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JG_Excel表変換

JG_Excel表変換は、エクセルで作成した表をJw_CADデータに変換して読み込む外部変形(ソフト)です。エクセルファイルを開かずに読み込める点と、文字の色指定や文字の間隔、縦横比率を設定できる点、また線の太さに合わせて線(色)番号を指定できたり線種を再現できる点が特徴です。

JG_Excel表変換 変換前のエクセルデータ

                    

JG_Excel表変換 実行画面(Jw_CADデータ)

EXCELの書式設定の再現については、以下を参照して下さい。

番号書式設定可否備考
<A.フォント>
A-1全角と半角の区別
A-2特殊文字(太字・斜体・下線文字)縦横比は設定可
A-3字体JWのデフォルト値
A-4文字サイズ
A-5文字色任意の共通色
<B.罫線>
B-1縦・横・斜線
B-2線の色線の太さ別対応
B-3線の太さ4段階
B-4線種4種類まで
<C.表示形式>
C-1表示形式セル表示を再現
<D.配置>
D-1文字の横位置全て左寄せ
D-2文字の縦位置
D-3インデント(字下げ)
D-4縦書き
D-5文字制御(セルの結合)
D-6文字制御(折り返し・縮小表示)
<E.塗りつぶし>
E-1セルの背景色
JG_Excel表変換 エクセル書式設定 再現可否一覧

文字サイズは1ポイント=0.35mmで換算して再現します。縮尺が1/1のレイヤグループに読み込んだ場合、出力後は概ね同サイズになります。

線の太さは、エクセルの標準線、細線、中太線、太線の4種類を再現します。ダブルラインは太線として扱います。標準線はJw_CADの現在の設定が採用されます。残りの細線、中太線、太線については、線種設定フォームで任意に選択します。

線種は、Jw_CADの9種類の線種(実線、点瀬、一点鎖線、二点鎖線)の中から近いものが自動で選択されます。

ソフトの操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_Excel表変換」フォルダ内のExcel表変換.BAT をクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、◎配置基準点(表の左上)指示と表示されるので、点をクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)する。

JG_Excel表変換 ファイル選択


【5】ファイル選択メッセージが立ち上がり「始めにExcelブックを選択します。」と表示されるので、「OK」ボタンを押す。

【6】ファイル選択ダイアロボックスが立ち上がるので、エクセルファイルのブック名を入力するか、ディレクトリーから選択し「開く」を押す。

 注意:ブックが開いている状態でもこの操作は必要です。

JG_Excel表変換 表の選択フォーム

【7】表のファイル選択フォームが立ち上がるので、シート名と、表の範囲を示す左上のセルと右下のセルを記入し、「入力」ボタンを押す。

 参考:セル名は、例えば「A1」のようにアルファベットと数字の組合せで入力します。大きめの範囲を入力しても構いません。ただし、変換速度は範囲のセル数に比例します。 

JG_Excel表変換 文字設定

【8】文字設定フォームが立ち上がるので、文字色と、文字の縦横比および文字の間隔を入力する。

 補足:文字色は標準色の1~9又はSXF色の101~356(SXF色の番号に100をプラスした数字)を入力します。上記以外の数字を入力すると、現在の設定で描画されます。縦横比は、縦を基準とした横の倍率を入力します。例えば、縦が1に対して横が1.2の場合は「1.2」を、縦が1に対して横が0.8の場合は「0.8」を入力します。また文字の間隔は、大きくするとセル内に納まらなくなるので通常は0とします。

JG_Excel表変換 線幅変換フォーム

【9】選択範囲の罫線に標準線以外(細線、中太線、太線)がある場合は、線種設定フォームが立ち上がる。標準線はJw_cadの「現在の線(色)番号」となるが、細線、中太線、太線の3種類は、この線種設定フォームでJw_cadの線(色)番号を任意に割り当てる。(文字と同様にSXF色が利用できる。)

【10】「入力」ボタンを押すと、Jw_cadの画面にエクセルの表が出力される。

JG_室別面積

JG_室別面積 実行画面

JG_室別面積は、主として確認申請に使用する室や床面積の求積図(表)を自動的に作成する外部変形(ソフト)です。計算式による算出を前提とすることから、JG_一括面積と違い求積できる形状は、三角形と長方形及び台形に限られます。部屋の形状が不整形な場合や入り組んでいる場合は、あらかじめ三角形や長方形、台形に分割して個々に求積を行い、最後にそれらを合算します。面積の合算は、累計機能を用いることで自動的に行えます。

JG_室別面積 室を長方形と三角形に分割した求積(A図)
JG_室別面積 室を長方形と台形に分割した求積(B図)

A図は、長方形で切り分けていき三角形を最後に残した場合です。B図は同じ領域を、長方形と台形で切り分けてた場合です。(ただし台形は自動的に二つの三角形に分割され、求積図(表)への面積の記載は、二つの三角形の面積の合計として記載されます。)

A図とB図の求積表を比較すると室の面積が若干異なります。小数点以下の桁数が同じ場合、なるべく領域を大きくすること、つまり三角形を残すよりも台形を選択することのほうが誤差は少なくなります。ただし求積表は前者のほうがすっきりまとまります。

JG_室別面積 室面積算定 実行画面(C図)

C図は、JG_室別面積で全室の求積図と求積表を作成したものです。

一方でこのソフトを使って、床面積を算定すると次のようになります。

JG_室別面積 床面積算定 実行画面(D図)

JG_室別面積には領域を減算する機能があります。この機能を使って全領域(床面積)から一部の領域(坪庭やEVシャフト等)を減算することができます。

JG_室別面積 減算を用いた床面積算定 実行画面(E図)

またこのソフトには、求積表を省略したり、畳(帖)数を記載する機能があります。

求積と畳(帖)数及び寸法記載の機能は三角形と長方形以外の多角形でも利用できます。

JG_室別面積 帖数の記載

また、求積表をEXCELに書き出すことができます。

JG_室別面積 EXCELに書き出した求積表

ソフトの操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_室別面積」フォルダ内の室別面積.BATをクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、◎範囲を時計回りで読み取りと表示されるので、部屋など求積対象領域の頂点を順にクリッ(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)し、左上の「点指示終了」ボタンを押す。

JG_室別面積 求積範囲読み取り

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「◎求積表基準点(左上)を指示」と表示されるので、求積表を配置する基準点(表の左上)を任意にクリックする。

JG_室別面積 求積表配置点入力

【6】各種設定フォームが立ち上がるので、①表示内容(寸法記入、外形記入、たすき掛け、帖数記入、名称記入)の各チェックボックスに任意にチェックを入れ、必要であれば名称と番号の初期値を入力する。次に②小数点以下の桁数に0~6の数字を入力し、③使用する文字種に1~10の数字を入力する。次に、負の領域の場合は「負の値とする」にチェックを入れる。求積表を記載しない場合は、「求積表を作成しない」にチェックを入れる。面積を累計する場合((Excelに出力する場合を含む)は、「面積の累計を記録する」にチェックを入れる。

JG_室別面積 各種設定フォーム

 補足1:エリアが複数の長方形や三角形で構成される場合は、「面積の累計を記録する」にチェックを入れて下さい。

 補足2:文字種は1~10以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。一方、線色と線種はJw_cadの現在設定で描画されます。(台形の三角形分割線と、三角形の垂線は規定値で点線2となります。)

 注意:求積表に計算式を記載できるのは、長方形と三角形及び台形のみです。その他の多角形を求積する際は、別ソフトの「JG_三斜求積」を使用して下さい。表の規格は同一です。

 重要:途中に累積作業をキャンセルし作業を再開した場合に、キャンセル前の累積値が残っている場合があります。この場合は、右下の「累積消去」ボタンを押し、累積値を初期化(0㎡とすること)して下さい。

【7】「決定」ボタンを押すとJw_cadの画面に求積図及び求積表が描画される。

 <面積を累計(Excelに出力)する場合>

【A】【6】各種設定フォームで「面積の累計を記録する」チェックボックスにチェックを入れる。

JG_室別面積 累積確認フォーム

【B】累積確認フォームが立ち上がり累積面積が表示される。続けて別の領域を選択する場合は、「面積入力を続ける」ボタンを押し、【4】~【7】の作業を繰り返す。

JG_室別面積 累積入力(求積表の連結)

(2回目以降の配置基準点(表の左上)は、前回入力の表の左下をクリックすると連結した求積表を簡単に作成することができます。)

最後の入力が完了した際は、「終了する」ボタンを押す(面積の累計は初期化される)。Excelに出力する際は、「結果をExcelに出力」ボタンを押す(この時点でAutoCADに求積図及び求積表が描画される準備が整っています)。

JG_室別面積 累積終了

 補足:Excelに出力されるのは番号と、算定根拠となる寸法(単位:m)、計算式、番号ごとのエリア面積(単位:m2)と累積した合計面積(部屋の計算であれば室面積、フロアの計算であれば床面積など)です。また、寸法が記載されるのは長方形と三角形及び台形のみで、その他の多角形の場合は空欄となります。(多角形の場合は、別ソフトの「JG_三斜求積」を使用して下さい。)

<「結果をExcelに出力」ボタンを押した場合>

【C】累積初期化確認フォームが立ち上がるので、出力後に初期化する場合は「はい」を、初期化しない場合は「いいえ」を押す。

 重要:途中に累積作業をキャンセルし作業を再開した場合に、キャンセル前の累積値が残っている場合があります。この場合は、【6】のプロセスで右下の「累積消去」ボタンを押し、累積値を初期化(0㎡とすること)して下さい。

【D】Excel出力フォームが立ち上がるので、①「新規ファイルを作成」するか②「既存ファイルを上書き」するかを選択する。

 注意:Excelをバックグラウンドで立ち上げ書き込みを行うため初回は時間を要します。

 ≪ ① 新規ファイルを作成 ≫

【ア】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示され、続けて「名前を付けて保存」のダイアロボックスが立ち上がるので、ファイル名を記入して保存する。

 ≪ ② 既存ファイルを上書き ≫

【ア】上書きするファイルを選択する(「開く」)ダイアロボックスが立ち上がるので、ディレクトリーからファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。

【イ】書き出し設定フォームが立ち上がるので、シート名(デフォルトでは「求積表」)と先頭セル(デフォルトでは「A1」)を入力し「OK」ボタンを押す。

 注意:入力したシート名がブックに無い場合は、入力名のシートが新たに作成されます。

【ウ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示される。

JG_一括面積

JG_一括面積 実行画面

JG_一括面積は、通り芯や壁芯等で囲われた領域の面積(室面積)を一括で算出できる外部変形(ソフト)です。三角形から多角形まで様々な領域の面積を一度に算出し、各領域の領域の概ね中央に記載します。

ラフな通り芯や補助線から面積算出が可能

領域を構成する線分が余分に伸びている場合でも、領域が閉じてさえいれば面積を算出できるので、通り芯と補助線から室(区画)面積を算定できます。

JG_一括面積 実行画面2

面積が記載される位置は正確には領域の重心になります。領域が整形な場合は概ね中央になりますが、廊下の場合等領域が不規則な場合は重心位置が中央部から外れることがありますので注意して下さい。

記載仕様として、面積は小数点第6位(四捨五入のみ)まで求められるほか、使用する文字種を設定できます。また、以下の3つのオプションを利用できます。

①面積の上部に室名を追記。

②室面積の合計を記載。

③面積データをEXCELに書き出し。

JG_一括面積 室名入力画面(A図)

①はブロックプランの作成を補助する機能で、各々の領域に室名や区画名を記載することができます。室(区画)名は面積の上部に記載されます。

JG_一括面積 室名と面積が入力されたブロックプラン

②は選択した領域面積の合計を記載する機能です。個々の領域が「室」で全体が「フロアプラン」であることを想定し「床面積:〇〇〇㎡」という表現で、全領域の重心位置に記載されます。

JG_一括面積 EXCELに書き出された室名と面積

③は領域の面積のリストとしてEXCELに書き出す機能です。①で室名を入力した場合は、その室名も合わせて出力されます。採光面積や排煙面積の算出に利用することを想定しています。

ソフトの操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_一括面積」フォルダ内の一括面積.BATをクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「算定範囲を一括読み取り」と表示されるので、領域を構成する線分を全て選択し、「選択確定」ボタンを押す。

 補足:領域を構成する通り芯や面積芯などを事前にレイヤ分けしておくと便利です。

JG_一括面積 描画設定フォーム

【5】描画設定フォームが立ち上がるので、<記載仕様>の小数点以下の桁数に0~6の数字を入力し、使用する文字種に1~10の数字を入力する。次に室(区画)名を入力する場合はチェックボックスにチェックを入れる。次に面積をExcelに書き出す場合はチェックボックスにチェックを入れる。

 補足:文字種は1~10以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。また、描画されるレイヤは現在層です。

【6】「OK」ボタンを押すと室(領域)面積の合計が表示される。再度「OK」ボタンを押すとJw_cadの画面に各室(領域)の面積と室面積の合計(床面積)が記入される。

 <「室(区画)名を入力」チェックボックスにチェックを入れた場合>

【A】室名記入フォーム(A図)が立ち上がり、番号が記入された平面図(単線プラン)が表示されるので、右上の室(区画)リストから番号を選択し、室(区画)名テキストボックスに室(区画)名を記入し「入力」ボタンを押す。全ての入力が完了した際は「完了」ボタンを押す。

 補足:室名は何度でも書き換えることができます。

 <「面積をExcelに書き出す」チェックボックスにチェックを入れた場合>

【A】ファイル選択フォームが立ち上がるので、①「新規ファイルを作成」するか②「既存ファイルを上書き」するかを選択する。

 ≪ ① 新規ファイルを作成 ≫

【ア】書出し設定フォームが立ち上がるので、シート名と先頭セル(例:「A1」)を入力し、「OK」ボタンを押す。

【イ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示され、続けて「名前を付けて保存」のダイアロボックスが立ち上がるので、ファイル名を記入して保存する。

 ≪ ② 既存ファイルを上書き ≫

【ア】上書きするファイルを選択する(「開く」)ダイアロボックスが立ち上がるので、ディレクトリーからファイルを選択し、「開く」ボタンを押す。

【イ】書出し設定フォームが立ち上がるので、シート名と先頭セル(例:「A1」)を入力し「OK」ボタンを押す。

 注意:入力したシート名がブックに無い場合は、入力名のシートが新規に作成されます。

【ウ】Excelへの出力が完了すると、「書き出しが完了しました。」のメッセージが表示される。

JG_平均天井高

JG_平均天井高

平均天井高さの算定というのは、簡単な計算ですぐに割り出せるものの、いざ根拠となる図を作成しようとすると結構煩わしいものです。このソフトは、平均天井高さ算定の際の算定用平面図や断面図、アイソメ図、算定表などを自動的に作成できるツールです。

平均天井高さ算定用平面図

平面図または天井伏図で任意のポイントに高さを入力すると、算定で必要になる部屋の寸法や高さ情報、断面線が平面図に描画され、算定用断面図とアイソメ図、算定表が順に描画されます。

平均天井高さ算定表

算定された平均天井高さは、断面図に描画されます。

算出された平均天井高さが記載された断面図

断面が切られる位置は自動的に決まります。例えば形の異なるボリュームが二つ並列した場合、異なる天井高さが全て反映される位置に設定されます。

さて、算定表を見ると分かりますが、このソフトでは、室容積を室面積で割って平均天井高さを求めます。

原理的にはどのような空間でもこの方法で算定できますが、複雑な計算を用いると確認申請に提出できないため、入力できる形態に制限をかけています。入力できるのは、

A.平面形が長方形か三角形であること。さらに、

B.立体形状に規則性があること。です。

Aについて補足すると、どのように複雑な平面でも、長方形と三角形に分割できれば算定できます。

JG_平均天井高 ボリュームの分割例

分割の方法は自由ですが、分割された立体の容積が個々に算出できるように分割して下さい。

容積を算定できる規則性を持つ形態とは、1.直方体、2.直方体を一辺に平行な面でカットしたもの、3.一点が高い四角錐、4.一点が低い四角錐、5.対角にある二点の高さが同じで稜線をつくるもの、の5種類です。

底面が長方形の様々な立体

逆に容積を算定できないものは、5の立体のうち対角にある点の高さがいずれか異なるもの(6の立体)、5の上面の稜線が谷となるもの(7の立体)、上面の形態が1~7のどれにもあてはまらないもの(たとえば8の立体)です。

しかし、これら6~8の立体においても、長方形を三角形に分割することで入力できます。底面が三角形で垂直に立ち上がった立体においては、上面がどのような形態でも入力可能です。

底面を三角形に分割した例

このソフトでは、部屋の床のレベルが一部異なる場合にも対応しています。

JG_平均天井高 床高さが異なる場合

床レベルが異なる場合の天井高さの平均の取り方は三通りあります。

①個々の床レベルからの天井高さの平均

②最も高い床面からの天井高さの平均

③最も低い床面からの天井高さの平均

①は、一般的な居室の天井高さの算定に用います(建築基準法の平均天井高さに相当します)。②は、避難安全検証法におけるHroomの算定に用います。

このソフトは、①と②を選択することができます。

① 床の高さが異なる場合の居室の天井高さの算定(A図)

①の居室の天井高さの算定(A図)においては、床の段差が異なっても平均天井高さの値に変化はありません。

② 避難安全検証法におけるHroom(最も高い床面からの平均天井高さ)の算定(B図)

②のHroomの算定においては、床の段差が異なると平均天井高さ(=Hroom)も異なってきます。B図のような場合、床の段差が大きくなると平均天井高さは小さくなります。

次に、ボリュームごとに床の高さを入力できる機能を利用した、折り上げ天井の算定について紹介します。

折り上げ部が片流れになった天井

上図のような折り上げ天井(折り上げ部の屋根形状は先の①~⑤が選択できます)を算定する場合、中央部の高天井部分と周囲の折り下げ部分に分けて算定する方法もありますが、それだとボリューム分けが多くなってしまいます。床高さを設定できる機能を利用して、下のボリュームに上のボリュームを載せるかたちで上のボリューム(折り上げ部)の床レベルを設定します。

折り上げ天井のボリューム入力:(1)の天井高さに床の高さを合わせる
JG_平均天井高 折り上げ天井の場合の算定用アイソメ図(Ver.1.1以降)

するとボリューム同士の接し方が上下であることをソフト側が判断し、折り上げ天井として平均天井高さ算定が行われます。

JG_平均天井高 折り上げ天井の場合の算定用断面図

ソフトの操作方法は、以下の通りです。

【1】ダウンロード後、zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_平均天井高」フォルダ内の「平均天井高.BAT」をクリックする。

 注意:フォルダー内には、「平均天井高.BAT」のほかに「連続入力.BAT」もあります。「連続入力.BAT」は、ボリューム入力を中断後再開する際に使用します。

JG_平均天井高 外部変形の選択

【4】Jw_cadのトップメニュー下に、「長方形を入力」と「三角形を入力」のメニューが表示されるので、どちらかを入力する。

JJw_CADトップメニュー下の図形選択メニュー

次に部屋のポイントを時計回りで順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)する。長方形の場合は4点、三角形の場合は3点を入力する。

JG_平均天井高 ボリュームの入力方法

補足:ポイントの入力は時計回りを推奨しています。反時計回りでも算定は行えますが、アイソメ図の陰線処理が適切に行えません。

【5】Jw_cadのトップメニュー下に、「@算定図(表)配置基準点を指示」と表示されるので、高さ確認用簡易アイソメ図及び断面図、算定表を配置する基準点をクリックする。

 補足:算定用アイソメ図の左上を基準に、その右側に断面図、さらに右側に算定表がレイアウトされます。

 注意:途中でコマンドを再開する際は、[その他]メニュの外部変形コマンド選択から再開して下さい。(初期入力か継続入力かをプログラムが判断できるようにするためです)。

JG_平均天井高 「天井高さ入力」フォームが

【6】「天井高さ入力」フォームが立ち上がるので、右側の①ポイントリストから番号を選択(複数選択可)し、その下のCH入力ボックスに天井高さをmm単位で記載する。4点ないしは3点の記載が完了した際は「入力」ボタンを押す。また床の高さがFL±0でない場合は、②床の高さまたはボリューム下端の高さを入力する。最後に「形状確認了(次へ)」ボタンを押す。 

補足:床の高さは1のみ入力可能です。床の高さが異なるエリアは別のボリュームとして入力します。また、折上天井の場合は下部の天井の高さ(=折上部分のボリューム下端の高さ)を入力します。

JG_平均天井高 アイソメ図による形状確認

【7】「形状確認(アイソメ図)」フォームが立ち上がるので、メニュー欄中央の「左」「右」「上」「下」ボタンを押し形状を確認する。次に、他のボリュームを入力する場合は、「次のボリュームを入力」ボタンを押す。ボリュームが1の場合または全てボリュームの入力が完了している際は、「入力完了」ボタンを押す。

 <「次のボリュームを入力」を選択した場合>

【7b】Jw_cadに戻り、【4】トップメニュー下の「長方形を入力」と「三角形を入力」の選択から再開する。【5】配置基準点の指示は不要。

 補足:この段階でいったん作業を中断することができます。その場合は、メニューから外部変形コマンドを選択後、JG_平均天井高フォルダ内の「連続入力.BAT」をクリックして下さい。

 <「入力完了」を選択した場合>

JG_平均天井高 記載設定フォーム

【8】記載設定フォームが立ち上がるので、高さ確認用図面を選択から、簡易アイソメ図か断面図を選択する。両方選択することも可能。次に記載仕様から、線(色)番号(1から9まで)と文字種(1から10まで)を入力する。次にレイヤグループから、描画グループ(0からFまで)と描画レイヤ(0からFまで)を入力する。最も高い床面から算定する場合は、フォーム上側の当該チェックボックスにチェックを入れる。作成した算定表をExcelに出力する場合は、フォーム下側の当該チェックボックスにチェックを入れる。

 補足①:断面図が描画できるのは2ボリュームまでで、共に長方形でありさらに天井形態が特定できる場合に限られます。断面図が描画可能な場合は、ポイントをクリックした平面図(または天井伏図)に断面線が描画されます。

 補足②:文字種及び線(色)番号は、1から10(9)以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。レイヤグループは0からF以外の番号(又は記号)を入力すると現在のレイヤグループに描画されます。 

JG_平均天井高 出力された算定図と算定表

【9】「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に高さ確認用図面(簡易アイソメ図及び断面図)と算定表が描画される。

 注意:新たに別の天井の平均天井高さを求める際は、いったんコマンドを終了し、[その他]メニュの外部変形コマンド選択から開始してください。(プログラムが、初期入力であることを判断するためです。)

JG_三斜求積

JG_三斜求積は、三斜求積図と求積表を作成するJw_CADの外部変形です。三斜求積の外部変形はJw_CADに付属していますが、やや物足りなさを感じていたため、いくかの機能を追加したツールをつくりました。特徴の一つは、求積するエリアの頂点をクリックすることで、エリアを複数の三角形に自動分割できる点です。

JG_三斜求積 実行画面

三角形の分割方式は、一方向に規則的に分割する方式と、乱数を使用して三角形をランダムに分割する方式を選択できます。どちらも元の多角形から三角形のピースを一つずつ削ぎ落していくイメージですが、切り分けていくと最後に扁平しすぎた三角形が残ってしまい、求積図が見づらいものになったり、面積の誤差が大きくなるなど弊害がでることがあります。

扁平した(つぶれた)三角形が発生する

このツールでは、乱数を使用してピースの切り出しをランダムに数十回行い、その中から扁平の少ない分割パターンを自動的に抽出して最適な求積図がつくれるようになっています。

乱数を使用した扁平三角形の少ない分割

求積表のタイプは、個々に実面積を集計するタイプと、倍面積を集計するタイプから選択できます。

JG_三斜求積 倍面積による求積表
JG_三斜求積 実面積による求積表

これらの求積図と求積表はExcelに書き出すことができるので、独自に編集を行いJw_CADに戻すことができます。戻す際には、JGシリーズのJG_Excel表変換が利用できます。

JG_三斜求積 Excel出力画面

操作方法は、以下の通りです。

【1】zipファイルを解凍し、JWWファイル内または任意の場所に保管する。

【2】Jw_cadの[その他]メニュから外部変形コマンドを選択する。

【3】ファイル選択で、保管した場所にある「JG_三斜求積」フォルダ内の三斜求積.BATをクリックする。

【4】Jw_cadのトップメニュー下に「◎多角形の頂点を読み取り」と表示されるので、求積する多角形の頂点を順にクリック(左クリック (L)で任意点、右クリック (R)で読取点)し、最後に「点指示終了」ボタンを押す。

【5】Jw_cadのトップメニュー下に「◎求積表基準点(左上)を指示」と表示されるので、任意点をクリックする。

【6】記載設定フォームが立ち上がるので、三角形の自動分割方式として乱数を使用する場合は「乱数を使用して三角形に分割する(最適解を得る)」チェックボックスにチェックを入れる。チェックを入れない場合は一方向に規則的に分割する方式となる。次に求積表のタイプを「倍面積を集計」、「実面積を集計」のどちらかから選択する。「実面積を集計」を選択した場合で表の上欄に名称を記載する際はチェックボックスにチェックを入れた上でテキストボックスに名称を記入する。
次に描画設定を行う。倍面積の小数点の桁数と線(色)番号(1から9まで)及び文字種(1から10まで)を入力する。また、求積表をExcelに書き出す場合はチェックボックスにチェックを入れる。

JG_三斜求積 記載設定フォーム

追記①:三角形の分割方式はいったんは乱数を使用せずに算定することを推奨します。一部の三角形が扁平しすぎて寸法が読みずらい場合に乱数による最適化を試行して下さい。乱数を使用しない方が全体的な規則性は得られます。また乱数を使用しない場合は頂点クリックをどこから始めても結果は同じですが、乱数を使用する場合は最初にクリックする頂点の位置によって異なる結果が得られます。集計後の面積の違いは微量です。

追記②:「実面積を集計」において表の上欄に名称を記載する機能については別ソフト「JG_室別面積」と併用して使用する際に有効となります。

補足:線(色)番号及び文字種は1~9(10)以外の番号を入力すると現在設定で描画されます。
       
【7】「OK」ボタンを押すと、Jw_cadの画面に三斜求積図と求積表が描画される。