月: 2026年6月

ファイル名を取得して図面リスト作成

  
設計の手順は設計者によって様々ですが、着手時に図面リストを作成してから各図面の製作に取り掛かる場合と、一通り図面を製作した後に図面リストを作成する場合と二通りあると思います。

Jw_cadには便利な機能があって、特殊な埋め込み文字を使用すると、ファイル名を以下のように取得して図面枠などに表示できるので、ファイル名をしっかり作って管理しておくことで、図面番号と図面名称等においては、ファイルを開かなくても変更・確認が容易です。

Jw_cadの埋め込み文字

基本設計や実施設計の完了時にファイルを一まとめにすると思いますが、そのフォルダー内のファイル名を集計してリスト化することによって、図面枠の名称とも整合が取れた図面リストが出来上がります。

JG_図面リストは、既成のリストからJw_cad形式の図面リストを作成する外部変形(ソフト)です。

バージョン1まではExcelで作成した図面リストのみが対象でしたが、バージョン2からフォルダー内のファイル名を取得して、直接Jw_cadに書き出すことが可能になりました。
 

その際に、ファイル名を図面番号と図面名称に分けて書き出すことができます。また、新たに図面番号を付与することも可能です。
フォルダー内に様々な拡張子のファイルが混在している場合でも、jwwの拡張子のみを判別できるほか、PDFやDXFのみを抽出することも可能です。

JG_図面リスト_実行前のファイル一覧

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JG_図面リスト_実行画面

上図は、フォルダーの中に一式入っている図面ファイルから、先頭の図面番号と、アンダーバー以下の図面名称を切り分けてJw_cadに変換出力した図面リストです。BAK(バックアップ)ファイルが混雑している場合でも、Jwwのファイルのみ仕分けして取り出せます。


リスト表の大きさや罫線の間隔等は、書き出す文字の大きさに合わせて適切に調整されます。

またこれまで通り、フォルダー内のファイル名を取得してExcel形式に変換することができ、編集した上でJw_cadに書き出すことが可能です。

JG_図面リスト_EXCELで作成した図面リスト

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JG_図面リスト_EXCELから読み込んだ図面リスト

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_図面リスト」フォルダ内の図面リスト.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎配置基準点(左上)を指示」と表示されるので、リストを配置する任意の点をクリックします。

【5】作業選択フォームが立ち上がるので、図面リストをファイル名を取得して作成する場合は「ファイル名から入力」を選択し、EXCELから読み込む又はファイル名取得後EXCELで編集する場合は「EXCELから入力」を選択します。

 <「ファイル名から入力」を選択した場合>

【A]操作方法のメッセージが表示される。OKボタンを押すと、フォルダーを選択するダイアロボックスが立ち上がるので、リスト化したフォルダー内の任意のファイルを選択します。

   

補足:選択したファイルの拡張子が参照され、同じフォルダー内にある同一拡張子のファイルが全てリスト化されます。拡張子の種類は問いません。jww,dxf,dwg,pdf等全ての拡張子のファイルをリスト化できます。

【B】読み込みと書き出し設定フォームが立ち上がるので、左側の読み込み設定において、図面名から図面番号を取り出す場合は、「番号を取り出す」ラジオボタンをオンにし、取り出さない場合は、「番号を取り出さない」ラジオボタンをオンにします。

 取り出す場合は、①番号部分の文字数と、②図面名称の先頭位置を、先頭から何文字目かで入力する。番号を取り出さない場合でも、先頭の文字を省力することが出来きるため、入力開始位置を先頭から何文字目かで入力します。

   

補足:(例)「A-005 配置図」というファイル名があった場合、図面番号には[5」を入力し、図面名称の先頭位置は、数字の後の半角スペースも数に加えて「7」を入力します。全角と半角に区別はなく1文字に数えます。

 続いて右側の書き出し設定において、①記載仕様として、リスト表の線(色)番号(1~9まで)とリストの文字種(1~9まで)を入力する。線(色)番号はSXF色の101~356までも利用できます。
 次に、②例やグループとして、描画レイヤグループ(0~Fまで)、描画レイヤ(0~Fまでを入力します。
   

読み込み設定において、「番号を取り出さない」ラジオボタンをオンにした場合は、新たな図面番号を図面名称の前に付加することができます。③図面番号の先頭記号、④記号と番号の間の表現(半角余白、ハイフン、アンダーバー等)、⑤図面番号の桁数(3桁まで可能)を入力します。

   

補足:(例)「A-005」という図面番号の場合、③には「A」、④には「-」、⑤には「③」(桁)を入力します。

   「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に図面リストが描画されます。

 <「EXCELから入力」を選択した場合>

【A]入力方法のメッセージが表示されます。「図面リストの入ったExcelブックを選択して下さい。」と表示されるので、「OK」ボタンを押すと、フォルダーを選択するダイアロボックスが立ち上がるので、EXCELファイルを選択し「開く」ボタンを押します。
   
【B】「EXCELl表の選択」フォームが立ち上がるので、シート名を入力し、表の範囲を左上セルと右下セルで設定します。記載設定を行う場合は「記載設定」ボタンを押します。
 また、ファイル名の一覧をEXCELに取り込む場合は最下部の「ファイル名の一覧をExcelに取り込む」ボタンを押します。

   

 案内:「JG_図面リスト」フォルダ内に図面リストのサンプルファイルを同梱しています。任意に編集してご使用ください。

【C】「変換出力」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に図面リストが描画されます。

 
【6】【A】で「記載設定」ボタンを押すと「記載設定」フォームが表示されるので、文字仕様として、記載の文字色と文字の縦横比率を記入する。次にリスト表の罫線仕様としてEXCELの「細線」「標準線」「中太線」「太線」に線(色)番号を割り当てる。記入が完了した際は「OK」ボタンを押します。 

   

補足:文字色は、1~9又は101から356以外の番号を入力すると現在の設定で描画されます。各線の線(色)番号は、1~9又は101から356以外の番号を入力すると、他に入力のある線(色)番号に同調します。全てが既定値以外である場合は現在の設定で描画されます。

【7】【A】で「ファイル名の一覧をExcelに取り込む」ボタンを押すと、操作方法フォームが表示されるので、「OK」ボタンを押し、「開く」ダイアロボックスで、取り込むファルダー内のファイルを任意に一つ選択し「開く」ボタンを押します。

   

補足:ファイルを一つ選択する理由は、拡張子を選択するためです。拡張子の異なるファイルは同時には取り込めません。また、フォルダーが異なるファイルも同時には取り込めません。

【8】書き出し設定フォームが立ち上がるので、【A】で入力したシート名を変更する場合はシート名を記入する。次にファイル名を流し込む先頭セルを入力します。次に、ファイル名の文字列を一部省略する場合は、文字列設定の「先頭から指定文字数を省く」ラジオボタンをオンにし、「文字数を指定」欄に数字を入力します。省略しない場合は、「文字列を全て読み込む」ラジオボタンをオンにします。また、ファイル数が多く一列で記載できない場合は、レイアウト設定で、最大行数を記入し、2列目の先頭セルを記入します(1列の場合は未記入とする)。記入が完了した際は「OK」ボタンを押します。

   

注意:EXCELファイルが開いている場合は書き込みが行えません。その場合は閉じた後に「OK」ボタンを押して下さい。

【9】書き出し完了のメッセージが表示されるので「OK」ボタンを押します。

補足:この時点で取り込みを行ったEXCELファイルを開き確認することができます。