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採光補正係数目盛の作成

JG_採光補正 実行画面

🌤️ JG_採光補正

採光斜線採光補正係数目盛を作成できる外部変形ツール

「JG_採光補正」は、断面図の開口位置等から採光補正係数を算出し、Jw_cad上に計算式採光斜線を自動記載するとともに、採光補正係数目盛りを表記できる外部変形です。

採光補正係数目盛りについては、聞きなれない方も多いと思いますが、採光補正係数を視覚的に確認でき、開口部の有効性や採光条件をおおまかに把握できる表現ツールです。
「確認申請memo」をよく見る方は絵面に見覚えがあるかと思います。
窓の大きさや配置を検討する際の目安として、とても有効なものです。

📌 採光斜線とは

採光斜線は、確認申請図への記載としては必須ではありませんが、断面図に記載することで、計画している開口部で採光がどの程度確保できるかを視覚化できます。

一般的に「斜線」と聞くと、道路斜線や高度斜線のように、敷地境界側から建物に向かって引く規制ラインを思い浮かべることが多いかもしれません。

採光斜線はそれとは逆に、建物側から境界線側へ引く有効ライン です。
規制の限界を示すというよりも、採光上有効となる有効範囲を示しています。

一方で、都市計画法の用途地域種別で斜線勾配が決まるという点では、道路斜線や隣地斜線などと考え方は近いものになります。

🧮 採光補正係数と採光補正係数目盛り

2000年の建築基準法改正により、採光補正係数による評価方法が導入されました。

これにより、従来の採光斜線による判断に加えて、開口部の位置や高さ、隣地境界線等までの距離関係を考慮しながら、採光の有効性を評価できるようになりました。
また、採光の有効性は 0〜3の範囲 で評価されるため、従来よりも細かな採光検討が可能になっています。

採光補正係数目盛りとは、この採光の有効性を目盛りとして表したものです。
つまり、開口部ごとの採光の度合いを視覚的に確認できる、「見える化された定規」 のようなものです。

法改正以前に用いられていた採光斜線は、開口部が採光上有効か無効かを判断するには分かりやすい表現方法でした。
しかし、採光補正係数の導入により、採光の有効性が0から3まで連続的に変化するようになったため、単純な斜線だけでは、その違いを十分に表現しにくくなりました。

そのため、改正後の採光検討においては、採光補正係数目盛りを用いることで、開口部ごとの補正係数を視覚的に把握しやすくなります。
採光補正係数目盛りは、現在の採光検討に対応した、より効果的な表現ツールといえます。

採光斜線と採光補正係数目盛

⚙️ JG_採光補正でできること

「JG_採光補正」では、断面図上に採光斜線と採光補正係数目盛り等を表示できます。

具体的な機能と記載項目は以下の通りです。

  • 窓の直上部分の水平距離と窓中心高さをもとに採光補正係数を算出
  • 断面図に算定の根拠となる計算式と採光斜線を記載
  • 断面図に用途地域に応じた補正係数目盛りを記載

JG_採光補正 水平距離によって異なる採光補正係数目盛

🏢 採光補正係数目盛りの考え方

採光補正係数目盛りは、主に以下の条件によって決まります。

  • 建物から隣地境界線までの水平距離
  • 敷地内の他の建物までの水平距離
  • 用途地域
  • 窓の高さ
  • 窓の直上にある部分の位置

これらの条件をもとに、採光補正係数を算出し、断面図上に目盛りとして表示します。

そのため、採光斜線と同じように、開口部の有効性を確認するための目安として利用できます。

JG_採光補正 用途地域によって異なる採光補正係数目盛

🔍 不利側の判断を視覚的にサポート

窓の直上にある部分が複数ある場合は、採光補正係数が小さい方、つまり 採光条件として不利な側 を採用する必要があります。

採光条件が厳しくなるほど、採光斜線(勾配:h/d)は立ち上がります。
そのため、採光斜線を断面図に表示することで、どの部分が不利側になるのかを視覚的に判断しやすくなります。

JG_採光補正 採光勾配:h/dの比較

✅ JG_採光補正の活用メリット

  • 採光条件を断面図上で直感的に確認できる
  • 開口部の大きさや位置の検討がしやすい
  • 採光補正係数の値を図面上で確認できる
  • 複数の直上部分がある場合でも不利側を判断しやすい
  • 採光検討の初期段階や概略確認に活用できる
  • Jw_cad上で作業できるため、図面作成と検討を効率化できる

💡 (まとめ)採光検討を、より分かりやすく・効率的に

採光補正係数は、計算だけではイメージしにくい場合があります。
「JG_採光補正」を使えば、断面図上に採光斜線や採光補正係数目盛りを表示できるため、採光の有効性を視覚的に把握できます。

開口部の計画や採光条件の確認を、よりスムーズに行いたい方におすすめのツールです。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_採光補正」フォルダ内の採光補正.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎窓上部のポイントを指示」と表示されるので、窓の上部にあるパラペット天端や軒先などの建築物の部位をクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎窓中心(高さ)を指示 」と表示されるので、窓の中心点をクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。

 補足:高さのみを読み取るので、水平方向は任意の点で構いません。

JG_採光補正 設定入力フォーム

【6】設定入力フォームが立ち上がるので、水平距離(ミリ単位)と、用途地域(住居系地域、工業系地域、商業系地域から選択)、描画する側(指示点の右側か左側)を選択します。道路に面する場合は「道に面する場合」にチェックを入れます。次に、採光補正係数目盛り(0~3の間の10目盛り、又は1~3までの間の5目盛り)を表示しない場合は「目盛を表示しない」にチェックを入れます。次に、採光補正係数を算定しない場合(目盛りのみ表示したい場合)は、「係数を算定しない」にチェックを入れます。次に記載仕様として、使用する文字種(1から10まで)と線(色)番号(1から9及びSXF色の101~356まで)を入力する。次にレイヤグループとして、描画するグループ(0からFまで)と④描画するレイヤ(0からFまで)を入力します。

 補足:文字種及び線(色)番号は、上記の番号以外を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。      
【6】「決定」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に採光勾配(d/h)、採光補正係数(算定式)、採光補正係数目盛り等が描出されます。

JG_採光補正 採光補正係数、採光勾配:h/d、補正係数目盛の描画

平均地盤面算定図の作成

JG_地盤面算定 地盤面確認用アイソメ


🏗️ JG_地盤面算定

「平均地盤面」と「地盤面」を自動算出する外部変形ツール

「JG_地盤面算定」は、建築計画に必要となる 日影計算用の平均地盤面 と、建物高さ算定用の地盤面 を自動で算出する外部変形です。

複雑になりがちな地盤面の検討を効率化し、複数案の比較や法規チェックをスムーズに行えます。

📌 平均地盤面と地盤面の違い

日影計算に使用する地盤面は、原則として 一つの建物につき一つの地盤面 を求めます。
このため、日影計算用の地盤面は 「平均地盤面」 と呼ばれます。

一方、建物高さを算定する場合は、高低差が3mを超える敷地では、3mごとに複数の地盤面を求めます。
そのため、建物高さ算定用のものは単に 「地盤面」 と呼び、平均地盤面と区別します。

※高低差が3m未満の場合は、両者をあえて区別する必要がないため、「平均地盤面」と呼ばれる場合があります。

JG_地盤面算定 実行画面 「地盤面」算定用平面図
JG_地盤面算定 実行画面 「地盤面」算定用展開図

JG_地盤面算定 実行画面 「地盤面」算定表

⚙️ 高低差が3mを超える場合の算出方法

高低差が3mを超える敷地では、地盤面の設定方法として主に以下の3種類があります。

  • 最低点を起点に、上方へ3mごとに設定する方法(最も一般的に用いられる方法です。)
  • 最高点を起点に、下方へ3mごとに設定する方法
  • 任意の高さを起点に、上方または下方へ3mごとに設定する方法

建築基準法の条文では「3m以内」とされていますが、『防火避難規定の解説』では、「3m」以外の設定が認められるのは、宅地造成を行った場合などの特殊事情に限られるとされています。
そのため、本ツールでは 3.0mごとの設定に統一 しています

JG_地盤面算定 最低点を起点にした領域分割(A図)

JG_地盤面算定 最高点を起点にした領域分割(B図)

🧭 起点の違いによる計画への影響

地盤面の算出では、起点をどこに設定するかによって結果が変わります。

  • A図:最低点を起点に算出した地盤面
  • B図:最高点を起点に算出した地盤面

絶対高さ制限ぎりぎりまで建物を計画する場合、高さは地盤面から測るため、一見すると建物ボリュームに大きな差は出ないように思われます。

しかし実際には、以下のような規制や条件が影響します。

  • 道路斜線
  • 高度斜線
  • 日影規制
  • 景観協議
  • 掘削土量
  • 行政・審査機関による指導内容

そのため、起点の異なる複数案を比較することで(A図、B図参照)、計画上のメリット・デメリットを把握しやすくなります。

※行政や審査機関によっては、道路を起点にするよう指導される場合があります。

JG_地盤面算定 複数棟の平均地盤面1(棟ごとの算定表を選択)

🏘️ 複数棟がある敷地にも対応

敷地内に複数の建物がある場合、日影図算定用の平均地盤面は、すべての棟について算出した平均地盤面をもとに、敷地全体の平均を求める必要があります。

「JG_地盤面算定」では、棟ごとに算出した平均地盤面の結果を読み込むことで、敷地全体の平均地盤面を自動算出 できます。

JG_地盤面算定 複数棟の平均地盤面2(敷地全体の平均地盤面)

✅ JG_地盤面算定でできること

  • 日影計算用の 平均地盤面 を自動算出
  • 建物高さ算定用の 地盤面 を自動算出
  • 高低差3m超の敷地に対応
  • 最低点起点・最高点起点など複数案の検討が可能
  • 棟が複数ある敷地の全体平均地盤面算定に対応
  • 法規検討やボリュームスタディの効率化に貢献

💡 (まとめ)複雑な地盤面算定を、より正確に・より効率的に

地盤面の設定は、建物高さや日影規制、斜線制限などに大きく関わる重要な検討項目です。
「JG_地盤面算定」を活用することで、煩雑な計算作業を効率化し、複数案の比較検討をスムーズに行えます。

JG_地盤面算定 チュートリアル ~操作の流れ~

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

≪平均地盤面を単体で作成する場合(通常)≫

JG_地盤面算定 外部変形メニュの選択(地盤面算定)

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_地盤面算定」フォルダ内の地盤面算定.BATをクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎高さ入力ポイントを選択」と表示されるので、高さを入力する建物のポイントを時計回りで順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)し、最後に「点指示終了」ボタンを押す。

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎描画基準点(左上)を指示」と表示されるので、算定用展開図と算定表を出力する基準点をクリックする。

 補足:算定用展開図の左上(設計GL基準線の左端)を基準にレイアウトします。

【6】「地面と接する高さ入力」フォームが立ち上がるので、ポイントリストから番号を選択し、高さ①に地面と接する高さを記載し「入力」ボタンを押す。擁壁等で同位置に高さが2以上ある場合は、高さ①と高さ②にそれぞれ記載し「入力」ボタンを押す。前回値を再現する場合は、「前回値を再現」ボタンを押す。入力した地面の形状や平均地盤面をアイソメ図で確認する場合は、「アイソメで確認する」チェックボックスにチェックを入れる。終了した際は、「完了(次へ)」ボタンを押す。

 <高低差が3mを超える場合>

JG_地盤面算定 作業選択フォームと領域設定方法フォーム

【A】作業選択フォームが立ち上がるので、建物高さ算定の基準となる高低差3m以内ごとの地盤面算定を行う場合は、「地盤面(3m以内毎)算定」を選択する。日影規制用の建物高さ算定の基準となる平均地盤面算定を行う場合は、「日影用の平均地盤面算定」を選択する。選択後「OK」ボタンを押す。
       
【B】【A】で「地盤面(3m以内毎)算定」を選択した場合は、「領域設定方法」フォームち上がるので、高低差3mの分割を、最も低い位置から測定する場合は「最低点から」を選択し、最も高い位置から測定する場合は「最高点から」を選択し、任意の高さを設定する場合は、「任意の高さ」を選択しテキストボックスに高さをm単位で入力する。

「OK」ボタンを押すと、【7】記載設定フォームが立ち上がる。

【A】で「日影用の平均地盤面算定」を選択すると、「領域設定方法」フォームが表示されることなく【7】記載設定フォームが立ち上がる。

 

 注意①:「任意の高さ」を設定した場合は、高低差3m以内で自動的に分割されます。高低差を任意に設定することはできません。  

 注意②:高低差が9mを超える場合は算定できません。 

 

JG_地盤面算定 形状確認フォーム

 補足:【6】で「アイソメで確認する」チェックボックスにチェックを入れた場合は、「形状確認(アイソメ)」フォームが立ち上がります。入力した地面の形状や分割位置、地盤面のレベル(赤線表示)を確認することができます。形状は回転ボタンで上下左右に回転することができます。また、高低差が小さく見づらい場合は、縦倍率ボタンで高さ方向の倍率を増減できます。「地面と接する高さ入力」フォームに戻る際は、「高さ入力に戻る」ボタンを押します。戻った際は、「前回値を再現」ボタンを押すことで入力値を再現した上で変更が行えます。形状確認後、「確認(次へ)」ボタンを押します。

 <高低差が3m未満の場合>

【7】記載設定フォームが立ち上がる。(「作業選択フォーム」と「領域設定方法」フォームは表示されません。) 

 補足:【6】で「アイソメで確認する」チェックボックスにチェックを入れた場合は、記載設定フォームの前に「形状確認(アイソメ)」フォームが立ち上がります。入力した地面の形状や平均地盤面のレベルを確認することができます。

JG_地盤面算定 記載設定フォーム

 【7】記載設定フォームが立ち上がるので、展開図仕様から、距離(X方向)に対する高さ(Y方向)の倍率を1から10倍の範囲で入力する。次に、面積算定領域の塗りつぶし色の濃度(グレーのみ)を最も濃い色を1、薄い色を10とした10段階で入力する。次に記載仕様から、線(色)番号(1から9まで)と文字種(1から10まで)を入力する。次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力する。次に、「日影用の平均地盤面算定」を選択した場合で棟番号を記載する時は、「棟番号を記載する」チェックボックスにチェックを入れ、テキストボックスに番号を記載する(地盤面算定の場合は非表示になります)。作成した算定表をExcelに出力する場合は「計算結果をEXCELに書き出す」チェックボックスにチェックを入れる。

 補足:線(色)番号及び文字種は1~9(10)以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0~F以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。

【8】「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に算定用平面図(ポイント間の距離とポイント番号及びその高さ、また地盤面算定の場合は分割線)と算定用展開図、算定表が描画される。

JG_地盤面算定 算定表の端数処理

 補足:最終的な平均地盤面の値はm単位で、小数点以下4桁を切り捨て、小数点以下3桁で算出します。地盤が低い側つまり安全側で算出するため、負の値の場合は0から遠ざかる値となります(絶対値の値が一つ繰り上がります)。     

 ≪敷地全体の平均地盤面を算定する場合≫

JG_地盤面算定 外部変形メニュの選択(棟の平均)

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_地盤面算定」フォルダ内の「棟の平均.BAT」をクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「平均する地盤面算定表を全て選択」と表示されるので、地盤面算定表を全て選択し、「選択確定」ボタンを押す。次に、「◎算定表の配置基準点を指示」と表示されるので、算定表を配置する基準点(表の左上)となる任意の点をクリックする。Jw_cadの画面に集計表が描画される。

JG_地盤面算定 敷地全体の平均地盤面算定表

 重要:集計できる地盤面算定表は、本ソフトで作成した地盤面算定表のみです。また、算定表の文字や数値の位置を変更する等の編集を行うと、正しく算定できない場合があります。

 補足:最終的な平均地盤面の値はm単位で、小数点以下4桁を切り捨て、小数点以下3桁で算出します(地盤が低い側つまり安全側で算出します)。そのため、負の値の場合は、0から遠ざかる値となります(絶対値の値が一つ繰り上がります)。

ExcelからJw_cadへの変換出力

JG_Excel表変換|Excelで作成した表をJw_CADデータに変換できる外部変形

JG_Excel表変換」は、Excelで作成した表をJw_CADデータに変換して読み込むための外部変形です。

ExcelファイルをJw_CAD上で表として利用したい場合に、Excelを開かずに変換・読み込みできる点が特徴です。

✅ 主な特徴

「JG_Excel表変換」には、以下のような特徴があります。

  • Excelファイルを開かずに読み込み可能
  • 文字色を指定可能
  • 文字の間隔や縦横比率を設定可能
  • 線の太さに応じて、Jw_CADの線色番号を指定可能
  • Excelの罫線種別を、Jw_CAD上で再現可能

バージョン1.5以降は、Excel上の文字位置をより正確に再現可能できるようになりました。

計画概要書や仕上表、各種仕様書など、Excelで作成した表をJw_CAD図面内に配置したい場合に便利です。

JG_Excel表変換 変換前のエクセルデータ

                      

JG_Excel表変換 実行画面(Jw_CADデータ)

📊 Excel書式の再現について

Excelの書式設定について、Jw_CAD変換時の再現可否は以下のとおりです。

番号書式設定可否備考
<A.フォント>
A-1全角と半角の区別
A-2特殊文字(太字・斜体・下線文字)縦横比は設定可
A-3字体JWのデフォルト値
A-4文字サイズ
A-5文字色任意の共通色
<B.罫線>
B-1縦・横・斜線
B-2線の色線の太さ別対応
B-3線の太さ4段階まで
B-4線種4種類まで
<C.表示形式>
C-1表示形式セル表示を再現
<D.配置>
D-1文字の横位置
D-2文字の縦位置
D-3インデント(字下げ)
D-4縦書き
D-5文字制御(セルの結合)
D-6文字制御(折り返し・縮小表示)
<E.塗りつぶし>
E-1セルの背景色
JG_Excel表変換 エクセル書式設定 再現可否一覧

🔤 文字サイズの再現について

文字サイズは、1ポイント=0.35mmとして換算して再現します。

縮尺が1/1のレイヤグループに読み込んだ場合、変換後の文字サイズはExcel上の表示サイズと概ね同じ大きさになります。

📏 線の太さの再現について

Excelの罫線の太さは、以下の4種類として再現します。

  • 標準線
  • 細線
  • 中太線
  • 太線

なお、Excelの**二重線(ダブルライン)**は、Jw_CAD上では太線として扱います。

標準線については、Jw_CADの現在の設定が採用されます。

細線・中太線・太線については、線種設定フォームで任意に設定できます。

🧱 線種の再現について

Excelの罫線種別は、Jw_CADの線種の中から近いものが自動的に選択されます。

対応する線種は、主に以下の種類です。

  • 実線
  • 点線
  • 一点鎖線
  • 二点鎖線

Excelの罫線表現を、Jw_CAD上でできるだけ近い形に変換します。

📌 読み込み範囲の記録に対応

本ツールは、Excelを起動していなくても表を読み込めます。
その一方で、読み込む範囲をその都度指定する必要があります。

ただし、バージョン1.5以降では、シート名ごとに読み込み範囲を記録できるようになりました。

この機能を使うことで、書式が決まっている仕様書や表をExcelで作成しておき、必要なときにJw_CADへ変換して出力できます。

📝 計画概要書・仕上表などの作成に便利

計画概要書や仕上表などは、編集やデータの再利用がしやすいExcelで作成する方が効率的です。

一方で、Excel上にJw_CADの図面枠を貼り付けると、他の図面と位置やサイズが揃わず、不便に感じることがあります。

このような場合は、次の手順で解決できます。

  1. Jw_CADの図面枠に収まる表フォーマットを、Excel側であらかじめ作成する
  2. 本ツールでExcel表をJw_CADデータに変換する
  3. 変換した表をJw_CADの図枠内に配置する

これにより、Excelの編集しやすさを活かしながら、Jw_CAD図面内に整った表を配置できます。

JG_Excel表変換 エクセルで作成した仕上表

JG_Excel表変換 エクセルで作成した仕上表をJw_CADに変換

📄 データ行が増減する仕様書にも対応しやすい

仕上表など、データ行が増減する仕様書を作成する場合は、Excelの改ページプレビュー機能を使うと便利です。

必要な図面枚数を確認しながらExcel側で表を編集し、その後、本ツールでJw_CADに変換することで、効率よく図面化できます。

📝 まとめ

「JG_Excel表変換」は、Excelで作成した表をJw_CADデータとして読み込める外部変形です。

主な特徴は以下のとおりです。

  • Excelを開かずに表を読み込み可能
  • 文字サイズ・文字位置・文字色を設定可能
  • 罫線の太さや線種をJw_CAD上で再現可能
  • シート名ごとに読み込み範囲を記録可能
  • 計画概要書、仕上表、仕様書などの変換に便利
  • Excelの編集しやすさとJw_CADの図面管理を両立可能

Excelで作成した表を、Jw_CADの図面内にきれいに配置したい場合に活用できます。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_Excel表変換」フォルダ内のExcel表変換.BAT をクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、◎配置基準点(表の左上)指示と表示されるので、点をクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。

JG_Excel表変換 ファイル選択


【5】ファイル選択メッセージが立ち上がり「始めにExcelブックを選択します。」と表示されるので、「OK」ボタンを押します。

【6】ファイル選択ダイアロボックスが立ち上がるので、エクセルファイルのブック名を入力するか、ディレクトリーから選択し「開く」を押します。

 注意:ブックが開いている状態でもこの操作は必要です。

JG_Excel表変換 表の選択フォーム

【7】表のファイル選択フォームが立ち上がるので、シート名と、表の範囲を示す左上のセルと右下のセルを記入します。記入した範囲を記録する場合は、「範囲記録」ボタンを押します。一方、記録した範囲を読み込む場合は「範囲読込」ボタンを押します。記入が完了した際は「入力」ボタンを押します。

 注意:範囲の記録データはシート名に紐づいています。記録する際と読込む際にはシート名の入力が必須です。

 参考:セル名は、例えば「A1」のようにアルファベットと数字の組合せで入力します。大きめの範囲を入力しても構いませんが、変換速度は範囲のセル数に比例します。 

JG_Excel表変換 文字設定

【8】文字設定フォームが立ち上がるので、文字色と、文字の縦横比および文字の間隔を入力します。

 補足:文字色は標準色の1~9又はSXF色の101~356(SXF色の番号に100をプラスした数字)を入力します。上記以外の数字を入力すると、現在の設定で描画します。縦横比は、縦を基準とした横の倍率を入力します。例えば、縦が1に対して横が1.2の場合は「1.2」を、縦が1に対して横が0.8の場合は「0.8」を入力します。また文字の間隔は、大きくしすぎるとセル内に納まらなくなるので注意が必要です。

JG_Excel表変換 線幅変換フォーム

【9】選択範囲の罫線に標準線以外(細線、中太線、太線)がある場合は、線種設定フォームが立ち上がります。標準線はJw_cadの「現在の線(色)番号」となりますが、細線、中太線、太線の3種類は、この線種設定フォームでJw_cadの線(色)番号を任意に割り当てることができます。(文字と同様にSXF色が利用できます。)

【10】「入力」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に変換された表が出力されます。

Excelを使わない面積表の作成

JG_床面積表 実行画面

💡 JG_床面積表|Excelを使わずに求積図・求積表を自動作成できる外部変形

Jw_CADやAutoCADで面積表を作成する際、Excelで作成した表をCADに貼り付けたり、変換して利用したりするケースは多いと思います。

しかし、Excelで面積表を作成すると、小計と合計の末尾の数字が微妙に合わないことがあります。

その理由は、Excelではセルの書式設定によって小数点以下を丸めて表示できる一方で、合計を求める「SUM」関数は、セルに表示されている数値ではなく、セル内部に格納されている元の数値を使って計算するためです。

その結果、途中の小計と最終的な合計値で、端数の処理結果が一致しない場合があります。

この問題をExcelだけで解決しようとすると、複雑な関数や処理が必要になり、作業が煩雑になりがちです。

📐「JG_床面積表」とは

JG_床面積表」(旧名称:JG_室別面積)は、主に室面積や床面積の求積図・求積表を自動作成するJw_CADの外部変形です。

Excelを使用せずに、CAD上で求積図と求積表を作成できるため、面積表作成の手間を大幅に削減できます。

✅ 端数処理に対応した正確な面積計算

求積に使用する数値は、小数点以下0桁〜6桁の範囲で選択できます。

計算結果は、指定した桁数に収まるように端数処理されます。

端数処理は、以下の3種類から選択できます。

  • 四捨五入
  • 切り上げ
  • 切り捨て

合計値は、ExcelのSUM関数のように元の数値を合計するのではなく、端数処理後の数値を積み上げて算出します。

そのため、手計算で面積表を作成した場合と同じ計算結果が得られ、小計と合計の数値の不一致を防ぐことができます。

JG_床面積表 階別面積表と集計表(延床面積表)

🧾 集計表の作成にも対応

バージョン2.0からは、作成した面積表の合計値をさらに集計し、集計表を作成する機能に対応しました。

この機能を利用すると、たとえば各階の床面積表を集計して、延床面積表を作成できます。

✏️ 集計時の端数調整にも対応

集計の段階で端数処理を行った場合は、集計対象となる合計値の数値を自動的に修正できます。

たとえば床面積の算出では、集計前までは小数点第6位まで計算し、集計時に小数点第2位で端数処理するケースが多くあります。

このような場合、本ツールでは以下のように表記できます。

  • 切り捨ての場合
    切り捨てる小数点第3位以下に、取消し線(二重線)を記載します。
  • 切り上げの場合
    小数点第2位に斜め線を引き、その近くに切り上げ後の数値を記載します。

これにより、端数処理の根拠が図面上でも分かりやすくなります。

JG_床面積表 集計機能による端数処理(少数点第3位を切上げ処理した場合)

🔺 計算根拠を記載できる形状

本ツールで計算根拠を記載できる形状は、以下の3種類です。

  • 三角形
  • 長方形
  • 台形

これら以外の形状でも面積の算出は可能ですが、計算式は記載できません。
また、円弧を含む図形は計算できません

部屋の形状が不整形な場合や入り組んでいる場合は、あらかじめ三角形・長方形・台形に分割してからツールを使用してください。

分割した各図形の面積は、累計機能を使うことで自動的に合算できます。。

JG_床面積表 室を長方形と三角形に分割した求積(A図)
JG_床面積表 室を長方形と台形に分割した求積(B図)

🧩 不整形な部屋の分割方法について

不整形な部屋を求積する場合は、部屋の形状に応じて、三角形・長方形・台形に分割して求積します。

たとえば、以下のような分割方法が考えられます。

  • A図:不整形な部屋を、長方形と三角形に分割した例
  • B図:不整形な部屋を、長方形と台形に分割した例

台形を使用すると図形数を少なくできるため、誤差を抑えやすくなります。
一方で、集計表を簡潔にまとめたい場合は、台形を使用しない分割方法の方が分かりやすくなる場合があります。

なお、台形は自動的に2つの三角形に分割されます。
求積図や求積表には、2つの三角形の面積を合計した値として記載されます。

JG_床面積表 室面積算定 実行画面(C図)

📊 求積図・求積表の作成例

本ツールを使用すると、以下のような求積図・求積表を作成できます。

  • C図:部屋ごとの求積図と求積表を作成した例
  • D図:床面積の求積図と求積表を作成した例

室ごとの面積算出だけでなく、フロア全体の床面積算出にも活用できます。

C図は、本ツールで部屋ごとの求積図と求積表を作成したもので、D図は床面積の求積図と求積表を作成したものです。

JG_床面積表 床面積算定 実行画面(D図)

➖ 領域の減算にも対応

本ツールには、領域を減算する機能があります。

この機能を使うことで、全体の領域から一部の領域を差し引くことができます。

たとえば、以下のような部分を床面積から除外できます。

  • 中庭
  • 吹抜け
  • 床面積に算入しない区画

全体面積から除外部分を減算したい場合に便利です。

JG_床面積表 減算を用いた床面積算定 実行画面(E図)

🛠️ 補足機能

補足機能として、以下の機能も利用できます。

  • 求積表を省略する機能
  • 畳数・帖数を記載する機能
  • 作成した求積表をExcelに書き出す機能

なお、求積・畳数/帖数・寸法記載の機能は、三角形や長方形以外の多角形でも記載できます。

JG_床面積表 帖数の記載

以下は、出来上がった求積表をEXCELに書き出した例です。

JG_床面積表 EXCELに書き出した求積表

📝 まとめ

「JG_床面積表」は、Jw_CAD上で室面積や床面積の求積図・求積表を自動作成できる外部変形です。

主な特徴は以下のとおりです。

  • Excelを使わずに求積図・求積表を作成可能
  • 小数点以下0〜6桁まで指定可能
  • 四捨五入・切り上げ・切り捨てに対応
  • 端数処理後の数値を積み上げて合計を算出
  • 手計算と同じ考え方で合計値を作成可能
  • 階別面積表から延床面積表を作成可能
  • 領域の減算に対応
  • 畳数・帖数の記載に対応
  • 求積表をExcelへ書き出し可能

面積表作成時の端数処理や集計の手間を減らし、正確で見やすい求積図・求積表を作成できます。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

 ≪面積表を作成する場合≫

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_床面積表」フォルダ内の床面積表.BATをクリックします。

【4】

Jw_cadのトップメニュー下に、「◎範囲を時計回りで読み取り」と表示されるので、部屋など求積対象領域の頂点を順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック(R)で読取点)し、左上の「点指示終了」ボタンを押します。

JG_床面積表 求積範囲読み取り

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎表基準点指示(累積時は任意点又はリターンキー)」と表示されるので、求積表を配置する基準点(表の左上)となる任意の点をクリックします。

JG_床面積表 求積表配置点入力

【6】各種設定フォームが立ち上がるので、①表示内容(寸法記入、外形記入、たすき掛け、帖数記入、名称記入)の各チェックボックスに任意にチェックを入れ、必要であれば名称と番号の初期値を入力します。次に②小数点以下の桁数に0~6の数字を入力し、③使用する文字種に1~10の数字を入力します。次に、負の領域の場合は「負の値」にチェックを入れます。面積を累計する場合((Excelに出力する場合を含む)は、「面積累計」にチェックを入れます(累計中は「累計中」と表示されます)。端数処理を行う場合は、「端数処理」にチェックを入れます。求積表を記載しない場合は、「求積表作成」のチェックを外します。
 累積を取り止め初期入力にするには、右下の「累積消去」ボタンを押します。また、Jw_cadの入力からやり直す場合は、「キャンセル」ボタンを押します。

JG_床面積表 各種設定フォーム

 補足1:エリアが複数の長方形や三角形で構成される場合は、「面積の累計を記録する」にチェックを入れて下さい。

 補足2:文字種は1~10以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。一方、線色と線種はJw_cadの現在設定で描画されます。(台形の三角形分割線と、三角形の垂線は規定値で点線2となります。)

 補足3:「端数処理」にチェックを入れなかった場合は全て四捨五入となります。

 補足4:計算式については、小数点以下の桁数は3桁までになります。

 注意:計算式を記載できるのは、長方形と三角形及び台形のみです。その他の多角形を求積する際は、別ソフトの「JG_三斜求積」を使用して下さい。表の規格は同一です。

 重要:キャンセルした際に、累積を初期化(0㎡とすること)するか確認のメッセージが表示されます。初期化しないを選択をすると、直前に入力したデータは無効になりますが、累積は継続されます。初期化するを選択すると、全て最初からの入力になります。
 Jw_cadの外部変形コマンドを中断し再開する場合でも累積は継続しています。累積ではなく初期段階に戻すには、このフォームで「累積消去」を一度押します。そうすることで初期入力と同じ状況になります。

【7】「決定」ボタンを押すとJw_cadの画面に求積図及び求積表が描画されます。

JG_床面積表 端数調整選択フォーム

【7B】【6】の各種設定で「端数処理」にチェックを入れた場合は、端数調整方法を選択フォームが立ち上がるので、「四捨五入」「切り上げ」「切り捨て」の3通りからひとつを選択します。「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に求積図及び求積表が描画されます。

 <面積を累計(Excelに出力)する場合>

【A】【6】各種設定フォームで「面積累計」(旧バージョンでは「面積の累計を記録する」)チェックボックスにチェックを入れます。

JG_床面積表 累積確認フォーム

【B】累積確認フォームが立ち上がり累積面積が表示されます。続けて一画を選択する場合は、「面積入力を続ける」ボタンを押し、【4】~【7】の作業を繰り返します。(2回目以降の配置基準点の入力は不要なので、任意の点をクリックするかリターンキーを押して作業をスキップします(求積表は直前の表の下に連続して追加されます)。最後の入力が完了した際は、「終了する」ボタンを押します(面積の累計は初期化されます)。Excelに出力する際は、「結果をExcelに出力」ボタンを押します(この時点でJw_cadに求積図及び求積表が描画される準備が整っています)。

JG_床面積表 累積入力(求積表の連結)
JG_床面積表 累積終了

 補足:Excelに出力されるのは、番号と算定根拠となる寸法(単位:m)、計算式、番号ごとのエリア面積(単位:m2)と累積した合計面積(部屋の計算であれば室面積、フロアの計算であれば床面積など)です。また、寸法と計算式が記載されるのは長方形と三角形及び台形のみで、その他の多角形の場合は空欄となります。(多角形の場合は、別ソフトの「JG_三斜求積」を使用して下さい。)

 注意:底辺と高さの値については、端数調整前の数値(寸法)が入力されます。

<「Excel出力」ボタンを押した場合>

【C】累積初期化確認フォームが立ち上がるので、出力後に初期化する場合は「はい」を、初期化しない場合は「いいえ」を押します。

 重要:途中に累積作業をキャンセルし作業を再開した場合に、キャンセル前の累積値が残っている場合があります。この場合は、【6】のプロセスで右下の「累積消去」ボタンを押し、累積値を初期化(0㎡とすること)して下さい。

【D】Excel出力フォームが立ち上がるので、①「新規ファイルを作成」するか②「既存ファイルを上書き」するかを選択します。

 注意:Excelをバックグラウンドで立ち上げ書き込みを行うため初回は時間を要します。

 補足:Excelに出力されるのは番号と、算定根拠となる寸法(単位:m)、計算式、番号ごとのエリア面積(単位:m2)と累積した合計面積(部屋の計算であれば室面積、フロアの計算であれば床面積など)です。また、寸法が記載されるのは長方形と三角形及び台形のみで、その他の多角形の場合は空欄となります。(多角形の場合は、別ソフトの「JG_三斜求積」を使用して下さい。)

 ≪ ① 新規ファイルを作成 ≫

【ア】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示され、続けて「名前を付けて保存」のダイアロボックスが立ち上がるので、ファイル名を記入して保存します。

 ≪ ② 既存ファイルを上書き ≫

【ア】上書きするファイルを選択する(「開く」)ダイアロボックスが立ち上がるので、ディレクトリーからファイルを選択し、「開く」ボタンを押します。

【イ】書き出し設定フォームが立ち上がるので、シート名(デフォルトでは「求積表」)と先頭セル(デフォルトでは「A1」)を入力し「OK」ボタンを押します。

 注意:入力したシート名がブックに無い場合は、入力名のシートが新たに作成されます。

【ウ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示されます。

≪面積を集計する場合(延床面積表を作成する場合)≫

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_床面積表」フォルダ内の集計.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「集計する面積表を全て選択」と表示されるので、面積表を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。次に、「◎集計表の配置基準点を指示」と表示されるので、集計表(延床面積表)を配置する基準点(表の左上)となる任意の点をクリックします。

JG_床面積表 集計表作成 面積表を全て選択

 

 重要:集計できる面積表は、本ソフトで作成した面積表のみです。また、面積表の文字や数値の位置を変更する等の編集を行うと、正しく集計できない場合があります。

【5】各種設定フォームが立ち上がるので、端数処理(「四捨五入」「切り上げ」「切り捨て」の3通りからひとつ)を選択します。次に小数点以下の桁数に0~6の数字を入力します。次に集計表に名称を記入する場合は名称記入のチェックボックスにチェックを入れ、テキストボックスに名称を記載します。

JG_床面積表 集計 各種設定フォーム

【6】「決定」ボタンを押すとJw_cadの画面に集計表が描画され、集計対象の合計値の端数が修正されます。(切り捨てた数値に二重線が引かれ、繰り上がる数値に斜線と繰り上げ後の数値が記載されます。)

JG_床面積表 集計結果

室面積の一括算出

JG_一括面積 実行画面

JG_一括面積」は、選択した図形内にある閉鎖領域の面積を一括で算出・記載できる外部変形です。

単線で描かれた平面図であれば、各室の面積と、その合計である床面積を、平面図内にまとめて書き込むことができます。

🧩入れ子形状の面積算出にも対応

バージョン2.0からは、入れ子形状、つまりアイランドのある領域の面積算出にも対応しました。

たとえば、廊下で囲まれた範囲の中に複数の部屋がある平面図でも、廊下部分と各部屋のような複雑な領域を一度に算出できます。

廊下などの外側領域と、その内部にある部屋の領域をまとめて処理できるため、ブロックプランやラフプランの面積確認にも便利です。

JG_一括面積 入れ子形状(アイランドのある領域)の面積算出

上記の平面図は、廊下(水色部分)で囲まれた領域内に部屋(ピンク色部分)が5部屋ありますが、このように入れ子形状の領域を一度に算出します。

ラフな通り芯や補助線からも面積算出が可能

📐交点で線が閉じていない図形にも対応

通り芯や補助線など、領域を構成する線分が交点で完全に閉じていない場合でも、面積を算出できます。

そのため、作図途中のラフプランであっても、各部屋や区画の面積を確認することが可能です。

JG_一括面積 実行画面2

📍 面積の記載位置について(重要)

面積は概ね、部屋の中央(正確には領域の重心)に配置されます。

  • 整形な部屋:基本的に必ず中央に配置されます
  • 廊下など不整形な領域:重心が中心から外れることがあるため注意が必要です。

🧾 記載仕様(精度・設定)

  • 面積の表記:小数点第6位まで(※四捨五入のみ)
  • 使用する文字種:設定可能

🧩 3つのオプション

次の3つのオプションを利用できます。

① 面積の上部に室名を追記

各領域に、室名区画名を入力できます。

入力した室名は、面積表示の上部に記載されます。
ブロックプランの作成や、各室の整理に便利な機能です。

JG_一括面積 室名と面積が入力されたブロックプラン

② 室面積の合計を記載

選択した領域面積の合計を図面内に記載できます。

個々の領域を「室」、全体を「フロアプラン」として扱うことを想定し、以下のような形式で表示されます。

  • 床面積:〇〇〇㎡

合計面積は、全領域の重心位置に記載されます。

また、床面積から除外したい室や区画を選択することもできます。

JG_一括面積 EXCELに書き出された室名と面積
③ 面積データをExcelに書き出し

算出した各領域の面積を、Excel用のリストとして書き出すことができます。

①の機能で室名を入力している場合は、室名もあわせて出力されます。
面積表の作成や、後工程での集計作業に便利です。

操作方法をまとめた動画を用意しましたのでご覧ください。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_一括面積」フォルダ内の一括面積.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「算定範囲を一括読み取り」と表示されるので、領域を構成する線分を全て選択し、「選択確定」ボタンを押します。

 補足:領域を構成する通り芯や面積芯などを事前にレイヤ分けしておくと便利です。

JG_一括面積 描画設定フォーム

【5】描画設定フォームが立ち上がるので、<記載仕様>の小数点以下の桁数に0~6の数字を入力し、使用する文字種に1~10の数字を入力します。次に室(区画)名を入力する場合はチェックボックスにチェックを入れます。次に単位の「㎡」を「m^u2」で記載する場合はチェックボックスにチェックを入れます(「m^u2」で記載するとJw_cadの表計算コマンドを使用することができます)(バージョン3.0以降)。次に面積をExcelに書き出す場合はチェックボックスにチェックを入れます。

 補足:文字種は1~10以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。また、描画されるレイヤは現在層です。

【6】「OK」ボタンを押すと室(領域)面積の合計が表示されます。再度「OK」ボタンを押すとJw_cadの画面に各室(領域)の面積と室面積の合計(床面積)が記入されます。

JG_一括面積 入れ子状態の確認フォーム

 <入れ子の領域がある場合>

【A】「入れ子状態の確認」フォームが立ち上がるので、包含する青番号の領域と包含される赤番号の領域を確認し「OK」ボタンを押します。

JG_一括面積 合計面積から除外する室(区画)の選択フォーム

 <「合計面積を書き出す」チェックボックスにチェックを入れた場合>

【B】面積除外確認のメッセージが表示されます。「はい」を選択した際は、「合計面積から除外する室(区画)の選択」フォームが立ち上がるので、右上の「面積合算リスト」から除外する番号を選択(複数可)し「面積除外」ボタンを押します。元に戻す場合は、同様に番号を選択(複数可)し「元に戻す」ボタンを押します。最後に「確定」ボタンを押します。

JG_一括面積 室名記入フォーム

 

 <「室(区画)名を入力」チェックボックスにチェックを入れた場合>

【C】室名記入フォームが立ち上がり、番号が記入された平面図(単線プラン)が表示されるので、右上の室リストから番号を選択(複数可)し、室(区画)名テキストボックスに室(区画)名を記入し「入力」ボタンを押します。全ての入力が完了した際は「完了」ボタンを押します。

 補足:室名は何度でも書き換えることができます。

 

 <「面積をExcelに書き出す」チェックボックスにチェックを入れた場合>

【D】ファイル選択フォームが立ち上がるので、①「新規ファイルを作成」するか②「既存ファイルを上書き」するかを選択します。

 ≪ ① 新規ファイルを作成 ≫

【ア】書出し設定フォームが立ち上がるので、シート名と先頭セル(例:「A1」)を入力し、「OK」ボタンを押します。

【イ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示され、続けて「名前を付けて保存」のダイアロボックスが立ち上がるので、ファイル名を記入して保存します。

 ≪ ② 既存ファイルを上書き ≫

【ア】上書きするファイルを選択する(「開く」)ダイアロボックスが立ち上がるので、ディレクトリーからファイルを選択し、「開く」ボタンを押します。

【イ】書出し設定フォームが立ち上がるので、シート名と先頭セル(例:「A1」)を入力し「OK」ボタンを押します。

 注意:入力したシート名がブックに無い場合は、入力名のシートが新規に作成されます。

【ウ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示されます。

🧩本ツールの一部機能を抜き出し、図形の面積を一度に算出できる外部変形を用意しました。
  • 選択した図形内に閉鎖領域がある場合、その面積を画面に表示します
  • 閉鎖領域が複数ある場合は、合計面積を表示します
  • 頂点を一つずつクリックする必要がなく、右クリックのみで選択できます
  • それにより面積確認の作業効率を向上できます

以下よりダウンロードしてご使用ください。

平均天井高さ算定図の作成

JG_平均天井高 実行画面

✨「JG_平均天井高」について

「JG_平均天井高」は、確認申請や設計検討で必要となる平均天井高さの算定を、入力・描画まで一貫して支援する外部変形です。
勾配天井や折上げ天井など、形状によって計算が複雑になるケースでも、手計算の負担を軽減します。

📌 平均天井高さの算出が必要になる主な場面

平均天井高さの算出が求められるのは、例えば以下のような場合です。

  • 勾配天井により、居室の最低基準である 2.1m を下回る可能性がある場合
  • 地下階に該当するかどうかの判断が微妙な場合
  • 排煙上の有効高さとの関係で、天井高さが 3m以上 あるか確認する場合
  • 24時間換気計算用に部屋の容積を求める場合

いずれの場合も、平均天井高さの算定が必要となる頻度はそれほど高くありません。

しかし、道路斜線や北側斜線の影響で天井の一部が勾配になった場合や、意匠的に折上げ天井を採用した場合などは、計算がやや複雑になります。
そのため、平均天井高さの算定は、自動算出に任せるのが効率的です。

📐概要

平面図または天井伏図上に高さを入力することで、平均天井高さの計算に必要な図面と表を自動的に作成します。

主に以下を自動描画します。

  • 算定に必要な寸法・高さ情報
  • 断面線
  • 算定用断面図
  • アイソメ図
  • 平均天井高さの算定表

算定された平均天井高さは、断面図上に記載されます。

JG_平均天井高 平均天井高さ算定用平面図

🛠️ 基本的な使い方

平面図または天井伏図上で、任意のポイントに高さを入力します。

すると、以下の情報が順に自動描画されます。

  1. 部屋の寸法情報
  2. 各ポイントの高さ情報
  3. 断面線
  4. 算定用断面図
  5. アイソメ図
  6. 算定表

断面を切る位置は自動的に決定されます。

例えば、形状の異なるボリュームが2つ並列している場合は、異なる天井高さがすべて反映される位置に断面線が設定されます。

JG_平均天井高 平均天井高さ算定表

JG_平均天井高 算出された平均天井高さが記載された断面図

🧮 平均天井高さの算定方法

このツールでは、以下の式で平均天井高さを算定します。

平均天井高さ = 室容積 ÷ 室面積

空間の形状にかかわらず、この方法で平均天井高さを求めることができます。。

ただし、計算を単純化するため、平面形状は以下のいずれかにする必要があります。

  • 長方形または三角形に分割した形状
  • 長方形
  • 三角形

JG_平均天井高 ボリュームの分割例

🔷 対応できる立体形状

立体形状についても、一定の規則性が必要です。

本ツールで対応している形状は、以下の5タイプです。

  1. 直方体
  2. 直方体を、その一辺に平行な任意の面でカットした形状
  3. 一点のみが高い四角錐状の形状
  4. 一点のみが低い四角錐状の形
  5. 状対角にある二点の高さが同じで、稜線をつくる形状
底面が長方形の様々な立体(A図)

⚠️ 算定できない形状

一方で、以下のような形状は、そのままでは容積を算定できません。

  • A図の5の立体のうち、対角にある点の高さのいずれかが異なるもの
    例:A図の6
  • A図の5の上面の稜線が谷となるもの
    例:A図の7
  • 上面の形態が1〜7のいずれにも該当しないもの
    例:A図の8

ただし、算定できない6〜8のパターンであっても、底面を2つの三角形に分割することで入力が可能になります。

なお、底面が三角形の場合は、すべての形状で入力が可能です。

底面を三角形に分割した例

🪜 床レベルが異なる場合にも対応

「JG_平均天井高」は、床レベルが異なる場合にも対応しています。

床レベルが異なる場合、天井高さの平均の取り方には、主に以下の3通りが考えられます。

  1. 個々の床レベルからの天井高さの平均
  2. 最も高い床面からの天井高さの平均
  3. 最も低い床面からの天井高さの平均

建築実務で使用する場合は、主に1.と2.になると考えられます。

JG_平均天井高 床高さが異なる場合

✅ 選択できる算定方法

本ツールでは、以下の2つの算定方法を選択できます。

1.個々の床レベルからの天井高さの平均

一般的な居室の天井高さの算定に使用します。
建築基準法における平均天井高さに相当する考え方です。

この場合、床に段差があっても、各床レベルから天井までの高さを基準にするため、平均天井高さの値は床段差の影響を受けません

① 床の高さが異なる場合の居室の天井高さの算定(B図)
② 最も高い床面からの天井高さの平均

避難安全検証法における Hroom の算定に使用します。

この場合、最も高い床面を基準にするため、床段差の大きさによって平均天井高さ、つまりHroomの値が変わります

例えばC図のような形状では、床の段差が大きくなるほど、平均天井高さは小さくなります。

② 避難安全検証法におけるHroom(最も高い床面からの平均天井高さ)の算定(C図)

🏛️ 折上げ天井の算定にも対応

次に、ボリュームごとに床高さを入力できる機能を利用した、折上げ天井の算定について説明します。

折上げ天井を算定する場合、中央部の高い天井部分と、周囲の低い天井部分に分けて算定する方法もあります。
しかし、この方法ではボリューム分けが多くなり、入力や確認が煩雑になります。

そこで本ツールでは、床高さを設定できる機能を利用します。

下側のボリュームの上面に、上側のボリュームが載っているものと考え、上側のボリューム、つまり折上げ部分の床レベルを、下側のボリュームの天井レベルに設定します。

これにより、折上げ天井の平均天井高さを算定できます。

折り上げ部が片流れになった天井

次の図ように、下のボリューム(ピンク色の部分)の上面に、折り上げ部のボリューム(水色の部分)が載った2層構成で捉えます。

折り上げ天井のボリューム入力:(1)の上に(2)が載った2層構成で考える

なお、折上げ部分の天井形状は、A図の1〜5のタイプから選択できます。

JG_平均天井高 折り上げ天井の場合の算定用アイソメ図(Ver.1.1以降)

JG_平均天井高 折り上げ天井の場合の算定用断面図

🌟 まとめ

「JG_平均天井高」 は、勾配天井や折上げ天井など、手計算では煩雑になりやすい平均天井高さの算定を支援します。

平面図または天井伏図に高さを入力するだけで、断面図・アイソメ図・算定表を自動作成できるため、確認申請資料や検討資料の作成を効率化できます。

具体的な手順を短い動画にまとめましたのでご視聴ください。

JG_平均天井高 チュートリアル ~操作の流れ~

▶️ 操作方法

【1】ダウンロード後、zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_平均天井高」フォルダ内の「平均天井高.BAT」をクリックします。

JG_平均天井高 外部変形の選択

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「図表配置」と「頂点入力」、「データ確認」のメニューが表示されるので、「頂点入力」を選択します。次に平面図または天井伏図の部屋のポイントを時計回りで順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。長方形の場合は4点、三角形の場合は3点を入力します。

旧バージョンでは、「長方形を入力」と「三角形を入力」のメニューが表示され、どちらかを選択していましたが、新バージョンでは「頂点入力」メニューに統一されました。また、図表の配置点の位置決めは、最後に「図表配置」を選択して行うことになりました。

Jw_cadトップメニュー下の図形選択メニュー

次に部屋のポイントを時計回りで順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。長方形の場合は4点、三角形の場合は3点を入力します。

JG_平均天井高 ボリュームの入力方法

 補足:バージョン1.2以降は反時計回りの入力も可能になりました(ただし交差することはできません)。

JG_平均天井高 「天井高さ入力」フォームが

【5】「天井高さ入力」フォームが立ち上がるので、右側の①ポイントリストから番号を選択(複数選択可)し、その下のCH入力ボックスに天井高さをmm単位で記載します。4点ないしは3点の記載が完了した際は「入力」ボタンを押します。また床の高さがFL±0でない場合は、②床の高さまたはボリューム下端の高さを入力します。最後に「形状確認了(次へ)」ボタンを押します。 

 補足:床の高さは1のみ入力可能です。床の高さが異なるエリアは別のボリュームとして入力します。また、折上天井の場合は下部の天井の高さ(=折上部分のボリューム下端の高さ)を入力します。

JG_平均天井高 アイソメ図による形状確認

【6】「形状確認(アイソメ図)」フォームが立ち上がるので、メニュー欄中央の「左」「右」「上」「下」ボタンを押し形状を確認します。次に、他のボリュームを入力する場合は、「次のボリュームを入力」ボタンを押します。ボリュームが1の場合または全てボリュームの入力が完了している際は、「入力完了」ボタンを押します。

 <「次のボリュームを入力」を選択した場合>

【6b】Jw_cadに戻り、【4】トップメニュー下の「頂点入力」の選択から再開します。

 補足:この段階でいったん作業を中断することができます。再開する際は「頂点入力」を選択して再開します。新規に入力する際は、トップメニュー下の「データ確認」を選択し、データを初期化します。

 <「入力完了」を選択した場合>

JG_平均天井高 記載設定フォーム

【7】記載設定フォームが立ち上がるので、高さ確認用図面を選択から、簡易アイソメ図か断面図を選択します。両方選択することも可能です。次に記載仕様から、線(色)番号(1から9まで)と文字種(1から10まで)を入力します。次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力します。最も高い床面から算定する場合は、フォーム上側の当該チェックボックスにチェックを入れます。作成した算定表をExcelに出力する場合は、フォーム下側の当該チェックボックスにチェックを入れます。

 補足①:断面図が描画できるのは2ボリュームまでで、共に長方形でありさらに天井形態が特定できる場合に限られます。断面図が描画可能な場合は、ポイントをクリックした平面図(または天井伏図)に断面線が描画されます。

 補足②:文字種及び線(色)番号は、1から10(9)以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0からF以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。 

【8】「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面の【4】でポイントを読み取った平面図または天井伏図に部屋の寸法とポイントの高さ、及び断面線(断面図記載の場合)が描画されます。

JG_平均天井高 「頂点入力」の完了と同時に描画される各注釈

【9】Jw_cadのトップメニュー下のメニューから「図表配置」を選択します。「@算定図(表)配置基準点を指示」と表示されるので、任意の位置をクリックします。【8】までの行程で作成された高さ確認用算定図(簡易アイソメ図及び断面図)と算定表が配置されます。

JG_平均天井高 メニュー「図表配置」で任意の位置に配置する高さ確認用算定図と算定表

 補足:簡易アイソメ図の左上を基準に、その右側に断面図、さらに右側に算定表がレイアウトされます。

 注意:一度配置するとデータは全て初期化されます。

 参考:「データ確認」メニューを押すことで、データが累積しているか、初期化されているかを確認することができます。

正解が見えにくい三斜求積

三斜求積は、敷地面積を求める方法として一般的に使われています。
ただ、面積そのものはCADでも簡単に出せます。

では三斜求積を行う目的は何かというと、確認申請や開発申請などで第三者に「面積の根拠」を示すことが主な目的です。

そのため、敷地を三角形に分割して求積図を作るときは、できるだけ扁平な三角形を作らないことが重要になります。
扁平な三角形とは、底辺に対して高さが低く、細長い形の三角形です。

扁平な三角形が多いと、求積図が見にくくなるだけでなく、誤差が大きくなりやすいためです。

一般に、三角形の形は 正三角形に近いほど(形が整っているほど)積み上げた面積の誤差が小さくなることが知られています。
また、分割数が増えすぎない方が、集計したときの誤差も小さくなりやすいと言えます。

🔍 既存の分割手法と課題

数学的には、多角形を「扁平でない三角形」で分割する方法として、ドロネー三角形分割がよく知られています。

次に、最長辺優先で分割する方法もあります。

しかしこれらの方法では、内部に仮想点が必要になることが多いです。

三角形の数が増えること自体も課題ですが、敷地求積では敷地内に杭を打てないため、建築設計への活用が難しいのが現状です。

その結果として、仮想点を作らず(=三角形数を増やさず)、扁平な三角形が少なく、かつ面積誤差も小さくなる分割手法は、まだ十分に確立されていないように思います。

📌 「JG_三斜求積」と分割方式

「JG_三斜求積」は、多角形を複数の三角形に分割し、求積図と求積表を同時に作成する外部変形です。

三角形の分割方式には、次の四つがあります。

  • ① 標準方式
  • ② 最大辺長を優先して分割する方式
  • ③ 最小辺長を優先して分割する方式
  • ④ 乱数を使用してランダムに分割する方式


冒頭の三斜求積図(表)は、①の標準方式で分割した結果です。

それに対して、② 最大辺長を優先して分割する方式と③ 最小辺長を優先して分割する方式を試みたのが次の図になります。

A図:⓶最大辺長を優先して分割する方式

B図:③最小辺長を優先して分割する方式

このように、求積図・求積表の結果が異なります。

これら3案の平均値に近いはB図(③最小辺長を優先)でした。

扁平な三角形の割合をみてみると、冒頭の図(①標準方式)とはそれほど違いはありませんが、A図(⓶最大辺長を優先)よりは明らかに少ないのが分かります。

さらに、ランダム解析を行ったのがC-1〜C-3図です。

JG_三斜求積 乱数を使用してランダムに分割(C-1図)

JG_三斜求積 乱数を使用してランダムに分割2(C-2図)

JG_三斜求積 乱数を使用してランダムに分割3(C-3図)

🎲 ランダム解析の結果

ランダム解析では、実行のたびに分割結果が変わるため、無数の案を作り出せます

複数のランダム結果の中では、

  • 扁平な三角形が少なく、見やすい
  • 合計面積が、試行した案の平均値に近い

という点で、こららの6案の中ではC-2図が最も良い傾向を示していました。

このように「ランダム解析」は、入力点数が多いと解析に時間がかかりますが、扁平な三角形が発生する確率を低減し、求積面積の精度を高めることができます。

💡 まとめ

三斜求積は、面積を求めるためだけでなく、確認申請や開発申請などで、面積の根拠を第三者に示すために重要な図面です。

そのため、求積図を作成する際には、できるだけ扁平な三角形を避け、分かりやすく誤差の少ない分割を行うことが求められます。

「JG_三斜求積」では、標準方式、最大辺長優先方式、最小辺長優先方式、ランダム方式など、複数の分割方法を試すことができます。

これにより、敷地形状に応じて複数の求積図案を比較し、より見やすく、実務に適した三斜求積図を作成することができます。

特にランダム方式は、実行ごとに異なる分割案を得られるため、複雑な敷地形状で有効な分割案を探す際に役立ちます。

▶️ 操作方法

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_三斜求積」フォルダ内の三斜求積.BATをクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に「◎多角形の頂点を読み取り」と表示されるので、求積する多角形の頂点を順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)し、最後に「点指示終了」ボタンを押します。

 補足:クリック点が2点以下の場合は、前回入力した座標データを採用するか確認するインフォメーションフォームが表示されます。

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎求積表基準点(左上)を指示」と表示されるので、任意点をクリックします。

  

【5A】【4】のクリック点が2点以下の場合は、インフォメーションフォームが立ち上がり、「前回の入力値を使用しますか?」と表示されるので、使用する場合は「はい」を、使用しない場合は「いいえ」を選択します。

JG_三斜求積 記載設定フォーム

【6】記載設定フォームが立ち上がるので、求積表のタイプから「倍面積を集計」、「実面積を集計」のどちらかを選択します。表名称を記載する際は、チェックボックスにチェックを入れ、テキストボックスに名称を記入します。

JG_三斜求積 倍面積による求積表
(バージョン3.0から合計蘭は倍面積の集計となりました。)

JG_三斜求積 実面積による求積表

 標準解析以外を行う場合は、「特殊解析を行う」チェックボックスにチェックを入れます。
 次に、描画設定を行います。(倍)面積欄の小数点の桁数と、線(色)番号(1から9まで)及び文字種(1から10まで)を入力します。

 求積図をm単位で記載する場合は「求積図 m単位」チェックボックスにチェックを入れます。

JG_三斜求積 m単位による求積図

 また、求積表をExcelに書き出す場合は「EXCELに書き出し」チェックボックスにチェックを入れます。

 

JG_三斜求積 Excel出力画面

補足:(倍)面積欄は描画設定で任意に設定しますが、辺長、高さ、計算式欄の各値の小数点の桁数は、面積欄の小数点の桁数に応じて自動的に設定されます。

【6A】【6】で「特殊解析を行う」チェックボックスにチェックを入れた場合は、右下の「特殊解析」グループボックスがアクティブになるので、多角形の辺長の最大のものから順に三角形を切り出す場合は「最大辺長優先」ラジオボタンをオンにします。逆に辺長さの最小のものから順に三角形を切り出す場合は「最小辺長優先」ラジオボタンをオンにします。次に、乱数を使用してランダムに三角形を切り出す場合は「ランダム解析」ラジオボタンをオンにします。

   

 追記:「ランダム解析」以外は頂点のクリックをどこから始めても分割結果と合計面積は同じになります。一方「ランダム解析」の場合は、分割結果と合計面積はその都度異なります。

 

 注意:「ランダム解析」は、扁平な三角形が発生する確率を低減し求積面積の精度を高めることができますが、入力点数が多くなると時間がかかる場合があります。

 

 補足:線(色)番号及び文字種は、1~9(10)以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。
       
【7】「完了」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に三斜求積図と求積表が描画されます。