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JG_平面図作成(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る平面図作成

JG_平面図作成(AutoCAD版)— 単線のラフプランから、ダブルラインの端正な平面図を一括作成します。

プランの検討は、単線図から入れば——壁は 1 本の線で、部屋には室名を書くだけ。思いついた案をすぐ形にでき、直すのもすぐです。ただ案が固まったら、今度はダブルラインで壁厚や柱型を表現した平面図が要ります。JG_平面図作成は、この「単線から複線へ」の作業を、自動で行うソフトです。

単線で描いたラフプランを選択し、壁厚を入力するだけで、壁どうしの交差がきれいに処理された、ダブルラインの端正な平面図が作図されます。あわせて、面積の算出(壁芯・有効)と記入、通り芯間寸法、出入口・窓の自動作成と建具の軌跡、柱型の自動割付け、壁・柱の脚色(ハッチングまたは塗り潰し)、室名の読み込みと Excel への書き出しまで、一度に仕上がります。

もともと Jw_cad の外部変形として親しまれてきたソフトで、本パッケージにも外部変形版がそのまま同梱されています。AutoCAD 版では、Jw_cad と AutoCAD で図形の表し方が違う 2 つ——塗り潰しと寸法——を AutoCAD の図形の仕組みに合わせました。図面の見た目は Jw_cad 版と同じまま、作図した「あと」の編集が AutoCAD の標準操作でできるようになっています。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_平面図作成での活かし方
ハッチング(SOLID)つながった壁を丸ごと 1 個の塗りとして作図。部屋を囲む穴あきの形も 1 個にまとまり、クリック 1 回で選べます
寸法オブジェクト通り芯間寸法を「生きた寸法」として作図。寸法をつかんで動かせば数値が自動で変わります
図形選択線分・ポリライン・文字をまとめて選択するだけ。文字は室名の候補として読み込まれます
元に戻す(U)「選択した元図を消去」は成果物の作図と同時。作図を確かめてから 1 回の U で元に戻せます
画層と文字スタイル現在の画層へ実寸で作図。文字・寸法スタイル JG_WALLMAKE(MS ゴシック)は自動で用意されます
FEATURE 01

あとから編集できる図形で作図

塗り潰しはつながった壁ごと 1 個のハッチング、通り芯間寸法は寸法オブジェクト。色替えも寸法の手直しも、AutoCAD の標準操作でできます。

FEATURE 02

柱型は自動で決められる

柱型のサイズもスパン割付けも、指定はもちろん自動でできます。自動では経済スパン(7m 前後)を基準に割付け、サイズは概ねスパンの 1/10。柱は建物の外形から出ないよう内側へ寄せて配置されます。

FEATURE 03

出入口の調整が多彩です

位置は間口の中心へ正確に寄せる・端部から指定距離に置くが選べ、間口に合わせて開口幅を自動調整するモードも。開口幅に応じて片開き・親子開き・両開きを描き分けます。

単線プランが、壁厚のある平面図になる

下の図は、事務室と会議室の 2 室からなる単線プランです。壁は 1 本の線、出入口の位置は壁と直交する短い線(開口中心線)、部屋には室名の文字——ラフプランはこれだけです。

図の下の「平面図(変換後)」チップを押してみてください。WALLMAKE を実行した結果に切り替わります。外壁と間仕切で厚みの違う 2 つの「壁セット」の交差がきれいに処理され、出入口・窓・柱型・面積・通り芯間寸法・塗り潰しまで一度にできあがります。出入口は間口の中心へ寄せることも、端部側へ寄せることもできます——このプランでは間仕切の出入口を中央に、事務室の出入口をコーナー側に寄せています。柱型が建物の外形から出ないよう内側へ寄っているところにも注目してください。

平面図作成(WALLMAKE)— 単線プランからの一括作成事務室+会議室・壁セット 2 種
作図結果(現在の画層・線色) 塗り潰し(SOLID ハッチング) 元の単線(「消去」を外すと残る)
表示
壁厚入力(壁セット 2 種)
基準設定
その他記載設定

コマンドラインに出る内容

変換後の図形数
塗り潰し(ハッチング)
寸法オブジェクト
柱サイズ(自動)

注目してほしいのは、右下の「塗り潰し」の数です。壁と柱はすべてつながっているので、塗りは全体で 1 個。実際の図面でも、この塗りはクリック 1 回で選べます。壁厚のスライダーを動かすと有効(内法)面積が変わり、文字の高さを変えると端部の白丸など寸法まわりの大きさが一緒に変わる——このあたりは実物と同じ決まりです(寸法線の離れだけは、図に収めるため実物より詰めて描いています)。

出入口は「開口中心線」で示し、位置も幅も調整できます

単線プランでは、出入口の位置を壁の線と直交する短い線(開口中心線)で示し、壁とセットで選択します。開口の幅そのものは基準設定の「開口幅」で一律に入力します(2,000 を超える値は 2,000 で算定)。開口幅に応じて建具の種類も変わり、1,200 以上は親子開き、1,600 以上は両開きで描かれます。

さらに詳細設定では、間口の中心付近の出入口を中心位置へ正確に寄せる、端部付近の出入口を端部から指定距離の位置に置く、壁の間口幅に合わせて開口幅を自動調整する、といった位置・幅の調整が選べます。窓は出入口のない間口へ自動で作られます(出入口が 1 か所でもある間口には描かれません)。曲線は表現できません。

「選択した元図を消去」は 2 か所にあり、消えるタイミングが違います

壁厚入力フォームのチェックは、「次の壁セット」を押したその場で消えます。次の壁を選ぶとき、いま選んだ壁をもう一度拾わないためのものです。基準設定フォームのチェックは、最後の成果物の作図と同時に消えます。作図を確かめてから、1 回の U でまとめて元に戻せます。

塗り潰しは 1 個のハッチング、寸法は寸法オブジェクト

AutoCAD 版がいちばん力を入れたのがここです。作図した「あと」に強い図形で作図します。

塗り潰し——つながった壁ごと 1 個

AutoCAD 版の塗り潰しは、つながった壁と柱を丸ごと 1 個のハッチング(SOLID パターン)として作図します。部屋を囲む壁のような穴あきの形も、外周と穴(島)を持つ 1 個にまとまります。あとから色を変えたいときは、クリック 1 回で選んでプロパティを変えるだけです。

塗り潰しは線や文字より先に作図されるので、そのまま背面に回り、壁の線・室名・寸法が塗りに隠れることはありません。なお「ハッチング(斜線)」を選んだ場合は Jw_cad 版と同じく線で描かれます。コンクリート壁の 3 本線などはそのままです。

寸法——つかんで動かせば数値が変わる

通り芯間寸法は、AutoCAD の寸法オブジェクトとして作図します。どの 2 点間の寸法かという情報を持っているので、寸法をつかんで動かせば数値が自動で変わり、補助線・端部の丸・数値がひとまとまりで扱えます。端部は Jw_cad の平面図と同じ白丸です。

寸法スタイル JG_WALLMAKE を図面に自動で作り、大きさはすべて、コマンドの最初に聞かれる文字の高さを基準に決めます。

項目大きさ
文字の高さ入力した高さ(実寸。既定 500)
端部の白丸文字高さの 40%
補助線の出文字高さの 30%
寸法線までの離れ文字高さの 10 倍
小数点以下表示しない

1/100 で印刷して 5mm の文字にするなら 500。このとき寸法線は壁から図面上 30mm 離れ、Jw_cad で 1/100 の図面を作ったときと同じ見た目になります。

作図されるもの

画層・線種現在の画層・線種・線の太さで作図します。平面図を描く画層を現在層にしてから実行してください。
文字文字スタイル JG_WALLMAKE(MS ゴシック)を自動で作って使います。高さはコマンドの最初に聞かれる実寸です。
寸法寸法スタイル JG_WALLMAKE を自動で作成。端部は白丸、大きさは文字の高さ基準です。
塗り潰しSOLID パターンのハッチング。つながった壁・柱で 1 個にまとまります。
座標モデル空間に実寸で作図します。作図した図形は、選択した単線と同じ位置に置かれます。
Excel「その他記載設定」にチェックを入れると、室名・壁芯面積・有効面積を Excel へ書き出せます。
レイヤグループなど、Jw_cad 用の欄は灰色になっています

入力フォームは Jw_cad 版と共通のため、AutoCAD では意味のない項目(レイヤグループ・描画グループ・描画レイヤ・線(色)番号・使用する文字種)があります。これらは灰色(入力不可)にしてあり、入力する必要はありません。建具と寸法の画層を指定する「注釈描画設定」フォームも AutoCAD では表示されず、どちらも現在の画層・線種で描かれます。

柱型は、サイズも割付けも自動で決められる

柱型の自動作成で「詳細設定を行う」にチェックを入れると、柱型詳細設定フォームが開きます。設定できるのは、柱型サイズ(X・Y)とスパン(X・Y)、それに 3 つのチェックボックス。サイズを指定してスパンだけ自動、スパンを指定してサイズだけ自動——という指定と自動の組み合わせが自由なのが、このフォームの気が利いているところです。

  • スパンの割付けを自動にする——「経済スパンを優先」を入れると 7,000mm を基準に、外すと 10,000mm を基準に本数を決めます
  • スパンを指定する——入力値のまま建物の中心から割り付けます。端に半端が出たら「スパンの割付調整」を入れると、入力値を基準に端部から割り直して半端を解消します
  • サイズを自動にする——概ねスパンの 1/10(スパンが一定でないときは最頻値または平均値)で決まります。150〜1,200mm の範囲に収まります

作図では、外周の柱型は外壁の外面に合わせて部屋の内側へ寄せて置かれるので、建物の外形から柱がはみ出しません。通り芯の交点が建物の内部にあれば、そこには独立柱が置かれます。

下のデモで、この決まりをそのまま動かせます。自動の基準値(経済スパン 7,000・基準 10,000・サイズはスパンの 1/10 で 150〜1,200)は本体のプログラムと同じ数値です。フォームの上では、自動にしたい欄を未記入(または 0)のままにするだけです。

柱型詳細設定 — 自動サイズと自動割付け通り芯の交点に柱型を割り付ける(外周+独立柱)
壁(複線・壁厚 300) 柱型 寸法(端部は白丸)
建物(通り芯)
柱型サイズ
スパン設定
PRESET

柱型詳細設定の結果

柱サイズ(X × Y)
X 方向スパン
Y 方向スパン
柱型の数

プリセットを順に押すと、設定の意味がつかめます。「全自動(経済スパン)」は 7,000mm 基準の割付け。「経済スパンなし」にすると基準が 10,000mm になり、柱の本数が減ります。「スパン指定 8,000」では建物中心から 8,000 きざみで割り付けるため端に半端なスパンが出ますが、「割付調整」を入れると入力値を基準に割り直して半端が消えます。サイズを自動にしたまま眺めていると、スパンが変わるたびに柱サイズも 1/10 で追従していくのが分かります。

項目入力できる範囲自動のとき
柱型サイズ X・Y100 〜 1,500概ねスパンの 1/10(150〜1,200 の範囲)
スパン X・Y900 〜 12,000自動割付け(経済スパン優先なら 7,000 基準)
X 方向だけ自動、という使い方もできます

自動と指定は方向ごとに選べます。スパン X だけ指定して Y は自動に、といった使い分けができます。柱を自動設定できるのは、X 軸と Y 軸(約 90 度方向)のセットで 2 セットまでです。「経済スパンを優先」は、スパン X・Y の両方を指定した場合は入力値が優先され、効きません。「柱型と壁を結合する」を入れると柱と壁が包絡されます。

柱型と脚色をセットで使うときの注意

出入口の位置が柱型と重なった場合、その出入口は自動で取り止めになり、通知が表示されます。柱型の自動作成と壁・柱の脚色をセットで行うときは、出入口の詳細設定にある「開口幅自動調整モード」を ON にしてください。

なお、このデモの割付けは設定の決まりを再現した模式図です。実物は壁との位置関係まで含めて候補を評価するため、複雑な平面では割付け位置が図と異なることがあります。

コマンドと操作の流れ

ふだん使うコマンドは WALLMAKE の 1 つだけです。実行すると本体アプリ(計算と入力画面を受け持つ「JG_平面図作成」フォルダー内の EXE)が起動し、入力フォームは Jw_cad 版とまったく同じものが開きます。フォームを閉じると AutoCAD へ作図されます。

WALLMAKE平面図作成WALL+MAKE = 壁を作る

単線のラフプランから、包絡された平面図を一括作成します。

  1. WALLMAKE と入力すると、まず「文字の高さ(mm)」を聞かれます。面積・室名・寸法の文字の大きさです(実寸。既定 500)
  2. 「厚みの異なる壁ごとに選択」と表示されるので、同じ壁厚にする単線と開口中心線、室名の文字をまとめて選択して Enter を押します。線分・ポリライン・文字が選べます
  3. 「壁厚入力」フォームに壁厚(mm)を入れて「入力」。壁厚が 1 種類なら「入力完了」、ほかにもあるなら「次の壁セット」を押すと AutoCAD の画面に戻るので、次の壁を選択して同じように入力します(10 種類まで)
  4. 「包絡確認」で包絡の方法(一律/壁厚ごと/行わない)を選びます
  5. 「基準設定」で柱型・出入口・窓を選び、「その他記載設定」で面積・室名欄・通り芯間寸法・脚色などを選びます
  6. 脚色する場合は「作業選択」でハッチング(斜線)か塗り潰しを選び、色や斜線の間隔を設定します
  7. 「設定完了」を押すと作図され、コマンドラインに「[WALLMAKE] 図形 ○○ 個を作成しました。」と出ます。塗り潰しをした場合は、うち何個が塗りかも表示されます
WALLMAKEPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_平面図作成」フォルダーの中の WindowsAppJwwWallMake.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、古い版を掴んでしまったときに使います。

最初に「文字の高さ」を聞きます

Jw_cad 版では文字の大きさを「使用する文字種」の番号で指定しますが、文字種は AutoCAD にはありません。AutoCAD 版では代わりに、コマンドの最初に文字の高さ(実寸)を聞きます。1/100 で印刷して 5mm の文字にしたいなら 500 です。寸法まわりの大きさもすべてこの値が基準になります。

包絡を「行わない」と、できないことがあります

包絡確認で「行わない」を選んだ場合は、出入口の一律作成・窓の自動作成・有効面積の算定は行えません。「壁厚ごとに行う」では、壁厚の異なる部分の交点は厚いほうの壁が優先で包絡されます。

1 つのフォルダーで、2 通りの使い方

配布フォルダー「JG_平面図作成」は、そのまま 2 通りに使えます。どちらの使い方でも、計算を受け持つプログラムは同じものです。

使い方入口こんなとき
AutoCAD のコマンドWALLMAKE(本記事)AutoCAD 2027 で使う。塗り潰し 1 個・寸法オブジェクトはこの使い方だけの仕様です
Jw_cad の外部変形平面図作成.BATJw_cad で使う。従来どおりの操作です。手順は同梱の「初めにお読み下さい.txt」をご覧ください
設定と前回値は、フォルダーの中に保存されます

本体アプリは、同じフォルダーにある ini ファイルを読み書きします。フォルダーの中身を分けて置かないでください。フォルダーごと別のパソコンへコピーすれば、設定もそのまま引き継がれます。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。プラグインが AutoCAD の読み込み場所へコピーされます。
  4. 「JG_平面図作成」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで WALLMAKE が使えます。
「JG_平面図作成」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリは、同じフォルダーにある設定ファイル(ini)を読み書きします。中身を分けて置くと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す WallMake.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_平面図作成 本体アプリ(置き場所は任意) ├ WindowsAppJwwWallMake.exe 本体(プラグインが起動します) ├ WindowsAppJwwDrawing.exe 脚色の描画 ├ WindowsAppJwwPlanCHK.exe 脚色の領域計算 ├ 平面図作成.BAT Jw_cad の外部変形用 └ DATA*.ini ほか 前回値・設定

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0
プラグインは AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、コマンドは 2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。2026 以前や Jw_cad をお使いの場合は、同梱の外部変形版をそのままお使いいただけます。

うまく動かないとき

コマンドを打っても本体アプリが起動しない「JG_平面図作成」フォルダーが見つからない状態です。WALLMAKEPATH を実行し、フォルダーの中の WindowsAppJwwWallMake.exe を指定してください。
「AutoCAD 対応版ではありません」と出るパソコンの中に残っている古い EXE を掴んでいます。WALLMAKEPATH で本パッケージの Ver 4.3 以上のものを指定し直してください。
作図されずに終わる入力フォームを途中で閉じた場合は何も作図されません。コマンドラインに「中止されました」または理由が表示されます。
エラーのあと、次も同じエラーが出るエラーで終わったときは前回値(DATA*.ini)を自動で初期化しています。それでも直らない場合は、「JG_平面図作成」フォルダーの DATA21.ini から DATA27.ini を空にしてください(ファイルは消さないでください)。
文字が「?」になる文字スタイル JG_WALLMAKE が別の設定で図面に残っている可能性があります。フォントをMS ゴシックにしてください。
寸法の文字だけ大きさが違う寸法スタイル JG_WALLMAKE は図面に一度作られると使い回されます。文字の高さは作図のたびに図形側で設定し直すので通常はそろいますが、合わない場合は図面内の JG_WALLMAKE 寸法スタイルを削除してから作図し直してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_平面図作成」フォルダーは消えないので、Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_日影図作成(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る日影図・等時間図の作成

JG_日影図作成(AutoCAD版)— AutoCADのなかで、時間日影図・等時間図・指定点の日影時間・日影諸表を高精度で作図します。

JG_日影測定線との組み合わせ、AutoCADの配置図をなぞるかたちで日影図を作成します。別のソフトで計算して、変換して、図面へ持ち込む——という受け渡しがありません。

等時間図の精度(メッシュ 500・200・100mm)は 3 段階から選べ、用途地域が 2 つある敷地にも対応します。AutoCAD 版(Ver.2.1)ではさらに、日影ラインが「9時」「2.5時間」のような名前のブロックとして作図されるようになりました。8時と16時の線だけ非表示にする、規制時間の線だけ色を変える——検討図でよくやる操作が、ブロック単位でできます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_日影図作成での活かし方
ブロック日影ラインを時間ごと・規制時間ごとのブロックとして作図。表示・非表示、色分け、移動・削除が時間単位でできます
コマンドHIKAGE HIKAGESKP HIKAGEPNT HIKAGETBL の 4 つ。メニューを開かずに打てる
図形選択(線分・ポリライン)建物と真北線(必要なら用途区分線)をまとめて選択して渡すだけ。混ざっていても構いません
線種(HIDDEN)時間日影図の 30 分線に使用。ほかの線は現在の線種のまま作図されます
画層と文字スタイル現在の画層へ実寸で作図。文字スタイル JG_HIKAGE(MS ゴシック)は自動で用意されます
FEATURE 01

AutoCAD の中で完結します

計算も作図も、いま開いている図面の中。別ソフトへの変換や貼り込みがありません。JG_日影測定線と合わせれば、測定線から等時間図まで一気通貫です。

FEATURE 02

ボリューム出しから申請まで

速さ優先の 500mm でも大きな狂いは出ません(下のデモで確認できます)。100mm + 日影諸表で、確認申請の検討資料まで揃います。

FEATURE 03

時間ごとの「ブロック」で作図

時間日影図は「8時」~「16時」、等時間図は「2.5時間」のような名前のブロックになります。原点基準の挿入なので、見た目も座標も従来と同じです。

日影ラインは、時間ごとのブロックになりました

下の図は時間日影図です。冬至の 8 時から 16 時まで、1 時間ごとの影の外形線と時刻の文字を作図します。計算に使っている式は、JG_日影図作成 が実際に使っているもの(太陽高度・太陽方位角・影倍率)と同じです。

図の下の「ブロック」チップを押してみてください。その時刻の線がまとめて消えます。実際の図面でもこれと同じことが、ブロックの表示・非表示や削除としてできます。「時間ごとに色を分ける」を入れると、ブロック単位で色を変えたときのイメージになります。

時間日影図(HIKAGE)— ブロックごとの表示切替冬至・真太陽時 8時~16時
日影ライン(1 時間ごと) 30 分線(線種 HIDDEN) 建物(選択した図形)
建物
日影条件
描画
ブロック

コマンドラインに出る内容

ブロック数
表示中
8時の影の長さ
表示中の図形

朝夕の線が長く伸びるのは、太陽高度が低いためです。緯度を上げる(北の地域にする)と、同じ建物でも影がぐっと伸びるのが分かります。測定水平面より低い部分は影を落とさないので、測定面を 6.5m に変えると影は短くなります。

ブロックは、見た目を変えずに「あとから効く」機能です

ブロックは原点(0,0)基準で挿入されるので、作図した瞬間の見た目・座標は従来とまったく同じです。違いが出るのはそのあと——ある時刻の線だけ非表示にする、色を変える、消す、といった操作がひとまとまりでできます。同じ名前のブロックがすでに図面にある場合は「9時_2」のような別名になり、前回作図した図形が変わることはありません。建物高さの文字(「10.5m」など)はブロックに入れず、そのまま作図します。

作図されるもの

画層現在の画層にそのまま作図します。線の太さ・色も現在の設定です。日影図用の画層を現在層にしてから実行してください。
線種現在の線種で作図します。時間日影図の 30 分線のみ HIDDEN 固定です(図面に無ければ自動で読み込みます)。
文字文字スタイル JG_HIKAGE(MS ゴシック・幅係数 1.0)を自動で作って使います。文字の高さは実寸で指定します。
座標モデル空間に実寸で作図します。配置場所を聞かれるのは日影諸表だけです。
ブロック時間日影図=時間ごと(「9時」、30 分線は「8.5時」)/等時間図=規制時間ごと(「2.5時間」「4時間」)。
用途地域用途区分線 1 本で 2 地域まで同時に検討できます。同じ時刻・同じ規制時間の線は同じブロックにまとまります。

精度で何が変わるか——3 種類の等時間図を重ねる

等時間図は、敷地に敷いたメッシュの一点一点について「1 日に合計何時間影に入るか」を積算し、規制時間ちょうどの点を結んだ線です。精度設定で選ぶのはメッシュ間隔(500・200・100mm)ですが、実は時間の刻みも一緒に変わります——500mm は 5 分きざみ、200mm は 2 分きざみ、100mm は 1 分きざみ。この対応も、実物の JG_日影図作成 と同じにしてあります。

下のデモは、この積算を実際にその場で計算しています。3 段階の精度で同じ等時間線を求め、色を変えて重ねました。500mm では角が落ちたり線がずれたりするのに、100mm では滑らかに落ち着く——その代わり計算量が桁違いに増えることが、下の計算時間でそのまま分かります。

等時間図(HIKAGE)— 精度 3 段階の重ね合わせ冬至・真太陽時 8時~16時・L 字形の 2 ボリューム
500mm(5 分きざみ) 200mm(2 分きざみ) 100mm(1 分きざみ) 建物
建物(2 ボリューム)
日影条件
精度(メッシュ間隔)
PRESET

計算の規模(メッシュ点数 × 時間ステップ)と実測時間

500mm / 5分
200mm / 2分
100mm / 1分
線のずれ(最大)

3 本の線は、ほとんどの区間で概ね重なります。離れるのは線が折れる場所や、2 つのボリュームの影が重なる場所です。「線のずれ」(500mm の線と 100mm の線の距離の最大値)は、条件を変えて数百 mm 程度に収まります。スピードを優先にした 500mm でも、検討を誤らせるような大きな狂いは出ません。ボリュームの当たりを付ける段階では、500mm で何度でも繰り返せます。

仕上げは逆に、精度が必要です。特に、測定線と近接している場合は 100mm まで精度を上げてじっくり計算するのがよいでしょう。

建物高さの入力は、専用のウィザードで行います

選択した図形が表示され、端部をクリックして時計回りに高さ(m)を入力していきます。ボリュームごとに「完了(登録)」で登録し、すべて入れたらアイソメ図で形を確認して次へ進みます。図形を高さ入力に使うだけなので、重複する線があってもレイヤーを分けておく必要はありません。

このデモで単純化していること

デモは 2 ボリューム・用途地域 1・真北は図の上向き・冬至固定です。実物の JG_日影図作成 は複数ボリューム、用途地域 2 つ(規制時間を別々に設定)、任意の真北、時期の選択(冬至・夏至・春秋分)に対応し、5m・10m それぞれの規制時間で等時間線を描きます。

5m・10m の測定線そのものは、同じ AutoCAD プラグインの JG_日影測定線 で作図できます。測定線を描いてから等時間線を重ねる、という流れで使っていただけます。

コマンドは 4 つ

ActiveX 版のメインメニュー(win日影)にある「日影図作成」「指定点時間計算」「日影諸表作成」の 3 ボタンが、そのままコマンドになっています。そこへ AutoCAD 版だけの HIKAGESKP が加わります。どのコマンドも、入力ウィザードは ActiveX 版とまったく同じものが開くので、覚え直しは要りません。

HIKAGE日影図作成HIKAGE = 日影

時間日影図・等時間図を描きます。ふだん使う主役のコマンドです。

  1. HIKAGE と入力し、建物と真北線(必要なら用途区分線)を全て選択して Enter を押します。線分(LINE)とポリライン(LWPOLYLINE)を選べます
  2. 真北を示す 2 点を南から北の順にクリックします(前回値は「真北再現」)。用途区分線があれば続けて入力します
  3. 建物高さを入力します。端部をクリックし、時計回りに高さ(m)を入れてボリュームごとに登録。終わったらアイソメ図で形状を確認します
  4. 条件を設定します。用途地域ごとの規制時間(10m・5m)、測定水平面の高さ、緯度、時期
  5. 時間日影図(1 時間ごと/30 分ごと)か等時間図を選びます。等時間図は精度(500・200・100mm)も選びます
  6. 注釈の文字高さ(実寸)を入れるとウィザードが閉じ、AutoCAD へ作図されます。コマンドラインに「作成 ○○ 個(ブロック ○ 個: 8時、9時、…)」と出ます
HIKAGESKP前回値で始めるSKP = SKIP

同じ建物のまま、時間日影図と等時間図を描き分けたいとき。設定を変えて描き直したいとき。

  1. HIKAGESKP と入力します。AutoCAD では何も選択しません
  2. 前回の建物・真北・用途区分線・ボリュームが自動で読み込まれ、建物高さ入力フォームが前回の状態で開きます
  3. そのまま「形状確認(次へ)」を押せば、あとは HIKAGE の条件設定からと同じです。ボリュームを直してから進むこともできます

時間日影図を描いたあと等時間図を重ねる——という 2 回目以降が、図形選択も真北入力も無しで始められます。前回値が無いときはその旨が表示されるので、先に HIKAGE を一度実行してください。

HIKAGEPNT指定点時間計算PNT = POINT

隣地の窓先など、気になる点の日影時間をピンポイントで知りたいとき。

  1. HIKAGEPNT と入力し、建物と真北線を選択して Enter を押します
  2. 真北の 2 点に続けて、指定点(複数可)をクリックします(前回値は「指定点再現」)
  3. 建物高さと条件(測定水平面・緯度・時期)を入力すると、指定点ごとに引き出し線・小円・日影時間が作図されます

積算は 1 分きざみです。等時間線を描くまでもない点検討が、これ 1 つで済みます。

HIKAGETBL日影諸表作成TBL = TABLE

確認申請の検討書に添える影倍率表・日影長さ表・方位角倍率図が要るとき。

  1. HIKAGETBL と入力します。図形の選択はありません
  2. 真北を示す 2 点を南から北の順にクリックし、続けて諸表の配置基準点(表の左上)をクリックします
  3. 諸表の種類(複数選択可)と緯度・時期・測定面高さ、日影長さ計算用の高さ(通常は 10m)、文字高さを入力すると、基準点を左上として作図されます
HIKAGEPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_日影図作成」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADHikage.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、古い版を掴んでしまったときに使います。

日影諸表は、真北と置き場所を「先に」聞きます

ActiveX 版の日影諸表は、作図の直前に配置基準点を聞いていました。プラグイン版では、コマンドの直後に真北 2 点と配置基準点を AutoCAD の画面でクリックしてから、設定フォームが開きます。入力画面が開いているあいだは AutoCAD 側の操作を受け付けられないためで、図面の空きを見ながら先に位置を決められます。

作業方法の選択画面は出ません

ActiveX 版では最初に「AutoCAD読込み/保存データ読込み」を選ぶ画面が出ますが、プラグインのコマンドは選択した図形でそのまま始まります。「保存データ読込み」に当たる使い方は HIKAGESKP が受け持つので、一手少なくなっています。

1 つのフォルダーで、3 通りの使い方

配布フォルダー「JG_日影図作成」は、そのまま 3 通りに使えます。どの使い方でも、計算を受け持つプログラムは同じものです。

使い方入口こんなとき
AutoCAD のコマンドHIKAGE ほか(本記事)AutoCAD 2027 で使う。ブロック化はこの使い方だけの機能です
ActiveX 版WindowsAppAutoCADHikage.exe をダブルクリックAutoCAD 2026 以前で使う。メインメニュー(win日影)から続けて作業したいとき
Jw_cad の外部変形日影図作成.BATJw_cad で使う。従来どおりの操作です

ActiveX 版は、AutoCAD 2027 を先に起動して日影図を描く図面を開き、出力する画層を現在層にしてから EXE を起動します。よく使う場合はデスクトップにショートカットを置いてください(EXE だけを別の場所へコピーすると動きません。フォルダーごと移動します)。

設定と前回値は、フォルダーの中に保存されます

AutoCAD 版の設定・前回入力値は JG_日影図作成\Things\Hikage に保存されます。フォルダーごと別のパソコンへコピーすれば、設定もそのまま引き継がれます。以前のバージョンをお使いだった方の設定は %APPDATA%\Things\Hikage に残っているので、引き続き使いたい場合は中身を上記フォルダーへ上書きコピーしてください。Jw_cad 版の前回値は別に保存されるので、混ざることはありません。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。プラグインが %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins へコピーされます。
  4. 「JG_日影図作成」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで HIKAGE が使えます。
「JG_日影図作成」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリ(計算と入力画面を受け持つ、フォルダー内の EXE)は、同じフォルダーにある設定ファイルを読み書きします。中身を分けて置くと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す Hikage.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_日影図作成 本体アプリ(置き場所は任意) ├ WindowsAppAutoCADHikage.exe AutoCAD 用(ActiveX 版と兼用) ├ WindowsAppJwwHikagezuMake.exe 日影図・指定点時間の計算 ├ WindowsAppJwwHouikakuZu.exe 日影諸表の計算 ├ 日影図作成.BAT Jw_cad の外部変形用 └ Things\Hikage AutoCAD 版の設定と前回値

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(ActiveX 版・Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.2.1
プラグインは AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、コマンドは 2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。2026 以前をお使いの場合は、同梱の ActiveX 版をそのままお使いいただけます。

うまく動かないとき

コマンドを打っても本体アプリが起動しない「JG_日影図作成」フォルダーが見つからない状態です。HIKAGEPATH を実行し、フォルダーの中の WindowsAppAutoCADHikage.exe を指定してください。
「AutoCAD 対応版ではありません」と出るパソコンの中に残っている古い EXE を掴んでいます。HIKAGEPATH で本パッケージの Ver.2.1 以上のものを指定し直してください。
HIKAGESKP で「前回の建物データがありません」と出る前回値がまだ保存されていません。先に HIKAGE を一度実行し、建物高さ入力フォームで「形状確認(次へ)」まで進んでください。
入力フォームが画面からはみ出す建物高さ入力と形状確認のフォームは、画面に収まるよう自動で縮みます。操作しにくい場合はウィンドウの端をドラッグして調整できます。
作図されずに終わるウィザードを途中で閉じた場合は何も作図されません。コマンドラインに理由が表示されます。
文字が「?」になる文字スタイル JG_HIKAGE が別の設定で図面に残っている可能性があります。フォントをMS ゴシック、幅係数 1.0 にしてください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_日影図作成」フォルダーは消えないので、ActiveX 版と Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_敷地図作成(AutoCAD版)

土地測量の座標一覧表から敷地図(測量図)を作成するAutoCAD 2027 用プラグインです。。


どなたでも自由にダウンロードしてご利用いただけます。


インストール方法やご使用方法は、同梱の「初めにお読みください(AutoCAD用).txt」をご確認ください。

JG_図面リスト(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る図面リストの作成と更新

JG_図面リスト(AutoCAD版)— ファイル名や Excel から図面リストを作図。中身が変わっても、コマンド 1 つで追いつきます。

図面リストは、作るより維持するほうが手間です。図面を 1 枚足した、名前を「断面図」から「矩計図」に直した——そのたびに、表紙の図面リストを開いて文字を打ち直すことになります。直し忘れたまま提出してしまうことも、正直よくあります。

JG_図面リストは、フォルダー内のファイル名、または Excel の図面リストから、図面リストの表を作図します。ここまでは Jw_cad の外部変形として長く使っていただいてきた機能です。

AutoCAD 版でいちばん変わったのは、LISTUPDT と打つだけで、作図済みのリストが最新の状態に書き換わることです。フォルダーを選び直す必要も、範囲を指定し直す必要もありません。どのフォルダーから作ったのか、縮尺はいくつだったのかを、図形自身が憶えているからです。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_図面リストでの活かし方
拡張データ(XDATA)作図したときの条件を図形そのものに記録します。だから LISTUPDT だけで更新できます
ドラッグ配置(Jig)表がマウスに付いてくるので、位置を見ながら置けます(Excel から作った表も同じように置けます)
コマンドLISTFILE LISTEXCEL LISTUPDT の 3 つ。メニューを開かずに打てる
線種Excel の罫線の種類に合わせて HIDDEN DASHED CENTER PHANTOM を使い分け。図面に無ければ自動で読み込む
画層と文字スタイル現在の画層へ実寸で作図。文字スタイル JG_LIST は自動で用意されます
FEATURE 01

コマンド 1 つで最新にできる

ファイルが増えても、名前が変わっても LISTUPDT だけ。聞かれることは何もありません。変更の内訳がコマンドラインに出ます。

FEATURE 02

拡張子は何でも構いません

選んだファイルと同じ拡張子のものを同じフォルダーから拾います。dwg でも jww でも pdf でも同じように作れます。

FEATURE 03

置き場所は見ながら決める

表がマウスに付いてくるので、図面の空きを見ながら置けます。基準点は表の左上です。

フォルダーが変わったら、コマンド 1 つで追いつきます

下の表は、LISTFILE で作図した図面リストです。操作パネルでフォルダーの中身を変えてみてください。図は LISTUPDT を実行したあとの状態になります。

大事なのは、行が増えたときも、消して描き直しているのではないということです。足りない罫線と文字だけを足します。だから、あとから画層を変えたり線の太さを調整したりしていても、その手入れは残ります。

図面リストの作図と更新(LISTFILE / LISTUPDT)色は変更箇所を示すためのものです
そのまま 書き換えた文字 足した行 消した行
フォルダーの中身を変える
作図設定
表示
PRESET

コマンドラインに出る内容

フォルダーの中身と、表への反映

書き換えた文字
足した行
消した行
図形の増減

「A-002 を削除した」を試すと、消えるのは最後の行なのに、書き換わる文字はそれより多いことが分かります。行が繰り上がるためです。LISTUPDT位置で突き合わせて、その位置にあるべき文字に直していきます。

縮尺と文字の高さを変えると、表そのものの大きさが変わります。表の寸法は文字の高さから決まります。1/100・文字高 3mm なら、実寸で文字が 300mm、行の高さが 400mm です。

移動しても、複写しても更新できます

リストを MOVE で動かしても、COPY で増やしても、それぞれ更新できます。図形には「基準点からの相対位置」が記録してあるので、表がどこにあっても対応が取れるためです。複写した 2 つの表は、別々のリストとして扱われます。

拡大・縮小や回転をした表は更新できません

記録してある位置と合わなくなるためです。この場合は作図し直してください。また、元のフォルダー(Excel の場合はブック)が移動・改名されていると、その場でお知らせして中止します。

Ver.1.0 で作図したリストも更新できません。記録が入っていないためです。この版の LISTFILELISTEXCEL で作図し直したものからお使いいただけます。

コマンドは 4 つ

Jw_cad 版の作業選択画面にある「ファイル名から入力」「EXCEL から入力」が、そのままコマンドになっています。そこへ AutoCAD 版だけの LISTUPDT が加わります。

LISTFILEファイル名から入力LIST + FILE

フォルダーに入っている図面ファイルの名前から、リストを作ります。

  1. LISTFILE と入力すると、本体アプリが立ち上がります
  2. 操作方法のメッセージで OK を押し、リスト化したいフォルダーの中のファイルを 1 つ選びます。同じ拡張子のファイルが全部リストになりますdwg jww dxf pdf …何でも構いません)
  3. 「読み込みと書き出し設定」で、①作図設定に縮尺と文字の高さを入れ、②③④で図面番号の付け方を決めます
  4. AutoCAD に戻ると表がマウスに付いてくるので、置きたい位置でクリックします(基準点は表の左上)

縮尺は 1/□ の□の数字(1/100 なら 100)、文字の高さは紙に印刷したときの高さ(mm)で入れてください。

LISTEXCELEXCEL から入力LIST + EXCEL

すでに Excel で作ってある図面リストを、そのまま図面へ持ち込みます。

  1. LISTEXCEL と入力し、図面リストの入ったExcel ブックを選びます
  2. 「Excel 表の選択」でシート名と範囲(左上セル・右下セル)を確認します。シート名は、そのブックを開いたときに表示されるシートの名前が自動で入ります
  3. 「変換出力」を押すと「印刷時の縮尺」を聞かれます。Excel の文字の大きさ(ポイント)から図面上の文字高さを決めるために必要です
  4. AutoCAD に戻ると、LISTFILE と同じようにドラッグで配置できます

「JG_図面リスト」フォルダーにサンプルの Excel ファイルを同梱しています。書き換えてお使いください。

LISTUPDT中身を更新するUPDT = UPDATE

元のフォルダーや Excel が変わったときに、作図済みのリストを最新にします。

  1. LISTUPDT と入力します
  2. 更新したいリストの図形を選びます(罫線でも文字でも構いません)。何も選ばずに Enter を押すと、その図面の中のリストを全部更新します
  3. あとは自動です。画面は出ません。変更の内訳がコマンドラインに表示されます

フォルダーの場所も、縮尺も、文字の高さも、図面番号の付け方も聞き直しません。作図したときの条件が図形に記録してあるためです。

LISTPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_図面リスト」フォルダーの中の WinFormsAppJwwDrawingList2.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、同じ名前のフォルダーがパソコンの中に複数あるときに使います。

「ファイル名の一覧を Excel に取り込む」はコマンドにしていません

Jw_cad 版の作業選択画面にある 3 つ目の機能です。AutoCAD に作図しない機能なので、コマンドにはしていません。こちらは Jw_cad の外部変形(図面リスト.BAT)からお使いください。

文字の高さは「紙に印刷したときの高さ」で入れます

AutoCAD 版は実寸で作図するため、Jw_cad 版の「線(色)番号」「文字種」「レイヤグループ」「レイヤ」の指定はありません(現在の画層にそのまま作図します)。代わりに縮尺と文字の高さを入れてください。表の大きさも文字の高さに合わせて決まります。

Excel から作るなら、製作中の図面か、完成図かで選んでください

Excel の表を図面にするツールとして、当サイトでは JG_Excel表変換EXTABLE)も配布しています。Excel の表を罫線と文字に変換するという点では、LISTEXCEL とほとんど同じことができます。

違うのは 2 点、あとから更新できるかどうかと、変換する範囲を憶えておけるかどうかです。どちらが優れているという話ではありません。図面がどの段階にあるかで選んでください。

LISTEXCEL(この製品)EXTABLE(JG_Excel表変換)
Excel の表を作図できますできます
ドラッグで配置できますできます
あとから更新LISTUPDT で最新にできます更新されません。元の Excel を触っても図面は変わりません
変換する範囲毎回指定します(前回の入力が初期値に入ります)「範囲記録」「範囲読込」で憶えておけます
向いているもの製作中の図面──中身がまだ動くもの完成図──内容を確定させておきたいもの
製作中の図面には LISTEXCEL を

図面リストは、設計が進むほど中身が変わります。まだ動くうちに LISTEXCEL で作図しておけば、以後は LISTUPDT だけで追いつけます。図面を開いて文字を打ち直す作業がなくなります。

完成図には EXTABLE を ──「更新されない」ことも図面の要件です

確定した図面では、あとから勝手に変わらないことのほうが大切です。EXTABLE で作図した表は元の Excel と縁が切れているので、ブックを開いて数値を直しても、誰かが LISTUPDT を打っても、図面は作図したときのまま動きません。意図しない書き換えが起きる余地がありません。

もう一つ、EXTABLE には「範囲記録」「範囲読込」があります。変換する範囲(左上セル・右下セル)を憶えておけるので、毎月・毎案件で同じ書式の表を出すときは、範囲の指定がボタン 1 つで済みます。

作図されるもの

画層現在の画層にそのまま作図します。図面リスト用の画層を現在の画層にしてから実行すると、あとの整理が楽になります。
文字文字スタイル JG_LIST(MS ゴシック・幅係数 0.72)を自動で作って使います。
罫線Excel の罫線の種類に応じて、実線=画層の線種/点線=HIDDEN/破線=DASHED/一点鎖線=CENTER/二点鎖線=PHANTOMLISTEXCEL のみ)。図面に無い線種は自動で読み込みます。
寸法実寸(mm)で作図します。図寸ではありません。
縦書きExcel の縦書きセルは横書きで作図します。該当する文字があったときはコマンドラインでお知らせします。
幅係数が 0.72 なのは、はみ出しを防ぐためです

AutoCAD の文字高さは「大文字の高さ」が基準のため、Excel や Jw_cad と同じ数値をそのまま渡すと一回り大きく描かれます。幅係数を 0.72 にしてこの膨らみを打ち消し、表のセルからはみ出さないようにしています。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\DrawingList.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_図面リスト」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで LISTFILE が使えます。
「JG_図面リスト」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリは同じフォルダーにある ini ファイルを読みます。EXE だけを別の場所に置くと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す DrawingList.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_図面リスト 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じフォルダーで両方使えます。Jw_cad の外部変形は 図面リスト.BAT、AutoCAD は LISTFILELISTEXCEL入れ替えたあとも外部変形はこれまでどおり動きます。入力画面も同じものが開くので、覚え直しは要りません。

設定を初期状態に戻したいときは

AutoCAD 版の設定は %APPDATA%\JgDrawingList に保存されます。このフォルダーを削除すれば初期状態に戻ります(Jw_cad 版の設定とは別々に保存されるので、互いに影響しません)。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
その他LISTEXCEL の利用には Microsoft Excel が必要です
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.1(本体アプリ Ver.1.2)
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

うまく動かないとき

「そのようなコマンドはありません」と出るAutoCAD 2027 かどうかご確認ください。インストール.bat を実行したあとは、AutoCAD を起動し直す必要があります。
画面は出るのに、何も作図されない古い本体アプリを掴んでいます。コマンドラインに表示される「本体アプリ: …(Ver …)」を確認し、LISTPATH で新しい「JG_図面リスト」フォルダーの中の WinFormsAppJwwDrawingList2.exe を指定し直してください(AutoCAD 対応版は Ver 1.2 以上です)。
本体アプリが見つからないと言われるLISTPATH で指定してください。ビルド出力(bin\Debug など)の EXE は ini ファイルが無いため使えません。
更新できないと言われる元のフォルダー(ブック)が移動・改名されていないか、表を拡大縮小・回転していないかをご確認ください。Ver.1.0 で作図したリストも更新できません。
表の最終行が空いている表の行数はフォルダー内の全ファイル数から決まるため、対象外の拡張子があるとその分だけ空行ができます(Jw_cad 版と同じ動きです)。
設定を初期状態に戻したい%APPDATA%\JgDrawingList フォルダーを削除してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_図面リスト」フォルダーは消えないので、Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_採光補正(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る採光補正係数の算定と補正係数目盛の作図

JG_採光補正(AutoCAD版)— 断面図で 2 点を指示するだけで、採光勾配・補正係数の算定式・補正係数目盛りを記載します。

採光補正係数は、窓の中心から隣地境界線までの水平距離 d と、窓の中心から直上の建築物の部分(軒先やパラペット天端)までの垂直距離 h の比で決まります。d/h × α − β——式そのものは簡単です。手間なのは、断面図の上で d と h を拾い、用途地域ごとの α・β を当てはめ、上限や下限の扱いまで見る作業を、窓の数だけ繰り返すことです。

JG_採光補正は、断面図で窓上部(パラペット天端や軒先)と窓の中心の 2 点を指示し、隣地境界線(又は敷地内の他の建築物)からの水平距離と用途地域を入れるだけで、採光勾配・採光補正係数の算定式・補正係数目盛りをまとめて図面へ記載します。

そして補正係数目盛りは、水平距離と用途地域だけで決まります。開口部の位置が決まっていない段階でも引けるので、断面図に目盛だけ先に入れておき、あとから窓を当てて読む——という使い方ができます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_採光補正での活かし方
コマンドSAIKOU の 1 つ。メニューを開かずに打てる
オブジェクトスナップ窓上部と窓中心を端点・交点で正確に拾えます。1 点目(窓上部)がそのまま作図の基準点になります
線種(HIDDEN)窓の中心を示す線に使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む
文字スタイルJG_SAIKOU(MS ゴシック・幅係数 1.0)を自動で用意。算定式の × が化けません
画層と実寸作図線・円・文字を現在の画層へ実寸で作図。文字の高さは図面の実寸(mm)で指定します
FEATURE 01

指示するのは 2 点だけ

窓上部と窓中心(高さ)をクリックするだけです。窓中心は高さしか読み取らないので、水平方向は任意の点で構いません。

FEATURE 02

窓が決まる前でも目盛が引ける

補正係数目盛りは水平距離と用途地域だけで決まります。先に目盛を入れておけば、窓の高さが決まった時点で図面から読み取れます。

FEATURE 03

算定式ごと図面に残る

d/h×6-1.4=… の形で記載します。上限 3 や下限 1 で頭打ちになったときは、採用値と算定値の両方が残ります。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

用途地域が変わると、目盛の間隔も段数も変わります

補正係数目盛りは、採光補正係数が 3.0 / 2.5 / … / 0.0 になる窓中心の高さを、窓上部からの垂直距離として刻んだものです。h = d × α ÷ (係数 + β) で決まるので、水平距離 d と用途地域(α・β)が決まれば引けます。

用途地域αβ1 未満を 1 とできる水平距離
住居系地域61.47,000 mm 以上
工業系地域81.05,000 mm 以上
商業系地域101.04,000 mm 以上

下のデモで用途地域を切り替えてみてください。目盛の刻みが動きます。さらに水平距離を広げていくと、ある値を境に1.0 未満の目盛が 1.0 の位置に重なり、0.0〜3.0 の 10 目盛が 1.0〜3.0 の 5 目盛に変わります。その境目が用途地域ごとに違う——というのが、この図のいちばんの読みどころです。

窓の高さ h は 2m から 20m まで動かせます。h は窓の中心から直上の軒先やパラペット天端までの距離ですから、上に階が積み上がるほど大きくなり、そのぶん採光補正係数は小さくなります。デモでも、h を伸ばすと建物の壁が高くなり、採光斜線が寝ていきます。

採光補正係数の作図(SAIKOU)グレーがもとの断面図、色が付いているのが作図される図形です
水平距離 d / 垂直距離 h 補正係数目盛 採光斜線 窓の中心(HIDDEN) 算定式 もとの断面図(作図されません)
用途地域を切り替えると、目盛の刻みが変わります
指示する 2 点
水平距離
用途地域
描画する側
記載する内容
記載仕様
PRESET

図面に記載される文字(そのままの形)

補正係数目盛の位置(窓上部からの垂直距離 mm)

採光補正係数
算定値 d/h×α-β
目盛の段数
最下段の目盛

用途地域を工業系・商業系に変えると、目盛が下へ長く伸びます。α が大きく β が小さいほど、同じ補正係数を得るのに窓を深い位置まで許せる——ということが、目盛の長さとしてそのまま図に出ます。商業系で 0.0 の目盛は、窓上部から水平距離の 10 倍の位置です。

水平距離のスライダーを右へ動かしていくと、商業系は 4,000mm、工業系は 5,000mm、住居系は 7,000mm を超えたところで目盛が 5 段に切り替わります。1.0 未満の目盛が 1.0 の位置に重なるためです。「道に面する場合」にチェックを入れると、距離に関わらず 5 段になります。

目盛だけ、算定式だけ、という使い方もできます

「目盛を表示しない」にチェックを入れると、水平距離の寸法・採光斜線・垂直距離・算定式だけが作図されます。逆に「係数を算定しない」にチェックを入れると、水平距離の寸法と目盛だけになります。開口部が決まっていない断面図には、目盛だけを入れておくのが便利です。

両方にチェックを入れると水平距離の寸法だけになるので、そのときは注意のメッセージが出ます。

上限・下限にかかったときは、採用値と算定値の両方が残ります

算定値が 3 を超えたときは 採光補正係数:3 (d/h×6-1.4=7.000) のように、採用した 3 と、算定した 7.000 が並んで記載されます。1 未満を 1 とできる場合(上の表の距離以上、又は道に面する場合)の下限も同じ形です。図面を見た人が、どこで頭打ちになったのかを追えます。

グレーの建物と隣地境界線は、もともと図面にあるものです

位置関係が分かるように、デモでは断面図(軒・外壁・窓・地盤・隣地境界線)をグレーの細線で添えています。これはお手元の図面に描いてあるもので、ソフトは作図しません。ソフトが描くのは、色の付いた寸法・目盛・採光斜線・算定式です。窓の高さは、指示した 2 点から見当をつけて描いています。

寸法の丸・目盛の刻み・文字の位置は、本体アプリの計算式をそのまま移して描いています。色はデモの見やすさのために分けてあります。実際は現在の画層の色で作図され、線種は窓の中心の線だけが HIDDEN になります。

コマンドは 2 つ

ふだん使うのは SAIKOU の 1 つだけです。もう 1 つは本体アプリの場所を指定し直すためのもので、通常は使いません。

SAIKOU採光補正係数の作図SAIKOU = 採光

断面図に、採光勾配・採光補正係数(算定式)・補正係数目盛りを記載します。

  1. コマンドラインで SAIKOU と入力します
  2. 「窓上部のポイントを指示」——窓の上部にあるパラペット天端や軒先など、建築物の部位をクリックします。ここが作図の基準点になります
  3. 「窓中心(高さ)を指示」——窓の中心点をクリックします。高さだけを読み取るので、水平方向は任意の点で構いません
  4. 設定入力フォームが開きます。水平距離(mm)・用途地域・描画する側を入れ、道路に面する場合は「道に面する場合」にチェックを入れます
  5. 目盛を描かないときは「目盛を表示しない」、採光勾配と補正係数を出さないときは「係数を算定しない」にチェックを入れます
  6. 文字の高さ(図面の実寸 mm)を入れて「決定」。AutoCAD の画面に作図され、コマンドラインに [SAIKOU] 作成 N 個 と表示されます

コマンドラインには、読み取った 2 点の座標と 窓の高さ h=5,000 mm も表示されます。指示した点が思っていた位置かどうか、その場で確かめられます。

SAIKOUPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_採光補正」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADSaikoSyasen.exe)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、同じ名前のフォルダーがパソコンの中に複数あるときに使います。

窓上部 → 窓中心 の順に指示します

順番を取り違えると「窓の位置と窓上部の位置が逆転しています」と表示され、その場でもう一度 2 点を聞き直します。本体アプリを起動してから戻されるより早いので、この判定はプラグイン側で行っています。

文字の高さは図面上の実寸(mm)で指定します

AutoCAD 版は実寸で作図するため、Jw_cad 版の「文字種」「線(色)番号」「レイヤグループ」の指定はありません。代わりに文字の高さを mm で入れてください。紙に出したときの大きさ × 縮尺で決めます(1/200 で 2.5mm に見せたいなら 500)。図形は現在の画層にそのまま作図されます。

設定入力フォームが AutoCAD の裏に隠れることがあります

入力画面は本体アプリのウィンドウとして開きます。見当たらないときはタスクバーから「設定入力」を選んで前に出してください。入力が終わるまで、AutoCAD 側の操作はできません。

作図されるもの

水平距離寸法線・両端の丸・数値 d=3,000常に作図されます。
補正係数目盛縦線・横線・数値(3.00.0 の 10 段、又は 3.01.0 の 5 段)。「目盛を表示しない」で省けます。
採光斜線ほか採光斜線・基準点の丸・垂直距離 h=5,000・窓の中心を示す線と文字・算定式。「係数を算定しない」で省けます。
線種窓の中心の線だけ HIDDEN。図面に無い場合は acad.lin から自動で読み込みます。それ以外は現在の線種のままです。
文字スタイルJG_SAIKOU(MS ゴシック・幅係数 1.0)を自動で作って使います。
画層・線色現在の設定のままです。採光図用の画層を現在の画層にしてから実行すると、あとの整理が楽になります。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\Saiko.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_採光補正」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで SAIKOU が使えます。
「JG_採光補正」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中の ini ファイルと同じ場所でないと動きません。中のファイルだけを取り出さないでください。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す Saiko.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_採光補正 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じフォルダーで両方使えます。Jw_cad の外部変形は 採光補正.BAT、AutoCAD は SAIKOUフォルダーを分ける必要はありません。設定入力フォームも同じものなので、どちらから使っても操作は変わりません。

前回値は別々に記憶されます

AutoCAD 版の入力内容は %APPDATA%\Things\Keisoku\ に、Jw_cad 版は「JG_採光補正」フォルダー内の DATA.ini に保存されます。互いに影響しません。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0(本体アプリ Ver.1.4)
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

うまく動かないとき

「窓の位置と窓上部の位置が逆転しています」と出る窓上部 → 窓中心 の順に指示してください。そのまま続けて 2 点を指示し直せます。
「AutoCAD 対応版の本体アプリが見つかりません」と出る同じ名前のフォルダーがパソコンの中に複数あると、古いものを掴んでいることがあります。SAIKOUPATH で、今回配布した「JG_採光補正」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADSaikoSyasen.exeVer 1.4 以上)を指定してください。
設定入力フォームが見当たらないAutoCAD の裏に隠れています。タスクバーから「設定入力」を選んで前に出してください。
窓の中心の線が実線に見える新規図面は線種尺度(LTSCALE)が 1 のままなので、mm 単位の図面では破線の刻みが細かすぎて実線に見えます。図面の縮尺に合わせて LTSCALE を大きくしてください。
コマンドが見つからないAutoCAD 2027 以外では読み込まれません。版数をご確認ください。インストール.bat は AutoCAD を終了した状態で実行してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_採光補正」フォルダーは消えないので、Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_延焼線緩和(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る延焼ラインの作図と告示緩和

JG_延焼線緩和(AutoCAD版)— 建物の外壁ラインを選ぶだけで、中心線・延焼ライン・告示197号の緩和計算までを作図。

延焼のおそれのある部分は、隣地境界線・道路中心線、そして同一敷地内に 2 以上の建築物があるときの外壁間の中心線から、1 階は 3m、2 階以上は 5m の範囲です。令和 2 年国交告第 197 号によって、外壁面が中心線に対して角度をもつ場合には、この距離を縮められるようになりました。

式そのものは難しくありません。手間がかかるのは中心線を引くところです。2 棟の外壁が入り組んでいるほど、どこが外壁間の中心線になるのかを求めるのに時間がかかります。中心線が引けなければ、角度も離隔距離も決まりません。

JG_延焼線緩和は、2 棟の建物の外壁ラインを選ぶだけで、中心線・中心線ごとの角度・緩和後の距離・延焼ラインをまとめて作図します。建物どうしの延焼と、隣地境界線等からの延焼を、それぞれ独立したコマンドとして持っています。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_延焼線緩和での活かし方
コマンドENSYOUB ENSYOUR の 2 つ。メニューを開かずに打てる
ポリライン(LWPOLYLINE)建物を閉じたポリラインで描いてあれば、そのまま建物の形として取り込みます。端部をクリックする手順を省略できます
線分(LINE)との混在建物はポリライン、隣地境界線は線分——という混ざり方でも、まとめて選択して渡せます
線種(CENTER)外壁間の中心線に使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む
画層と文字スタイル線・円・円弧・文字を現在の画層へ実寸で作図。文字スタイルは自動で用意される
FEATURE 01

中心線を自分で引かなくてよい

2 棟の外壁ラインから、外壁間の中心線をソフトが求めます。折れた中心線にも、区間ごとに角度と緩和距離が付きます。

FEATURE 02

緩和は式ごと図面に残る

告示の式に角度と答えを入れた形で図面へ記載します。どの角度から何 m になったのかが、図面を見れば分かります。

FEATURE 03

高さ方向の緩和にも対応

他の建物(低い側)の高さと最小距離 S から、延焼のおそれのある部分から除かれる高さを算出し、計算式ごと記載します。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

角度がつくほど、延焼ラインは中心線に寄ります

同一敷地内に建つ 2 棟です。黄色が外壁間の中心線——2 棟の外壁から等距離にある線で、ここが延焼ラインの基準になります。中心線から 1 階は 3m(水色)、2 階以上は 5m(橙)の位置に延焼ラインが入ります。

告示 197 号の緩和は、外壁面と中心線のなす角度 θ で決まります。平行(θ=0°)なら 3m・5m のままですが、角度がつくほど短くなります。

1 階d = max{ 2.5, 3 × (1 - 0.000068 × θ²) } 下限 2.5m(θ ≒ 49.5° で到達)
2 階以上d = max{ 4, 5 × (1 - 0.000068 × θ²) } 下限 4m(θ ≒ 54.2° で到達)
建物間延焼(ENSYOUB)2 棟の外壁ラインから、中心線と延焼ラインを求めます
外壁ライン 中心線 1階 3m 2階以上 5m 最小距離 S 緩和しない位置
角度のスライダーを動かすと、延焼ラインが中心線へ寄っていきます
建物の向き
2棟の離れ
R2 国交告 197号 緩和
高さ方向の緩和
注釈の記載設定
デモの表示
PRESET

図面に記載される緩和計算式(建物2側)

なす角度
建物2 1階(3m)
建物2 2階以上(5m)
除かれる高さ

縮む量は、1 階で最大 0.5m、2 階以上で最大 1.0m です。数字だけ見れば小さいのですが、この 0.5m で開口部が延焼ラインの外に出れば、その窓に防火設備は要りません。外壁面がわずかに振れているだけの計画でも、確かめる価値があります。

緩和を適用する建物は建物ごとに選べます(両方でも片方でも構いません)。デモの「建物1に適用する」を外すと、左側だけが 3m・5m のままになります。中心線をはさんで左右で距離が違う——これが実際の図面でもよく現れる形です。

高さ方向の緩和は、低い側の建物の高さから決まります

水平距離が緩和距離 d の内側にあっても、地盤面から一定の高さより上は延焼のおそれのある部分から除かれます。その高さは他の建物(低い側)の高さと、中心線までの最小距離 S、そして緩和距離 d から求めます。デモの「他の建物(低い側)の高さ」を動かすと、記載される計算式と答えが変わります。

S が d を超えると、そもそもその位置は延焼の範囲外です。この場合は「N/A(延焼範囲外)」と記載されます(デモで「2棟の離れ」を広げると再現できます)。

最小距離 S は自動で描かれます

緩和計算式を記載する設定にしておくと、高さ方向の緩和計算に使用する最小距離(S)も自動的に描画されます。計算式は、中心線と外壁面がなす角度のうち最小となる位置に記載されます。

デモは考え方を示すために単純化しています

実際の中心線は 2 棟の形に沿って折れ、区間ごとに角度と緩和距離が決まります。延焼ラインの端部は、出隅部を円弧にするかどうかを描画設定で選べます。

コマンドは 2 つ

Jw_cad 版のメインメニューにある「建物延焼線」「隣地延焼線」の 2 つのボタンが、そのまま 2 つのコマンドになっています。どちらも図形を選んでから入力画面が開く流れは同じで、何を選ぶか入力する対象が違います。

ENSYOUB建物間延焼ENSYOU = 延焼 / B = 建物(Bldg)

同一敷地内の 2 棟について、外壁間の中心線から延焼ラインを引きます。

  1. あらかじめ、2 棟の外壁ラインを作図しておきます。線分(LINE)とポリライン(LWPOLYLINE)が使えます
  2. ENSYOUB と入力し、2 棟の外壁ラインをすべて選択して Enter(右クリックでも可)
  3. 本体アプリが起動します。「2棟の建物を入力」で、建物1の外壁ラインの端部を時計回りにクリックして「入力」。閉じたポリラインを選んでいれば「閉じた領域が見つかりました」と出るので、クリックは不要です(形を変えるときは「建物削除」、割り当てを変えるときは「建物を入替」)
  4. 同じように建物2を入力します
  5. 「描画設定」——補助線・中心線角度・離隔距離・緩和計算式の記載、出隅部の形状、告示緩和を適用する建物(両方も可)、文字の高さを決めます
  6. 両方の建物に緩和を適用したときは、「高さ方向の緩和」でどちらの建物を緩和するかを選びます
  7. 「他の建物高さ設定」で低い側の建物の高さを入れて OK。AutoCAD の画面に延焼線が出力され、コマンドラインに [ENSYOUB] 作成 N 個 と表示されます

高さ方向の緩和を行わない場合は、「高さの緩和を行わない」にチェックを入れてください。

ENSYOUR隣地等延焼R = 隣地(Rinchi)

1 棟の建物と、隣地境界線・道路中心線からの延焼ラインを引きます。

コマンドを打ってから「1棟の建物の外壁ラインと隣地境界線等」をすべて選択して Enter——ここまでは ENSYOUB と同じです。入力画面では先に建物を時計回りに入力し、続けて隣地境界線等を時計回りに入力します。

境界線は 2 点以上(線分 1 本)から入力できます。最初の点と最後の点を重ねても構いません。建物のように 4 点必要ということはありません。

描画設定では、離隔距離と緩和計算式の記載、告示緩和の適用(既定でオン)、文字の高さを決めます。「完了」で作図されます。

ENSYOUPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_延焼線緩和」フォルダー)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、複数の場所に置いてあるときに使います。

記載のチェックを外しても、緩和計算に必要なものは描かれます

「補助線を記載」「中心線角度を記載」「離隔距離を記載」にチェックを入れなかった場合でも、告示緩和を適用して「緩和計算式を記載」にチェックを入れていれば、緩和計算に必要な補助線・中心線角度・離隔距離は記載されます。計算の根拠が図面から抜け落ちないようになっています。

中心線がうまく出ないときは

形状が複雑な場合、中心線の位置を適切に描画できないことがあります。その場合は建物1と建物2の割り当てを入れ替えると改善することがあります。同じく、描画設定の「形状が複雑な場合に使用するパラメーター」(中心線の交点を詳細に算出する/連続しない中心線がある場合に全て算出する)にチェックを入れると描けることがあります。通常はチェックを入れません。

建物は 4 点以上を、時計回りに

図形は自動で閉じるので、最初の点を最後にもう一度クリックする必要はありません。ただし 4 点以上クリックしないとエラーになります(三角形は入力できません)。建物の裏側も、できる限り入力してください。

選択できるのは線分とポリラインだけです

円・円弧・スプラインなどは選択対象になりません。ポリラインは辺ごとの線分として扱われます。円弧を含むポリライン(ふくらみのある辺)は、頂点を直線で結んだ形として扱われ、その旨がコマンドラインに表示されます。

先に AutoCAD で図形を選び、そのあとに入力画面が開きます

ActiveX 版と違ってメインメニューは出ません。コマンドがメニューのボタン 1 つ分に対応しており、コマンドを打つ → 図形を選択して Enter → 本体アプリが起動という順になります。取り出せる辺が 4 本に満たないときは「図形が足りません」と表示されます。

作図の位置を尋ねることはありません。すべて建物の実座標に作図します。

文字の高さは図面上の実寸(mm)で指定します

AutoCAD 版は実寸で作図するため、Jw_cad 版の「文字種」「線(色)番号」「レイヤグループ」の指定はありません。代わりに文字の高さを mm で入れてください(S.1/200 で 500mm が標準です)。初回は空欄なので必ず入力してください。

作図されるもの

図形線・円・円弧・文字を、現在の画層へ実寸で作図します。出隅部を円弧にするかどうかは描画設定で選べます。
中心線線種 CENTER で作図します。図面に無い場合は acad.lin から自動で読み込みます。
文字スタイルJG_ENSHO(MS ゴシック・幅係数 1.0)を自動で作って使います。SHX フォントでは「°」「√」などが正しく出ないためです。
画層・線色現在の設定のままです。延焼線用の画層を現在の画層にしてから実行すると、あとの整理が楽になります。
文字の高さ描画設定で入力した値(図面の実寸 mm)です。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\Ensho.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_延焼線緩和」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで ENSYOUB が使えます。
「JG_延焼線緩和」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中の ini ファイルと同じ場所でないと動きません。中のファイルだけを取り出さないでください。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す Ensho.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_延焼線緩和 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じフォルダーで両方使えます。Jw_cad の外部変形は 延焼線緩和.BAT、AutoCAD は ENSYOUBENSYOUR。AutoCAD 用はフォルダー直下の EXE を、Jw_cad 用はサブフォルダー(BldgEnshoRinchiEnsho)の EXE を使います。混在しても問題ありません。

前回値は別々に記憶されます

AutoCAD 版の記載設定や直前の入力データは %APPDATA%\Things\Sakuzu\ に、Jw_cad 版は「JG_延焼線緩和」フォルダー内に保存されます。互いに影響しません。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.2.6
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

うまく動かないとき

「作図データが出力されませんでした」と出る本体アプリで「中止」を押した場合に出ます。古い版の本体アプリを掴んでいる場合にも出ます。コマンド実行時にコマンドラインへ表示される「本体アプリ: …(Ver …)」を確認し、古ければ ENSYOUPATH で新しい「JG_延焼線緩和」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADSakuzu.exe を選び直してください(AutoCAD 対応版は Ver 2.6 以上です)。
「図形が足りません」と出る選択した図形から取り出せる辺が 4 本に満たない場合に出ます。外壁ラインを選び直してください。
図形を選択できない選択できるのは線分(LINE)とポリライン(LWPOLYLINE)だけです。
コマンドが見つからないAutoCAD 2027 以外では読み込まれません。版数をご確認ください。インストール.bat は AutoCAD を終了した状態で実行してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインを取り除くだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_延焼線緩和」フォルダーは消えないので、Jw_cad 版はそのまま使えます。

JG_Word文変換(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る Word 文書の作図

JG_Word文変換(AutoCAD版)— 開いている Word の文章と表を、書式そのままに文字と線分へ。

特記仕様書や仕上表を図面に載せるとき、Word の文章をひと行ずつ打ち直していませんか。JG_Word文変換は、開いている Word ファイルの文章と表を、そのまま AutoCAD の文字と線分に変換します。

AutoCAD 版では、ここに書体・文字の大きさ・中央寄せ・右寄せ・インデントが加わりました。表の中の数量を右揃えにするために空白を入れて調整する、という作業が要りません。さらに、Word の校閲コメントを図面へ持ち込めます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_Word文変換での活かし方
文字スタイル(TrueType)Word の書体ごとに JG_WORD_<書体名> を自動で作成。明朝とゴシックの混在も、太字・斜体もそのまま出ます
文字の位置合わせ
(TextHorizontalMode)
中央寄せ・右寄せをAutoCAD 自身に揃えさせます。実際の字幅で揃うので、書体を変えてもずれません
ハイパーリンクと説明Word の注釈コメントを文字のハイパーリンクとして持たせます。カーソルを乗せると内容が出ます
図形の色(ACI・True Color)コメントが付いた文字だけ色を変えて、どこにコメントがあるか一目で分かるようにしました
ドラッグ配置(Jig)変換した文章がマウスに追従します。置きたい場所を見ながら決められます
FEATURE 01

書体と大きさが揃う

見出しはゴシックで大きく、本文は明朝で。Word の書式を読み取り、本文を基準とした比で文字の高さを決めます。

FEATURE 02

中央寄せ・右寄せ・字下げ

表題は中央、日付や「以上」は右、条文は 2 字下げ——という体裁が、そのまま図面になります。

FEATURE 03

コメントを図面へ

校閲コメントが付いた文字は色が変わり、カーソルを乗せると内容が出ます。印刷には出ません。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。AutoCAD 用の項目は画面の下に 4 つのチェックボックスとして足してあり、外せば外部変形版と同じ出力になります。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

Word の書式が、そのまま図面になります

下の図は、外壁改修工事の特記仕様書を WORDIN で変換した結果です。AutoCAD のモデル空間に見立ててあります。「Word の書式を再現」の 4 つのチェックを外すと、外部変形版と同じ出力に変わります。切り替えて見比べてみてください。

チェックを外すと、表題も日付もすべて左端に寄り、見出しと本文が同じ大きさになります。青い文字は、Word に校閲コメントが付いている行です。カーソルを乗せるとコメントの内容が出ます——実際の AutoCAD でも、まったく同じように表示されます。

変換設定と、出来上がる図形見本:外壁改修工事 特記仕様書
文字(DBText) 表の罫線(Line) コメントが付いた文字 補助線(HIDDEN)
4 つのチェックを外すと、外部変形版と同じ出力になります
変換設定
Word の書式を再現(AutoCAD 用)
表示
PRESET
文字(DBText)
線分(Line)
文字スタイル
コメント付きの文字

縮尺を変えても、図の見た目は変わりません。変わるのは図面上の実寸です。1/100 で文字サイズ 3mm と入力すれば図面には 300mm の文字が、1/50 なら 150mm の文字が作図されます。紙に出したときの大きさで指定できるので、縮尺ごとに文字高さを計算し直す必要がありません。表の下の換算表でご確認ください。

文字の幅係数は 0.72 で作図します

AutoCAD の TrueType 文字は「指定した高さ=大文字(A・B)の高さ」として扱われるため、幅係数 1.0 のままだと全角 1 文字が文字高の約 1.47 倍の幅になります。日本語の文書ではこれが効いて、表のセルから文字がはみ出します。それを打ち消すのが 0.72 です。デモの「幅係数 0.72」を外すと、文字が横に伸びて行の折り返し位置まで変わることが分かります。

中央寄せ・右寄せは AutoCAD 自身に揃えさせています

ソフトの側で「文字の幅を見積もって、そのぶん左へずらした座標」を渡す作りにはしていません。基準点と合わせ方(左・中央・右)を渡し、実際の字幅での位置合わせは AutoCAD に任せます。そのため、あとから書体を変えても、文字の中心や右端は揃ったままです。

配置は、フォームを閉じたあとにマウスで決めます

AutoCAD 版では、変換設定フォームを閉じたあとに「配置基準点(文の先頭)を指定:」と表示され、文章全体がマウスに追従します。置きたい場所を見ながら決められます。入力画面が開いているあいだは AutoCAD 側の操作を受け付けられないため、この順番になっています。

Word の校閲コメントを、図面へ持ち込む

Wordで作られる特記仕様書は、校閲コメントの機能を最大限に活用しています。「この項目は第 2 章と整合を取ること」「JIS改正に伴い年版を確認」——こうした申し送りは、図面に貼り込んだ時点で消えてしまうのが普通でした。

AutoCAD には Word と同じ形のコメント機能がありません。近いものとしてトレース・共有ビュー・拡張データ・非印刷画層などがありますが、「図面を汚さず・印刷されず・図形に紐づいて動く」を同時に満たすのはハイパーリンクの説明でした。JG_Word文変換は、これを使います。

説明(Description)コメントの本文。カーソルを乗せるとツールチップで出ます。作成者名が( )で付き、返信があれば続けて出ます
リンク先(Name)元の Word 文書の場所。Ctrl キーを押しながらクリックすると、その文書が開きます
1 行に複数あるとき「/」で区切ってまとめます。長すぎるものは 255 文字で切り詰めます
印刷ハイパーリンクは印刷されません。図面が汚れません
複写・移動図形といっしょに付いてきます

どこにコメントがあるか、色で分かるようにしました

ハイパーリンクが付いていることは、図面を眺めただけでは分かりません。カーソルを乗せると図形が水色に光りますが、あれは AutoCAD 標準の「選択プレビュー」で、すべての図形が対象です。ハイパーリンクの有無とは関係がありません。244 行のうち 5 行にコメントが付いている、といった文書では探しようがないのです。

そこで、コメントが付いた文字だけ色を変えて作図します。初期値はシアン(色番号 4)です。デモの「コメントの色」を切り替えると、実際の見え方が変わります。

なぜ「色」なのか

下線を引く方法(%%U)や、非印刷画層に線を足す方法も検討しました。色にしたのは、モノクロ印刷では黒で出るので紙の見た目が変わらず、文字そのものの色なので移動・複写しても付いてくるからです。図面のレイアウト変更は頻繁に起きます。線を別に足す方法では、その線が付いてきません。

塗り直しは、このソフトが作った文字だけが対象です

LINKCOLOR で色を変えると、その図面にあるコメント付きの文字をまとめて塗り直せます。対象は「ハイパーリンクを持ち、かつ文字スタイル名が JG_WORD で始まる文字」だけです。ご自分で付けたハイパーリンクや、他のコマンドで作った文字には触りません。レイアウトやブロックの中にある文字も対象になります。

コマンドは 4 つ

ふだん使うのは WORDINWORDINP の 2 つです。LINKCOLOR はコメントの色を変えるとき、WORDINPATH は本体アプリを置き直したときにだけ使います。

WORDIN新規読込WORD + IN = 読み込む

Word の文書を読み込んで作図する、基本のコマンドです。

  1. Word を起動し、変換したいファイルを開いておきます。読み込むのは「開いている Word ファイル」です
  2. AutoCAD のコマンドラインで WORDIN と入力します
  3. 変換設定フォームが開きます。印刷時の縮尺、印刷後の文字サイズ、行間隔、表の幅調整の掛け率を入れ、レイアウトの有無・補助線の有無をラジオボタンで選びます
  4. 画面の下の「Word の書式を再現(AutoCAD 用)」で、フォント・文字の配置・インデント・注釈コメントの 4 つを切り替えます(既定は 4 つとも入り)
  5. レイアウトを「行う」にした場合は、レイアウト設定フォーム(余白・描画領域・タイトル枠・列数)と出力頁選択フォームが続けて開きます
  6. AutoCAD に戻り、「配置基準点(文の先頭)を指定:」でマウスを動かして位置を決め、クリックします
WORDINPページ選択末尾の P = Page(頁)

2 頁目以降を作図するとき。Word を開き直す必要はありません。

レイアウト機能を使って WORDIN を実行すると、全ページ分のデータが保存されます。WORDINP は出力頁選択フォームを開き、リストから頁を選ぶだけで作図します。

Word を起動していなくても構いません。読み直しが要らないぶん、素早く作図できます。

LINKCOLORコメントの色LINK = ハイパーリンク

注釈コメントが付いた文字の色を決めます。

  1. 現在の色が表示されます
  2. 色番号(1〜255)を入力します。「ダイアログ(D)」で色選択ダイアログから選べます(24 ビットカラーも可)。「なし(N)」なら色を変えません(画層の色のまま)。そのまま Enter で今の色を維持します
  3. 「この図面にある注釈コメントの文字にも反映しますか?」と聞かれます。Enter(はい)で、その図面のコメント付きの文字がすべて塗り直されます

設定はパソコンに憶えられ、次に作図するときも同じ色が使われます。図面ごとではありません。

WORDINPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_Word文変換」フォルダー)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、複数の場所に置いてあるときに使います。

プラグインはフォルダーを自動で探し、一度見つけた場所を憶えます。実行時に、使った本体アプリのパスとバージョンがコマンドラインに表示されます。

Jw_cad 版の「文字種」「線色」「レイヤグループ」の指定はありません

AutoCAD 版は現在の画層に、色は ByLayer で作図します。文字の大きさは印刷後の mm で指定してください。作図後にまとめて画層や色を変更していただく形になります。

表のプロパティを 2 か所だけ確認してください

表が正しく読めないときは、Word の表のプロパティで「文字列の折り返し」と「各ページでタイトル行を表示する」のチェックを外してください。ヘッダー/フッターを表がまたぐ場合も正しく読めません。外部変形版と同じ制約です。

作図されるもの

文字文章の 1 行が AutoCAD の文字(DBText)1 個になります。
表の罫線線分(Line)で作図します。
文字スタイルWord の書体ごとに JG_WORD_<書体名> を自動で作ります。太字は末尾に _B、斜体は _I が付きます。
文字の幅係数0.72 固定です。全角文字が文字高の 1.47 倍の幅になるのを打ち消しています。
画層・線色現在の画層のまま、色も ByLayer です。
補助線破線(HIDDEN)で作図します。
コメント付きの文字ハイパーリンクが付き、色が変わります(初期値はシアン=色番号 4)。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\WordLayout.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_Word文変換」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで WORDIN が使えます。
「JG_Word文変換」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

本体アプリは同じフォルダーにある ini ファイルを読みます。EXE だけを別の場所へ移すと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す WordLayout.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) サンプル_仕様書.docx 動作確認用 JG_Word文変換 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じ「JG_Word文変換」フォルダーが、Jw_cad の外部変形と AutoCAD のプラグインの両方で使えます。Word文変換.BAT はこれまでどおり Jw_cad から呼び出せます。設定の記憶場所は別なので、互いに影響しません。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
必要なソフトMicrosoft Word(Word 2019 以降で動作確認)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0.0(本体アプリ Ver.2.4)
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

読み込みの対象は「開いている Word ファイル」です。コマンドを実行する前に、Word を起動して読み込むファイルを開いておいてください。

うまく動かないとき

「データの読み込みに失敗しました」と出るWord が開かれているかご確認ください。
「作図データが出力されませんでした」と出る途中で中止した場合のほか、古い版の本体アプリを掴んでいる場合にも出ます。WORDINPATH で新しい「JG_Word文変換」フォルダーを選び直してください(AutoCAD 対応版は Ver 2.4 以上です)。
表が正しく読めない表のプロパティで「文字列の折り返し」と「各ページでタイトル行を表示する」のチェックを外してください。
ツールチップが出ないAutoCAD のオプション設定で、ハイパーリンクのツールチップ表示が有効かご確認ください。表示しない設定でも、文字を選択して右クリック →「ハイパーリンク」から内容を読めます。
見出しのスタイル設定を使っているアウトライン設定を使っている場合は、ページごとに読み込む必要があります。折り畳み機能はエラーになります。
コマンドが見つからないAutoCAD 2027 以外では読み込まれません。版数をご確認ください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。フォルダーを消すだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_Word文変換」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

JG_平均天井高(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る平均天井高の算定

JG_平均天井高(AutoCAD版)— 隅をクリックして高さを入れるだけで、アイソメ図・断面図・算定表まで。

平均天井高は「室の容積 ÷ 床面積」です。単純な式ですが、床に段差があると「どこから測るか」で答えが変わります。小上がり、土間、下がり天井——実務でよく出てくる形ほど、この違いが効いてきます。

このソフトは、一般的な平均天井高のほかに、避難安全検証法で使う「最も高い床面からの平均天井高さ」を選べます。まずはその違いを、下のアイソメで見てみてください。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_平均天井高での活かし方
コマンドHEIKINCH と打つだけ。形状(長方形/三角形)はコマンドラインで選べる
オブジェクトスナップ平面図・天井伏図の隅を交点スナップでそのまま拾える
画層と文字スタイル現在層に実寸で作図。文字スタイルは自動で用意される
線種(HIDDEN・CENTER ほか)断面線などに使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む
FEATURE 01

形をその場で確かめられる

入力した形態は簡易 3D で確認できます。片流れ・折上・尾根形状など、少し複雑でも迷いません。

FEATURE 02

2 通りの算定形式

一般的な平均天井高さと、避難安全検証法で使う「最も高い床面から」を選べます。

FEATURE 03

図面と表が一度に

平面図に寸法と高さ、別位置に簡易アイソメ図・断面図・算定表。Excel へも書き出せます。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

どこから測るかで、こう変わります

床の高さが違う 3 つのエリアからなる部屋です。図をドラッグすると回ります。算定の基準面(黄色)を切り替えると、算定に使う体積(灰色)の高さが変わり、平均天井高が動きます。

水色の面が、求まった平均天井高です。「同じ体積を床面積いっぱいに均したら、天井はここに来る」という高さで、基準面からこの面までの寸法がそのまま答えになります。「それぞれの床から」を選んだときは一枚の基準面が無いので、均したときの床の高さを黄色の破線で示しています。

基準面のちがい図をドラッグすると回ります
天井 算定に使う体積 算定の基準面 平均天井高の面
図はドラッグで回転できます。床レベルと天井高はスライダーで変わります
算定の基準面
① 主室(4.0 × 5.0m)
② 小上がり(2.5 × 5.0m)
③ 土間(2.0 × 5.0m)
見え方
表示
PRESET
床面積の合計
算定に使う体積
基準面
平均天井高

既定の状態で切り替えてみると、同じ部屋なのに 2.435m / 2.082m / 2.782m と、35cm 前後の幅で動きます。段差が大きいほど差は開きます。「段差が大きい」のプリセットで確かめてみてください。

基準面考え方使いどころ
それぞれの床からエリアごとに、その床から天井までを測って足し合わせます。実際にある空間の体積そのものです。一般的な平均天井高さ。このソフトの既定です。
最も高い床面から部屋でいちばん高い床を基準面にし、そこから天井までを測ります。基準面より下の空間は数えません。避難安全検証法。煙が下りてくるまでの余裕を見るため、安全側になります。
最も低い床面からいちばん低い床を基準にするので、実際には床がある部分の下まで数えてしまいます。値はいちばん大きく出ます。比較のために置いたもので、このソフトにはありません。
「最も低い床面から」を並べた理由

基準面を下げると値が大きくなる——つまり安全側ではないことが、灰色の体積が床の下へもぐり込む様子で見て取れます。避難安全検証法が「最も高い床面から」と定めている理由が、そのまま図に出ます。

床の高さが違うエリアは、別のボリュームとして入力します

ひとつのボリュームに入力できる床の高さは 1 つだけです。段差のある部屋は、段ごとに分けて入力してください(最大 10 ボリュームまで、互いに接している必要があります)。折上天井の場合は、下部の天井の高さ(=折上部分のボリューム下端)を入力します。

対応できる形

平面の形

長方形と三角形です。その他の多角形は、長方形と三角形に分割してそれぞれ高さを入力します。分割したボリュームは互いに接している必要があります。

天井の形

水平天井4 点(3 点)とも同じ高さ
片流れ天井一方向に傾いた天井
折上天井下部の天井の高さをボリューム下端として入力します
1 点のみが高い天井四角錐または三角錐
対角線が高い天井長方形の尾根形状
3 点が全て異なる天井三角形の斜め切り三角柱

入力した形態は、「形状確認(アイソメ図)」で左・右・上・下から確かめられます。思っていた形と違えば、その場で戻って直せます。

コマンドは 2 つ

算定に使うのは HEIKINCH ひとつです。もう 1 つは設定用です。

HEIKINCH平均天井高の算定これだけ覚えれば十分

平面図(または天井伏図)の隅をクリックし、高さを入れていくだけです。

  1. 「ボリュームの形状」——長方形(R) または 三角形(T) を選びます。Enter だけを押すと長方形になります
  2. 「高さ入力ポイントを指定」——部屋のポイントを時計回りにクリック。長方形は 4 点、三角形は 3 点です。スナップは「交点」が確実です
  3. 「算定図(表)の配置点を指定」——簡易アイソメ図の左上を基準に、その右へ断面図、さらに右へ算定表が並びます
  4. 本体アプリの「天井高さ入力」で、ポイント番号を選んで CH を mm で入力。床が FL±0 でなければ床の高さも入れ、「形状確認(次へ)」
  5. 「形状確認(アイソメ図)」で形を確かめ、「入力完了」(別のエリアがあれば「次のボリュームを入力」)
  6. 記載設定で、最も高い床面から算定するか、アイソメ図・断面図を描くか、文字の高さ、Excel 出力を決めます
  7. 「OK」で作図されます

反時計回りで入力した場合は、「天井高さ入力」の番号を自動的に時計回りへ直して表示します。

HEIKINCHPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_平均天井高」フォルダー)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、複数の場所に置いてあるときに使います。

配置点を尋ねる順番が Jw_cad 版と違います

AutoCAD の作図中は本体アプリから位置を聞けないため、先に配置点を指定します。ボリュームを複数入力する場合、2 つ目以降は聞きません(最初に指定した位置にまとめて描かれます)。

配置点は、平面図の右側へ十分に離してください。近すぎると、平面図に描かれる引出しの注記と算定表が重なります。重なったときは算定表を選択して移動してください(Jw_cad 版と同じです)。

複数ボリュームのときは、最後にまとめて描かれます

「次のボリュームを入力」を選ぶと AutoCAD に戻り、形状の選択から再開します。この時点ではまだ何も作図されません。すべての入力が終わった時点でまとめて作図されます。また、一度配置するとデータは初期化されます。次に HEIKINCH を実行すると、新しい部屋の算定として最初から始まります。

作図されるもの

平面図の上ポイントを読み取った平面図(天井伏図)に、部屋の寸法・ポイントの高さ・断面線(断面図を描く場合)が入ります。
配置点の位置簡易アイソメ図・断面図・算定表が、指定した点を左上として右へ並びます。
画層線・円・文字を現在の画層へ実寸で作図します。
文字スタイルJG_HEIKINCH(MS ゴシック)を自動で作って使います。算定表の割り付けは文字幅=文字高で計算しているため、幅係数は 1.0 です。
線種HIDDEN CENTER ほかを使います。図面に無い場合は acad.lin から自動で読み込みます。
断面図が描けるのは、条件がそろったときだけです

断面図を描画できるのは 2 ボリュームまでで、ともに長方形であり、さらに天井形態が特定できる場合に限られます。描画可能なときは、ポイントをクリックした平面図のほうにも断面線が描かれます。

Jw_cad 版にあった「文字種」「線(色)番号」「レイヤグループ」「描画レイヤ構成を自動にする」の指定は、AutoCAD 版ではありません。実寸で作図し、色と画層は現在の設定に従うためです。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\HeikinCH.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_平均天井高」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで HEIKINCH が使えます。
「JG_平均天井高」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中の ini ファイルと同じ場所でないと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す HeikinCH.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_平均天井高 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じフォルダーで両方使えます。Jw_cad の外部変形は 平均天井高.BAT、AutoCAD は HEIKINCH。どちらも同じ本体アプリを使います。作図した図面や計算結果が影響し合うことはありません。記載設定は別のファイルに憶えるので、互いに影響しません。

入力途中のデータは共用しています

累積したボリュームのデータは Jw_cad 版と AutoCAD 版で共用します。片方で入力を中断したまま、もう片方を始めないでください。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.2.1(AutoCAD プラグイン版)
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

Excel への出力には、Microsoft Excel がインストールされている必要があります。

うまく動かないとき

「作図データが出力されませんでした」と出る本体アプリで「キャンセル」を押した場合に出ます。古い版の本体アプリを掴んでいる場合にも出ます。その場合は HEIKINCHPATH で、新しい「JG_平均天井高」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADHeikinCH.exe を選び直してください(AutoCAD 対応版は Ver 2.1 以上です)。
コマンドが見つからないAutoCAD 2027 以外では読み込まれません。版数をご確認ください。
前回の入力が残っているように見えるHEIKINCH は実行するたびに累積データを初期化してから始めます。それでも様子がおかしいときは、「JG_平均天井高」フォルダーの WindowsAppJwwHeikinChPurge.exe を実行してデータを初期化してください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。フォルダーを消すだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_平均天井高」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

JG_地盤面算定(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る平均地盤面の算定

JG_地盤面算定(AutoCAD版)— 建物が地面と接する高さを入れるだけで、平面図・展開図・算定表まで。

平均地盤面は、数字だけ見ていても正しいのか分かりません。このソフトは、入力した地面の形状や分割位置、求まった平均地盤面をアイソメ図で立体的に確かめられるのが特徴です。まずはそれを、このページ上で動かしてみてください。

日影規制用の平均地盤面だけでなく、建物高さの基準となる高低差 3m 以内ごとの地盤面算定にも対応しています。3m を超えると分割線が自動で作られます。敷地内に棟が複数あるときは、算定表をまとめて敷地全体の平均を出せます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_地盤面算定での活かし方
コマンドJIBANJIBANA の 2 つ。メニューをたどらずに呼び出せる
2D ソリッド展開図の台形・四角形をグレーで塗りつぶし。濃さは 1〜10 から選べる
画層と文字スタイル現在層に実寸で作図。文字スタイルは自動で用意される
線種(CENTER ほか)分割線などに使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む

計算内容も作図内容も Jw_cad 外部変形版と同じです。入力画面もそのまま同じものが開くので、覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

アイソメで確かめる

建物が地面と接する線を、高さのついた立体として描いたものです。図をドラッグすると回ります。各点の高さを動かすと、灰色の面の大きさが変わり、黄色い平均地盤面の位置も追従します。

平均地盤面は難しい計算ではありません。この灰色の面(建物の周囲を一周した立面)の合計面積を、建物の周長で割ったものです。右の算定表がその内訳です。

形状確認(アイソメ図)図をドラッグすると回ります
地面と接する線 算定に使う立面 平均地盤面 設計 GL(基準面)
地面と接する高さ(m)
見え方
表示
PRESET
図はドラッグで回転できます。各点の高さはスライダーで変わります
周長
立面の合計面積
高低差
平均地盤面

「高低差 3m 超」のプリセットを押すと、高低差の欄が赤くなります。この状態では平均地盤面をそのまま使えないため、実際のコマンドでは作業選択と領域設定方法のフォームが順に立ち上がり、3m 以内ごとの分割線が自動で作られます。分割の起点は、最も低い位置から・最も高い位置から・任意の高さの 3 通りから選べます。

最終値の丸め方

平均地盤面の値は m 単位で、小数点以下 4 桁目を切り捨てて 3 桁で算出します。地盤が低い側、つまり安全側になるようにしているため、負の値のときは 0 から遠ざかる値(絶対値がひとつ繰り上がる)になります。

コマンドは 2 つ

ひとつの建物を算定する JIBAN と、複数の棟をまとめる JIBANA です。用途がはっきり分かれています。

JIBAN地盤面算定ひとつの建物を算定する

高さを入力するポイントをクリックしていくと、算定用平面図(分割線を含む)・展開図・算定表が作図されます。

  1. コマンドラインに JIBAN と入力する
  2. 「高さ入力ポイントを指定」——建物のポイントを時計回りで順にクリックする。最後は開始点をもう一度クリックするか Enter で確定(3 点以上必要
  3. 「算定図・算定表の配置点を指定」——展開図と算定表を出す基準点をクリックする。算定用展開図の左上(設計 GL 基準線の左端)を基準にレイアウトされます
  4. 本体アプリが起動し、「地面と接する高さ入力」フォームでポイントごとの高さを入力して「完了(次へ)」を押す
  5. 高低差が 3m を超える場合は、作業選択・領域設定方法のフォームが順に立ち上がる
  6. 記載設定フォームで内容を決めて「OK」を押すと作図される

記載設定で決めるのは 3 つ+チェックです。

  • ① 距離(X) に対する高さ(Y) の倍率(1〜10)
  • ② 記載する文字の高さ(mm。S=1/200 なら 500 が標準。空欄なら 500)
  • ③ 投影図の塗りつぶし色(1〜10。大きいほど薄いグレー。標準は 6)
  • 計算結果を Excel に書き出す/棟番号を記載する(日影用の平均地盤面算定のとき)

設定した内容とチェックの状態は保存され、次に開いたときの初期値になります。

JIBANA棟の平均複数の算定表をまとめる

敷地内に棟が複数あるとき、JIBAN で作った算定表を選ぶだけで、敷地全体の平均地盤面を出します。

  1. コマンドラインに JIBANA と入力する
  2. 「集計する算定表の文字を選択」——平均したい算定表を囲み選択などですべて選び、Enter で確定する
  3. 「集計表の配置点を指定」——集計表の左上となる点をクリックすると、集計表が作図される

集計表の文字の高さは、選択した算定表の文字の高さを引き継ぎます。値の丸め方は JIBAN と同じです。

集計できるのは、このソフトで作成した算定表だけです。算定表の文字や数値の位置を動かすなどの編集を行うと、正しく算定できないことがあります。

JIBANPATH設定ふだんは使いません

本体アプリ(「JG_地盤面算定」フォルダー)の場所を指定し直します。フォルダーを移動したときや、複数の場所に置いてあるときに使います。

配置点を尋ねる順番が Jw_cad 版と違います

AutoCAD の作図中は本体アプリから位置を聞けないため、Jw_cad 版と違って先に配置点を指定します。入力画面が開いているあいだは AutoCAD 側の操作を受け付けられないためです。

作図されるもの

図形線・円・文字・ソリッドを、現在の画層へ実寸で作図します。
文字スタイルJG_JIBAN(MS ゴシック)を自動で作って使います。算定表の割り付けは文字幅=文字高で計算しているため、幅係数は 1.0 です。
塗りつぶし展開図の台形・四角形を、記載設定の「③投影図の塗りつぶし色」のグレーで 2D ソリッドに塗ります。輪郭線が上に見えるよう、塗りは先に作図されます。塗りだけを選びたいときはクイック選択でソリッドを絞り込んでください。
線種分割線などに AutoCAD の線種(CENTER ほか)を使います。図面に無い場合は acad.lin から自動で読み込みます。

Jw_cad 版にあった「文字種」「線(色)番号」「レイヤグループ」の指定は、AutoCAD 版ではありません。実寸で作図し、色と画層は現在の設定に従うためです。塗りつぶし色は Jw_cad 版の「領域の塗りつぶし色」と同じ番号で、同じ濃さになります。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. AutoCAD を終了する起動したままだと入れ替えできません。
  3. 「インストール.bat」をダブルクリックする管理者権限は不要です。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\Jibanmen.bundle へコピーされます。
  4. 「JG_地盤面算定」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップなど任意の場所で構いません。場所はプラグインが自動で探します。見つからないときだけ聞いてきます。
  5. AutoCAD 2027 を起動するこれで JIBANJIBANA が使えます。
「JG_地盤面算定」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中の ini ファイルと同じ場所でないと動きません。

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを入れる アンインストール.bat プラグインを外す Jibanmen.bundle プラグイン本体(置き場所は固定) JG_地盤面算定 本体アプリ(置き場所は任意)

Jw_cad 版との併用について

同じフォルダーで両方使えます。Jw_cad の外部変形は 地盤面算定.BAT棟の平均.BAT、AutoCAD は JIBANJIBANAどちらも同じ本体アプリを使います。作図した図面や計算結果が影響し合うことはありません。

記載設定だけは共用しています

倍率・文字の高さ・チェックの状態は同じファイルに憶えるため、Jw_cad 版を使ったあとに AutoCAD 版を開くと、前回の値にならないことがあります。その場合はお手数ですが設定し直してください。AutoCAD 版だけを続けて使う分には、設定はそのまま残ります。

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.3.6(AutoCAD プラグイン版)
AutoCAD 2027 専用です

AutoCAD 2027 の .NET 版数(.NET 10)に合わせて作成しているため、2026 以前では読み込まれません(インストールしても無害です)。AutoCAD LT では動作しません。

Excel への書き出しには、Microsoft Excel がインストールされている必要があります。

うまく動かないとき

「作図データが出力されませんでした」と出る本体アプリで「キャンセル」を押した場合に出ます。古い版の本体アプリを掴んでいる場合にも出ます。その場合は JIBANPATH で、新しい「JG_地盤面算定」フォルダーの中の WindowsAppAutoCADJibanmen.exe を選び直してください(AutoCAD 対応版は Ver 1.2 以上です)。
コマンドが見つからないAutoCAD 2027 以外では読み込まれません。版数をご確認ください。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。フォルダーを消すだけなので、図面や本体アプリには影響しません。「JG_地盤面算定」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

JG_Excel表変換(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来るExcel表の変換

JG_Excel表変換(AutoCAD版)— 罫線は線分に、セルの文字は文字要素に。コマンドひとつで図面へ。

Excel で作った表を、そのまま図面に持ち込めます。ブックとシート、変換する範囲を指定するだけで、セルの罫線を線分に、セルの文字を文字要素に置き換えて作図します。面積表・仕上表・建具表など、Excel で管理している表がそのまま図面の一部になります。

できあがるのは ふつうの線分(LINE)と文字(TEXT)です。表オブジェクトではないので、図面上でそのまま編集でき、DXF や JWW へ持ち出しても崩れません。印刷時の縮尺を指定できるので、1/100 の図面にも 1/50 の図面にも、狙った大きさで載ります。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_Excel表変換での活かし方
線種(LINETYPE)Excel の罫線の種類をそのまま線種に。点線・破線・一点鎖線・二点鎖線を読み替え、図面にない線種は acad.lin から自動で読み込みます
文字スタイル(TEXTSTYLE)日本語用の文字スタイルを自動で作成。幅係数まで整えて、Excel で見たときの文字幅に近づけます
文字の位置合わせセルの左寄せ・中央・右寄せを、AutoCAD 側の位置合わせで再現。フォントを変えてもずれません
ジグ(ドラッグ配置)変換した表がマウスに付いてきます。図面を見ながら置き場所を決められるので、作図してから移動し直す必要がありません
コマンドと画層コマンド名を打つだけで起動。現在層にそのまま作図し、作成した数がコマンドラインに出ます
FEATURE 01

範囲を打つだけ

シート名は自動で入ります。あとは左上セル・右下セルを打つだけ。よく使う範囲は「範囲記録」で憶えておけます。

FEATURE 02

縮尺に合わせて作図

印刷時の縮尺を指定できます。1/100 の図面にも 1/50 の図面にも、同じ表を狙った大きさで載せられます。

FEATURE 03

Jw_cad とそのまま併用

同梱のフォルダーは、従来どおり Jw_cad の外部変形としても動きます。フォルダーを分ける必要はありません。

入力フォームは Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

作図されるもの

罫線線分(LINE)として作図されます。同じ直線上の辺はつないでから引くので、本数が無駄に増えません。
文字文字(TEXT)として作図されます。空白のセルには何も置きません。
画層コマンドを実行したときの現在層に作図されます。作図する画層は、コマンドを実行する前に設定しておいてください。
文字スタイルJG_EXTABLE が自動的に作成されます(フォントは MS ゴシック)。
幅係数0.72 が設定されます。Jw_cad 外部変形版では「文字の縦横比」として入力しますが、AutoCAD 版では規定値のため入力は要りません。
あらかじめ入力していただく必要がないのは、AutoCAD 側で後から変えられるからです。幅係数は文字スタイルではなく文字 1 つずつのプロパティとして設定してあります。作図したあとにプロパティパレットで選び直せば、表全体でも、はみ出した 1 文字だけでも、その場で調整できます。作図する前に決め打ちする必要はありません。
位置ドラッグして決めた点を表の左上として、下方向に作図されます。
大きさExcel の列幅・行高・文字サイズに、指定した印刷時の縮尺を掛けた寸法です。Excel 上で 8 ポイントの文字は、1/100 なら図面上で約 250 の高さになります。

罫線の線種は、こう読み替えられます

Excel の罫線AutoCAD の線種
実線BYLAYER(現在の線種)
点線HIDDEN
破線DASHED
一点鎖線CENTER
二点鎖線PHANTOM

図面に登録されていない線種は、acad.lin から自動的に読み込まれます。

再現されないもの

セルの塗りつぶし(背景色)は作図されません。線の太さ(線色)と文字色も指定できません。これらは Jw_cad 外部変形版の機能です。変換できるセル数の上限は 100,000 です。

コマンドは 1 つだけです

やることが 1 つなので、覚えるコマンドも 1 つです。もう 1 つは設定用です。

EXTABLEExcel の表を図面へ作図するEX = Excel / TABLE = 表

コマンドラインに打つと入力フォームが開き、ブック・範囲・縮尺を順に指定していきます。フォームを閉じると AutoCAD の画面に戻り、変換した表がマウスに付いてきます。置きたい位置でクリックすれば作図されます。

中止するときは Esc、フォームの段階でやめるときは「キャンセル」を押してください。キャンセルすれば図面は変更されません。

EXTABLEPATH設定ふだんは使いません

本体プログラムの保管場所を指定し直すコマンドです。「JG_Excel表変換」フォルダーを移動したときだけ使います。

使いかた

はじめに、表を作図する図面を開き、作図を行う画層を現在層に設定してください。作図はすべて現在層に対して行われます。

  1. コマンドラインに EXTABLE と入力する「ファイル選択」フォームが開きます。
  2. 「ファイル選択」フォームで Excel ブックを選ぶ「OK」ボタンを押すと、ファイルを選ぶダイアログが開きます。
  3. 「表の選択」フォームで範囲を指定するシート名は自動で入ります。変換する範囲の左上セル(例:A1)、右下セル(例:M40)を入力して「入 力」。よく使う範囲は「範囲記録」「範囲読込」で憶えておけます。
  4. 「印刷時の縮尺」フォームで縮尺を入力する分母を入れます(1/100 なら 100)。ここで図面上の大きさが決まります。
  5. 表をドラッグして、置きたい位置でクリックする入力画面が閉じると AutoCAD の画面に戻ります。基準点は表の左上で、そこから下方向へ作図されます。作成した数がコマンドラインに表示されます。
置く位置は、最後にドラッグで決めます

ブック・範囲・縮尺を入力し終えると AutoCAD の画面に戻り、変換した表がマウスに付いてきます。図面の中身を見ながら位置を合わせ、クリックで確定してください。基準点は表の左上です。Jw_cad 外部変形版の「◎配置基準点(左上)を指示」と同じ順番・同じ感覚でお使いいただけます。

セル数の多い表では、ドラッグ中の表示を罫線だけに切り替えます(文字が 1,500 個を超えたとき)。作図される内容は変わりません。

シート名は自動で入ります

「表の選択」フォームのシート名には、選んだブックを Excel で開いたときに表示されるシート——前回保存したときに開いていたシートの名前が入ります。そのまま「入 力」でかまいませんし、別のシートを変換するときは書き換えてください。

Excel 97-2003 形式(.xls)のブックでは自動で入りません。この場合は前回入力したシート名が表示されます。

Excel が必要です

表の読み取りに Microsoft Excel を使います。バックグラウンドで起動して読み取るため、表が大きいと時間がかかります。セルを編集中(数式バーが編集状態)だと読み取れません。Enter で確定してから実行してください。

同じ表を、AI に変換させてみました

この表、AI に直接やらせたらどうなるのか。気になったので試しました。生成 AI に Excel と AutoCAD を同時に操作させ、同じ求積表と、同じ内部仕上表を変換させて、EXTABLE の結果と並べたものです。

結論から書くと、速さと確実さは EXTABLE、見た目の作り込みは AI という、はっきりした住み分けになりました。

まず、速さと手数

変換した表JG_Excel表変換AI に変換させた場合
求積表(5 行 × 5 列)数秒十数秒
内部仕上表(40 行 × 13 列・結合 160 か所)十数秒その 3〜5 倍
操作の手数コマンド 1 つ+フォーム 3 枚やりたいことを文章で伝える
変換する範囲の指定左上・右下のセルを入力(シート名は自動)自分で見つけます
毎回同じ結果になるかなります指示の書き方で変わります

パソコンの環境にもよりますが、仕上表のような大きな表では体感で 3〜5 倍の差がありました。EXTABLE は決まった手順を決まった順で実行するだけなので、当然といえば当然です。日常的に使う道具としては、この差は大きいと思います。

次に、範囲の指定

ここは AI に分があった点です。EXTABLE では、左上セルと右下セルを入力します(シート名は自動で入ります)。AI に頼んだときは、この入力そのものが要りませんでした。「このブックの表を図面に入れて」と伝えるだけで、文字と罫線が入っている範囲を自分で見つけて変換します。

表の行数が案件ごとに変わる、シートによって列数が違う、飛び地に小さな表がいくつも置いてある——そういうブックでは、範囲を数え直す手間がまるごと消えます。

もっとも、これは裏返しでもあります。EXTABLE は指定した範囲だけを、指定したとおりに変換します。表の隣に置いたメモ書きや作業用の列を巻き込むことはありませんし、「範囲記録」に憶えさせておけば次回はボタン 1 つです。毎月同じ書式の表を出すなら、範囲が固定されているほうがむしろ確実だと思います。

次に、見た目

題材にしたのは、5 行 5 列の求積表です。まず、変換する前の Excel をご覧ください。見出しに色が付き、合計行の上は二重線。B 列・C 列には 8.404853278 のような 11 桁の数値が、列幅ぎりぎりまで詰まっています。

変換のもとになった Excel(求積表 A1:E5・游ゴシック 11pt)列幅 5.7 / 10.7 / 10.7 / 30.7 / 12.7 文字、行高 18pt。原寸で 149.2 × 32.4mm
合計欄は A5:D5 を結合。二重線を引いたぶん、4 行目と合計行だけ Excel が行高を自動で広げています(18 → 18.6 / 19.2pt)。

これを、EXTABLE と AI でそれぞれ変換したものが下の 2 つです。差が出るのは、Excel の書式をどこまで持ち込むかでした。

JG_Excel表変換(EXTABLE)罫線と文字。幅係数 0.72 で一律に整える
線分 13・文字 22。塗りと二重線はありません。B 列・C 列の数値はセル幅を超え、隣と重なります。
AI に変換させた場合セルごとに幅を測り、書式も持ち込む
線分 13・文字 22 に加えて 2D ソリッド 5。見出しの塗り・合計行上の二重線・罫線の太さ 3 種を再現しています。

あふれた文字の扱いが、いちばん分かりやすい差でした。EXTABLE は幅係数 0.72 で表全体を一律に整えます。速いかわりに、もともと Excel でぎりぎりだった列は収まりきりません。AI は文字を 1 つずつ実測して、はみ出す分だけ幅を詰めます。求積表では B 列・C 列が 0.65 倍まで縮み、Excel の「縮小して全体を表示」と同じ見え方になりました。

その代わり、AI が詰めた文字は縦長に潰れます。そもそも Excel 側で 8.404853278 を 3 桁表示に直せば、どちらの方法でもきれいに収まる話でもあります。

図面枠に納めるとき

内部仕上表を A3 横の図面枠に入れたときの収まりです。表の原寸は 392.22 × 256.96mm、枠の内側は 390.5 × 277.0mm。幅がわずかに足りません。

A3 図面枠への収まり内部仕上表(A1:M40・8pt)を 1/100 の図面枠に載せたところ
A3 の図面枠(内枠 390.5 × 277.0) 指定した縮尺どおりの原寸 枠からあふれる部分
配置

EXTABLE は「印刷時の縮尺」で決まった大きさで作図します。図面と縮尺が揃うので寸法の意味が保たれる一方、枠のほうへ合わせにいく機能はありません。AI は「この赤枠の中に納めて」と伝えれば、倍率(このときは 0.99562 倍)を自分で計算して中央に置きました。

実務的には、Excel 側を 2mm 詰めるのが早道です

超過は 1.7mm。列幅をほんの少し詰めれば、EXTABLE でも 1/100 のまま枠にぴったり納まります。縮尺が半端な数字にならないぶん、図面としてはそのほうが素直です。

再現できた書式・できなかった書式

Excel の書式JG_Excel表変換AI に変換させた場合
罫線の線種(点線・破線・鎖線)
文字の配置(左・中央・右)
セルの結合
縦書き
印刷時の縮尺の指定指示すればできます
セルの塗りつぶし〇(2D ソリッド)
二重線の罫線〇(平行 2 本)
罫線の太さ〇(4 段階)
セルごとの文字幅の調整一律 0.72〇(実測して詰める)
図面枠へのフィット
Excel と同じフォントの使用MS ゴシック固定できるはずです
太字・文字色できるはずです
セル内の改行(Alt+Enter)できるはずです
値を変えたときの再集計Excel で計算Excel なしでも可能かも

〇=実際に確認したもの/青字=まだ試していないが、できると思われるもの

まだ試していないけれど、たぶんできること

ここから先は推測です。実際に試したわけではありませんが、仕組みから考えるとできそうなことがいくつかあります。

  • Excel と同じフォントを使う … 游ゴシックの表は游ゴシックで、明朝の表は明朝で。文字スタイルを読み取ったフォントで作れば済む話です。
  • 縦書きのセル、セル内で改行した文字列 … 1 セルの中で複数行に分ける、1 文字ずつ縦に並べる、といった置き換えです。
  • 太字を線幅で表現する … AutoCAD の文字に「太字」はありませんが、太字用の文字スタイルを別に作る手はあります。
  • 条件付き書式の色分け … セルの色を読むのと同じ要領で、そのときの表示色を塗りに変えられます。
  • Excel を介さない再集計 … 図面上の数値を書き換えたら、合計欄も引き直す。表の構造さえ分かっていれば、Excel を開かずにできそうです。
  • 変換しながら加工する … 「この列だけ 3 桁に丸めて」「単位を付けて」といった注文を、変換と同時に片付ける使い方です。
どちらを使うか

毎日の図面に表を載せるなら EXTABLE です。コマンド 1 つ、フォーム 3 枚、数秒。誰がやっても同じ結果になります。提出用の一枚を作り込みたいとき枠にぴったり納めたいときかたちの定まらない表をまとめて拾いたいときは、AI に頼む手もある——今のところは、そういう距離感だと考えています。ここで確かめられた「できること」は、これからの JG_Excel表変換 に少しずつ取り込んでいきます。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. 「インストール.bat」をダブルクリックする「ExcelTable.bundle」フォルダーが %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ へコピーされます。管理者権限は不要です。AutoCAD が起動していると入れ替えられません。終了してから実行してください。全ユーザーで使う場合は C:\ProgramData\Autodesk\ApplicationPlugins\ へ(こちらは管理者権限が必要です)。
  3. 「JG_Excel表変換」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントの下に置いていただくと、プラグインが自動で見つけます。見つからないときは初回だけ場所を尋ねるダイアログが出るので、フォルダーの中の WindowsAppAutoCADExcelTable.exe を選択してください。
  4. AutoCAD 2027 を起動するすでに起動している場合は、いったん終了してから起動し直してください。
「JG_Excel表変換」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中のファイルを別々の場所に置くと動きません。設定ファイルを同じ場所から読み込むためです。以前から別の場所に同じ名前のフォルダーをお持ちの場合は、本パッケージに同梱のものをお使いください。

パッケージの中身

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを組み込む アンインストール.bat プラグインを取り外す ExcelTable.bundle AutoCAD プラグイン ├ PackageContents.xml └ Contents ├ AcadPluginExcelTable.dll └ AcadPluginExcelTable.deps.json JG_Excel表変換 本体プログラム ├ WindowsAppAutoCADExcelTable.exe AutoCAD 連携用 ├ WindowsAppJwwExcelTable.exe Excel表変換の本体 ├ ClassLibraryThings.dll ├ DATA.ini 〜 DATA4.ini 入力値の記録用 ├ Excel表変換.BAT Jw_cad 外部変形用 ├ サンプル_内部仕上表.xlsx 変換のサンプル └ 初めにお読み下さい.txt 外部変形版の説明

Jw_cad 外部変形版とは、同じフォルダーで併用できます

同梱の「JG_Excel表変換」フォルダーは、従来どおり Jw_cad の外部変形としても使えます。Jw_cad の[その他]メニューから外部変形コマンドを選び、Excel表変換.BAT を指定してください。フォルダーを分ける必要はありません。

指定する項目が少し違います

Jw_cad 版では、線色(線の太さ)や文字色・文字の縦横比を指定できます。AutoCAD 版にはこれらの指定がなく、代わりに印刷時の縮尺を指定します。入力値はそれぞれ別に記録されるので、混ざることはありません。

動作環境

OSWindows 11
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
その他Microsoft Excel(表の読み取りに使用します)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.1
AutoCAD 2027 専用です

2026 以前のバージョンでは動作しません。AutoCAD 2027 とそれ以前とでは、内部で使用する .NET のバージョンが異なるためです。2026 以前にインストールしても、読み込まれないだけで害はありません。AutoCAD LT では使用できません。

アンインストール

同梱の「アンインストール.bat」を実行してください。手作業で行う場合は、%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ から「ExcelTable.bundle」フォルダーを削除してください。レジストリなどは変更していないため、これだけで完了します。

設定の記録用に %APPDATA%\JgExTable フォルダーと %APPDATA%\Things\Keisoku フォルダーを使用します。こちらも不要であれば削除してください。「JG_Excel表変換」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。