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単線プランから冗長な平面図を作成

JG_平面図作成 実行画面


この平面図は、JG_平面図作成で単線プランから自動で作成したものです。
基本計画または基本設計のフェーズにおいては、いくつもの計画案を短時間に作成してクライアントに提示する必要があり、図面の体裁もさることながらスピードが優先される場合が多いと思います。

しかしながら、下記のような単線プランではいかにも味気なく、間に合わせで作成したような印象を与えかねません。

図面の体裁(情報量)においては、冗長的とも思えるぐらいの書き込みがあった方が、気づきも多く得られ、フロンローディングにつながっていくと考えます。

JG_平面図作成 実行前の単線プラン

JG_平面図作成は、シングルラインのラフプランからダブルラインの平面図を自動作成する外部変形(ソフト)で簡単な単線のブロックプランに対し、概ね基本設計レベルの注釈を自動的に盛り込み、体裁の整った平面図を瞬時に作成することができます。

具体的な機能は以下の通りです。

・指定した壁厚でダブルライン化

・壁/柱の一括包絡処理

・壁厚の異なる壁ごとの包絡処理

・柱型の自動割付および描画

・壁・柱内のハッチングまたは塗り潰し(指定色)

・室名の読み込みと新規作成

・出入口の一括自動描画(プランに中心線の記載が必要)

・窓の一括自動描画(機能拡張版のみ利用可能)

・壁芯面積/有効面積の算出

・通り芯間寸法の記入

・室名/面積のEXCEL書き出し


冒頭のプランは、自動で割り付けた柱を壁と一体的に包絡処理したもので、柱の位置が確定しているような印象を与えますが、以下のように柱を位置のみ明示して、検討中のような表現とすることもできます。

JG_平面図作成 壁にのみ塗り潰しを適用した場合

また、RC造壁式構法の場合のように躯体として必要なRC壁を太めに表現し、乾式工法の壁とメリハリを付けた表現も可能です。

図面としてはさっぱりした印象になります。

JG_平面図作成 RC造壁式構法を意図したシンプルな平面図

また、下図のようにプランそのものがさっぽりしすぎている場合には、ドアの軌跡を描画することでメリハリのある図面に仕上げることができます。はじめに単線プランにドアの中心線を短い線分で入力することによって、プログラムがその線を中止に出入口を配置します。開き勝手や吊元は前後の部屋の広さや壁の位置によって最適化されます。また、下記のように柱サイズを小さめにすることで、S造をイメージしたプランが作成できます。
柱サイズとスパンは、自動設定、半自動設定、固定値入力から選択でき、自動/半自動の場合は、経済スパン優先モード、スパン微調整(壁との取り合いを考慮する)モードを選択できます。

JG_平面図作成 ドア軌跡の自動描画

ドア幅は一律で設定可能ですが、すべて同一幅の片開きドアですとリアリティのない図面になってしまうため、前述したドアの中心線を間隔をあけてダブルで記載することで、親子開きドア(間隔500以上700未満)や両開きドア(間隔700以上)とすることができます。
また、壁の脚色はソリッド以外にもハッチングを選択することができ、線の本数(シングル・ダブル・トリプルから選択)や角度を設定できます。RCラーメン構造の表現に適しています。


JG_平面図作成 壁/柱のハッチングによる脚色

また、図面を彩色したい場合などは、柱や壁のソリッドに色を付けることができます。
ゾーニング図のように部屋の種類によって色分けしたいところですが、現時点では柱・壁のみ彩色可能です。次回のバージョンアップで実現したいと考えています。

その他、壁芯面積・有効面積、通り芯間寸法、窓の自動記載などを選択できるほか、面積の小数点以下の桁数、窓の壁長に対する割合、開口位置の微調整、開口中心線の長さ、描画する壁の線種、レイヤグループなどを細かく設定できます。また、Jw_cadで作成した単線プランを残すか消去するかを選択できます。


JG_平面図作成 壁と柱のソリッドを色付け

また、冒頭の変換前の単線プランには室名がありましたが、以下のようにJw_cadの元図に室名が無い場合でも、JG_平面図作成の設定フォームで入力することができます。部屋面積と確実に関係づけたい場合には、設定フォームでの入力がお勧めです。

JG_平面図作成 室名の無い単線プラン(前図の変換前の状態)


JG_平面図作成 室名入力フォーム

操作方法は、以下の通りです。


【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_平面図作成」フォルダ内の平面図作成.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「厚みの異なる壁ごとに選択」と表示されるので、同一の壁厚となる線分グループ(以下「壁セット」と言う)と開口部(出入口)の位置を示す短線(以下「開口中心線」と言う)、また必要であれば室名を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

 補足:開口中心線は、対応する壁とセットで選択して読み込む必要があります。別々に読み込むと、短い壁として扱われます。

 また、開口中心線は、極端に長い場合は壁として扱われます。

 開口部を表現しない場合は作成及び読み込みは不要です。

 壁セットごとの選択においては、厚みの異なる壁ごとにレイヤーを分けて作成しておくと選択が容易です。

 曲線は表現できません(入力しても作図されません)。

JG_平面図作成 壁厚入力フォーム

【5】壁厚入力フォームが立ち上がるので、壁厚を記載し「入力」ボタンを押します。

他に壁セットが無い場合は「入力完了」ボタンを押します。

他にある場合は、「次の壁セット」ボタンを押します。

 補足:「次の壁セット」ボタンを押した場合はJw_cadの画面で次の壁セットを選択します。壁厚入力フォームが再度立ち上がるので同様に壁厚を記載し「入力」ボタンを押します。

 注意:「選択した元図を消去」にチェックを入れると選択した壁セットのみ消去されます。

最後の壁セットは【7】基準設定フォームでも消去を選択できます。

JG_平面図作成 包絡確認フォーム

【6】包絡確認フォームが立ち上がるので、壁の包絡を一律に行う場合は「一律に行う」ボタンを押します。

壁セットごとに行う場合「壁厚ごとに行う」ボタンを押します。

行わない場合は、「行わない」ボタンを押します。

 補足1:「壁厚ごとに行う」を選択した場合、壁厚が異なる部分の交点の勝ち負けは、壁厚が厚いほうが優先になります。

交差する壁の角度が極端に鋭角な場合は正しく包絡されません。

また線が点で複数分岐する場合も包絡処理が適切に行われません。
また柱との包絡は壁厚が厚い壁とのみ包絡されます。(「一律に行う」を選択した場合は全ての壁と柱が包絡されます。)
  
 補足2:(包絡を)「行わない」を選択した場合、出入口の一律作成、窓の自動作成、有効面積算定は行えません。
柱は、描画レイヤグループ(0~Fまで)、描画レイヤ(0~Fまで)、線(色)番号(1から9まで)を「柱描画設定」で設定できます。    

JG_平面図作成 壁厚入力フォーム

【7】基準設定フォームが立ち上がるので、

 ①柱型の自動作成を行うか、

 ②出入口の一律作成を行うか、

 ③窓の自動作成を行うか(機能拡張版のみ使用可能)選択するラジオボタンを押します。

 出入口の一律作成を行う場合は、開口幅を入力します。

 またドアの軌跡を描画する場合は「軌跡を描画する」にチェックを入れます。

 さらに、開口位置の微調整などを行う場合は「詳細設定を行う」にチェックを入れます。
 次に壁を描画する描画グループ(0~Fまで)と描画レイヤ(0~Fまで)を入力します。
 次に選択した元の図形を消去する場合は、「選択した元図を消去」にチェックを入れます。
 さらに、開口部以外の記載設定(面積、室名、寸法、壁の脚色等)を行う場合は「その他記載設定」ボタンを押します。

 補足:出入口の位置は【4】で選択した開口中心線を基準に描画されます。(位置を変更する場合は詳細設定で行います)。

 親子開き扉、両開き扉として描画する場合は、Jw_cadで中心線を以下の間隔で2本平行に作図します。

 ・親子開きドア:間隔500以上700未満

 ・両開きドア:間隔700以上

 開口幅は2000を超えるサイズを入力した場合は2000で算定されます。

 壁の線(色)番号は、壁の描画においてはJw_cadの現在設定で一律に描画されます。
 窓は間口のなかに1か所でも出入口がある場合は描画されません。
 「精度設定」チェックボックスは面積算出が適正に行われない場合に調整用として使用します。

 ①「交点の精度」のみ0.01から10mmの間で調整できます(デフォルトは0.1mmです)。

 ②平行線の精度は管理者用のため使用できません。
     
 注意1:中心線が壁に対して概ね90度で交差していない場合は適切に描画されません。「選択した元図を消去」にチェックを入れた際に、壁セットが複数ある場合は最後に選択した壁セットのみ消去されます。(全て消去する場合は【5】壁厚入力フォームの「選択した元図を消去」で壁セットごとに消去して下さい。)

   

注意2:選択した元図を消去」にチェックを入れた場合で、かつ「その他記載設定」で「室名欄の作成」を「行う」にした場合は、Jw_cadで入力されている文字の一部(室名として読み込まれたなかった文字)は消去されます。

 ≪ ①柱型の自動作成「詳細設定を行う」にチェックを入れた場合≫

JG_平面図作成 柱型詳細設定フォーム

【A】柱型詳細設定フォームが立ち上がるので、

①柱型サイズを設定する場合は、X方向とY方向の柱サイズを、

②スパンを設定する場合は、X方向のスパンとY方向のスパンを入力します。

自動入力とする場合は未記入か0を入力します。

柱型と壁を包絡する場合は「柱型と壁を結合する」チェックボックスにチェックを入れ、

経済スパン(7m前後)を考慮する場合は「経済スパンを優先」チェックボックスにチェックを入れます。

②のスパン設定をした場合でも微調整を自動で行う場合は、「スパンの割付調整(省略)チェックボックスにチェックを入れます。

 補足1:「柱型と壁を結合する」チェックボックスにチェックを入れた場合:

 【6】包絡確認フォームで「一律に行う」を選択した場合は、全ての壁と柱が包絡されます。

 「壁厚ごとに行う」を選択した場合は、壁厚が最も厚い壁とのみ柱が包絡されます。 
     
 補足2:「経済スパンを優先」チェックボックスにチェックを入れた場合:

 

 経済スパンは7m前後に設定しています。ただし②スパン値が入力されている場合は入力値が優先します。

  

 補足3:「スパンの割付調整(省略)チェックボックスにチェックを入れた場合:

 ②スパン設定の入力値を考慮した上で、壁との位置関係等を微調整します。(極端に小さいスパンが生じないように、スパン入力値を基準に値を調整します。) 

   

 補足4:スパンを入力した場合は建物中心から割付けます。

 一方「スパンの割付を優先」にチェックを入れた場合は端部から割付けます。

 X方向またはY方向のいずれか一方のみを自動とすることも可能です。 

 注意:柱を自動設定できるのは、X軸(メイン軸)とY軸(メイン軸と約90度方向)のセットが2セットまでです。それぞれのセットで柱サイズ及びスパンが自動調整されます。
 柱サイズの自動においては、概ねスパンの1/10で設定がなされます(スパンが一定でない場合は最頻値または平均値が採用されます)。
      

 ≪ ②出入口の一律作成「詳細設定を行う」にチェックを入れた場合≫

JG_平面図作成 (出入口の)位置調整と中心線設定フォーム

【A】位置調整と中心線設定フォームが立ち上がるので、出入口位置の調整を行う場合について、壁の間口の中心付近の出入口を、中心位置に正確に描画する場合は「間口の中心位置」にチェックを入れ、

 端部付近に位置する出入口を端部からの指定距離の位置に描画する場合は「端部からの位置」にチェックを入れ、続いて端部からの離れ距離を入力します。
 壁の間口幅に合わせて出入口の開口幅を調整する場合は、「開口幅自動調整モード」にチェックを入れます。
 次に中心線記載設定について、中心線を再描画する場合は「中心線を記載する」にチェックを入れ、開口中心線長さを入力します。

 補足:離れ距離、開口中心線共に2000を超える数値または100を下回る数値は入力できません。2000より大きい数値を入力した場合は2000で、100より小さい数値を入力した場合は100で算定されます。
   
 注意:中心位置調整を「行わない」にチェックを入れた場合は、開口中心線は再描画されません。

 柱型の自動作成と壁・柱の脚色をセットで行うときは、「開口幅自動調整モード」をONにして下さい。

 また窓の位置調整は行われません。

JG_平面図作成 その他記載設定フォーム

【B】「その他記載設定」ボタンを押した場合は、その他記載設定フォームが立ち上がるので、

③壁芯面積の算出、

④有効(内法)面積の算出、

⑤室名欄の作成、

⑥通り芯間寸法の記入を行う場合は各ラジオボタンをオンにします。
 次に記載仕様として、面積の小数点以下の桁数(0~6桁まで)と、使用する文字種(1~10まで)を入力します。
 次に壁を脚色(ハッチングまたは塗り潰し)する場合はチェックボックスにチェックを入れます。
 次に、面積をExcelに書き出す場合はチェックボックスにチェックを入れます。

   

 補足1:寸法は、主要な通り芯を3方向まで自動で検出して、その通り芯間の寸法を記載します。文字種は1~10以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。

 Excelに出力されるのは、室名と壁芯面積、有効面積になります。

   

 補足2:Jw_cadに室名が記載され、かつそれらを【4】で選択して読み込んだ場合は、それらの室名の下に面積が記載されます。

 また、⑤室名欄の作成を「行う」とした場合は、【D】で入力した室名で上書きされてJw_cadに記載されます。
 入力を行わなかった場合は、元の室名がそのまま記載されます。  

  

 注意:部屋が棟として分かれている場合、外周面積が算定される場合があります。

   

 重要:回遊廊下のように室が入れ子となっている場合、有効面積は外側の室の内法で算出されるため正確ではありません。(壁芯面積は正確に反映されます。)
 

 ≪ 「壁を脚色する」にチェックを入れなかった場合≫

【8】設定完了ボタンを押すとJw_cadの画面に平面図が描画されます。

 ≪ 「壁を脚色する」にチェックを入れた場合≫

JG_平面図作成 作業選択フォーム

【9】作業選択フォームが立ち上がるので、「ハッチング」か、「塗り潰し」を選択します。

 <ハッチング>

JG_平面図作成 ハッチング詳細フォーム

【9-A】ハッチング詳細フォームが立ち上がるので、「斜線仕様」で単線、二重線、三重線の中から選択します。

 詳細に設定する際は「詳細入力」ボタンを押します。

 次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。

 OKボタンを押すとJw_cadの画面に平面図とハッチングが描画されます。

   

 補足:「詳細入力」チェックボックスにチェックを入れた際は、詳細設定フォームが立ち上がるので、重線の間隔(二重線と三重線の場合)と斜線角度、線群ピッチを入力します。

 次に「記載仕様」で線(色)番号(1~9まで)と線種番号(1~9まで)を入力します。

 線(色)番号はSXF色の101~356までを利用することもできます。

JG_平面図作成 描画設定フォーム

 <塗り潰し>

【9-B】描画設定フォームが立ち上がるので、表示されたピクチャーボックスの色を確認して「OK」ボタンを押します。

 色を変更する場合は、「色を取得」ボタンを押してカラーダイアログから任意に色を選択して「OK」ボタンを押します。

 次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。
 OKボタンを押すとJJw_cadの画面に平面図と塗り潰しが描画されます。

   

 補足:レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。

 ≪ 「開口部の一律作成」「窓の自動作成」「通り芯間寸法の記入」をチェックの場合≫

JG_平面図作成 注釈描画設定フォーム

【C】注釈描画設定フォームが立ち上がるので、建具の見え掛りと寸法線のそれぞれに、描画レイヤグループ(0~Fまで)、描画レイヤ(0~Fまで)、線(色)番号(1から9まで)を入力します。
「室名欄の作成」にチェックを入れなかった場合はJw_cadの画面に平面図が描画されます。

 補足:上記以外の数字を入力すると、Jw_cadで読み取った線(色)番号と同一になります。

 ≪ 「室名欄の作成」にチェックを入れた場合≫

JG_平面図作成 室名記入フォーム(Jw_cadで室名が入力されている場合)

【D】室名記入フォームが立ち上がるので、室リストから対応する番号を選んで、室名ボックスに室名を記入し「入力」ボタンを押します。

 「完了」ボタンを押すとJw_cadの画面に平面図が描画されます。

   

 補足:室名を記入しない部屋については、Jw_cadで記載のある室名がそのまま継続されます。

 ≪ 「窓の自動作成」にチェックを入れた場合≫

JG_平面図作成 (窓)詳細設定フォーム

【E】詳細設定フォームが立ち上がるので、窓の比率を入力する場合は、テキストボックスに壁長に対する比率を入力します。

 最小窓幅を入力する場合は、テキストボックスに窓幅をミリ単位で入力します。

後退位置を連続描画する壁面後退線

JG_壁面後退線 実行画面(連続描画機能)

「JG_壁面後退線」は、「JG_近隣範囲図」とは逆に敷地の内側の領域をセットバックして描画するJw_CADの外部変形です。このツールには、後退距離を指定して後退範囲を描画する機能の他に、一定の間隔で後退線を作成する連続描画機能があります。この機能を活用すると、壁面後退だけではなく斜線の影響や窓先空地などを、計画の初期段階から視野に入れやすくなります。

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また、後退距離を後退率(敷地面積に対するパーセンテージ)で設定することができます。

次の図は、後退率を40%にして後退した領域です。この図の場合、残った後退後の面積(赤線部分の内側)は60%で敷地の建蔽率に一致しています。このように後退後の割合を建蔽率に合わせると、建築可能な面積を目安として表示することができます。

JG_壁面後退線 30%後退線(図4)

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にあるJG_壁面後退線フォルダ内の壁面後退線.BATをクリックします。

【4】敷地境界線を示す図形を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

 注意:閉じた敷地境界線がある場合は右クリックで一括選択しても構いません。

【5】敷地境界線入力フォームに選択した敷地境界線が表示されるので、敷地境界点を時計回りで順にクリックし、全ての境界点のクリックが終了した際は「入力(次へ)」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。エクセルから取得する場合は、「Excelから取得」ボタンを押します。 
 補足:閉じた敷地境界線を入力した場合は、「閉じた領域が見つかりました(省略)」のメッセージが表示されるので、確認し「入力(次へ)」ボタンを押します。変更する際は、「取消」ボタンを押し、このフォームで境界点をクリックして入力し、「入力(次へ)」ボタンを押します。

【6】敷地形状確認フォームが表示されるので、「確認(次へ)」ボタンを押します。形状が異なる場合は「戻る」を押します。エクセルに書き出す際は「Excel書出し」ボタンを押します。

 注意:閉じた敷地境界線を入力した場合、【6】の行程は省略になります。

JG_壁面後退線 壁面後退線 描画設定フォーム

【7】後退方法を選択フォームが立ち上がるので、距離で後退する際は「距離で後退」ボタンを押します。割合(後退率)で後退する場合は「割合で後退」ボタンを押します。

 <「距離で後退」を選択した場合>

【8】描画設定フォームが立ち上がるので、後退距離をm単位で入力します。連続後退を行う場合は、「連続後退」チェックボックスにチェックを入れます。次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。次に記載仕様から、線(色)番号(1から9及びSXF色の101~356まで)と線種番号(1から9まで)、文字種(1から10まで)を入力します。
次に、後退寸法を記載する場合は、「後退寸法を記載」チェックボックスにチェックを入れます。次に、後退線に名称を記載する場合は、「後退線に名称を記載」チェックボックスにチェックを入れます。

 注意:連続後退を行う場合、後退寸法は記載されません。(後退線の名称として記載されます。)

 補足:線(色)番号、線種番号及び文字種は、上記の番号以外を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。

【9】「完了」ボタンを押すと、後退後の面積が表示されます。「OK」ボタンを押すとJw_cadの画面に壁面後退線が出力されます。

 注意:連続後退を行う場合、後退後の面積は表示されません。

 <「割合で後退」を選択した場合>

【8】描画設定フォームが立ち上がるので、後退率を%単位で入力します。次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。次に記載仕様から、線(色)番号(1から9及びSXF色の101~356まで)と線種番号(1から9まで)、文字種(1から10まで)を入力します。
 次に、後退寸法を記載する場合は、「後退寸法を記載」チェックボックスにチェックを入れます。

 注意:後退率は0より大きい90以下の数字を入力して下さい。

 補足:線(色)番号、線種番号及び文字種は、上記の番号以外を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。

JG_壁面後退線 割合で後退した場合の後退距離の表示

【9】「完了」ボタンを押すと、後退前の面積と、後退後の面積が目標値とが実行値で表示され、続いて、後退距離が表示されます。「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に壁面後退線と後退距離が出力されます。

 注意:後退後の面積が目標値と実行値で異なるのは、目標値は後退前の面積から計算で求めたものであるのに対し、実行値は後退ピッチ10mmで計算した近似値であるためです。

この「JG_壁面後退線」の機能について深掘りしたい方は次の投稿もご覧ください。

円の軌跡が描く近隣範囲図

JG_近隣範囲図 実行画面

近隣範囲図というのは、建物高さ(1Hまたは2Hなど)に応じて近隣説明の範囲を境界線として描画したものですが、この境界線は単なるオフセットラインではなく、基準線から一定の距離外側にある点の集合です。多くの場合丸みを帯びた領域となり、事前には想像しづらい形となって現れます。

「JG_近隣範囲図」は、近隣範囲となる境界線を描画するJw_CADの外部変形です。敷地境界線または建物外壁ラインなどの基準線から一定の距離外側にある境界線(線分または円弧)を自動的に描画します。バージョン2.0からは領域内を任意色で塗り潰すことが可能になりました。

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近隣範囲の境界線は建物やに沿って1H又は2Hの直径の円を転がした軌跡になります。

直径1Hの円の軌跡

近隣範囲の描画が日影測定線のそれと様相を異にするのは、円の直径が相対的に大きくなると、敷地境界線や建物外周部の凹部分を細かく辿ることができず、結果的に描画される近隣範囲図(線)が泡袋のように円弧が主体の形態になることです。そしてこれは、円の直径(1Hや2H)が大きくなればなるほど顕著になります。

JG_近隣範囲図 円の直径が大きくなると軌跡が正円に近づいていく

次の図のように、敷地の起伏が極端に大きい場合でもある程度距離が長くなると、ほとんどの角が取れて円に近づいていきます。

JG_近隣範囲図 距離が長くなる(円が大きくなる)と形状が引き継がれない

操作方法は、以下の通りです(操作方法はJG_日影測定線、JG_敷地延焼線どほぼ同じです)。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にあるJG_近隣範囲図フォルダ内の近隣範囲図.BATをクリックします。

【4】敷地境界線または建物外周を示す図形を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

【5】敷地境界線入力フォームに選択した図形が表示されるので、敷地境界線または建物外壁ラインを時計回りで順にクリックし、全ての境界点のクリックが終了した際は「入力(次へ)」ボタンを押します。(反時計回りで入力するとエラーとなるので、その際は、「取消」ボタンを押し再度入力します。)直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。  

【6】敷地形状確認のメッセージが現れるので、「確認」ボタンを押します。形状が異なる場合は「戻る」を押します。

JG_近隣範囲図 描画設定フォーム

【7】描画設定入力フォームが立ち上がるので、距離をm単位で入力します。この離隔距離を記載する場合はチェックボックスにチェックを入れます。また、レイヤグループ、レイヤ、線(色)番号、使用する文字種を入力します。領域を指定色で塗りつぶす場合はチェックボックスにチェックを入れます。

JG_近隣範囲図 色の設定(カラーダイアログ)

追記:「領域を指定色で塗りつぶす」にチェック入れた場合は、描画設定フォームが立ち上がるので、ピクチャーボックスの色を利用するか、「色を取得」ボタンを押し、カラーダイアログから任意に色を取得します。

【8】「設定完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に近隣範囲図(ライン)が出力されます。

JG_近隣範囲図 JW_CAD出力(領域の塗りつぶし)

本ツールの一部を抜き出したものですが、多角形の中抜きができる外部変形です。以下よりダウンロードしてご利用ください(本ツールのように円弧を含む領域には使用できません)。

告示緩和を用いた延焼線の作成

2019年の延焼ラインの法改正で、建物が隣地境界線や隣棟間の中心線に正対していない場合には、その傾き度合いに応じて延焼線が緩和されるようになりました。また、これまで無制限にかかっていた高さ方向の延焼も計算で求めた高さまでが適用範囲となりました。

「JG_延焼線緩和」は、隣棟間の延焼線を自動作成する「JG_建物延焼線」に法改正による告示緩和機能を追加したもので、緩和後の延焼線や確認申請に使用する算定式を自動的に作成します。バージョン2.0からは高さ方向の緩和計算も自動化されました。

ソフトウェアサイトVectorからダウンロードする場合はこちら

今回の緩和は、告示1号と告示2号に分かれます。
告示1号:敷地内の建築物相互の外壁間に生じる延焼ラインの緩和

告示2号:隣地境界線、道路中心線に生じる延焼ラインの緩和

本ツールではメニューの「建物間延焼」「隣地等延焼」のうち、「建物間延焼」が告示1号に、「隣地等延焼」が告示2号に対応しています。

JG_延焼線緩和 告示1号(建築物相互間の延焼線)緩和 実行画面

JG_延焼線緩和 告示2号(隣地境界線等に生じる延焼線)緩和 実行画面

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_延焼線緩和」フォルダ内の延焼線緩和.BAT をクリックします。

【4】Jw_cadの左上に表示されるメニューから、「建物間延焼」「隣地等延焼」のどちらかを選択します。
     

≪ A 建物間延焼 ≫

JG_延焼線緩和 Jw_cad操作画面

【5】2棟の建物の外壁ラインを全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

 補足:建物の全データを選択しても構いませんが、属性選択から壁芯のみの選択にすると、次のフォームでの入力が容易になります。

Jw_cad 属性選択コマンドによる壁芯のみの選択

【6】「2棟の建物を入力」フォームが立ち上がるので、建物1の外壁ラインの端部を時計回りで順にクリックし、全ての端部の入力が終了した際は「入力」ボタンを押します。直前のデータを再現したい場合は、「直前を再現」ボタンを押します。  

【7】同様に建物2を入力します。

JG_延焼線緩和 「2棟の建物を入力」フォーム Bldg2(建物2)を裏面を省略して入力している状態

 注意:図形は自動で閉じるので、最初の点を最後にクリックする必要はありません。ただし4点以上クリックしないとエラーとなります(三角形は入力できません)。明らかに正対しない面については省略して構いません。

JG_延焼線緩和 描画設定フォーム

【8】描画設定入力フォームが立ち上がるので、各注釈の記載設定として、「補助線を記載」、「中心線角度を記載」、「離隔距離を記載」、「緩和計算式を記載」にチェックを入れます。その他、出隅部の形状設定(出隅部を円弧にするか)、描画するレイヤグループの設定、線種及び文字種の記載仕様、告示緩和適用建物の選択(両方も可能)、「形状が複雑な場合に使用するパラメーター」の選択(通常はチェックを入れない)を行い、「完了」ボタンを押します。

 ~ワンポイント~
形状が複雑な場合は、中心線の位置を適切に描画できない場合があります。その場合、建物1と2の割り当てを入れ替えると改善する場合があります。同様に、「形状が複雑な場合に使用するパラメーター」の項目にチェックを入れると描画できる場合があります。
 補足:「補助線を記載」と「中心線角度を記載」及び「離隔距離を記載」にチェックを入れなかった場合でも、告示緩和適用建物の選択し「緩和計算式を記載」にチェックを行った場合には、緩和計算に必要な補助線と中心線角度が記載されます。

【9】告示緩和適用建物の選択で両方の建物を選択した場合、高さ方向の緩和フォームが立ち上がるので、高さ方向の緩和を行う建物を選択します。高さ緩和を行わない場合は「高さの緩和を行わない」にチェックを入れる。設定後OKボタンを押します。

JG_延焼線緩和 高さ方向の緩和設定フォーム

【8】で告示緩和適用建物の選択を行わなかった場合は、Jw_cadの画面に延焼線が出力されます。

【10】【9】で高さ方向の緩和を行う建物を選択した場合、又は【8】の告示緩和適用建物の選択で片方の建物を選択した場合は、他の建物高さ設定フォームが立ち上がるので、他の建物高さを入力します。高さ緩和を行わない場合は、「高さの緩和を行わない」にチェックを入れます。設定後OKボタンを押すと、Jw_cadの画面に延焼線が出力されます。

 参考:【8】で注釈の記載設定で「緩和計算式の記載」にチェックを入れた場合は、中心線と外壁面がなす角度のうち最小となる位置に計算式が記載されます。また、高さ方向の緩和計算に使用する最小距離(S)も自動的に描画されます。

 

≪ B 隣地等延焼 ≫

【5】1棟の建物の外壁ラインと隣地境界線等を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

【6】「1棟の建物と隣地境界線を入力」フォームが立ち上がるので、最初に、建物1の外壁ラインの端部を時計回りで順にクリックし、全ての端部の入力が終了した際は「入力」ボタンを押します。直前のデータを再現したい場合は、「直前を再現」ボタンを押します。

 注意:図形は自動で閉じるので、最初の点を最後にクリックする必要はありません。ただし4点以上クリックしないとエラーとなります(三角形は入力できません)。建物の裏側もできる限り入力して下さい。
【7】同様に、隣地境界線を時計回りでクリックし、全ての端部の入力が終了した際は「入力」ボタンを押します。

 注意:境界線の場合は、最初の点と最後の点を重ねることができます。また、二点以上で入力できます(一つの線分から入力できます)。

【8】描画設定入力フォームが立ち上がるので、各注釈の記載設定として、「離隔距離を記載」、「緩和計算式を記載」にチェックを入れます。その他、描画レイヤグループの設定、線種及び文字種の記載仕様、告示緩和適用(デフォルトではオンになっている)の選択を行います。

【9】「設定完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に延焼線が出力されます。

 参考:注釈の「緩和計算式の記載」にチェックを入れた場合は、中心線と外壁面がなす角度のうち最小となる位置に計算式が記載されます。

この「JG_延焼線緩和 」の機能について深掘りしたい方は次の中心線に関わる投稿と告示内容に関わる投稿もご覧ください。

敷地と道路形状から延焼ラインを作図

配置図を作成する際し道路情報を入力するのと同時に延焼ラインを描画できると手間が省けます。

「JG_敷地延焼線」は、敷地と道路形状から敷地の延焼ラインを作成するJw_CADの外部変形です。敷地境界線と道路の反対側の境界線を入力することで延焼の恐れのある部分と、関連する注釈を自動的に描画します。

ソフトウェアサイトVectorからダウンロードする場合はこちら

JG_敷地延焼線 実行画面

2019年の法改正で延焼範囲を緩和できるようになりましたが、本ツールは、従来どおり敷地と道路条件のみから延焼ラインを作成します。告示緩和を利用する際は「JG_延焼線緩和」をご使用ください。念のために言いますと、延焼範囲の緩和は建物の配置が決定した後でなければ確定しません。計画前の与条件としては初期設定できないので、いったんは従来の延焼線を入れて配置検討を行うことになります。

操作方法は、以下の通りです(操作方法は「JG_日影測定線」とほぼ同じです)。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にあるJG_延焼線緩和フォルダ内の延焼線緩和.BATをクリックします。

【4】Jw_cadの左上に表示されるメニューから、「敷地延焼線」「注釈記載」のどちらかを選択します。

JG_敷地延焼線 Jw_CAD初期画面(図面を全て選択)

JG_敷地延焼線 チュートリアル ~操作の流れ~


    
 ≪ A 敷地延焼線 ≫

【5】敷地境界線と道路を示す図形を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

【6】敷地境界線入力フォームに選択した敷地地境界線と道路が表示されるので、敷地境界点を時計回りで順にクリックし、全ての境界点のクリックが終了した際は「入力(次へ)」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。

 補足:閉じた敷地境界線を入力した場合は、「閉じた領域が見つかりました(省略)」のメッセージが表示されるので、確認し「入力(次へ)」ボタンを押します(境界点の入力は省略できます)。変更する際は、「取消」ボタンを押し、このフォームで境界点をクリックして入力し、「入力(次へ)」ボタンを押します。

JG_敷地延焼線 敷地境界点の入力(閉じた敷地境界線を入力した場合は省略できます)

 

【7】「境界種別を選択します(以下省略)」というメッセージが現れ、境界種別入力フォームが立ち上がります。右上の境界線リストから境界線番号を選択(複数選択可)し、リスト下の境界種別「道路境界線」、「隅切」、「隣地境界線」の3つから1つを選択し「決定」ボタンを押します。未入力の場合は隣地境界線となるので、隣地境界線の入力は省略できます。変更する場合は、リストを選択し、変更する境界種別を選び、「決定」ボタンを押します。道路と隅切を全て入力した際は「次へ」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。 

JG_敷地延焼線 境界種別の入力

【8】「リストから道路境界線を選択し(以下省略)」というメッセージが現れ、反対側の道路境界線入力フォームが立ち上がります。右上の境界線リストから該当する道路境界線番号を選択し、反対側の敷地境界線を時計回りで2点クリックし「入力」ボタンを押します。入力するとライン上に境界線番号が表示されます。異なった番号が入った場合は「削除」ボタンを押し再度入力します。また、【7】で隣地境界線を選択した場合でもこのフォームで道路境界線に変更できます。全ての道路境界線の入力が終了した際は「入力完了」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は「直前を再現」ボタンを押します。 

JG_敷地延焼線 反対側の道路境界線の入力

 捕捉:行き止まり道路が敷地に対し直角になる場合は、道路幅員と同じ距離の位置を道路境界線とみなして入力して下さい(事前にJw_cadでラインを作成する必要があります)。また、その道路が敷地に入り込む際に敷地の一辺が反対側の道路境界線となることがありますが、その場合でも入力が必要です。 

【9】描画設定入力フォームが立ち上がります。道路情報の記載設定から、「道路中心線を記載」、「道路幅員を記載」、「遠隔距離を記載」、を行うか選択します。次に、レイヤグループ、レイヤ、線(色)番号、使用する文字種を入力します。次に、隣地境界線と道路中心線の結合方法を「隣地境界線を延長して結合する」か、「道路に直角なラインを介して結合する」か選択します。 

JG_敷地延焼線 延焼線描画設定

【10】「設定完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に延焼線その他が出力されます。

JG_敷地延焼線 Jw_CADへの出力結果

 ≪ B 各種注釈 ≫

【5】~【8】 ≪ A ≫ の行程に同じ。

【9】描画設定入力フォームが立ち上がります。道路情報の記載設定から、「境界線延長を記載」、「道路中心線を記載」、「道路幅員を記載」、「敷地面積を記載」、「敷地境界点を記載」を行うか選択します。また、レイヤグループ、レイヤ、線(色)番号、使用する文字種を入力します。

【10】「設定完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に各種注釈が出力されます。

 補足: ≪ A ≫ と ≪ B ≫ の行程は共に同じ敷地情報を使用します。どちらかで入力したデータは本ソフト内に記録されるので、「直前を再現」ボタンを使用することで、二度入力する手間を省くことが出来ます。また、【8】の入力の最後に「Excel書出し」ボタンを使用すると、任意のエクセルシートにデータを保存することができ、他の外部変形ソフト(「JG_測定線作成」「JG_近隣範囲図」「JG_壁面線後退」「JG_斜線等高線(開発中)」)に使用できます。これらのソフトは敷地や道路の位置データを相互に利活用することができ、それぞれのツールに付随しているEXCEL書き出し機能を使用することで、一度入力したデータを再利用できます。

これらのツールをメニュー化してひとつのパッケージにし「Jw作図」という外部変形ソフトにまとめました。敷地・道路データをソフト内に記憶させることができるので、Excelに書き出す手間が省け操作性が向上します。ご希望の方は問い合せ先までご連絡ください。

この「JG_敷地延焼線」の機能について深掘りしたい方は次の投稿もご覧ください。

閉鎖・発散方式 日影測定線の作成

JG_日影測定線 閉鎖測定線 実行画面

日影図を作成する際に最初に作成する測定線には、閉鎖方式と発散方式の二通りがあるのをご存じでしょうか。一般的に測定線というのは閉鎖方式で作成されることがほとんどですが、誤解を恐れずに言うと、閉鎖方式に比べて設計側に有利に働く発散方式というのが存在します。ただ作図方法がやや複雑で時間がかかることと、行政や近隣との交渉に労力を割かれる場合があるため、知っている方でもほとんどの場合は閉鎖方式を用いているというのが実情ではないでしょうか。しかし、発散方式を簡単に作図できるツールがあれば、導入のハードルが一段低くなります。発散方式はプロジェクトに多大な成果をもたらしてくれる場合があるので、チャンスあれば採用してみたいものです。

「JG_日影測定線」は、Jw_CADで閉鎖方式と発散方式の日影測定線を作成する外部変形です。

ソフトウェアサイトVectorからダウンロードする場合はこちら

JG_日影測定線 発散測定線 実行画面

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にあるJG_日影測定線フォルダ内の日影測定線.BATをクリックします。

【4】Jw_cadの左上に表示されるメニュー「閉鎖測定線」「発散測定線」「各種注釈」から実行する作業を選択します。
    
 ≪ A 閉鎖測定線 ≫

【5】敷地境界線と道路を示す図形を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

JG_日影測定線 敷地入力フォーム

【6】敷地境界線入力フォームに選択した敷地地境界線と道路が表示されるので、敷地境界点を時計回りで順にクリックし、全ての境界点のクリックが終了した際は「入力(次へ)」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。 

JG_日影測定線_境界線種別入力フォーム

【7】「境界種別を選択します(以下省略)」というメッセージが現れ、境界種別入力フォームが立ち上がります。右上の境界線リストから境界線番号を選択(複数選択可)し、リスト下の境界種別「道路境界線」、「隅切」、「隣地境界線」の3つから1つを選択し「決定」ボタンを押します。未入力の場合は隣地境界線となるので、隣地境界線の入力は省略できます。変更する場合は、リストを選択し、変更する境界種別を選び、「決定」ボタンを押します。道路と隅切を全て入力した際は「次へ」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。 

JG_日影測定線_反対側の道路境界線入力フォーム①

たとえば下の 図のように、反対側の道路境界線の折れ点が敷地境界線のそれより多い場合は、反対側の境界線がどちらの敷地境界線に属すのか選択する必要があります。

JG_日影測定線_反対側の道路境界線入力フォーム②

逆に敷地側の折れ点が多い場合も、反対側の道路境界線と敷地側境界線の組み合わせを決める必要があります。

JG_日影測定線_反対側の道路境界線入力フォーム③

組み合わせる際は、互いに向かい合う比率が多い方を対応させるとよいでしょう。

【8】「リストから道路境界線を選択し(以下省略)」というメッセージが現れ、反対側の道路境界線入力フォームが立ち上がります。右上の境界線リストから該当する道路境界線番号を選択し、反対側の道路境界線を時計回りで2点クリックし「入力」ボタンを押します。入力するとライン上に境界線番号が表示されます。異なった番号が入った場合は「削除」ボタンを押し再度入力します。また、【7】で隣地境界線を選択した場合でもこのフォームで道路境界線に変更できます。全ての道路境界線の入力が終了した際は「入力完了」ボタンを押します。直前のデータを利用する場合は、「直前を再現」ボタンを押します。

JG_日影測定線_反対側の道路境界線入力フォーム(反対側の道路が重複する場合)

 注意:複数の敷地境界線が反対側の道路境界線を共有する場合は、一つの道路境界線に複数の番号が記載されます。逆に、一つの道路に敷地境界線が複数対応する場合は、同一の番号が反対側の道路境界線にそれぞれ入力されます。

JG_日影測定線_行き止まり道路の入力(みなし道路境界線の入力)(a図)

 補足:行き止まり道路がある場合は、道路幅員と同じ距離の位置にある線分を道路境界線とみなして入力して下さい(事前にJw_CADで線分を作成しておく必要があります)(a図)。また、行き止まり道路が敷地に入り込む場合は、対岸にある敷地の一辺が反対側の道路境界線となることがありますが、その場合でも入力が必要です(b図)。 

JG_日影測定線_行き止まり道路の入力(対岸にある自身の境界線を道路境界線として入力)(b図)

【9】描画設定入力フォームが立ち上がります。記載設定から、「みなし境界線を記載」、「道路中心線を記載」、「道路幅員を記載」、「離隔距離を記載」を行うか選択します。次に、レイヤグループ、レイヤ、線(色)番号、使用する文字種を入力します。次に、隣地境界線と道路みなし境界線の結合方法を、「隣地みなし境界線を延長して結合する」か、「道路に直角なラインを介して結合する」か選択します。

 

JG_日影測定線_閉鎖線描画設定

【10】「完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に閉鎖測定線その他が出力されます。

 ≪ B 発散測定線 ≫

【5】~【9】 ≪ A ≫ の行程に同じ。

【10】「完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に発散測定線と閉鎖測定線(隣地側)その他が出力されます。

 注意:発散測定線が描画されるのは放物線が連続する道路上のみです。行き止まり道路は隣地と同様に閉鎖測定線となります。敷地反対側の道路境界線が敷地に対して延びていないと、行き止まり道路として扱われるので注意して下さい。道路が途中で屈曲する場合の判断は、円弧で閉じるか放物線のままとするか解釈が分かれますが、このソフトでは円弧で閉じない描画となります。つまり、反対側の道路境界線を開放すると放物線を描画し、閉鎖すると行き止まり道路と同じ扱いになります。

本ツールにおいては、前面道路が「一の道路」(屈折や交差がない道路)である場合にのみ発散方式による描画が可能です。

 ≪ C 各種注釈 ≫

【5】~【8】 ≪ A ≫ の行程に同じ。

【9】描画設定入力フォームが立ち上がる。道路情報の記載設定から、「境界線延長を記載」、「道路中心線を記載」、「道路幅員を記載」、「敷地面積を記載」、「敷地境界点を記載」を行うか選択します。また、レイヤグループ、レイヤ、線(色)番号、使用する文字種を入力します。

JG_日影測定線_各種注釈 実行画面

【10】「完了」ボタンを押すと、Jw_CADの画面に各種注釈が出力されます。

補足: ≪ A ≫ ~ ≪ C ≫ の行程は共に同じ敷地情報を使用します。どちらかで入力したデータは本ソフト内に記録されるので、「直前を再現」ボタンを使用することで、二度入力する手間を省くことが出来ます。また、【8】の入力の最後に「Excel書出し」ボタンを使用すると、任意のエクセルシートにデータを保存することができ、「JG_延焼線作成」「JG_近隣範囲図」「JG_壁面線後退」等の他の外部変形ソフトに使用できます。

この「JG_日影測定線」の機能について深掘りしたい方は次の投稿もご覧ください。