月: 2026年6月

座標一覧表から敷地図を作成

📐 JG_敷地図作成

測量座標データから、Jw_cadで敷地図を作成できる外部変形ツール

「JG_敷地図作成」は、土地測量図などに記載された座標一覧表のデータから、Jw_cad上に敷地図・測量図を作成できる外部変形です。

座標値を入力するだけで、敷地境界線の描画、測点番号、測点間距離、境界点の小丸、「敷地境界線」の記載などを同時に行うことができます。
さらに、座標法による敷地面積の算出にも対応しているため、座標一覧表との整合確認にも活用できます。

🧭 従来の敷地図作成で起こりやすい問題

Jw_cadで測量図の座標データから敷地図を作成する場合、従来はかなり手間のかかる作業が必要でした。

従来の作業フローは以下です。

  1. 座標一覧表をExcelに取り込む
  2. 最初の点を最後に追加するなど、座標データを調整する
  3. 調整したデータをテキストファイルにコピーする
  4. Jw_cadでテキストデータを読み込む
  5. Jw_cadのコマンド操作で図形を描画する
  6. 必要に応じて測点名や距離、境界線文字などを追記する

この手順では以下のような問題が起こりがちです

  • 敷地図が左右反転してしまう
  • 縮尺が合わない
  • 図形が画面から遠い位置に貼り付いて見失う
  • 読み込み後に多くの追記作業が必要になる

「JG_敷地図作成」は、こうした煩雑な作業をできるだけ簡単にし、座標データから敷地図を効率よく作成するためのツールです。

土地測量図の座標一覧表
JG_敷地図作成 実行画面

🏡 敷地図作成に必要な情報をまとめて描画

測量座標から敷地図を作成する場合、単に境界線を描くだけでは実務上不十分なことが多くあります。

通常は、次のような情報もあわせて記載します。

  • 境界線の折れ点を示す測点
  • 測点番号・測点名
  • 境界点を示す小丸
  • 測点間距離
  • 「敷地境界線」等境界線の種類
  • 必要に応じた線色・線種・文字種の調整

従来は、これらをJw_cad上で別途記入する必要がありました。

「JG_敷地図作成」では、敷地境界線の描画と同時に、これらの情報をまとめて記載できます。

✍️ 座標データの入力方法

「JG_敷地図作成」では、座標データの入力方法を選択できます。

① フォームに座標値を直接入力

座標点が少ない場合や、手元の座標表を確認しながら入力したい場合は、フォームに座標値を一つずつ入力できます。

  • 測点名
  • X座標
  • Y座標

を入力します。

② Excelデータから一括入力

座標一覧表がExcelデータとして用意されている場合は、一括入力が可能です。

  • 座標一覧表をExcelで整理
  • 必要な範囲を選択して取り込み

これで測量図を即座に描画できます。

最近ではAIを使って、紙の画像データからExcelデータへ変換することが容易になっています。後述する読み込み値の整合確認と合わせて活用すると、とても有効です。
また、座標一覧表そのものはJG_Excel表変換」を使ってJw_cadに取り込めます


JG_敷地図作成 座標一覧表の画像データをエクセルデータに変換したもの

📏 座標法による敷地面積の算出に対応

「JG_敷地図作成」では、敷地図の描画と同時に、座標法による敷地面積を算出できます。

座標法は、一般に「靴紐公式」とも呼ばれる計算方法です。
測点の座標値から多角形の面積を求める方法で、これにより、

  • 座標一覧表の合計面積とJw_cad上に描画された敷地図との整合を確認できます

特に、画像データからExcel化した座標表を使う場合、数値の読み取りミスが含まれる可能性があります。
描画後に敷地面積を確認することで、元の座標一覧表との整合確認が行いやすくなります。

🔵 測点名・小丸・測点間距離を同時に記載

確認申請にも使用する敷地図を描画する際には、測点間距離や境界種別等の注釈記載も大事です。

「JG_敷地図作成」では、境界線の描画と同時に以下の情報を記載できます。

  • ポイント番号
  • 測点名
  • 境界点を示す小丸
  • 測点間距離
  • 「敷地境界線」(文字列)

測点間距離は、通常の測量図で使われるように、mm単位で記載できます。

これにより、座標をもとに測量図を描くだけでなく、建築の敷地図として必要な基本情報をまとめて作図できます。

🚀 (まとめ)敷地図作成と確認作業を効率化

「JG_敷地図作成」は、座標一覧表からJw_cad上に敷地図を作成する作業を効率化する外部変形ツールです。

従来のように、Excelで座標を調整し、テキスト化して読み込み、Jw_cad上で追加作図を行うといった煩雑な作業を軽減できます。

また、敷地境界線の描画だけでなく、測点名、測点間距離、小丸、「敷地境界線」の記載、面積計算まで同時に処理できるため、建築の敷地図として必要な情報をまとめて作成できます。

座標データから、建築図面に必要な情報を盛り込んだ敷地図を効率よく作成したい場合や、Excel化した測量データの整合確認を行いたい場合などに有効なツールです。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_敷地図作成」フォルダ内の敷地図作成.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、◎配置基準点指示と表示されるので、点をクリック(左クリック(L)で任意点、右クリック (R)読取点)します。

 補足:測量図(座標一覧表)の最初のポイントが基準点に配置されます。
    建築座標として使用する場合は、用紙の左下の原点を右クリックすると、座標系に建築図形を配置できます。 

JG_敷地図作成 座標入力フォーム

【5】座標入力フォームが立ち上がるので、フォームに境界点の番号(省略可能)とX座標とY座標をm単位で入力する。

 補足:土地測量図のデータをそのまま入力してください。(X座標、Y座標を入れ換えて入力する必要はありません。)

    建築座標入力で使用する場合はmm単位に置き換わります。

【5-1】Excelから読み込む場合は「Excelから座標を取り込む(単位:m)」にチェックを入れます。

 補足:Excelデータは、フォームと同様に土地測量図のデータをそのまま使用してください。(X座標、Y座標を入れ換えて入力する必要はありません。

【5-2】各種設定として、①線(色)番号、②線種番号、③文字種番号、④境界点の直径を入力します。
 番号(測点名)を記載する場合、測点間距離を記載する場合、測点間に「敷地境界線」を記載する場合、建築座標入力で使用する(X座標とY座標の入れ替え無しの)場合、各チェックボックスにチェックを入れる。

 

 補足:「建築座標入力で使用する」にチェックを入れた場合、Jw_cad画面で最小にクリックするポイント(配置基準点)を用紙の左下とすることで、現座標系に図形を配置できます。単位はmm単位に置き換わります。

【5-3】「OK」ボタンを押すと、座標法(靴紐公式)によって算出された敷地面積が表示され、Jwcadの画面に敷地図(測量図)が描画される。

   

 補足:線(色)番号と線種番号は、標準色の1~9を入力します。また、文字種番号は、1~10を入力します。上記以外の数字を入力すると、現在設定で描画されます。
 座標法によって算出された敷地面積が自動的に記載されます。(不要な場合は削除してください。)
 「敷地境界線」の文字列は、測点間距離の前に記載されます。

 

<「Excelから座標を取り込む(単位:m)」>にチェックを入れた場合

JG_敷地図作成 表の選択フォーム

【A】入力方法のメッセージが表示されます。「座標一覧表の入ったExcelブックを選択して下さい。」と表示されるので、「OK」ボタンを押すと、フォルダーを選択するダイアロボックスが立ち上がるので、EXCELファイルを選択し「開く」ボタンを押します。

【B】表の選択フォームが立ちあるので、シート名と、表の範囲を左上セルと右下セルで入力します。

 「OK」ボタンを押すと、「読み込みが完了しました。」のメッセージに続き、座標法(靴紐公式)によって算出された敷地面積が表示され、Jwcadの画面に敷地図(測量図)が描画されます。

図面枠フォーマットの登録・配置・更新

🧾 JG_書式化図枠

図面固有の情報を残したまま、図面枠を登録・配置・更新できる外部変形ツール

「JG_書式化図枠」は、Jw_cad上で図面枠を登録・配置・更新できる外部変形です。
(旧名称は「図面枠更新」です)

図面名称・縮尺・図面番号など、各図面に固有の情報を残したまま、図面枠のフォーマットだけを差し替えることができます。

基本設計から実施設計へ移行する際や、設計途中で客先指定の図面枠へ変更する場合など、情報量の多い図面枠を効率よく整えることができます。

🔗 AutoCADの「外部参照」に近い考え方

AutoCADを使用したことがある方であれば、「外部参照」という機能をご存じだと思います。

外部参照とは、他の図面ファイルやデータを現在の図面にリンクとして取り込み、参照元の変更を反映できる便利な機能です。
元データを直接編集しなくても、参照先の図面に変更内容を反映できるため、図面管理に非常に有効です。

しかし、Jw_cadにはこの外部参照機能が備わっていません。

そこで「JG_書式化図枠」では、外部変形を利用し、登録した図形をファイル間で共有・再利用する仕組みを実現しています。

📋 コピー&ペーストとの違い

「JG_書式化図枠」の考え方は、単なるコピー&ペーストとは異なります。

主な違いは、以下の点です。

  • 登録した図面枠を繰り返し呼び出して使用できる
  • クリップボードのように一時的なコピーに依存しない
  • 貼りつけ位置の調整が不要(図枠の原点を基点に常に同位置に配置される)
  • 図面固有の情報を保持したまま、図面枠のフォーマットだけを更新できる

つまり、登録図形を単に貼り付けるだけでなく、配置先の図面情報に応じて内容を調整できる点が特徴です。

実施設計用図面枠(赤枠部分の情報を保持できます。)

🏗️ 特に有効なのは「図面枠」の更新

この機能が特に有効なのは、図面枠の変更です。

図面枠のフォーマットは、設計事務所ごとのオリジナルであることが多く、通常は頻繁に変更されるものではありません。

しかし、実務では次のような場面で図面枠の変更が必要になることがあります。

  • 基本設計から実施設計へ移行する場合
  • 客先指定の図面枠を使用する場合
  • 物件途中で図面枠の書式が変更になった場合
  • 事務所名・物件名・発注者名などの共通表記を変更する場合
  • 図面サイズや縮尺表記のルールを変更する場合

このような場合に、図面名称・縮尺・図面番号などの情報を保持したまま手作業で移し替えるのは手間がかかります。

「JG_書式化図枠」を使用すれば、各図面に固有の情報を残したまま、図面枠のフォーマットだけを入れ替えることができます。

✍️ 図面固有情報の自動置き換え

図面枠を更新すると、登録図面枠内の汎用的な文字が、既存図面の情報に置き換わります。

例えば、以下のように変換されます。

登録図面枠の文字更新後の内容
図面名断面図
縮尺1/400
%f3(埋め込み文字)図面番号の埋め込み文字を継承

*図面番号については、Jw_cadの埋め込み文字に対応しているため、ファイル名などに基づく図面番号表示をそのまま活用できます。

📐 図面サイズ・縮尺情報の追記にも対応

図面枠の更新時には、縮尺情報を取得して、新しい図面枠に反映することもできます。

例えば、基本設計図を読み込んだ際に、

A3:1/400

という縮尺情報が得られた場合、実施設計用の図面枠で新たにA1サイズの表記が必要であれば、

A1:1/200

のような縮尺情報を自動的に追記できます。

図面サイズに応じた縮尺表記を整える作業も軽減できます。

🧭 複数箇所の図面名・縮尺にも反映

図面枠内では、図面名称や縮尺が右下のメイン枠だけでなく、左上や右上など複数箇所に記載されていることがあります。

「JG_書式化図枠」では、(一般的には)右下のタイトル欄だけでなく、図面枠内の複数箇所にある図面名・縮尺にも情報の置き換えを反映できます。

そのため、図面枠全体の表記を統一しやすくなります。

以下に図面更新の例を示します。

JG_書式化図枠 基本設計図枠(更新前)

基本設計が終わり、上記の基本設計図の図面枠を実施設計の図面枠に乗せ換えることが必要になりました。まず以下の実施設計の図面枠を登録します。

JG_書式化図枠 実施設計図面枠を登録

図面名は「図面名」、縮尺は「縮尺」、図面番号は「%f3」(埋め込み文字)として登録します。この登録した図面枠で先の基本設計図の図面枠を更新すると以下になります。

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JG_書式化図枠 実施設計図枠に更新

「図面名」が「断面図」に、「縮尺」が「1/400」という具体的な数字に置き換わり、図面番号は「%f3」(上記は埋め込み文字を表示して008となっている)がそのまま踏襲されています。
(縮尺について、実施設計図枠で新たにA1サイズが加わりました。基本設計図を読み込んだ際に得られたA3:1/400というデータから自動的にA1:1/200を追記しています。)
またこの情報の置き換えは、メインの右下枠のみならず、左上と右上に記載した図面名と縮尺にも及んでいます。

🧱 凡例表付きの図面枠にも対応

平面図や平面詳細図では、図面枠と一体になった凡例表を配置することがあります。

例えば、以下のような要素を含む図面枠です。

  • ハッチング凡例
  • 仕上凡例
  • 建具凡例
  • 記号凡例
  • 注記欄
  • 共通事項欄

これらの凡例表が図面枠と同じレイヤグループで管理されている場合でも、図面枠と一体のものとして登録・配置・更新できます。

ハッチング凡例を含むような図面枠であっても、ひとつの書式化された図面枠として扱えるため、平面図や平面詳細図の作成にも有効です。

JG_書式化図枠 凡例付図枠

🖱️ 新規配置もマウス操作で効率化

登録した図面枠は、既存図面枠の更新だけでなく、新規図面への配置にも使用できます。

新規配置時には、以下のような機能を利用できます。

  • ファイル名を図面名称へ変換
  • 作図レイヤの縮尺を図面枠へ転記
  • 図面番号の埋め込み文字を反映
  • 登録済み図面枠をクリック操作で配置

これにより、新しく作成した図面にも、統一された図面枠を効率よく配置できます。

✅ (まとめ)JG_書式化図枠の主な機能

「JG_書式化図枠」では、以下のような処理が可能です。

  • 物件名・事務所名など共通事項を含む図面枠フォーマットへの更新
  • 図面枠の登録
  • 登録済み図面枠の新規配置
  • 既存図面枠の更新
  • 図面名称・縮尺情報を残したまま図面枠を差し替え
  • Jw_cadの埋め込み文字に対応した図面番号の継承
  • Jw_cadの作図レイヤ縮尺を図面枠へ転記
  • 図面サイズに応じた縮尺情報の追記
  • ファイル名を図面名称へ変換
  • 凡例表付き図面枠の登録・配置・更新

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_書式化図枠」フォルダ内の書式化図枠.BATをクリックします。

JG_書式化図枠 Jw_cadのトップメニュー下の3メニュー(「①登録」「②配置」「③更新」)

【4】Jw_cadのトップメニュー下に表示される「①登録」「②配置」「③更新」の3つのメニューから実行する作業を選択します。

 ≪ ① 登録 ≫

【5】「登録する図面枠を選択」と表示されるので、登録する図面枠を全て選択し「選択確定」ボタンを押します。

   

 補足①:ブロック図形は登録できません。事前に登録解除が必要です。
   
 補足②:複数のレイヤグループに分散している場合でも登録できますが、配置先のレイヤグループの縮尺と完全に一致している必要があります。

 補足③:読み取りの基準点は用紙の左下で、書き出し(配置)の場合も同様です。

JG_書式化図枠 登録設定フォーム

【6】登録設定フォームが立ち上がるので、①縮尺記載から、縮尺を記載する用紙サイズを選択します。次に②図面名を示す文字列において、図面名称となる文字列を選択します。

JG_書式化図枠 登録設定フォームのプルダウンメニュー

 記:②「図面名を示す文字列」は最初に候補が表示されていますが、異なる場合は上記のようにプルダウンメニューから選択します。これらはJw_cadで選択した図面枠の中から文字列を抽出しています。

 次に③図面番号の文字数(バイト数)を1~9の整数で入力します(埋め込み文字を使用していない場合は入力不要です)。「OK」ボタンを押すと図面枠が登録されます。
   
 補足:③図面番号の文字数入力の目的は、図面枠を新規配置する際にファイル名から図面番号部分を省いて記載するためです(埋め込み文字で図面番号をファイル名から抽出することを前提としています)。

 図面番号の再現には、あくまで登録図中の文字データ(埋め込み文字含む)が使用されます。

 ≪ ② 配置 ≫

JG_書式化図枠 描画設定フォーム

【5】描画設定フォームが立ち上がるので、①描画グループと②描画レイヤを入力します。登録図のレイヤグループと同じにする際はチェックボックスにチェックを入れます。

   

 補足:選択したレイヤグループの縮尺と登録図の縮尺が異なる場合は確認メッセージが表示されます。あらためてレイヤグループを設定して下さい。

JG_書式化図枠 記載事項フォー

【6】記載事項フォームが立ち上がるので、①図面名を確認します。

 記:候補で表示される図面名は、ファイル名から登録時に設定した図面番号の文字数を省いた文字列です。異なる場合は記載し直します。

 次に②縮尺を確認します。

   

 記:候補で表示される縮尺は、配置先の0グループの縮尺です。異なる場合は記載し直します。

  

 「OK」ボタンを押すと図面枠が描画されます。

 

 補足①:登録図面ファイルと配置先図面ファイルの「書き込み文字種」設定が異なる場合は、文字サイズや色が正しく再現できない場合があります。

 

補足②:登録図面ファイルと配置先図面ファイルの用紙サイズが異なる場合は用紙の左下を基準に配置します。

 ≪ ③ 更新 ≫

【5】「更新(消去)する図面枠を選択」と表示されるので、更新(消去)する図面枠を全て選択し「選択確定」ボタンを押すします。

JG_書式化図枠 記載事項フォーム

 重要:図面枠以外を選択すると情報が消去されるので注意してください。図面枠は別グループとしておくことを推奨しています。

【6】記載事項フォームが立ち上がるので、①図面名を確認します。

  

 ①「図面名」は最初に候補が表示されていますが、異なる場合は前述のようにプルダウンメニューから選択します。これらは、Jw_cadで選択したデータから抽出した文字列です。

   

 次に②縮尺を確認します。

 記:候補で表示される縮尺は、選択した図面枠の中から最も縮尺に適した文字列を抽出して記載しています。異なる場合は記載し直します。

  「OK」ボタンを押すと図面枠が更新されます。

 補足①:登録図面ファイルと配置先図面ファイルの「書き込み文字種」設定が異なる場合は、文字サイズや色が正しく再現できない場合があります。

 

 補足②:登録図面ファイルと配置先図面ファイルの用紙サイズが異なる場合は用紙の左下を基準に配置します。

 補足③:更新後の図面枠は、登録図のレイヤグループではなく、現在のレイヤグループに描画されます。現在のレイヤグループの縮尺と登録図の縮尺が異なる場合は確認メッセージが表示されます。

ファイル名を取得して図面リスト作成

📄 JG_図面リスト

フォルダー内の図面ファイルから、最新の図面リストを自動作成する外部変形ツール

「JG_図面リスト」は、既存の図面リストやフォルダー内の図面ファイル名をもとに、Jw_cad上へ図面リストを作成できる外部変形です。

基本設計や実施設計では、着手時に業務全体を把握するための図面リストを作成し、設計図が一通り揃った段階で、改めてインデックス(目録)として最終的な図面リストを作成することが多いと思います。

一方で、設計途中の段階では主要図面の作成に追われ、図面リストの更新まで手が回らないことも多いと思います。

「JG_図面リスト」を使えば、フォルダー内の図面ファイル名を集計し、いつでも最新に近い図面リストを作成できます。
設計業務の進捗確認や、複数の設計者間での情報共有にも役立ちます。  

🧩 Jw_cadのファイル名取得機能を活用

Jw_cadには、特殊な埋め込み文字を利用して、図面ファイル名を図枠などに表示できる便利な機能があります。

この機能を活用し、ファイル名を

A-001_配置図.jww

A-002_平面図.jww

A-003_立面図.jww

のような一定のルールで作成しておけば、図面番号や図面名称を図枠へ反映しやすいだけではなく、図面番号と図面名称をファイル名から読み取りやすくなります。

Jw_cadの埋め込み文字の例

✅ JG_図面リストの主な機能

「JG_図面リスト」では、以下のような処理が可能です。

  • フォルダー内のファイル名を取得
  • 拡張子ごとのファイル抽出
  • 取得したファイル名をもとに図面リストを自動作成
  • Jw_cad上へのリスト表出力
  • ファイル名を図面番号と図面名称に分けて出力
  • 新たな図面番号の付与
  • フォルダー内のファイル名をExcel形式へ変換
  • Excelで編集した図面リストをJw_cadへ書き出し。
  • 既存の図面リストを読み込み、Jw_cad形式へ変換出力

🆕 バージョン2からの機能拡張

バージョン1までは、Excelで作成した図面リストを読み込み、Jw_cadへ変換出力する機能が中心でした。

バージョン2からは、任意のフォルダー内にあるファイル名を直接取得し、Jw_cadへ図面リストとして書き出せるようになりました。

これにより、Excelでリストを一から作成しなくても、図面ファイルが保存されているフォルダーを指定するだけで、図面リストの作成が可能になります。
 

📁 フォルダー内のファイル名を直接リスト化

任意のフォルダーを指定すると、その中に保存されている図面ファイル名を取得し、図面リストとして出力できます。

例えば、以下のようなファイル名の場合、

A-001_案内図.jww

A-002_配置図.jww

A-003_1階平面図.jww

A-004_2階平面図.jww

先頭の図面番号と、アンダーバー以降の図面名称を切り分けて、リスト表へ整理できます。

出力例としては、以下のような構成になります。

図面番号図面名称
A-001案内図
A-002配置図
A-0031階平面図
A-0042階平面図

ファイル名の付け方を整えておくことで、図面リストの作成や更新が非常に効率的になります。

JG_図面リスト 実行前のファイル一覧

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JG_図面リスト 実行画面

🔍 拡張子ごとの抽出に対応

設計フォルダー内には、正式な図面ファイル以外にも、さまざまなファイルが混在していることがあります。

例えば、

  • Jw_cad図面ファイル:.jww
  • バックアップファイル:.bak
  • 自動保存ファイル:.jw$
  • PDFファイル:.pdf
  • DXFファイル:.dxf

などです。

「JG_図面リスト」では、これらの中から必要な拡張子だけを判別して抽出できます。

抽出できる例
  • .jww のみ抽出
  • .pdf のみ抽出
  • .dxf のみ抽出
    バックアップファイルや自動保存ファイルが同じフォルダー内に混在していても、正規の図面ファイルだけを仕分けしてリスト化できます。

🔢 新たな図面番号の付与も可能

既存のファイル名に図面番号が含まれていない場合でも、新たに図面番号を付与してリスト化できます。

そのため、ファイル名の管理ルールがまだ整っていない初期段階でも、図面リストとして整理し直すことが可能です。

設計途中で図面番号体系を整えたい場合にも便利です。

📐 リスト表の自動調整

Jw_cadへ出力するリスト表は、書き出す文字の大きさに合わせて、表のサイズや罫線の間隔が適切に調整されます。

そのため、図面名称の長さや文字サイズに応じて、見やすい図面リストを作成できます。

手作業で罫線間隔や表の幅を調整する手間を減らせる点も大きなメリットです


📊 Excelとの連携にも対応

従来通り、フォルダー内のファイル名を取得して、Excel形式に変換することもできます。

一度Excelに書き出してから、

  • 図面名称の修正
  • 図面番号の整理
  • 備考欄の追加
  • 不要な行の削除
  • 図面順序の並べ替え

などを行い、その編集済みの図面リストをJw_cadへ書き出すことが可能です。

本ツールは、直接Jw_cadへ出力する方法と、Excelで編集してから出力する方法を使い分けられます

JG_図面リスト EXCELで作成した図面リスト

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JG_図面リスト EXCELから読み込んだ図面リスト

🚀 (まとめ)設計途中でも最新の図面リストを作成しやすい

図面リストは、設計の着手時と完了時だけでなく、途中段階でも作成・更新できると非常に便利です。

「JG_図面リスト」を使えば、フォルダー内の図面ファイルをもとにリストをいつでも簡単に作成できるため、現在どの図面が作成済みなのかを把握しやすくなります。

特に、複数人で設計を進める場合には、図面の進捗共有やファイル管理の確認にも役立ちます。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_図面リスト」フォルダ内の図面リスト.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎配置基準点(左上)を指示」と表示されるので、リストを配置する任意の点をクリックします。

JG_図面リスト 作業選択フォーム

【5】作業選択フォームが立ち上がるので、

① 図面リストをファイル名を取得して作成する場合は「ファイル名から入力」を選択します。

② EXCELから読み込む場合は「EXCELから入力」を選択します。

③ ファイル名の一覧をEXCELに取り込む場合は「ファイル名の一覧をExcelに取り込む」を選択します。

 <「ファイル名から入力」を選択した場合>

JG_図面リスト 操作方法メッセージ

【A]操作方法のメッセージが表示される。OKボタンを押すと、(ファイルを)「開く」ダイアロボックスが立ち上がるので、リスト化したいフォルダー内の任意のファイルを選択します。

JG_図面リスト (ファイルを)「開く」ダイアロボックス

   

補足:選択したファイルの拡張子が参照され、同じフォルダー内にある同一拡張子のファイルが全てリスト化されます。拡張子の種類は問いません。jww,dxf,dwg,pdf等全ての拡張子のファイルをリスト化できます。

JG_図面リスト 読み込みと書き出し設定フォーム

【B】読み込みと書き出し設定フォームが立ち上がるので、左側の読み込み設定において、図面名から図面番号と図面名称に分けて取り出す場合は、「「番号」を取り出す」ラジオボタンをオンにし、取り出さない(ファイル名をそのまま利用する)場合は、「「番号」を取り出さない」ラジオボタンをオンにします。

 取り出す場合は、①番号部分の文字数と、②図面名称の先頭位置を先頭から何文字目かで入力する。「番号」を取り出さない場合でも先頭の文字を省力することが出来きるため、入力開始位置を先頭から何文字目かで入力します。

   

補足:(例)「A-005 配置図」というファイル名があった場合、図面番号には[5」を入力し、図面名称の先頭位置は、数字の後の半角スペースも数に加えて「7」を入力します。全角と半角に区別はなく1文字に数えます。

 続いて右側の書き出し設定において、①記載仕様として、リスト表の線(色)番号(1~9まで)とリストの文字種(1~9まで)を入力します。線(色)番号はSXF色の101~356まで利用できます。
 次に、②例やグループとして、描画レイヤグループ(0~Fまで)、描画レイヤ(0~Fまで)を入力します。
   

読み込み設定において、「番号を取り出さない」ラジオボタンをオンにした場合は、新たな図面番号を図面名称の前に付加することができます。③図面番号の先頭記号、④記号と番号の間の表現(半角余白、ハイフン、アンダーバー等)、⑤図面番号の桁数(3桁まで可能)を入力します。

   

補足:(例)「A-005」という図面番号の場合、③には「A」、④には「-」、⑤には「3」(桁)を入力します。

   「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に図面リストが描画されます。

 <「EXCELから入力」を選択した場合>

JG_図面リスト 入力方法のメッセージ

【A]入力方法のメッセージが表示されます。「図面リストの入ったExcelブックを選択して下さい。」と表示されるので、「OK」ボタンを押すと、(ファイルを)「開く」ダイアロボックスが立ち上がるので、EXCELファイルを選択し「開く」ボタンを押します。
   

JG_図面リスト Exce表の選択フォーム.jpg


【B】「EXCELl表の選択」フォームが立ち上がるので、シート名を入力し、表の範囲を左上セルと右下セルで設定します。記載設定を行う場合は「記載設定」ボタンを押します。
 「変換出力」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に図面リストが描画されます。

   

 案内:「JG_図面リスト」フォルダ内に図面リストのサンプルファイルを同梱しています。任意に編集してご使用ください。

JG_図面リストExce表のサンプル.jpg

JG_図面リスト 記載設定フォーム.jpg


【6】【A】で「記載設定」ボタンを押すと「記載設定」フォームが表示されるので、文字仕様として、記載の文字色と文字の縦横比率を記入します。次にリスト表の罫線仕様としてEXCELの「細線」「標準線」「中太線」「太線」に線(色)番号を割り当てます。記入が完了した際は「OK」ボタンを押します。 

   

 補足:文字色は、1~9又は101から356以外の番号を入力すると現在の設定で描画されます。各線の線(色)番号は、1~9又は101から356以外の番号を入力すると、他に入力のある線(色)番号に同調します。全てが既定値以外である場合は現在の設定で描画されます。

 <「ファイル名の一覧をExcelに取り込む」を選択した場合>

【A]操作方法のメッセージが表示されます。OKボタンを押すと、フォルダーを選択するダイアロボックスが立ち上がるので、リスト化したいフォルダー内の任意のファイルを選択します。

   

 補足:選択したファイルの拡張子が参照され、同じフォルダー内にある同一拡張子のファイルが全てリスト化されます。拡張子の種類は問いません。jww,dxf,dwg,pdf 等全ての拡張子のファイルをリスト化できます。

JG_図面リスト 文字列設定フォーム

【B】文字列設定フォームフォームが立ち上がるので、ファイル名の文字列を省略せず全て読み込む場合は「文字列を全て読み込む」ラジオボタンをオンにします。ファイル名の文字列を一部省略する場合は「先頭から指定文字数を省く」ラジオボタンをオンにし、「文字数を指定」欄に数字を入力します。

【C】Excel出力フォームが立ち上がるので、①「新規ファイルを作成」するか②「既存ファイルを上書き」するかを選択します。

   

 注意:Excelをバックグラウンドで立ち上げ書き込みを行うため初回は時間を要します。

 

 ≪ ① 新規ファイルを作成 ≫

JG_図面リスト ファイル選択フォーム

【ア】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示され、続けて「名前を付けて保存」のダイアロボックスが立ち上がるので、ファイル名を記入して保存します。

 ≪ ② 既存ファイルを上書き ≫

【ア】上書きするファイルを選択する(「開く」)ダイアロボックスが立ち上がるので、ディレクトリーからファイルを選択し、「開く」ボタンを押します。

G_図面リスト 書き出し設定フォーム

【イ】書き出し設定フォームが立ち上がるので、シート名と先頭セル(デフォルトでは「A1」)を入力し「OK」ボタンを押します。

 注意:入力したシート名がブックに無い場合は、入力名のシートが新たに作成されます。

【ウ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示されます。

 注意:②「既存ファイルを上書き」を選択した場合、同ファイルが開いている場合は書き込みが行えません。閉じた後に「OK」ボタンを押して下さい。

【7】【5】のメニューに戻るので、保存したExcelブックから図面リストフォーマットのあるExcelブックにコピー&ペーストし、「EXCELから入力」ツールでJw_cadの画面に書き出しを行います。