月: 2026年8月

JG_床面積表(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る求積図・求積表の作成

JG_床面積表(AutoCAD版)— ポリラインを選ぶだけで、求積図と求積表が一度にできあがります。

図面には、部屋の輪郭がすでにポリラインで描かれています。その線をそのまま選ぶだけで、求積図と求積表が一度に作図される——それが AutoCAD 版でいちばん大きく変わったところです。範囲を取り直す必要も、面積を電卓で確かめる必要もありません。

求積表には、根拠となる計算式が寸法つきで入ります。たすき掛け・帖数・名称の記入、小数点以下の桁数、端数処理も、最初のダイアログでまとめて決められます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_床面積表での活かし方
ポリラインと選択セット図面にある部屋の輪郭をまとめて選択し、一括で処理。数だけ求積図と求積表が並ぶ
コマンドコマンド名を打つだけで起動。個別面積・一括面積・面積集計を打ち分けられる
画層と文字スタイル現在層にそのまま作図。表の割り付け用の文字スタイルは自動で用意される
線種(HIDDEN)三角形の垂線などに使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む
オブジェクト選択作図済みの面積表を選び直して集計表を起こせる
FEATURE 01

ポリラインから一発で

部屋の輪郭をまとめて選択すれば、その数だけ求積図と求積表が作図されます。範囲を指定し直す手間がありません。

FEATURE 02

計算式つきの求積表

寸法(m)と計算式、面積(㎡)が根拠として並びます。長方形・三角形・台形は式が入り、台形は 2 行に分けて小計が出ます。

FEATURE 03

集計と端数処理まで

作図済みの面積表を選べば集計表ができます。切り捨てた数値には二重線、繰り上がる数値には斜線と修正値が入ります。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

ポリラインを選ぶと、こうなります

図面にある 4 つの部屋を、ポリラインで描いてある想定です。どれを選択するかを切り替えると、求積図と求積表がその場で組み替わります。表示内容のチェックも、実際の設定フォームと同じ項目です。

一括面積(MENSEKIP)の作図結果計算式・帖数の換算まで実物どおりに再現しています
外形・表 寸法 たすき掛け・垂線 ※ AutoCAD では、すべて現在層に作図されます
PRESET
選択するポリライン
表示内容
数値
求積表

求積表の番号は丸で囲まれ、求積図の中の番号と対応します。計算式は 5.460 × 3.640 = のように、実際に使った寸法がそのまま残るので、あとから根拠をたどれます。三角形は / 2 が付き、帖数は面積を 1.65 で割って求めています。

計算式が入るのは、長方形・三角形・台形だけです

五角形以上のポリラインには計算式を記載できません。一括面積で選択に含まれていた場合は、コマンドラインにその旨が表示されます。その他の多角形は、別ソフトの「JG_三斜求積」をお使いください。表の規格は同じです。

コマンドは 3 つ。やりたいことで選びます

求積の仕方が 3 通りあり、それぞれにコマンドが割り当ててあります。あとの 1 つは設定用です。

MENSEKIPB 一括面積P = Polyline
部屋の輪郭がポリラインで描かれているとき

求積対象のポリラインをまとめて選択し、Enter を押すだけです。選択した数だけ処理が行われ、求積図と求積表が一度に作図されます。AutoCAD 版でいちばん出番の多いコマンドです。

選択できるのはポリラインだけです。線分(LINE)で描かれた範囲は選べないので、その場合は MENSEKI をお使いください。

MENSEKIA 個別面積頂点を順にクリック
輪郭が無いとき/その場で範囲を決めたいとき

算定する範囲の頂点を順にクリックし、最後に Enter か始点をもう一度クリックして確定します。中止は Esc です。

複数の長方形や三角形に分けて足し上げたいときは、設定フォームの「面積累計」にチェックを入れます。2回目以降は配置点を尋ねず、求積表が前の表の下に続けて作図されます。

MENSEKISUMC 面積集計SUM = 合計
作図済みの面積表をまとめたいとき

集計する面積表の文字を選択すると、集計表を作図し、合計値の端数を修正します。切り捨てた数値には二重線、繰り上がる数値には斜線と繰り上げ後の数値が記載されます。

集計できるのは、このソフトで作成した面積表だけです。表の文字や数値の位置を動かすと、正しく集計できないことがあります。

MENSEKIPATH設定ふだんは使いません

本体プログラムの保管場所を指定し直すコマンドです。「JG_床面積表」フォルダーを移動したときだけ使います。

配置点を尋ねる順番が変わりました

外部変形版・ActiveX 版では、設定フォームのあとに求積表の配置点を指定していました。AutoCAD 版では、範囲やポリラインを選んだ直後に先に指定します。入力画面が開いているあいだは、AutoCAD 側の操作を受け付けられないためです。求積表が要らないときは、そのまま Enter を押してください。

集計と端数処理

フロアごとに作った求積表を MENSEKISUM でまとめると、集計表ができます。このとき、もとの合計値の端数も図面上で修正されます。切り捨てた数値には二重線が引かれ、繰り上がる数値には斜線と繰り上げ後の数値が入るので、あとから見ても何をしたか分かります。

面積集計(MENSEKISUM)端数処理の三通りを切り替えられます
設定

表の読み方 二重線は切り捨てた数値、青字は繰り上げ後の数値です。図面上では、繰り上がる数値に斜線を引いて修正値を書き添えます。

累積して、Excel へ書き出す

ひとつのエリアが複数の長方形や三角形に分かれるときは、設定フォームの「面積累計」にチェックを入れます。累計中は画面に「累計中」と表示され、求積表は前の表の下に続けて作図されます。最後に「終了する」を押すと、表の末尾に合計面積が記入されます。

「Excel出力」を押すと、番号・算定根拠となる寸法(m)・計算式・番号ごとの面積(㎡)・累積した合計面積が書き出されます。新規ファイルを作るか、既存ファイルに上書きするかを選べます。書き出した Excel は、別ソフトの「JG_Excel表変換」で取り込むこともできます。

累積を初期化したいとき

設定フォームの右下にある「累積消去」を一度押すと、初期入力と同じ状態に戻ります。コマンドを中断して再開した場合でも累積は継続しているため、前の数値が残っているときはこの操作で 0 ㎡に戻してください。

作図されるもの

画層コマンドを実行したときの現在層に作図されます。作図する画層は、コマンドを実行する前に設定しておいてください。
文字スタイルJG_MENSEKI が自動的に作成されます(MS ゴシック・幅係数 1.0)。求積表の割り付けは幅係数 1.0 を前提に計算しているため、設定を変更しないでください。
文字の高さ設定フォームで指定した値(図面実寸)です。印刷後の高さではありません。
線種三角形の垂線などに HIDDEN を使用します。図面に登録されていない場合は acad.lin から自動で読み込みます。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. 「MensekiTable.bundle」フォルダーを、フォルダーごとコピーするコピー先は %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ です。エクスプローラーのアドレス欄にそのまま貼り付けると開けます。管理者権限は不要です。全ユーザーで使う場合は C:\ProgramData\Autodesk\ApplicationPlugins\ へ(こちらは管理者権限が必要です)。
  3. 「JG_床面積表」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントの下に置いていただくと、プラグインが自動で見つけます。見つからないときは初回だけ場所を尋ねるダイアログが出るので、フォルダーの中の WindowsAppAutoCADMenseki.exe を選択してください。
  4. AutoCAD 2027 を起動するすでに起動している場合は、いったん終了してから起動し直してください。
「JG_床面積表」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中のファイルを別々の場所に置くと動きません。設定ファイルを同じ場所から読み込むためです。

パッケージの中身

MensekiTable.bundle AutoCAD プラグイン ├ PackageContents.xml └ Contents ├ AcadPluginMenseki.dll └ AcadPluginMenseki.deps.json JG_床面積表 本体プログラム ├ WindowsAppAutoCADMenseki.exe AutoCAD 連携用 ├ WindowsAppJwwMenseki.exe 個別面積・一括面積 ├ WindowsAppJwwMensekiSum.exe 面積集計 ├ ClassLibraryThings.dll ├ DATA.ini / DATA2.ini / DATA3.ini 入力値・累積・配置位置の記録 ├ 床面積表.BAT / 集計.BAT Jw_cad 外部変形用 └ 初めにお読み下さい.txt 外部変形版の説明

使いかた(一括面積の場合)

はじめに、必要なデータが入力された図面を開き、作図を行う画層を現在層に設定してください。

  1. コマンドラインに MENSEKIP と入力する「求積対象のポリラインを選択」と表示されます。
  2. ポリラインをまとめて選択し、Enter を押す窓選択でも、ひとつずつでも構いません。
  3. 求積表の配置点を指定する求積表の左上に相当する位置をクリックします。求積表を作図しない場合は、そのまま Enter を押します。
  4. 設定フォームで表示内容を決める寸法記入・外形記入・たすき掛け・帖数記入・名称記入のチェック、小数点以下の桁数、文字の高さを指定します。Excel へ出力する場合は「Excel出力」にチェックを入れます。
  5. 「決定」を押す選択したポリラインの数だけ処理が行われ、求積図と求積表が作図されます。

Jw_cad 外部変形版とは、同じフォルダーで併用できます

同梱の「JG_床面積表」フォルダーは、従来どおり Jw_cad の外部変形としても使えます。Jw_cad の[その他]メニューから外部変形コマンドを選び、個別面積・一括面積は 床面積表.BAT を、面積集計は 集計.BAT を指定してください。フォルダーを分ける必要はありません。

累積の途中で切り替えないでください

AutoCAD 版と Jw_cad 版とで、累積面積などの入力データを共用しています。累積の途中で切り替えると、意図しない数値が引き継がれることがあります。切り替えるときは、累積を終了させてから行ってください。

動作環境

OSWindows 11
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0
AutoCAD 2027 専用です

2026 以前のバージョンでは動作しません。AutoCAD 2027 とそれ以前とでは、内部で使用する .NET のバージョンが異なるためです。2026 以前にインストールしても、読み込まれないだけで害はありません。AutoCAD LT では使用できません。

Excel への出力には、Microsoft Excel がインストールされている必要があります。

アンインストール

%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ から「MensekiTable.bundle」フォルダーを削除してください。レジストリなどは変更していないため、これだけで完了します。「JG_床面積表」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

JG_手摺強度計算(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る手摺強度計算

手摺の強度計算と、断面図・立面図の作図を一度に。AutoCAD 2027 用プラグイン。

Jw_cad の外部変形として育ててきた「JG_手摺強度計算」を、AutoCAD 2027 のプラグインにしました。強度計算のしくみも、入力画面も、これまでどおりです。そのうえで、AutoCAD が備えている仕組みを、できるかぎり取り込みました。

寸法は寸法オブジェクトとして、部材は画層に分かれた状態で、置きたい場所に配置できる。AutoCAD で図面を続けていくための足がかりとして、そのまま使える形で作図されます。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_手摺強度計算での活かし方
寸法オブジェクト(寸法スタイル JIS)寸法を動かせば寸法値が追従。スタイルを差し替えれば見た目も揃う
画層断面線・見えがかり・寸法・躯体の 4 画層に自動で振り分け。表示と印刷を個別に制御できる
ジグ(図形のドラッグ配置)図形が実寸のままマウスに追従。図面枠や通り芯に合わせてクリックで確定
コマンドコマンド名を打つだけで起動。作図だけを行う軽いコマンドも用意
FEATURE 01

置きたい場所に、置ける

OKを押すと図形がマウスに追従します。図面枠や通り芯に合わせてから確定できるので、配置してすぐ次の作業に移れます。

FEATURE 02

寸法が「生きた寸法」で入る

AutoCAD の寸法オブジェクトなので、作図後に部材を動かせば寸法値も追います。手で書き換える必要はありません。

FEATURE 03

計算なしで、描くだけもできる

強度計算のいらない場面のために、AutoCAD 内だけで完結する軽いコマンドを別に用意しました。

入力画面は Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

JG_手摺強度計算(AutoCAD版)が描く図面

プラグインと同じ作図ロジックを、このページ上で動かしています。図の下のスライダーを動かしてみてください。床の傾きを変えると支柱は垂直のまま笠木だけが傾き、見る向きを切り替えると、手前にくる部材が入れ替わって線が切れます。

この一本一本が、AutoCAD では画層に分かれた線分・円弧・寸法オブジェクトとして作図されます。

立面図プレビュー(天端取付)プラグインの作図ロジックをそのまま再現しています
断面線 見えがかり 寸法
PRESET
基本
部材の見付け
手摺子
補助手摺
表示

作図されるもの

画層は次の 4 つが自動で作られます。すでに同じ名前の画層があれば、そのまま使います。

断面線色 7(白)
見えがかり色 3(緑)
寸法色 2(黄)
躯体色 6(マゼンタ)

寸法スタイルは JIS、矢印は白丸です。文字と寸法値の高さは 50(図面実寸)になります。

強度は、こうやって確かめています

手摺の支柱は、根元で固定された片持ち梁として計算します。手摺天端に働く水平荷重が支柱を曲げようとするので、根元の曲げ応力度と先端のたわみが、それぞれ許容値に収まっているかを見ます。

下の計算機は、本体アプリの計算エンジンとまったく同じ式・同じ材料定数で動いています。部材の幅を変えると判定が変わるところを見てみてください。

支柱の強度確認(フラットバー・片持ち)M=F·h / σ=M/Z / δ=F·h³/(3EI)
条件
支柱の断面(FB)
判定
曲げ応力度 σ
先端たわみ δ

材料定数は次の値を使っています(いずれも短期許容応力度)。

材質ヤング係数 E許容応力度 fb許容たわみ率
スチール SS40020,500,000 N/cm²23,500 N/cm²支柱 1/100
笠木 1/150
ステンレス SUS30419,300,000 N/cm²23,500 N/cm²
アルミ A6063-T66,860,000 N/cm²16,500 N/cm²

覚えるコマンドは、ひとつだけです

コマンドは全部で 4 つありますが、ふだん使うのは TESURIAPP だけです。残りは「強度計算はいらない、図だけ描きたい」というときの近道と、設定用です。

強度計算をして、図面も描きたい(ふつうはこちら)
TESURIAPP APP = アプリ本体を呼び出す
  • 外部変形版と同じ入力画面が開きます
  • 強度計算を行い、断面図と立面図をまとめて作図します
  • 強度計算書(Word)も出力できます
強度計算はいらない、図だけ描きたい
TESURISEC / TESURIELV SEC = section(断面)/ ELV = elevation(立面)
  • AutoCAD 内の簡易入力画面だけで完結します
  • 断面図だけ・立面図だけを個別に作図します
  • 強度計算は行わず、計算書も出ません

残る TESURIAPPPATH は設定用です。本体プログラムの保管場所を変えたときだけ使います。ふだんは触りません。

導入のしかた

インストーラーはありません。ZIP を解凍して、バッチファイルをダブルクリックするだけです。管理者権限も不要です。

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. 「インストール.bat」をダブルクリックするAutoCAD のプラグインフォルダーへ自動的に組み込まれます。組み込み先は %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ です。手作業で行う場合は「TesuriSection.bundle」フォルダーごとコピーしてください。
  3. 「JG_手摺強度計算」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントの下に置いていただくと、プラグインが自動で見つけます。見つからないときは、初回だけ場所を尋ねるダイアログが出ます。
  4. AutoCAD 2027 を起動するすでに起動している場合は、いったん終了してから起動し直してください。
「JG_手摺強度計算」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中のファイルを別々の場所に置くと動きません。鋼材表(CSV)や設定ファイルを同じ場所から読み込むためです。

パッケージの中身

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを組み込む アンインストール.bat プラグインを取り外す TesuriSection.bundle AutoCAD プラグイン ├ PackageContents.xml └ Contents ├ AcadPluginTesuri.dll ├ ClassLibraryTesuriGeom.dll └ AcadPluginTesuri.deps.json JG_手摺強度計算 本体プログラム ├ WindowsAppTesuriMake.exe ├ ClassLibraryTesuriGeom.dll ├ ClassLibraryThings.dll ├ St / SUS / AL ごとの鋼材表 CSV 計 9 ファイル ├ 手摺強度計算.BAT Jw_cad 外部変形用 └ 強度計算書用の参考図(JPG)

使いかた

  1. コマンドラインに TESURIAPP と入力する手摺強度計算の入力画面が起動します。
  2. いつもどおり入力し、強度計算を行う手順は Jw_cad 外部変形版とまったく同じです。
  3. 「OK」を押す入力画面が閉じて、AutoCAD の画面に戻ります。
  4. 置きたい位置でクリックするマウスを動かすと図形が追従します。クリックした点には、手摺断面図の支柱の左下端(強度計算の高さ方向の基点)が合います。
  5. 断面図と立面図が作図される画層・寸法オブジェクトも同時に作られます。

Jw_cad 外部変形版とは、同じフォルダーで併用できます

同梱の「JG_手摺強度計算」フォルダーは、従来どおり Jw_cad の外部変形としても使えます。Jw_cad の[その他]メニューから外部変形コマンドを選び、手摺強度計算.BAT を指定してください。フォルダーを分ける必要はありません。同じフォルダーのまま、AutoCAD 版と Jw_cad 版のどちらでも利用できます。

動作環境

OSWindows 11
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.2
AutoCAD 2027 専用です

2026 以前のバージョンでは動作しません。AutoCAD 2027 とそれ以前とでは、内部で使用する .NET のバージョンが異なるためです。2026 以前にインストールしても、読み込まれないだけで害はありません。

報告書(Word)の出力には、Microsoft Word がインストールされている必要があります。

アンインストール

「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。プラグインフォルダーから削除されます。「JG_手摺強度計算」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

手摺の強度計算と描画を同時に行う

JG_手摺強度計算_実行画面


強度確認と手摺詳細図作成を、Jw_cadで効率化

設計者の方の多くは在来手摺の詳細図を描くにあたって、まずは部材寸法を経験値から入力して、その後に強度計算で強度を確認することが多いと思います。最近は、手摺高さが従来は1100mm以上あればよかったものから1200~1400が当たり前となり、強度計算でNGを経験することも増えてきていると思います。
設計段階で判明すれば調整できますが、工事費の見積り後に判明した場合、部材変更によるコスト増や予算超過につながる可能性があります。

また、安全性を確保するために必要以上に重い部材を選定すると、材料費や施工費にも大きく影響します。
そのため、設計荷重を満たしながら、できる限り軽量で合理的な部材を選定することが重要です。

JG_手摺強度計算とは 💡

「JG_手摺強度計算」は、強度計算により安全性を確認しながら、同時に手摺詳細図を作成できるJw_cad用の外部変形です。

強度計算、部材選定、概算重量の確認、詳細図作成を一連の流れで行えるため、設計作業を効率よく進めることができます。
強度計算書は以下の二通りに対応しています。

  • ポップアップ表示
  • Word出力

またJw_cadへの描画は

  • 断面図
  • 姿図(立面図)

のセットとなります。姿図は、外側から見た図と内側から見た図を選択できます。


JG_手摺強度計算_Word形式の「強度計算書」の一部

✅ 強度計算と同時に、単位重量を確認

手摺のコストに直結する要素のひとつが、部材の単位重量です。

「JG_手摺強度計算」では、強度確認を行いながら、支柱やトップレール、ボトムレールなどの概算重量を確認できます。
これにより、安全性を確保しつつ、過剰な部材選定を避けた合理的な設計が可能になります。

さらに、手摺子、中桟、補助手摺といった二次部材も概算重量に加算できるため、手摺全体の重量を把握しながら、トータルコストの調整が行えます。

✅ 部材を先に決める方法と、荷重から逆引きする方法に対応

本ツールの大きな特徴は、従来の強度確認方法に加え、設計水平荷重から部材候補を逆引きできる点です。

従来の方法

あらかじめ部材断面を設定し、設計水平荷重を入力して強度計算を行います。
既に使用予定の部材が決まっている場合や、標準納まりを確認したい場合に適しています。

逆引き方法

設計水平荷重を入力し、必要な断面性能から候補部材を自動抽出します。
候補部材は、単位質量が軽い順に表示されるため、安全性を満たしながら、より軽量でコストを抑えやすい部材を効率よく選定できます。

JG_手摺強度計算_強化ガラス手摺

 

✅ 対応材質と対応部材

材質は、以下の4種類に対応しています。

  • スチール
  • ステンレス
  • アルミ
  • 強化ガラス

金属部材は、以下の断面形状から選択できます。

  • フラットバー
  • 角パイプ
  • 丸パイプ
  • 片持ちガラス
JG_手摺強度計算_対応部材(左からフラットバー、各パイプ、丸パイプ、片持ちガラス).

部材断面は、JIS規格や一般に流通している鋼材リストをもとに抽出します。
鋼材リストはCSVファイルとして同梱されているため、必要に応じて編集することも可能です。

実際に流通している部材リストをもとに選定できるため、施工段階で部材を選び直す手戻りを抑えられます。

✅ 3つの取付方法に対応

手摺の取付方法は、以下から選択できます。

  • 天端取付
  • 側面取付
  • 片持ち強化ガラス

取付条件に応じた強度確認と作図が可能なため、一般的な在来手摺からガラス手摺まで、幅広い設計検討に対応できます。

手摺の取付方法(左から天端取付、側面取付、片持ち強化ガラス)

✅ 手摺子・中桟・パネル形状も選択可能

手摺子の形状は、以下から選択できます。

  • 縦格子
  • 横格子
  • パネル

トップレール(笠木)の下に、縦格子やパネルを受ける横桟を追加することも可能です。
また、手摺子を支柱の外側に持ち出す設定にも対応しています。

例えば、横格子を外側に持ち出してルーバー手摺のような形状にすることもできます。

JG_手摺強度計算_横ルーバータイプの手摺

各部材寸法は自由に調整できるため、正方形格子や意匠性のある手摺など、さまざまな形状の詳細図を作成できます。

JG_手摺強度計算_格子状手摺

✅ 補助手摺にも対応

補助手摺は、一段手摺と二段手摺を選択できます。

端部形状は、以下から選択可能です。

  • 垂直曲げ
  • 水平曲げ
  • 切り放し

用途や納まりに応じて、補助手摺の出寸法、直径、高さなどを設定できます。
また、推奨値の入力機能により、一般的な補助手摺寸法を簡単に設定できます。

Word形式の強度計算書出力に対応

冒頭で述べた通り、強度計算書をWord形式で出力できます。

計算結果を報告書として整理できるため、社内確認、施主説明、提出資料作成の参考資料として活用できます。

階段・スロープ手摺にも対応

バージョン1.2からは、階段やスロープ手摺用に、角度を付けた姿図を作成できるようになりました。

角度は最大60度まで選択でき、設定した角度は重量計算にも反映されます。

これにより、水平手摺だけでなく、傾斜部の手摺計画にも対応できます。

JG_手摺強度計算_斜め手摺

JG_手摺強度計算でできること 📌

  • Jw_cad上で手摺詳細図を作成
  • 断面図と姿図を自動描画
  • 外側・内側の姿図表示を選択可能
  • 設計水平荷重による強度計算
  • 部材断面からの強度確認
  • 設計荷重からの部材候補
  • 単位質量が軽い順に候補部材を表示
  • 概算重量を確認しながらコスト検討
  • 手摺子、中桟、補助手摺の重量も加算可能
  • 天端取付、側面取付、片持ち強化ガラスに対応
  • 縦格子、横格子、パネル形状に対応
  • 補助手摺の一段・二段設定に対応
  • 階段・スロープ用の角度付き姿図に対応
  • Word形式の強度計算書を出力可能

💡 まとめ_設計の手戻りを減らし、強度とコストを同時に検討

「JG_手摺強度計算」は、手摺の強度確認、部材選定、概算重量の確認、詳細図作成をまとめて行えるJw_cad外部変形です。

設計荷重を満たす安全性を確認しながら、部材重量を抑えた合理的な設計をサポートします。
在来手摺、補助手摺、階段・スロープ手摺、ガラス手摺など、さまざまな手摺設計の効率化にご活用ください。


▶️ 操作方法


【1】zipファイルを解凍し、JWWフォルダー内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニューから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_手摺強度計算」フォルダー内の「手摺強度計算.BAT」をクリックします。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に「◎配置基準点指示」と表示されるので、点をクリックします。左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点を指定します。

  

 補足:クリックした配置基準点には、手摺断面図の支柱の左下端部(強度計算用手摺高さの基点)が配置されます。

JG_手摺強度計算_基本設定フォーム

【5】基本設定フォームが立ち上がるので、H(高さ)をmm単位で入力します。
 次に、取付タイプを「1 天端取付」、「2 側面取付」、「3 ガラス固定」の中から選択します。
 次に、基本部材を「1.フラットバー」、「2.角パイプ」、「3.丸パイプ」、「4.片持ガラス」の中から選択します。
 次に、材質を「1.スチール」、「2.ステンレス」、「3.アルミ」、「4.強化ガラス」の中から選択します。

 次に作業手順として、支柱の断面形状を入力後に強度計算等を行う場合は、①「部材の入力後計算」ボタンにチェックを入れます。設計荷重の入力から計算によって支柱断面を特定する場合は、②「計算から部材特定」ボタンにチェックを入れ、「OK」ボタンを押します。

   

 補足:取付タイプは、画面右側の模式図(1 天端取付、2 側面取付、3 ガラス固定)を参考に選択できます。

   

 注意:H(高さ)は手摺の有効高さではなく、強度計算上の高さ(片持ち始点から荷重作用点までの高さ)です。

≪【5】で①「部材の入力後計算」を選択した場合≫

JG_手摺強度計算_強度計算と詳細入力フォーム

【6】強度計算と詳細入力フォームが立ち上がるので、①基本諸元入力から、W(支柱間距離)をmm単位で入力します。
 次に、設計荷重を直接入力する場合は、「設計荷重入力」ボタンにチェックを入れ、右側の「水平荷重」テキストボックスに数字をkg/m単位で入力します。又は、グレードから入力する場合は、「グレード入力」ボタンにチェックを入れ、右側の「グレード」コンボボックスから数字を選択します。

 補足:グレードは日本建築学会JASS13で決められているランク(使用区分)です。
 コンボボックスから数字を選択すると、グレーアウトした水平荷重欄の値が変化するので、実荷重を確認することができます。(ただし「グレード入力」のラジオボタンにチェックが入っている必要があります。)

 

 次に、②支柱部材寸法から、A(奥行)、B(幅)、t(厚み)(フラットバーは不要)、D(外径)(丸パイプのみ)を入力します。

   

 補足:「JG_手摺強度計算」フォルダー内の鋼材表CSVファイルは、自由に編集することが可能です。
 編集結果は、上記の強度計算結果に反映されます。

 断面係数や断面二次モーメントは部材断面から算定するのではなく、鋼材表に記載のメーカー公表値が選定されます。理由は、角パイプなどにはコーナーにRが付いており、計算が複雑なためです。
 また、角パイプを【5】で選択した場合、A(奥行)が50mm未満の場合は、角出しパイプ(かどが直角に近い角パイプ)が自動的に選定されます。

 次に、「強度確認」ボタンを押すと、入力した部材断面を同梱の鋼材表(CSVファイル)から確認し、採用部材を選定します。
 指定サイズが無い場合は近似値を採用し、強度計算が行われます。
 計算後、「強度確認」ボタンの下に応力度とたわみ量が表示され、共にクリアしている場合は、総合判定で「OK」が表示されます。

 補足:「強度確認」ボタンを押すと、採用部材の表示に続いて、トップレール(笠木)、ボトムレールの候補部材が自動的に決定します。
 部材メンバーは、支柱、トップレール、ボトムレールの順で低減していきます。
 最後に、手摺子や補助手摺等を除いた1mあたりの概算重量が表示されます。この値は、フォーム右下の「1mあたりの概算重量」に表示されます。
 「強度確認」ボタンは何度でも押すことができます。

 次に、強度計算の詳細(過程)を表示する場合は、左下の「計算の詳細を表示」チェックボックスにチェックを入れます。チェックと同時に「計算結果」フォームが表示されます。

JG_手摺強度計算_強度計算書ポップアップ

 補足:「計算結果」フォームには、付録として、支柱脚部の算定とトップレールの算定結果が表示されます。

 次に、計算書をWordで出力する場合は、「計算書をWordで出力」チェックボックスにチェックを入れます。チェックと同時にWord文書が自動作成され、数秒後、「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されるので、保存場所とファイル名を確認し、「保存」ボタンを押します。

 重要:計算は建築基準法施行令に基づいて行っていますが、計算に誤りがないかは、設計者自身の責任においてご確認ください。
 また、計算は屋内環境を想定した主要部位の算出のみとなっておりますので、局部的な安全確認や風荷重等の影響を十分に検討した上でご採用ください。

 <強度計算のみを行う場合はこの段階で終了です。「戻る」ボタンから【5】に戻り、「キャンセル」ボタンを押してください。>

 次に、Jw_cadへの出力を行う場合は、「細部形状」において、ガラス手摺を除き、「形状」から「縦格子」、「横格子」、「パネル」のいずれかを選択します。
 また、トップレール(笠木)下に横桟(上桟)を設ける場合は、「笠木下に横桟を設ける」チェックボックスにチェックを入れ、その下の「笠木と桟の間隔」テキストボックスに数字をmm単位で入力します。
 次に、側面取付の場合で下桟を支柱下端に揃える場合は、「下桟を下端に通す」チェックボックスにチェックを入れます。
 また、天端取付の場合で手摺子等を持ち出しタイプとする場合は、「持出し式」チェックボックスにチェックを入れ、持ち出し距離をmm単位で入力します。

 次に、格子間隔(縦格子、横格子共通)を「D1(格子間隔)」テキストボックスにmm単位で入力します。入力すると、基準に合致しているかが右側に表示されます。また、下枠と床との隙間を「D2(格子間隔)」テキストボックスにmm単位で入力します。入力すると、基準に合致しているかが右側に表示されます。

   

 注意:「下桟を下端に通す」場合は、下桟部位はトップレール(笠木)と同材になります。

 縦(横)格子の部材断面は、一般的な断面形状で自動的に設定されます。

   

 補足:「D1(格子間隔)」と「D2(格子間隔)」の設計基準は、「(一般財)ベターリビング墜落防止手すりの評価基準」に準拠しています。

 次に、「その他設定」として、姿図(立面図)の全長と基壇高さ(有効高さに影響)、手摺長辺方向の角度(階段、スロープ用)を、各テキストボックスにmm単位で入力します。
 また、姿図を内側(補助手摺の有る側)から見たものにするか、外側(補助手摺の無い側)から見たものにするかを、コンボボックスで選択します。

   

 補足:描画は、断面図の支柱下端を基準にして、左から断面図、姿図の順で描画されます。
 全長は10mまで、基壇高さは600mmまで、角度は60度まで選択できます。
 基壇高さを0にすると、立ち上がりのないフラットな床形状となります。

JG_手摺強度計算_パネル手摺

 次に、補助手摺を設置する場合は、右上の「有り」のラジオボタンを押します。デフォルトは「無し」となっています。
 また、手摺を上下二段で設置する場合は、「二段手摺」チェックボックスにチェックを入れます。
 次に、「補助手摺仕様」として、「出寸法」、「直径」、「上段高さ」(一段の場合はこちらのみ)、「下段高さ」を、各テキストボックスにmm単位で入力します。
 必要に応じて、両端部の形状を「端部曲げ」から「垂直」、「水平」、「無し」の3種類から選択します。「補助手摺仕様」右上の「推奨値」ボタンを押すと、一般的な寸法が入力されます。

 補足:上下手摺の高さは、それぞれ床からの高さで入力してください。

 

 次に、1mあたりの概算重量(総重量)を確認する場合は、フォーム右下の「総重量」ボタンを押します。ボタンを押すと、細部部材と補助手摺を含めた手摺総重量に上書きされます。

   

 補足:強度計算によって、支柱、トップレール、ボトムレールの重量が既に表示されています。
 「総重量」ボタンを押すことで、「細部形状」、「その他設定」における手摺角度、「補助手摺」の各入力に基づいた部材荷重が追加されます。
 縦(横)格子と補助手摺の部材重量は、選択した基本部材と材質ごとに、一般的な部材の単位質量が選定されます。
 また、パネルの重量はアルミパンチングメタルを想定した重量で算出されます。アンカープレート、ガセットプレート、床立ち上がり等は含まれません。

   

 注意:「強度確認」実行後、W(支柱間距離)を変更した場合は、1mあたりの概算重量に反映されません。その場合は、再度「強度確認」ボタンを押してください。

 「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に断面図と姿図(立面図)が描画されます。

≪【5】で②「計算から部材特定」を選択した場合≫

JG_手摺強度計算_支柱部材算定フォーム

【7】支柱部材算定フォームが立ち上がるので、W(支柱間距離)をmm単位で入力します。
 次に、設計荷重を直接入力する場合は、「設計荷重入力」ボタンにチェックを入れ、右側の「水平荷重」テキストボックスに数字をkg/m単位で入力します。又は、グレードから入力する場合は、「グレード入力」ボタンにチェックを入れ、右側の「グレード」コンボボックスから数字を選択します。

   

 補足:グレードは日本建築学会JASS13で決められているランク(使用区分)です。
 コンボボックスから数字を選択すると、グレーアウトした水平荷重欄の値が変化するので、実荷重を確認することができます。(ただし「グレード入力」ラジオボタンにチェックが入っている必要があります。)

 「逆引き計算」ボタンを押すと、断面係数と断面二次モーメントの目標(ターゲット)値が表示され、同梱の鋼材表(CSVファイル)から、単位質量が小さい順に、支柱部材候補が3つ表示されます。
 次に、右下のコンボボックスから候補番号を選択します。
 「OK」ボタンを押すと、【6】強度計算と詳細入力フォームが表示されます。①支柱部材寸法を確認し、必要であれば変更を行います。
「強度確認」ボタンを押すと、トップレール、ボトムレールの断面形状が確定し、1mあたりの概算重量が表示されます。その後の操作方法は【6】に記載の通りです。

   

 注意:強度計算は【7】で行われていますが、支柱部材のみの算定のため、再度「強度確認」ボタンを押さないと、計算の詳細を表示できないばかりか、計算書のWord出力も正しく行えません。また、断面図等の出力もできませんので注意してください。