリが起動しない「JG_平面図作成」フォルダーが見つからない状態です。WALLMAKEPATH を実行し、フォルダーの中の WindowsAppJwwWallMake.exe を指定してください。
「AutoCAD 対応版ではありません」と出るパソコンの中に残っている古い EXE を掴んでいます。WALLMAKEPATH で本パッケージの Ver 4.3 以上のものを指定し直してください。
作図されずに終わる入力フォームを途中で閉じた場合は何も作図されません。コマンドラインに「中止されました」または理由が表示されます。
エラーのあと、次も同じエラーが出るエラーで終わったときは前回値(DATA*.ini)を自動で初期化しています。それでも直らない場合は、「JG_平面図作成」フォルダーの DATA21.ini から DATA27.ini を空にしてください(ファイルは消さないでください)。
文字が「?」になる文字スタイル JG_WALLMAKE が別の設定で図面に残っている可能性があります。フォントをMS ゴシックにしてください。
寸法の文字だけ大きさが違う寸法スタイル JG_WALLMAKE は図面に一度作られると使い回されます。文字の高さは作図のたびに図形側で設定し直すので通常はそろいますが、合わない場合は図面内の JG_WALLMAKE 寸法スタイルを削除してから作図し直してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_平面図作成」フォルダーは消えないので、Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_日影図作成(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る日影図・等時間図の作成

JG_日影図作成(AutoCAD版)— AutoCADのなかで、時間日影図・等時間図・指定点の日影時間・日影諸表を高精度で作図します。

JG_日影測定線との組み合わせ、AutoCADの配置図をなぞるかたちで日影図を作成します。別のソフトで計算して、変換して、図面へ持ち込む——という受け渡しがありません。

等時間図の精度(メッシュ 500・200・100mm)は 3 段階から選べ、用途地域が 2 つある敷地にも対応します。AutoCAD 版(Ver.2.1)ではさらに、日影ラインが「9時」「2.5時間」のような名前のブロックとして作図されるようになりました。8時と16時の線だけ非表示にする、規制時間の線だけ色を変える——検討図でよくやる操作が、ブロック単位でできます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_日影図作成での活かし方
ブロック日影ラインを時間ごと・規制時間ごとのブロックとして作図。表示・非表示、色分け、移動・削除が時間単位でできます
コマンドHIKAGE HIKAGESKP HIKAGEPNT HIKAGETBL の 4 つ。メニューを開かずに打てる
図形選択(線分・ポリライン)建物と真北線(必要なら用途区分線)をまとめて選択して渡すだけ。混ざっていても構いません
線種(HIDDEN)時間日影図の 30 分線に使用。ほかの線は現在の線種のまま作図されます
画層と文字スタイル現在の画層へ実寸で作図。文字スタイル JG_HIKAGE(MS ゴシック)は自動で用意されます
FEATURE 01

AutoCAD の中で完結します

計算も作図も、いま開いている図面の中。別ソフトへの変換や貼り込みがありません。JG_日影測定線と合わせれば、測定線から等時間図まで一気通貫です。

FEATURE 02

ボリューム出しから申請まで

速さ優先の 500mm でも大きな狂いは出ません(下のデモで確認できます)。100mm + 日影諸表で、確認申請の検討資料まで揃います。

FEATURE 03

時間ごとの「ブロック」で作図

時間日影図は「8時」~「16時」、等時間図は「2.5時間」のような名前のブロックになります。原点基準の挿入なので、見た目も座標も従来と同じです。

日影ラインは、時間ごとのブロックになりました

下の図は時間日影図です。冬至の 8 時から 16 時まで、1 時間ごとの影の外形線と時刻の文字を作図します。計算に使っている式は、JG_日影図作成 が実際に使っているもの(太陽高度・太陽方位角・影倍率)と同じです。

図の下の「ブロック」チップを押してみてください。その時刻の線がまとめて消えます。実際の図面でもこれと同じことが、ブロックの表示・非表示や削除としてできます。「時間ごとに色を分ける」を入れると、ブロック単位で色を変えたときのイメージになります。

時間日影図(HIKAGE)— ブロックごとの表示切替冬至・真太陽時 8時~16時
日影ライン(1 時間ごと) 30 分線(線種 HIDDEN) 建物(選択した図形)
建物
日影条件
描画
ブロック

コマンドラインに出る内容

ブロック数
表示中
8時の影の長さ
表示中の図形

朝夕の線が長く伸びるのは、太陽高度が低いためです。緯度を上げる(北の地域にする)と、同じ建物でも影がぐっと伸びるのが分かります。測定水平面より低い部分は影を落とさないので、測定面を 6.5m に変えると影は短くなります。

ブロックは、見た目を変えずに「あとから効く」機能です

ブロックは原点(0,0)基準で挿入されるので、作図した瞬間の見た目・座標は従来とまったく同じです。違いが出るのはそのあと——ある時刻の線だけ非表示にする、色を変える、消す、といった操作がひとまとまりでできます。同じ名前のブロックがすでに図面にある場合は「9時_2」のような別名になり、前回作図した図形が変わることはありません。建物高さの文字(「10.5m」など)はブロックに入れず、そのまま作図します。

作図されるもの

画層現在の画層にそのまま作図します。線の太さ・色も現在の設定です。日影図用の画層を現在層にしてから実行してください。
線種現在の線種で作図します。時間日影図の 30 分線のみ HIDDEN 固定です(図面に無ければ自動で読み込みます)。
文字文字スタイル JG_HIKAGE(MS ゴシック・幅係数 1.0)を自動で作って使います。文字の高さは実寸で指定します。
座標モデル空間に実寸で作図します。配置場所を聞かれるのは日影諸表だけです。
ブロック時間日影図=時間ごと(「9時」、30 分線は「8.5時」)/等時間図=規制時間ごと(「2.5時間」「4時間」)。
用途地域用途区分線 1 本で 2 地域まで同時に検討できます。同じ時刻・同じ規制時間の線は同じブロックにまとまります。

精度で何が変わるか——3 種類の等時間図を重ねる

等時間図は、敷地に敷いたメッシュの一点一点について「1 日に合計何時間影に入るか」を積算し、規制時間ちょうどの点を結んだ線です。精度設定で選ぶのはメッシュ間隔(500・200・100mm)ですが、実は時間の刻みも一緒に変わります——500mm は 5 分きざみ、200mm は 2 分きざみ、100mm は 1 分きざみ。この対応も、実物の JG_日影図作成 と同じにしてあります。

下のデモは、この積算を実際にその場で計算しています。3 段階の精度で同じ等時間線を求め、色を変えて重ねました。500mm では角が落ちたり線がずれたりするのに、100mm では滑らかに落ち着く——その代わり計算量が桁違いに増えることが、下の計算時間でそのまま分かります。

等時間図(HIKAGE)— 精度 3 段階の重ね合わせ冬至・真太陽時 8時~16時・L 字形の 2 ボリューム
500mm(5 分きざみ) 200mm(2 分きざみ) 100mm(1 分きざみ) 建物
建物(2 ボリューム)
日影条件
精度(メッシュ間隔)
PRESET

計算の規模(メッシュ点数 × 時間ステップ)と実測時間

500mm / 5分
200mm / 2分
100mm / 1分
線のずれ(最大)

3 本の線は、ほとんどの区間で概ね重なります。離れるのは線が折れる場所や、2 つのボリュームの影が重なる場所です。「線のずれ」(500mm の線と 100mm の線の距離の最大値)は、条件を変えて数百 mm 程度に収まります。スピードを優先にした 500mm でも、検討を誤らせるような大きな狂いは出ません。ボリュームの当たりを付ける段階では、500mm で何度でも繰り返せます。

仕上げは逆に、精度が必要です。特に、測定線と近接している場合は 100mm まで精度を上げてじっくり計算するのがよいでしょう。

建物高さの入力は、専用のウィザードで行います

選択した図形が表示され、端部をクリックして時計回りに高さ(m)を入力していきます。ボリュームごとに「完了(登録)」で登録し、すべて入れたらアイソメ図で形を確認して次へ進みます。図形を高さ入力に使うだけなので、重複する線があってもレイヤーを分けておく必要はありません。

このデモで単純化していること

デモは 2 ボリューム・用途地域 1・真北は図の上向き・冬至固定です。実物の JG_日影図作成 は複数ボリューム、用途地域 2 つ(規制時間を別々に設定)、任意の真北、時期の選択(冬至・夏至・春秋分)に対応し、5m・10m それぞれの規制時間で等時間線を描きます。

5m・10m の測定線そのものは、同じ AutoCAD プラグインの JG_日影測定線 で作図できます。測定線を描いてから等時間線を重ねる、という流れで使っていただけます。

コマンドは 4 つ

ActiveX 版のメインメニュー(win日影)にある「日影図作成」「指定点時間計算」「日影諸表作成」の 3 ボタンが、そのままコマンドになっています。そこへ AutoCAD 版だけの HIKAGESKP が加わります。どのコマンドも、入力ウィザードは ActiveX 版とまったく同じものが開くので、覚え直しは要りません。

HIKAGE日影図作成HIKAGE = 日影

時間日影図・等時間図を描きます。ふだん使う主役のコマンドです。

  1. HIKAGE と入力し、建物と真北線(必要なら用途区分線)を全て選択して Enter を押します。線分(LINE)とポリライン(LWPOLYLINE)を選べます
  2. 真北を示す 2 点を南から北の順にクリックします(前回値は「真北再現」)。用途区分線があれば続けて入力します
  3. 建物高さを入力します。端部をクリックし、時計回りに高さ(m)を入れてボリュームごとに登録。終わったらアイソメ図で形状を確認します
  4. 条件を設定します。用途地域ごとの規制時間(10m・5m)、測定水平面の高さ、緯度、時期
  5. 時間日影図(1 時間ごと/30 分ごと)か等時間図を選びます。等時間図は精度(500・200・100mm)も選びます
  6. 注釈の文字高さ(実寸)を入れるとウィザードが閉じ、AutoCAD へ作図されます。コマンドラインに「作成 ○○ 個(ブロック ○ 個: 8時、9時、…)」と出ます
HIKAGESKP前回値で始めるSKP = SKIP

同じ建物のまま、時間日影図と等時間図を描き分けたいとき。設定を変えて描き直したいとき。

  1. HIKAGESKP と入力します。AutoCAD では何も選択しません
  2. 前回の建物・真北・用途区分線・ボリュームが自動で読み込まれ、建物高さ入力フォームが前回の状態で開きます
  3. そのまま「形状確認(次へ)」を押せば、あとは HIKAGE の条件設定からと同じです。ボリュームを直してから進むこともできます

時間日影図を描いたあと等時間図を重ねる——という 2 回目以降が、図形選択も真北入力も無しで始められます。前回値が無いときはその旨が表示されるので、先に HIKAGE を一度実行してください。

HIKAGEPNT指定点時間計算PNT = POINT

隣地の窓先など、気になる点の日影時間をピンポイントで知りたいとき。

  1. HIKAGEPNT と入力し、建物と真北線を選択して Enter を押します
  2. 真北の 2 点に続けて、指定点(複数可)をクリックします(前回値は「指定点再現」)
  3. 建物高さと条件(測定水平面・緯度・時期)を入力すると、指定点ごとに引き出し線・小円・日影時間が作図されます

積算は 1 分きざみです。等時間線を描くまでもない点検討が、これ 1 つで済みます。

HIKAGETBL日影諸表作成TBL = TABLE

確認申請の検討書に添える影倍率表・日影長さ表・方位角倍率図が要るとき。

  1. HIKAGETBL と入力します。図形の選択はありません
  2. 真北を示す 2 点を南から北の順にクリックし、続けて諸表の配置基準点(表の左上)をクリックします
  3. 諸表の種類(複数選択可)と緯度・時期・測定面高さ、日影長さ計算用の高さ(通常は 10m)、文字高さを入力すると、基準点を左上として作図されます
HIKAGEPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_日影図作成」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADHikage.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、古い版を掴んでしまったときに使います。

日影諸表は、真北と置き場所を「先に」聞きます

ActiveX 版の日影諸表は、作図の直前に配置基準点を聞いていました。プラグイン版では、コマンドの直後に真北 2 点と配置基準点を AutoCAD の画面でクリックしてから、設定フォームが開きます。入力画面が開いているあいだは AutoCAD 側の操作を受け付けられないためで、図面の空きを見ながら先に位置を決められます。

作業方法の選択画面は出ません

ActiveX 版では最初に「AutoCAD読込み/保存データ読込み」を選ぶ画面が出ますが、プラグインのコマンドは選択した図形でそのまま始まります。「保存データ読込み」に当たる使い方は HIKAGESKP が受け持つので、一手少なくなっています。

1 つのフォルダーで、3 通りの使い方

配布フォルダー「JG_日影図作成」は、そのまま 3 通りに使えます。どの使い方でも、計算を受け持つプログラムは同じものです。

使い方入口こんなとき
AutoCAD のコマンドHIKAGE ほか(本記事)AutoCAD 2027 で使う。ブロック化はこの使い方だけの機能です
ActiveX 版WindowsAppAutoCADHikage.exe をダブルクリックAutoCAD 2026 以前で使う。メインメニュー(win日影)から続けて作業したいとき
Jw_cad の外部変形日影図作成.BATJw_cad で使う。従来どおりの操作です

ActiveX 版は、AutoCAD 2027 を先に起動して日影図を描く図面を開き、出力する画層を現在層にしてから EXE を起動します。よく使う場合はデスクトップにショートカットを置いてください(EXE だけを別の場所へコピーすると動きません。フォルダーごと移動します)。

設定と前回値は、フォルダーの中に保存されます

AutoCAD 版の設定・前回入力値は JG_日影図作成\Things\Hikage に保存されます。フォルダーごと別のパソコンへコピーすれば、設定もそのまま引き継がれます。以前のバージョンをお使いだった方の設定は %APPDATA%\Things\Hikage に残っているので、引き続き使いたい場合は中身を上記フォルダーへ上書きコピーしてください。Jw_cad 版の前回値は別に保存されるので、混ざることはありません。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。プラグインが %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins へコピーされます。
  4. 「JG_日影図作成」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで HIKAGE が使えます。
「JG_日影図作成」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリ(計算と入力画面を受け持つ、フォルダー内の EXE)は、同じフォルダーにある設定ファイルを読み書きします。中身を分けて置くと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す Hikage.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_日影図作成 本体アプリ(置き場所は任意) ├ WindowsAppAutoCADHikage.exe AutoCAD 用(ActiveX 版と兼用) ├ WindowsAppJwwHikagezuMake.exe 日影図・指定点時間の計算 ├ WindowsAppJwwHouikakuZu.exe 日影諸表の計算 ├ 日影図作成.BAT Jw_cad の外部変形用 └ Things\Hikage AutoCAD 版の設定と前回値

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(ActiveX 版・Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.2.1
プラグインは AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、コマンドは 2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。2026 以前をお使いの場合は、同梱の ActiveX 版をそのままお使いいただけます。

うまく動かないとき

コマンドを打っても本体アプリが起動しない「JG_日影図作成」フォルダーが見つからない状態です。HIKAGEPATH を実行し、フォルダーの中の WindowsAppAutoCADHikage.exe を指定してください。
「AutoCAD 対応版ではありません」と出るパソコンの中に残っている古い EXE を掴んでいます。HIKAGEPATH で本パッケージの Ver.2.1 以上のものを指定し直してください。
HIKAGESKP で「前回の建物データがありません」と出る前回値がまだ保存されていません。先に HIKAGE を一度実行し、建物高さ入力フォームで「形状確認(次へ)」まで進んでください。
入力フォームが画面からはみ出す建物高さ入力と形状確認のフォームは、画面に収まるよう自動で縮みます。操作しにくい場合はウィンドウの端をドラッグして調整できます。
作図されずに終わるウィザードを途中で閉じた場合は何も作図されません。コマンドラインに理由が表示されます。
文字が「?」になる文字スタイル JG_HIKAGE が別の設定で図面に残っている可能性があります。フォントをMS ゴシック、幅係数 1.0 にしてください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_日影図作成」フォルダーは消えないので、ActiveX 版と Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_建具記号(AutoCAD 版)


建具キープラン内の建具記号を集計したり、番号を自動で割り当てるAutoCAD 2027 用プラグインです。


どなたでも自由にダウンロードしてご利用いただけます。


インストール方法やご使用方法は、同梱の「初めにお読みください(AutoCAD用).txt」をご確認ください。

JG_近隣範囲図(AutoCAD 版)

敷地境界線または建物外壁ラインから近隣範囲図を作成するAutoCAD 2027 用プラグインです。


どなたでも自由にダウンロードしてご利用いただけます。


インストール方法やご使用方法は、同梱の「初めにお読みください(AutoCAD用).txt」をご確認ください。

JG_敷地図作成(AutoCAD版)

土地測量の座標一覧表から敷地図(測量図)を作成するAutoCAD 2027 用プラグインです。。


どなたでも自由にダウンロードしてご利用いただけます。


インストール方法やご使用方法は、同梱の「初めにお読みください(AutoCAD用).txt」をご確認ください。

JG_敷地延焼線(AutoCAD版)

敷地境界線からの延焼線(延焼のおそれのある部分)を作成するAutoCAD 2027 用プラグインです。


どなたでも自由にダウンロードしてご利用いただけます。


インストール方法やご使用方法は、同梱の「初めにお読みください(AutoCAD用).txt」をご確認ください。