壁・床のみを選択して脚色
JG_図面脚色は、平面図・断面図から壁・床、柱・梁部分を抽出してその断面領域を脚色(ハッチング又は塗り潰し)する外部変形(ソフト)です。
壁や床等の断面線が他の見えがかり等と異なる線色で描かれている必要がありますが、ダブルラインの端部が閉じていない場合でも範囲を特定できます。
壁や床以外の領域を脚色する際は、モードを変えることで、閉じた領域のみを脚色することが可能です。
バージョン2.0から入れ子が含まれる領域をすべて抽出できるようになりました。
またバージョン3.0から最小壁厚を指定してすることで、脚色する壁をトリミングすることができるようになりました。RCの壁と乾式の壁とで表現を分ける際に活用できます。
塗り潰しの色はカラーダイアログで設定することができます。
またハッチングは単線、二重線、三重線から選択でき、角度、ピッチを指定することができます。

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この外部変形では、Jw_cadで範囲選択後、最初に作業選択フォームが現れます。こちらで通常は「壁または床を特定する場合」を選択しますが、その際に「入れ子の領域を含める」も自動的にチェックが入ります。

その理由としては、下図の平面図サンプルのように、EPS(図面の左下)やDS、PSなど壁で閉じた領域がある場合に、「入れ子の領域を含める」にチェックを入れなかった場合は、中の室内を切り取ることが難しくなるためです。

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「入れ子の領域を含める」にチェックを入れると下図のように適切に脚色することができます。

また、次に条件設定フォームが現れますが、ここでは、最小壁/床厚を設定することで、記載した数値以下の壁厚の壁を脚色する範囲から除外することができます。

下記は、「最小壁/床厚」を120として、壁厚100の壁を脚色範囲から除外した例です。

上記の条件設定フォームでは、柱幅/梁せいの最大値を設定することが出来ますが、こちらで設定値以上の柱や梁をトリミングすることは現バージョンでは困難です。以下は、 条件設定フォームの「柱幅/梁せいの最大値」に、実際の柱サイズ(500✕500)よりも小さい450を入力した例ですが、独立柱の他に壁付柱も除外される場合があります。

Jw_cadで図面を選択した際に線色が2色以上あった場合は、以下の範囲設定フォームが現れます。上記の平面図サンプルでは、壁・柱の線が黄色で描かれているため、線(色)番号のテキストボックスに2を入れることで分離しています。

このようにいったん明確に壁・柱とその他を分けておくと、下記のように壁の端部をオープンとした場合でも脚色することが可能です。

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また、前述した最小壁厚による壁のトリミングについては、この例のように、壁厚の異なる壁が包絡している場合(実行前図参照)でも分離することできます。

断面図を脚色する場合には、注意点が一つあります。前述した条件設定フォームと、範囲設定フォームの間に、以下の精度設定フォームが現れます。断面図の場合は床の上下の線が平行とは限らないため、この精度設定において、上下の線の角度を示しておく必要があります。



下記のように、スラブの水勾配や、庇の上裏勾配、排水溝や水切などの欠き込みがある場合でも、「壁または床を特定する場合」で脚色可能です。

操作方法は、以下の通りです。
【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。
【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。
【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_図面脚色」フォルダ内の図面脚色.BATをクリックします。
【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「図面を全て選択」と表示されるので、平面図または断面図等を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。
注意:家具および建具、見え掛り線などを含めて選択しても問題ありませんが、線の色が同一の場合は間違って選択される場合があります。
また算出にも時間がかかるため、レイヤ-が分かれている場合は非表示にして選択範囲に含めない方が無難です。
【5】作業選択フォームが立ち上がるので、「ハッチング」か、「塗り潰し」を選択します。
壁(柱)または床(梁)を脚色する場合は「壁または床を特定する場合」にチェックを入れます。
また、入れ子の領域がある場合またはあるかどうか不明な場合は、「入れ子の領域を含める」にチェックを入れます。
補足:入れ子の領域が無いことが明らかな場合は、「入れ子の領域を含める」のチェックを外すことで処理スピードを速めることができます。
注意:複雑な平面図や断面図を描画する際、「壁または床を特定する場合」にチェックを入れなかった場合は、閉じた領域を全て抽出するため時間を要します。
重要:平面図で壁(柱)を脚色する場合は、「入れ子の領域を含める」にチェックを入れて下さい。
【A】 ≪ ハッチング ≫
<「壁または床を特定する場合」にチェックを入れた場合>
【6】読込条件フォームが立ち上がるので、「最小壁/床厚」「柱幅/梁せいの最大値」(柱・梁が無い場合は壁厚または床厚を入力する。範囲の外形線を描出するには、範囲外形で「記載する」ボタンをオンにする。
補足:デフォルトで「最小壁/床厚」は50、「柱幅/梁せいの最大値」は1500に設定されています。
「最小壁/床厚」は10~300、「柱幅/梁せいの最大値」は100から5000までの間で設定できます。
正確に入力すると領域の抽出精度を高めると共に描画速度を速めることができます。
重要:「最小壁/床厚」を入力した場合、設定値未満の壁厚/床厚の壁/床の脚色は行われません。
「柱幅/梁せいの最大値」は、設定値を超える柱幅/梁せいの柱/梁を除外するものではありません。描画速度に影響するのみです。
【7】精度設定フォームが立ち上がるので、①平行線の精度で向かい合う線の角度を0.1~10度の間で入力します。(主に水勾配や上裏勾配が付いているスラブや庇を想定しています)。
次に②交点の精度で端点の離れ(距離)を0.1~10mmの間で入力します。(線の端部が微妙に閉じていない場合を想定しています)。
重要:断面図で水勾配や上裏勾配が付いたスラブがある場合は、平行線の精度を5度~10度として下さい。
【8】図面内に線色が二種類以上ある場合は、範囲設定フォームが立ち上がるので、対象範囲の線色を特定するため、対象となる領域を示す線(色)番号を入力します。
全ての線色を対象とする場合は、「指定しない」にチェックを入れます。

【9】ハッチング詳細フォームが立ち上がるので、「斜線仕様」で単線、二重線、三重線の中から選択します。
次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。
詳細に設定する際は「詳細入力」チェックボックスにチェックを入れます。
OKボタンを押すと、Jw_cadの画面にハッチングが描画されます。

補足:「詳細入力」チェックボックスにチェックを入れた際は、詳細設定フォームが立ち上がるので、重線の間隔(二重線と三重線の場合)と斜線角度、線群ピッチを入力します。
次に「記載仕様」で線(色)番号(1~9まで)と線種番号(1~9まで)を入力します。
線(色)番号はSXF色の101~356までを利用することもできます。
決定ボタンを押すとハッチング詳細フォームに戻ります。
<「壁または床を特定する場合」にチェックを入れなかった場合>
【6H】精度設定フォームが立ち上がるので上記【7】の入力を行います。
【7H】ハッチング詳細フォームが立ち上がるので上記【9】の入力を行います。
注意:「壁または床を特定する場合」にチェックを入れなかった場合は線色の指定は行えません。Jw_cadで選択する際に対象の線色のみを選択して下さい。
【B】 ≪ 塗り潰し ≫
<「壁または床を特定する場合」にチェックを入れた場合>
【6】と【7】の条件・設定入力フォームが立ち上がるので上記を入力を行います。
【8】図面内に線色が二種類以上ある場合は、範囲設定フォームが立ち上がるので、対象範囲の線色を特定するため、対象となる領域を示す線(色)番号を入力します。全ての線色を対象とする場合は、「指定しない」にチェックを入れます。

【9】描画設定フォームが立ち上がるので、表示されたピクチャーボックスの色を確認します。
次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。

色を変更する場合は、「色を取得」ボタンを押して、色の設定フォームから任意に色を選択して「OK」ボタンを押します。
描画設定フォームに戻るので、こちらでOKボタンを押すとJw_cadの画面に塗り潰しが描画されます。
補足1:レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。
<「壁または床を特定する場合」にチェックを入れなかった場合>
【6S】精度設定フォームが立ち上がるので上記【7】の入力を行います。
【7S】描画詳細フォームが立ち上がるので上記【9】の入力を行います。
注意:「壁または床を特定する場合」にチェックを入れなかった場合は線色の指定は行えません。
Jw_cadで選択する際に対象の線色のみを選択して下さい。
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