JG_三斜求積(AutoCAD版)

AutoCAD 2027 プラグイン

AutoCADで出来る三斜求積図・求積表の作成

JG_三斜求積(AutoCAD版)— 敷地のポリラインを選ぶだけで、三角形への分割から表まで。

敷地の外周は、たいてい図面にポリラインで描かれています。その線をひとつ選ぶだけで、多角形が三角形に分割され、三斜求積図と求積表が一度に作図されます。頂点を拾い直す必要も、どこで分割するか考える必要もありません。

分割のしかたは 4 通りから選べます。扁平な三角形が出にくい分け方を探せるので、求積の精度そのものを上げられます。求積表は倍面積・実面積の 2 タイプ、Excel への書き出しにも対応しています。

取り込んだ AutoCAD の機能JG_三斜求積での活かし方
ポリライン敷地の外周をひとつ選ぶだけで頂点をすべて読み取り、そのまま分割へ
コマンドコマンド名を打つだけで起動。ポリラインからと、頂点クリックからを打ち分けられる
画層と文字スタイル現在層にそのまま作図。表の割り付け用の文字スタイルは自動で用意される
線種(HIDDEN)三角形の高さを示す垂線に使用。図面に無ければ acad.lin から自動で読み込む
実座標での作図求積図は図面上の実際の位置に、求積表は指定した配置点を左上に作図される
FEATURE 01

ポリラインから一発で

敷地の外周ポリラインを選ぶだけです。三角形への分割、垂線、番号、辺長と高さの記入、求積表までが一度に作図されます。

FEATURE 02

分割のしかたを選べる

標準・最大辺長優先・最小辺長優先・ランダムの 4 通り。扁平な三角形を避ける分け方を探せます。

FEATURE 03

倍面積と実面積

求積表は 2 タイプ。倍面積タイプは合計(S)と面積(S/2)で、実面積タイプは計算式つきで並びます。

記載設定フォームは Jw_cad 外部変形版と同じものが開きます。覚え直しは要りません。もちろん、外部変形版もこれまでどおりお使いいただけます。

ポリラインを選ぶと、こうなります

敷地の外周がポリラインで描かれている想定です。分割方式を切り替えると、三角形の分け方と求積表がその場で組み替わります。表のタイプや桁数も、実際の記載設定フォームと同じ項目です。

一括三斜(SANSYAP)の作図結果計算式・桁の丸め方まで実物どおりに再現しています
外周・分割線・表 高さの垂線(HIDDEN) 辺長・高さ ※ AutoCAD では、すべて現在層に作図されます
三角形の数
合計面積
いちばん扁平な三角形(高さ÷底辺)
PRESET
求積対象
分割方式
求積表
描画設定

番号は丸で囲まれ、求積図の三角形と求積表の行が対応します。辺長と高さの桁数は、面積欄の桁数に応じて自動で決まります(面積が 3〜4 桁のときは小数 2 桁、5〜6 桁のときは 3 桁)。

ランダム解析が効くのは、こんなときです

細長い三角形は、辺長や高さを丸めたときの誤差が面積に響きます。「いちばん扁平な三角形」の値が小さいほど、そういう三角形が混じっているということです。ランダム解析を何度か試すと、この値を大きくする分け方が見つかることがあります。上の「もう一度ランダム」を押して、数字の変わり方を見てみてください。

なお、ランダム解析以外は、頂点のクリックをどこから始めても分割結果と合計面積は同じになります。ランダム解析だけは、そのつど結果が変わります。入力点数が多いと時間がかかることがあります。

求積表は 2 タイプ

タイプ末尾
倍面積を算出番号/底辺(m)/高さ(m)/倍面積(㎡)合計(S)と
面積(S/2)の 2 行
実面積を算出番号/底辺(m)/高さ(m)/計算式(m)/面積(㎡)合計

倍面積タイプは「底辺 × 高さ」をそのまま並べ、最後に合計を 2 で割って敷地面積を出す形です。実面積タイプは 12.345 × 6.789 / 2 = のように、三角形ごとの計算式が残ります。どちらも Excel へ書き出せます。

コマンドは 2 つ。範囲の取り方で選びます

やることは同じで、求積範囲をどう指定するかだけが違います。あとの 1 つは設定用です。

SANSYAPB 一括三斜P = Polyline
敷地の外周がポリラインで描かれているとき

求積対象のポリラインをひとつ選択するだけです。頂点はすべて自動で読み取られます。AutoCAD 版でいちばん出番の多いコマンドです。

一度に求積できるポリラインはひとつです(外部変形版・ActiveX 版でも、複数選択した場合は任意のひとつだけを算定していました)。選択できるのはポリラインだけで、線分(LINE)で描かれた範囲は選べません。その場合は SANSYA をお使いください。

SANSYAA 個別三斜頂点を順にクリック
輪郭が無いとき/その場で範囲を決めたいとき

求積する多角形の頂点を順にクリックし、最後に Enter か始点をもう一度クリックして確定します。頂点は 3 点以上必要です。中止は Esc です。

SANSYAPATH設定ふだんは使いません

本体プログラムの保管場所を指定し直すコマンドです。「JG_三斜求積」フォルダーを移動したときだけ使います。

配置点を尋ねる順番が変わりました

外部変形版・ActiveX 版では、記載設定フォームのあとに求積表の配置点を指定していました。AutoCAD 版では、範囲やポリラインを選んだ直後に先に指定します。入力画面が開いているあいだは、AutoCAD 側の操作を受け付けられないためです。指定するのは求積表の左上にあたる位置です。

4 つの分割方式

標準一方向に規則的に分割します。「特殊解析を行う」にチェックを入れなければ、この方式です。
最大辺長優先多角形の辺長の最大のものから順に三角形を切り出します。
最小辺長優先多角形の辺長の最小のものから順に三角形を切り出します。
ランダム解析乱数を使ってランダムに切り出します。複数回試すことで扁平な三角形の発生を抑え、求積の結果を最適化できます。

最大辺長優先・最小辺長優先・ランダム解析を使うときは、記載設定フォームの「特殊解析を行う」にチェックを入れると、右下の「特殊解析」グループが選べるようになります。

作図されるもの

画層コマンドを実行したときの現在層に作図されます。作図する画層は、コマンドを実行する前に設定しておいてください。
文字スタイルJG_SANSYA が自動的に作成されます(MS ゴシック・幅係数 1.0)。求積表の割り付けは幅係数 1.0 を前提に計算しているため、設定を変更しないでください。
文字の高さ記載設定フォームで指定した値(図面実寸)です。縮尺 1/200 の図面に文字高 2.5mm で記載するなら 500 を入力します。
線種三角形の高さを示す垂線に HIDDEN を使用します。図面に登録されていない場合は acad.lin から自動で読み込みます。
位置求積図は図面上の実際の座標に、求積表は指定した配置点を左上として作図されます。

求積表を Excel へ

記載設定フォームで「EXCELへ書き出し」にチェックを入れると、作図のあとに出力先を選ぶフォームが開きます。新規ファイルを作るか、既存ファイルに上書きするかを選べます。上書きの場合は、ファイルを選んだあとシート名と先頭セルを指定します。

初回は少し時間がかかります

Excel をバックグラウンドで起動して書き込むため、最初の 1 回だけ待たされることがあります。

導入のしかた

  1. ZIP ファイルを解凍するどこに解凍しても構いません。
  2. 「インストール.bat」をダブルクリックする「SansyaCalc.bundle」フォルダーが %APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ へ自動的にコピーされます。管理者権限は不要です。手作業で行う場合は、フォルダーごとそこへコピーしてください。全ユーザーで使う場合は C:\ProgramData\Autodesk\ApplicationPlugins\ へ(こちらは管理者権限が必要です)。
  3. 「JG_三斜求積」フォルダーを好きな場所に置くデスクトップやドキュメントの下に置いていただくと、プラグインが自動で見つけます。見つからないときは初回だけ場所を尋ねるダイアログが出るので、フォルダーの中の WindowsAppAutoCADSansya.exe を選択してください。
  4. AutoCAD 2027 を起動するすでに起動している場合は、いったん終了してから起動し直してください。
「JG_三斜求積」フォルダーは、フォルダーごと保管してください

中のファイルを別々の場所に置くと動きません。設定ファイルを同じ場所から読み込むためです。

パッケージの中身

初めにお読みください(AutoCAD用).txt 説明ファイル インストール.bat プラグインを組み込む アンインストール.bat プラグインを取り外す SansyaCalc.bundle AutoCAD プラグイン ├ PackageContents.xml └ Contents ├ AcadPluginSansya.dll └ AcadPluginSansya.deps.json JG_三斜求積 本体プログラム ├ WindowsAppAutoCADSansya.exe AutoCAD 連携用 ├ WindowsAppJwwSansya.exe 三斜求積の本体 ├ ClassLibraryThings.dll ├ DATA31.ini / DATA32.ini 入力値・座標データの記録 ├ 三斜求積.BAT Jw_cad 外部変形用 └ 初めにお読み下さい.txt 外部変形版の説明

使いかた(一括三斜の場合)

はじめに、求積する範囲が描かれた図面を開き、作図を行う画層を現在層に設定してください。

  1. コマンドラインに SANSYAP と入力する「求積対象のポリラインを選択」と表示されます。
  2. 敷地の外周ポリラインをひとつ選択する頂点はすべて自動で読み取られます。
  3. 求積表の配置点(左上)を指定する求積表の左上に相当する位置をクリックします。
  4. 記載設定フォームで内容を決める求積表のタイプ(倍面積/実面積)、表名称、特殊解析の有無、面積欄の桁数、文字の高さ、求積図のm単位、Excel への書き出しを指定します。
  5. 「完了」を押す三斜求積図と求積表が作図されます。

Jw_cad 外部変形版とは、同じフォルダーで併用できます

同梱の「JG_三斜求積」フォルダーは、従来どおり Jw_cad の外部変形としても使えます。Jw_cad の[その他]メニューから外部変形コマンドを選び、三斜求積.BAT を指定してください。フォルダーを分ける必要はありません。

記載設定フォームの見た目が少しだけ違います

Jw_cad 版では②に「線(色)番号」、③に「文字種」を指定します。AutoCAD 版では線(色)が現在層の設定に従うため、②が「文字の高さ(mm)」に変わり、③は表示されません。

動作環境

OSWindows 11
CADAutoCAD 2027(Jw_cad 外部変形版も同梱)
開発言語Visual Basic .NET
ソフト種別無償
バージョンVer.1.0
AutoCAD 2027 専用です

2026 以前のバージョンでは動作しません。AutoCAD 2027 とそれ以前とでは、内部で使用する .NET のバージョンが異なるためです。2026 以前にインストールしても、読み込まれないだけで害はありません。AutoCAD LT では使用できません。

Excel への書き出しには、Microsoft Excel がインストールされている必要があります。

アンインストール

同梱の「アンインストール.bat」をダブルクリックしてください。%APPDATA%\Autodesk\ApplicationPlugins\ から「SansyaCalc.bundle」フォルダーが削除されます。手作業で削除しても構いません。レジストリなどは変更していないため、これだけで完了します。「JG_三斜求積」フォルダーは、不要であれば手作業で削除してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です