車両軌跡図の作成

ロータリーやバックヤードの車の回転、出入口の幅員などを検討する際に、平面図に車の軌跡を描いて確認すると思いますが、Jw_CADで様々な車の回転の軌跡を簡単につくることができる外部変形「JG_車両軌跡」を紹介します。

車両タイプは軽自動車から大型トラックまで11種類の標準タイプが揃っているほか、車体のサイズや回転半径、車輪の位置などの各部寸法を任意に編集して描画することができます。

作図設定として、外接円、内接円、車両軌跡を描画するか選択することができます。また、回転角度、車両の描画間隔を度数で設定することが可能です。バージョン1.1からは、基準位置に車軸(前輪と後輪の位置)が記載できるようになり、回転方向が分かりやすくなりました。

ソフトウェアサイトVectorからダウンロードする場合はこちら

JG_車両軌跡 チュートリアル ~操作の流れ~

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管します。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択します。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_車両軌跡」フォルダ内の車両軌跡.BATをクリックします。

外部変形_車両軌跡.BATの選択

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、◎配置基準点指示と表示されるので、点をクリック(左クリック(L)で任意点、右クリック (R)で読取点)します。

Jw_cadのトップメニュー下の操作表示

【5】作図設定フォームが立ち上がるので、Ⅰ車両種別のリストにある11タイプの車両( ①軽自動車 ②小型乗用車(5ナンバー)③普通乗用車(3ナンバー)④普通乗用車(高級車) ⑤マイクロバス(定員15人) ⑥小型バス(定員29人) ⑦中型バス(定員64人)、大型バス(定員92人)、小型トラック(2t)、中型トラック(4t)、大型トラック(8t)、大型トラック(11t))の中から該当する車種を選択し「Ⅰ車両決定」ボタンを押します。該当する車種が無い場合はⅡ部材寸法で任意の値を入力します。

 

JG_車両軌跡 作図設定フォーム

【6】【5】で「Ⅰ車両決定」ボタンを押すと、Ⅱ部材寸法(車体の長さ、車体の幅、オーバーハング前、オーバーハング後、輪距、最小回転半径)の各ボックスに標準値が自動入力される。確認後、変更する項目がある場合はボックスに任意の数値を入力します。【5】で車両タイプを選択しない場合は、各ボックスに任意の数値を手入力します。

【7】Ⅲ作図仕様の外接円、内接円、車両軌跡、車軸(起点車両)を描画するか設定します。描画する場合は、描画内容(外接円、内接円、車両軌跡、車軸)の各チェックボックスにチェックを入れます。最後に、回転角度と描画間隔を度数で設定します。

【8】「完了」ボタンを押すとJw_cadの画面に車両の回転軌跡が描画されます。

 補足:線(色)番号は現在設定が採用されます。

One Reply to “車両軌跡図の作成”

  1. 古川様、お疲れ様です。
    JG_車両軌跡 を使させていただきたくご連絡いたしました。
    有用なソフトウエアのの開発、及びご提供誠にありがとうございます。

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